最近のエントリーで記してきたとおり、30日・土曜は今回の九州への旅のメインイベントである
福岡-湘南戦を観戦してきました。会社の出張の日程が重なったおかげでのサッカー観戦を
メインイベントとは厚かましいというツッコミは却下いたします(笑)。
J2は全44節という極めて過酷なリーグ。そのため、23節でまだ折り返し地点なんですね。
世界的に見てもこんな厳しいリーグはそうそうない。そんなことを思いながらスタジアム入り。
博多の森に向かう道すがらに「がんばれアビスパ福岡」なんて幟が連なっているのに感心
しながらスタジアムに到着します。
22節までで福岡は勝ち点36の2位、一方湘南は勝ち点29。つまりこの試合は湘南にとっても
非常に重要な試合だったでしょう。勝てば2位グループと勝ち点4差、しかし敗れれば10差に
まで開いてしまう。そのあたりが影響したのか、キックオフからしばらくはアウェーの湘南が
むしろボール支配を高めます。加藤望を中心とした右サイドからの崩しが何度か見られ、
可能性を感じさせる展開をキックオフ直後は見せていました。しかし10分になるかならないかの
頃から福岡が徐々に攻勢を強め、福岡ペースとなっていきます。ただ有光・田中の2トップがもう一つ
決め手に欠け、ゴールを奪えない。結局のところ、前半の福岡で最も可能性を感じさせたのは、
2トップが空けたスペースに2列目から飛び込んでくるグラウシオの動きという印象を僕は受けました。
一方湘南はFW柿本が福岡のDFに脅威を与えてはいましたが、彼の最後のフィニッシュは精度を欠き、
こちらもゴールは奪えない。また福岡はCBの千代半田が何度かハンパな横パスを見せ、
それを奪われてピンチを招くというケースがありました。もっとも福岡の最終ラインは前半は
中途半端なクリアボールを拾われるなど、千代半田一人の責任ではなく、はっきりしないプレーが
全体に目についたとはいえるでしょう。前半は0-0で終了します。
後半福岡はポジションの修正を行います。前半は2列目の位置にいたグラウシオをトップに置き、
トップだった田中を2列目の右サイドに置くというスタイルに。よりゴールに近い場所でグラウシオに
ボールを持たせたいという意図なのだと推測しますが、確かにグラウシオがボールに触れる機会は
多くなりました。
しかし決定的な場面はまず湘南に訪れます。54分頃、右からのクロスに福岡のDFが完全に
かぶってしまい、湘南34番の梅田がフリーでシュート、ただこれがポストを叩き、福岡は命拾い。
これが決まっていれば、ゲーム展開はまったく異なったものになっていたでしょう。その直後の
56分頃、今度はグラウシオが右サイド深くに切り込み、ゴール前にマイナスのクロスを送ります。
そこには有光が詰めていて「撃て」とスタジアム全体が思った瞬間これをスルー、それを
湘南DFがクリアします。あれは撃ってほしかった。例え外れようとも、撃たないで
チャンスを逃すよりはマシでしょうから。その直後の58分に有光は交代を命じられますが、
まあ仕方ないかなという印象。0-0でゴールがどうしても欲しい場面でFWがベンチに下げられる
ことを悔しいと思ってほしいものです。
福岡が点を取るのはどんな形かなと思っていましたが、それはセットプレーでした。
55分から出場した古賀誠史の低い弾道のFKに田中が飛び込んでのヘッドがゴールネットを
揺らします。このゴールは福岡に勢いを与え、その後も福岡がボールを支配します。そして76分、
グラウシオがグラウンダーのパスに対しうまく相手DFと入れ替わりGKと1対1、そこで冷静に
ボールを浮かしてゴールに流し込み2-0。このゴールで福岡の勝利がほぼ決定されます。
その後福岡は何事もなく試合を終わらせることに成功、2-0で福岡勝利となりました。
10,613人と1万人を超す観客の声援の中での福岡の勝利は正当な結果でしょう。湘南はこれで、
2位福岡との勝ち点差が10に開いてしまい、厳しい状況に。1つ言わせてもらうなら、
今日の湘南は高田保則がサブにも入っていないのは不可解でした。試合後湘南のサポーターに
「ヤスはどうしたのか」と聞いたところ、少なくともケガではないとのことで、一層意味不明のベンチ外。
湘南サポーター氏曰く「上位チーム相手のアウェー戦ということで、守備的な戦術を採用した
結果のヤスのベンチ外ではないか」とのことでしたが、ヤスを評価している僕にとっては
残念なことでした。
まずは試合の速報まで。雑感はまた別に記します。ちなみにこのエントリーは天神のネットカフェ
にて収録(笑)。
福岡-湘南戦を観戦してきました。会社の出張の日程が重なったおかげでのサッカー観戦を
メインイベントとは厚かましいというツッコミは却下いたします(笑)。
J2は全44節という極めて過酷なリーグ。そのため、23節でまだ折り返し地点なんですね。
世界的に見てもこんな厳しいリーグはそうそうない。そんなことを思いながらスタジアム入り。
博多の森に向かう道すがらに「がんばれアビスパ福岡」なんて幟が連なっているのに感心
しながらスタジアムに到着します。
22節までで福岡は勝ち点36の2位、一方湘南は勝ち点29。つまりこの試合は湘南にとっても
非常に重要な試合だったでしょう。勝てば2位グループと勝ち点4差、しかし敗れれば10差に
まで開いてしまう。そのあたりが影響したのか、キックオフからしばらくはアウェーの湘南が
むしろボール支配を高めます。加藤望を中心とした右サイドからの崩しが何度か見られ、
可能性を感じさせる展開をキックオフ直後は見せていました。しかし10分になるかならないかの
