碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

藤沢周平 「書斎のこと」より・・・

2010-06-06 22:18:43 | Weblog
今日の伊勢は、晴れ。 今日は、所用があり、臨時定休となりました。


「物をふやさず、むしろ少しずつ減らし、生きている痕跡をだんだんに消しながら、やがてふっと消えるように生涯を終ることが
出来たら、しあわせだろうと時どき夢想する」・・・  藤沢周平「書斎のこと」より・・・

以前から、藤沢周平さんが大好きで、藤沢さんの小説を読むと、「あぁ~、日本人に生まれて良かった・・・」 と、心底、思います。  その藤沢さんの言葉で、胸に残る言葉の、ひとつが、この言葉です。 (自分も、これが理想なのですが、なかなか出来ません。) 御本人は、こう言っておられますが、
藤沢さんのファンは、これからも益々増えていくでしょうから、この夢想のようには、いかないでしょう。
人生、誰でも、精々生きて八十年・・・その終わり方が、どうなるか・・・
自分では、及ばない事でしょうが、残った人々の心が、雨上がりの空の様であったら、本人も、きっと幸せでしょう・・・  礼