珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

08年6月2日の出来事

2008-06-03 19:17:17 | サッカー
昨日は日産スタジアムにて、日本代表-オマーン代表の試合を観戦してまいりました。
まあ試合については特に記すこともないでしょう。シラケタ言い方になりますが、日本にとって
最初の戦いとなる今回の3次予選は、一昔前のシステムなら1次予選に相当するわけで、
ここではさすがに、というところでしょう。もちろん内容はまだまだ精査すべきこともあるとは
思いますが、まずは当たり前の結果を手にしたというところではないですか。

むしろ、この試合直前に日産スタジアムにて唐突にアナウンスされたニュースにこそ、
胸をつかれるものがありました。日本サッカー協会最高顧問である長沼健氏ご逝去の報に。
今の時代の僕たちサッカー好きは、Jリーグのある日常を、日本代表がW杯の舞台で
戦うということを、当たり前のものとして楽しめているわけですが、これらはサッカーを
愛する多くの先達の方々の努力があってこそですわね。そのサッカーを愛する先達の
お一人である長沼氏のご逝去の報に接した時、自分自身意外なほどの衝撃を感じました。
Jリーグ発足やW杯初出場&初開催という激動の時代のリーダーとして、長沼氏が日本サッカー界に
果たされた役割は極めて大きなものだったと思う。確かに首を傾げるような判断をされたことも
あった。僕自身、長沼氏の発言などに怒りを感じたこともあった。しかしながら、その部分にしか
目を向けないのは良くないはず。長沼氏および長沼氏の仲間の方々の数々の努力によって
今の僕たちがこれほどまでにサッカーを楽しめるわけです。それこそ、クラマー氏の時代から、
長沼氏はずっと日本サッカーの第一線で活躍され、今日の日本サッカー界の礎を築かれたわけ
ですから。そのことに改めて感謝の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈りさせていただきます。

それにしても、W杯予選が行われるその日に旅立たれたというのは、最後まで長沼氏が
サッカー人でおられたということの証しなのではないでしょうか。日本代表が初めてW杯に出場し、
横浜国際(当時)がオープンしたのが1998年のこと。あれからもう10年の月日が流れたのだな、
なんて感慨に耽っておりました。ただ、その10年の月日は日本代表に求められるものも
大きく変貌させた。もはや日本代表は、W杯に出られれさえすればそれでいいという状況ではない。
そのような代表の指揮を、今の代表監督氏に本当に委ねていいのかという気はしますが…。
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