頃から福岡が徐々に攻勢を強め、福岡ペースとなっていきます。ただ有光・田中の2トップがもう一つ
決め手に欠け、ゴールを奪えない。結局のところ、前半の福岡で最も可能性を感じさせたのは、
2トップが空けたスペースに2列目から飛び込んでくるグラウシオの動きという印象を僕は受けました。
一方湘南はFW柿本が福岡のDFに脅威を与えてはいましたが、彼の最後のフィニッシュは精度を欠き、
こちらもゴールは奪えない。また福岡はCBの千代半田が何度かハンパな横パスを見せ、
それを奪われてピンチを招くというケースがありました。もっとも福岡の最終ラインは前半は
中途半端なクリアボールを拾われるなど、千代半田一人の責任ではなく、はっきりしないプレーが
全体に目についたとはいえるでしょう。前半は0-0で終了します。
後半福岡はポジションの修正を行います。前半は2列目の位置にいたグラウシオをトップに置き、
トップだった田中を2列目の右サイドに置くというスタイルに。よりゴールに近い場所でグラウシオに
ボールを持たせたいという意図なのだと推測しますが、確かにグラウシオがボールに触れる機会は
多くなりました。
しかし決定的な場面はまず湘南に訪れます。54分頃、右からのクロスに福岡のDFが完全に
かぶってしまい、湘南34番の梅田がフリーでシュート、ただこれがポストを叩き、福岡は命拾い。
これが決まっていれば、ゲーム展開はまったく異なったものになっていたでしょう。その直後の
56分頃、今度はグラウシオが右サイド深くに切り込み、ゴール前にマイナスのクロスを送ります。
そこには有光が詰めていて「撃て」とスタジアム全体が思った瞬間これをスルー、それを
湘南DFがクリアします。あれは撃ってほしかった。例え外れようとも、撃たないで
チャンスを逃すよりはマシでしょうから。その直後の58分に有光は交代を命じられますが、
まあ仕方ないかなという印象。0-0でゴールがどうしても欲しい場面でFWがベンチに下げられる
ことを悔しいと思ってほしいものです。
福岡が点を取るのはどんな形かなと思っていましたが、それはセットプレーでした。
55分から出場した古賀誠史の低い弾道のFKに田中が飛び込んでのヘッドがゴールネットを
揺らします。このゴールは福岡に勢いを与え、その後も福岡がボールを支配します。そして76分、
グラウシオがグラウンダーのパスに対しうまく相手DFと入れ替わりGKと1対1、そこで冷静に
ボールを浮かしてゴールに流し込み2-0。このゴールで福岡の勝利がほぼ決定されます。
その後福岡は何事もなく試合を終わらせることに成功、2-0で福岡勝利となりました。
10,613人と1万人を超す観客の声援の中での福岡の勝利は正当な結果でしょう。湘南はこれで、
2位福岡との勝ち点差が10に開いてしまい、厳しい状況に。1つ言わせてもらうなら、
今日の湘南は高田保則がサブにも入っていないのは不可解でした。試合後湘南のサポーターに
「ヤスはどうしたのか」と聞いたところ、少なくともケガではないとのことで、一層意味不明のベンチ外。
湘南サポーター氏曰く「上位チーム相手のアウェー戦ということで、守備的な戦術を採用した
結果のヤスのベンチ外ではないか」とのことでしたが、ヤスを評価している僕にとっては
残念なことでした。
まずは試合の速報まで。雑感はまた別に記します。ちなみにこのエントリーは天神のネットカフェ
にて収録(笑)。
僕らもJ2から上がってきたクラブなので分かりますが(笑)、おっしゃるとおりシーズン中は目の前の試合をきちんと戦うことだけに集中すべきでしょう。目の前を見ずしていい結果を出すには、J2はあまりに過酷なリーグですし。陰ながら応援しています。
今後ともよろしゅうに。
TBありがとうございます。
まぁ、J1仕様のチームになるためには、まだまだまだまだ、まだまだまだまだ、やるべきことは多いんですけれどね。
客観的に見たら、これがJ1で通用するチームだとは、到底思えないんで。
ただ、今のとりあえずの目標は、J1に昇格するのみ。
心配ごとは、昇格してからすればいいのかなぁと。
それに、今のところ、先の心配を出来るほど余裕のある状況でもないし。
広島に23000ですか。まあ、中田効果があったわけですけど。ただ広島は観客を確実に戻しつつあるでしょう?
半径30Km以内の3クラブについては、おっしゃるとおりで。もうちょっと調整できないかと(笑)。
海外クラブとの試合は、そもそも集客の都合で首都圏でしかやれないのがいびつになってますね。大阪も15000、広島も23000位ではその地区では結構入ったなと思いますが、収支決算考えると厳しいですし。かといって半径30kmでユナイテッド、バイエルン、バルサってのもいくらなんでもって気はします(^^;。
スタジアムの雰囲気が凄く良かったですね。別エントリーでも書きましたが、ほぼ全ての人がホームチームを応援しているというところがね。そろそろJ1に戻っていいでしょう。
ところで、バイエルン戦は良くなかったようで(苦笑)。僕は見ていませんので何とも言えませんが、海外クラブとの親善試合そのものが、もういいんじゃないのという気もします。
試合の詳細を興味深く拝見しました、千代反田が不安定なのは今回に限らずいつものことのようですが(爆)、有光がスルーというのは・・・福岡には得点ランク上位の選手がいない=決定力不足と言われるのもわかる気がします。
とはいえ再開初戦で勝って雰囲気はいいと思うので、第3・第4クールを首位で終えて、J1復帰を決めてもらいたいなと思います。
こちらはバイエルンのジャパンツアーを2試合観戦してきました。簡単ですがアップしてますのでお暇なときにでもぜひご覧ください!?