ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

日本にある55(廃炉含めて)基の原子炉はすべて廃炉にしなげればならない

2016-03-16 18:57:10 | 原発
昨日、深夜NHKで再放送のNHKスペシャル「原発メルトダウン」{危機88時間を実録ドラマ化)を見た。
ひどいものだ。そこで、勇敢に働く人たちが戦争で戦っている兵士たちに見えた。
頭が下がる思いだった・・・

日本の原子力発電事業は、最初の一号機建設当時、湯川博士が最新の注意をしてよく理解し、しかも、
日本の独自の形で行わなければならないといわれていたと思う。NHKの別の番組で見た。
しかし、日本の科学者がわからぬまま、米国の圧力で、政治の駆け引きで、結局導入し、使い方だけを学び、
国民が知らないまま、あっという間に日本全国に55基もできてしまった。
私もクリーンだという宣伝に楽な気持ちで原発をとらえていた。しかし、ことが起こり、調べたり、
考えたりするととんでもないものだとわかった。

私が調べたのでは、原子炉を冷やすための排熱がすごい。(冷温停止にしていても動いているという
恐ろしさ・・・)
稼動しているときの状態は、日本全体では、毎日、広島に投下された原爆100個に相当する巨大な熱量になる。
広島の原爆は一瞬で町を焼き尽くして跡形もなく消し、14万人の命を奪った。
それが毎日100個であればどうなるか。この熱量で海の生態系がこわれないはずがない。
「電力の三分の一は原子力です」という前に「原発は発電量の二倍の熱量で海を加熱している」と
いうべき。

北海道の原発で、海が暖かくなり、「たら」がとれなくなり、「たらこ」も海外輸入になっている。
北海道・岩内のスケソウを取る船が100隻だったのが、2009年には5隻になってしまっている。
「たら」は、寒い海で上にあがってきてとるのだが、海が熱くなり、みんな下へもぐってしまったという。
海水温を現地の方が測りつづけてきて、泊原発、運転により、ぐんぐん海水温があがってきた、と
証言しています。このことを政府、公機関に伝えても、相手にされないようです。
ここに政府の海外の原発プラントへの会社への迎合がみえませんか。
「こんぶ」、「わかめ」、も寒い海でなければいけないのに、ひどい状態になっていると聞きます。
「こんぶ」の生息が豊かだとそれをえさにする「ウニ」が繁栄しますが、それも現在少ないようだ。
現在は、日本全国の原発稼動が止まっているので、一時期猛烈に暖められた日本近海は
戻ってきているような気がしますが、また、稼動したら、フクシマと同じ危機と、さらに排熱による
近海の海産物の変化が大きく変わることになる。

私が気になっている温暖化のもう一つの情報として、実は、原子力の廃棄物の放射能が、地球を暖めて
いる、という説が存在します。
その指摘には、今までの核実験により出た放射能が、極に集まり、それは、熱を持つという
ものです。それが、北極などの氷を溶かしているといいます。
これを知ったとき、では、原発からも安全に稼動しているときでも、放射能が少しでているのですから、
それも極に集まっている可能性があります。

結局、
原発は、クリーンではなく、海水を温め、また、大気も暖め極の氷をとかす。
フクシマのようにコントロールできない、いい加減な中途半端な機械であるということです。
一基備え付けるのに2億円動くといわれますから、相当な商売です。
原発プラントを売る巨大資本の会社は、膨大な儲けになります。
原子力を研究するのは、否定しませんが、中途半端なものを製品化して商売にして儲けるのは許せません。
温暖化については、この原発を推進する連中がいろいろなところへ売るための理由として、
二酸化炭素温暖化をでっちあげた、ということも聞きます。
また、地震国日本であるのに関わらず、巨大資本が金のために科学者も巻き込み、論理的な理由を演繹的に
当然のことのようにしてでっちあげている、のも聞こえてきます。

『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(広瀬 隆著・集英社新書)

の本を是非、読んでみてください。私の憤りが理解できると思います。



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