数日前にたっぷり雨が降りましたが、まだちょっと残ってる雪。
ほぼ白と茶色だった景色ですが、放牧地に緑が加わってきてます。
取り残していた放牧地南側のボロも拾い終わりました。
丸っこくてかわいかったふきのとうも今はこんな感じ。
急斜面でブラシカッターで刈るのは危なくて、伸びてしまったセイタカアワダチソウが枯れて雪で倒れたところ(この写真では木の影でわかりにくかったなあ)。
水気が抜けて手でむしってもわりと取れます。
今年の草が伸びる前に取ってしまいたいな。
さて、今後また馬と暮らすのか、違う形で関わっていくのか、まだ決められずにいます。
この間の記事で書いたおセンちゃん、行方不明と書きましたが厳密には追っかけないほうがいいという事情での行方不明でした。
浦河からまさかの関西へ移動したおセンちゃん。
行った先は、昔私が奈良で馬の仕事をしていた時に関わりのあった牧場で、ずっとそこに置くのではなく売買をする牧場というのを知っていました。
あ~、もうわからなくなった…と思いながらも気になって関西の乗馬関係の友達何人かには聞いてみました。
もう捜せないだろう、とか、どこかの乗馬クラブで元気にしてると思ってたほうがいい、という返事。
2年ぐらい前の事です。
その時はゴ~が居たから、もし見つかっても私もどうこうできるわけではないので、そのまま行方不明という位置付けに。
ゴ~が亡くなって3ヶ月半が過ぎ、これからの事を考えるに当たってこれははっきりさせておかないとずっと引っかかるだろうと思い、思い切って直接その牧場に問い合わせてみました。
こちらで競走馬の牧場の人と話をすると普通に「そこに聞いてみたの?」って、問い合わせて当たり前な感じです。
でも乗馬の世界ではそうじゃなかった。
行方を追うのは「タブー」という事で教えてもらえませんでした。
売った先との契約上教えられない事になってるのか、暗黙のルールなのか…。
私が乗馬クラブに在籍していた20年程前、確かにそういうのはタブーだった事はわかっていますし、引退馬を引き取るのは大変でした。
私もその感じを知っているので2年前は直接問い合わせできなかったわけですが。
馬のほとんどが余生を送る事はできずに肉(動物園のエサ)になってしまう事は一般には広まってほしくない現実だからか…。
が、今やネットで「元競走馬がどこどこにいます」という情報が出てたり、一般向けの動物番組でその事実を伝えていたり、余生をみる牧場も随分増えたし、第2の馬生、第3の馬生を考えるプロジェクトも増えてきて、変わってきているものと思ってました。
今回関わったその特定の牧場がどうこうではなく、乗馬の世界ではそこは全く変わってないのか、とどんよりしました。
おセンちゃんが乗馬の仕事ができなくなった時、余生をみたい人が誰も居なくて肉に出されるぐらいなら引き取りたい、その為に居場所を知っておきたいというだけの事がかなわない。
今ここで使うか迷った「肉に出す」って嫌な言葉ですが、ギョーカイでは普通に使われてた言い方でした。
おセンちゃんと巡り会える奇跡は起こらないかなぁ。