信州松本囲碁同好会 よね研 活動日記

長野県松本市で活動する若者を中心とした囲碁の同好会です。
活動の様子などを発信していきます。

そして誰もいなくなった

2021年07月22日 | その他いろいろ
こんばんは、毎日暑いですね。
8月1日はアマ選手権の地区大会があります。
全国大会は中止になりましたが、県大会までは開催できることになりました。ありがたいですね!
地区代表が8人の大会なので、普段より県大会へ出場するチャンスは多いですからね。
ぜひ大勢の方の参加を期待しています。





さて、本題。 東京オリンピックが終わりましたね。
問題だらけだった今回のオリンピックですが、そんな中でも唯一、楽しみにしていたものが開会式・閉会式です。
そのディレクターの大役を務めていた小林賢太郎が解任。前日にですよ。

最初は解任と聞いたときは理由が全く分からなかった。
心当たりがあるとすれば、コント中で長野「冬季」五輪を、「登記ってのは不動産関係?」とか「佐賀県のほうが陶器五輪なんじゃ?」とネタにしてたことくらいじゃないですか(?)
もしくはNHKの受信料を払わないコントが原因か、または千葉・滋賀・佐賀県民がいまさら怒り出したのかと思ったけど、なんと、ホロコースト?だったとは。
そんなコント、オレは知らなかったぞ。オレが知らないコントがまだあったことに驚いたけどな。
どこで見つけてきたんだそんなレアなもの。
こんなもの過去の些細な失言じゃないか。
こんな重箱の隅をつつくようなマネして潰しにくるとは本当に腹が立つな。

これで実質、オリンピックは終了。
オレはもう、悲しくて仕方がない。



東京開催が決定したのが2013年だったよね。
あのときは、2020年という7年後の未来は遥か先に感じたけどね。
別に僕はスポーツ自体にあんまり興味はないけど、オリンピックが開催される7年後の自分はどうなっているんだろう?とも思ったし、社会全体が明るいほうへ向かっていくのかなという期待感もあった。
まあそうは言っても、オリンピックなんて一部の利権を持った人たちが儲けるだけのイベントだとわかっちゃいたけどね。
今回はコロナがあったとはいえ、あまりにも酷い。



小林賢太郎は今回の件ではオリンピックの開・閉会式のディレクターとなっていましたが、去年の開催予定では「パラリンピック閉会式」のプロデューサーに小林賢太郎が選ばれたという話だったよね。あれは嬉しかったなあ。
今年になってオリンピックの開・閉会式も担当すると聞いたときは我々ラーメンズファンはさらに歓喜でしたよ。
ついに、僕らの「天才・小林賢太郎」が世の表舞台に出るのかと。
単なるファンでしかない自分までとても誇らしく思いました。


ラーメンズはテレビに出ないお笑い芸人だから、世間一般に知られてないんだよね。
「ラーメンズが好きだ」って言っても周りの反応は「誰それ。知らない」だからラーメンズファンはずっと肩身の狭い思いをしてきたわけですよ。
その感覚って、囲碁が趣味の人ならわかりますよね。
自分がこんなに囲碁が好きなのに、周りに話すと「囲碁?なにそれ」という反応されて、もうこいつとは話さなくていいかなと思ったことありますよね?w

ラーメンズがテレビに出ないというのは、実力が無くて出れないわけではなく、向いてないから出ない。
小林自身が、テレビ番組の枠に収まることは自分に合ってないと判断し、自分で公演を行って舞台を中心に活動してきたわけです。

テレビでなく舞台のライブというのが良いんだよね。
ライブって、演者の「観に来てほしい」という気持ちと、客の「観に行きたい」が合わさるから最高の舞台になるんだよね。
客が実際に足を運ぶから、自分から楽しもうとする。演者もそれに応える。
家で寝ながらテレビのチャンネル回して流れてくる映像にそんな感情は起きないからね。
舞台だけでやっていけるほど人気を博したし、僕のような一部の人たちからとにかく根強い支持があるのです。


