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英国王のスピーチ

2011-02-28 | あ行の映画


監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター
    ガイ・ピアース、ティモシー・スポール、デレク・ジャコビ、
    ジェニファー・イーリー、マイケル・ガンボン

吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。トロント国際映画 祭で最高賞を受賞したのを皮切りに、世界各国の映画祭などで話題となっている。監督は、テレビ映画「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」のトム・フーパー。ジョージ6世を、『シングルマン』のコリン・ファースが演じている。弱みや欠点を抱えた一人の男の人間ドラマと、 実話ならではの味わい深い展開が見どころ。

ストーリー:幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。 ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。 

ぽちっと喜び


 

「善良王」と呼ばれた英国王ジョージ6世のヨーク公爵時代に出会った言語聴覚士ライオネル氏の助けにより自身の吃音について乗り越えた伝記

主人公のジョージ6世を演じるコリン・ファース
なんてったって望まぬ王位を即位する羽目になっちゃったのだ
悩んで怯えて葛藤の鳴門渦潮なジョージ6世
自信の父親や兄に対してのコンプレックス、妻や子供への愛情たっぷり
ライオネルに向けられる不審感から、徐々に芽生える絆
様々な感情をナチュラルに表現している。
現在50歳のコリン、役殻はというと39歳


妻エリザベスにヘレナ・ボナム=カーター
献身的な妻エリザベス
『アリス・イン・ワンダーランド』ほか、夫のティム・バートン監督作品で、
イッちゃったキャラを演じる機会が多かったね
んでもっっ 今作は落ち着いた演技が、しゅてき~



言語聴覚士ライオネルにジェフリー・ラッシュ
私・・・ジェフリーラッシュ目当てで観たのだっ(。-_-。)ポッ
スピーチ矯正の専門家ライオネル
飄々としてる感じ。んで独自の方法で訓練実践(*^-゜)vィェィ♪
とぼけたところがありつつ、強い信念と優しさを併せ持ったライオネル



父ジョージ5世にマイケル・ガンボン

 

 

大司教 デレク・ジャコビ

「ヒア アフター」に本人役で出ていらした
渋いっっっっっっっっっっ


ローグ夫人 演じるジェニファー・イーリー
出番は少なくも。存在感は、ばっちり




兄エドワード8世にガイ・ピアース
なんてったって 王サマ亡き後の長男
結婚で 頭の中は「結婚結婚けっこん」だらけの弟。
吃音の弟には、バカにしてしまう
しかも。離婚ある女性との「けっこん結婚結婚」というコトの弟
だもんね~


チャーチル首相にティモシー・スポール
 がははっっっ 似てるよ~~~

   そしてっっっっ
監督、トム・フーパー38歳にて監督賞をゲット


第83回アカデミー賞で、最多となる12部門のノミネートを受け
第64回英国アカデミー賞では、14部門でノミネート
作品、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞など
主要な部門を総なめ

(*^-゜)vィェィ♪(*^-゜)vィェィ♪

王室の話となると・・・難しいかも 堅っっ苦し~~そうと思った
大丈夫(*^-゜)vィェィ♪
ユーモアのある会話、大変上品なムードに包まれ
何よりも物語が良い作品だ



エリザベスがいなかったらジョージ6世ってもっと内に籠もった人だったろうなぁ
そして
吃音のジョージ6世と対等に接していて
ぶつかりあいつつ しっかりと信頼関係を築いていくライオネルとの友情
エリザベス、ライオネル、娘たち(うち一人は後に王位継承のエリザベス2世)
周囲の人々の支えと励まし、自身の努力から真の英国王になっていくジョージ6世。



これがも~涙と笑いなのである

ライオネルの治療から、ジョージ6世が吃音になった原因発見
うーむ なるほどねぇ・・・やっぱ伝統とかってのはトラウマ化するのね


では ライオネルのスピーチ矯正法
歌を歌わせる
汚い言葉を吐かせたり
ビー玉を口に入れて お話しろ
タバコは喉によろしい

いやはや・・・なんともユニークである


吃音なのに会話劇?????むむ?????
セリフセリフの狭間にある「感情表現」が素晴しいのである
言うなれば「無の言葉に発する感情」
ぐふふふ 「バーティ」とライオネルが呼ぶのに良い顔をしないジョージのムード
これまたコリンの演技が 
イイ♪(*゜ー゜*)bぐっど


怒ってる時の感情任せの話し、歌う時は吃音にならない

つまり。緊張している時は、吃音モードになっちゃうのね

国王 ではなく 夫としてサポートし愛たっぷりで包む妻を演じるヘレナ
とってもとーってもキュートだ


昨日迄、王弟だったのが、翌日から王となる戸惑う彼
「パパ!」ではなく「陛下」と呼ばれる
なんと寂しいコトか
そして、その中に「変わらず接するライオネル」の存在





国王ジェームス6世になったが・・・



こういうムードって、やっぱ素敵
q自身、異様食器バカ大好き(好きから、陶芸もやってる)
こういうイギリスの古き時の食器とか食卓もチェックしちゃったよ


ウェストミンスター寺院での戴冠式でのスピーチ成功
そして・・・ドイツへの開戦スピーチ


なんとま~戴冠式でニュースフィルムを観ていたジョージ6世は
ヒットラーの演説に「演説が上手だ」となる
そう!!!!ジョージ ~スピーチの敵はヒットラーだ!!!!! ~






最初に書いたけど
王室物っつったら イギリスの特権みたいじゃないのか???
正統イングリッシュだぜ???とか こ難しく思ったけど違った


映画冒頭はオドオド演説して
吃音治療においては、クスっと笑えて、肩の力が抜けた感
幼き時の我が身を告白し

スピーチ後。ライオネルとジョージの会話
「Wがつっかえていたぞ」とライオネルが言う
ジョージは「僕だって解るようにだよ」
きゃっほ~ こういうコトバでも「信頼と繋がり」がうかがえる



 ベートーヴェンの7番の第2楽章 
なんと ぴったり



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