碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

漢詩紀行・・・李白に・・・

2010-06-02 21:25:55 | Weblog
今日の伊勢は晴れ、暑い日で、紫外線が強烈に降り注いでいました。

昔から、漢詩が好きでした。
ほとんど、誰でも知っている有名な詩人の詩しか知りませんが、朗読を、聴いたり読んだりすると、何故か、とても懐かしい郷愁を感じます。

「静夜思 」 李白

床前明月光,

疑是地上霜。

举头望明月,

低头思故乡。

「静夜の思い」  李白

   牀前 月光を看る
   疑うらくは 是れ 地上の霜かと
   頭こうべを挙げて 山月を望み
   頭を低たれて 故郷を思う

漢詩が生まれた中国と、現在の中国が、重なりません。
今、中国のコメント一つで、ユーロやドルが、瞬時に上下します。
天は、この国に、これから、どのような役割を与えて行くのでしょう。
願わくば、漢詩の精神世界で、世界に影響を与えていって欲しいと望みます。