ラーメンズが人気なのは、シンプルな舞台セットでその独特のシュールな世界観に魅かれるというのもあるけど、まず「笑い」の根本が違うんだよね。
テレビで見る「笑い」というのは、人の見た目だとか、何か人が劣っている部分を笑うことが多いじゃないですか。
そうではなく、ラーメンズの「笑い」というのは、人を傷つけない笑いです。
言葉の中にある面白味や、日本語そのものの面白さを追求し、コントに仕上げる。
だからすごく知性があるし、作品として美しい。

それから「面白い」という感覚についても小林の見方は違っています。
例えば映画を見た後に感じる「あ~面白かった!」という感情は、「よく笑った」という意味ではないですよね。
もっと広い領域で「美しい」「不思議」「驚いた」「カッコいい」といった表現も「面白かった!」となるわけです。
そういう様々な要素を取り入れて「面白い」を考える。
だから、お笑い芸人であり劇作家でありパフォーミングアーティストである小林賢太郎は、笑いの可能性を追求した人なんですよ。
そんなラーメンズの作品は僕にとっては教養とも思ったし、小林賢太郎の世界にどんどんハマっていきました。



ただし、初期のころのラーメンズはけっこう尖ったネタもやってたみたいだから、その迷走してる時期のちょっとやりすぎたネタが今回は問題になってしまったわけです。
それにしたってこんなもの、ネタの中で一部触れてるだけじゃないか。
実際に虐殺に加担した訳でもない。
もしこれがホロコーストをテーマにしたコントで、危険思想を広めるような活動をしてるんだったら大問題だけど、ラーメンズ全体の活動を見てそんなふうに思う人いますか?






自分が持ってるラーメンズ関係の映像作品はこれだけかな。
あとはエレ片のラジオがiPodに10年分ほど入ってます。
(ちなみに写真の中にカジャラ2とKKTV8~10のDVDが無いけど、それはテレビで放送したものを録画してるので、映像作品の購入はしていません)
僕は全作品をセリフを暗記するくらい何度も見たけど、そんな問題があると思ったことは一度たりとも無いな。
よくそんな昔のレア作品の小~さなミスを見つけてきたもんだな。褒めてやるよ。バカどもめ。

もう一つ絶対に勘違いしてほしくないことは、小山田、のぶみの罪と一緒にしないでほしいということ。
あれは純粋に人として頭がおかしいし反省もしていないので、社会的に死亡しちゃうのは仕方がないと思います。
なにもわかっていない人が小林も同列に扱って批判しているケースが散見されるが、そういう人は自分の中に価値観がないから他人のマネをして浅はかな小林批判をしているのだ。

小林賢太郎の場合は謝罪文を見ても心から反省していることが伝わってくるし、今まで積み上げてきた実績が崩れるものではありません。
まあ完全にミスが消えるわけではないことは認めざるを得ないので、オリンピックには向いてなかったということで納得するしかないな。



こうして問題になった小林賢太郎を擁護して、僕も批判されたりするのかな? もちろんこんなブログは燃えてもたかが知れてるけど。
もし炎上すると、僕も地区本部を解任されたり、普及功績賞を取り消しになったりするんだろうか(;^ω^)
今回の騒動を見てると、もう何がどうなるのか訳が分からないし、ネットってまったく予想外のことが飛んできて怖いですね。

もしそうなってもまったく後悔はないけどね。
僕は今こそ、自分が多大な影響を受けたラーメンズについて話したいし、小林賢太郎という人について正しく知ってもらいたい。

いまはもう、DVDを借りてこなくてもYouTubeのラーメンズ公式チャンネルでラーメンズの作品は全部見れるからね。
この連休にオリンピックなんて見る暇があったら、ラーメンズの作品を見てはいかがですか?
しかもラーメンズ公式チャンネルの広告料等の収入は、障害者団体や災害復興に寄付してるんだよね。
DVDとして販売されている作品をYouTubeで無料で視聴できるようにすることはとても苦労したと思いますが、それでもそれを実現して社会貢献しているなんて偉いなあ。
どうなっても小林賢太郎はカッコ良くて素晴らしいお笑い芸人です。

この記事を書くだけで3時間くらいかかったが、ラーメンズへ恩返しのつもりで書きました。
ご清聴ありがとうございました。
ではまた!