碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

世界の原発ビジネス、「フクシマ」が新たな商機に・・・だとさ。

2011-05-12 22:00:58 | Weblog
[東京 12日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)  
福島第1原子力発電所の放射能汚染事故は、日本のみならず、米独など海外各国で反原発ムードを勢いづけた。
しかし、世界の原発ビジネスには必ずしも逆風は吹いていない。
 新興国の電力需要や地球温暖化への懸念が高まる中、原発プラント各社はむしろ「フクシマ」を奇貨とし、安全性を掲げて新型原子炉の売り込みを加速させている。市場規模1兆ドル(約90兆円)とも言われる原発商戦。
官民入り乱れ、激しい主導権争いが続く巨大市場の熱気は容易に衰えそうにない。(略)

東日本大震災前、世界各国で建設を計画または提案中だった原子炉の数は300基を超す。
その大半が新興国で、その後も計画を見直す動きはあまり表面化していない。変化があったとすれば、福島原発の惨状を知った発注者側が「より安全な原発」を求めるようになった点だ。「ノー・モア・フクシマ」。日本を襲った未曽有の放射能災害は、皮肉にも、世界の原発メーカーが次世代プラントを売り込む新たなセールストークになりつつある。 (略)
~価格競争力を備えた中国の次世代原子炉が世界市場に参入すれば、既存のサプライヤーにとって新たな脅威となりかねない。「中国は2013年から原発技術の輸出をスタートする方針を示している。福島原発事故により若干の遅れが出るとして、私は2014年か2015年に実現するとみている」というのがポルシン氏の予想。
「フクシマ」でいったん萎縮した「原発ルネサンス」が、中国を軸に再び広がる可能性は少なくない。

などと、いうのが今の世界の情勢らしい。
きっと世界中が、同時に汚染されないと、原発は無くならないのだろう。
やっぱり、人間のDNAには、学習能力が無い、とうのは本当だったな。