ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

愛のみが、人間と事物の本質に徹する正しい透徹した洞察を与える

2017-02-22 18:19:33 | 知恵の情報
愛は、他のすべてのものにもまして、人を賢明にする。愛のみが、人間と事物の
本質に徹する正しい透徹した洞察を与える。また愛のみが、彼らを助ける最も
正しい道と方法を見ぬかせるのである。

それゆえ、たいがいの場合、ある問題を解決しようとする時、どうしたら最も賢明
な策であるかを問うかわりに、どうしたら最も愛のこもったやり方になるかを問う
のが良策である。なぜなら、そのほうが賢明な策を考えるよりか、はるかに
わかりやすいからである。あまり頭のまわらぬ人でも、何が最も愛のこもった
やり方であるかについては、自分をあざむく気さえなければ、そう簡単にだま
されるものではない。ところが、最も才能ある人でも、単に頭だけでは、あらゆる
将来の出来事を正しく予見したり、判断したりすることはできるものではない。
                (『眠られぬ夜のために』第一巻 五月二十三日)

─『希望と幸福 -ヒルティの言葉ー』秋山英夫訳編 社会思想社より

■原発従事者は単に頭だけである。もっと人類への愛、地球に共存している
生命に愛を向けてみよ、と言いたい。
互いの人間同士の愛もむけ方がなっていない。男女の関係が愛だと思って
いる。男女の愛と思っているのは、たいがいは肉欲の恋愛から起きている。
時間をかけて、お互いを知り、妥協できるようになると、賢明な人たちには愛が
めばえてくる。もちろん、最初から成長していて、肉欲でない愛に気づいて
いれば問題ない。しかし、男女の仲には気がつかないことのほうが多い・・・