(楽しい記事がお好みの方は、この記事は読まなくていいですよ~。マー君の写真だけご覧下さい)
マー君は、今の勤め先の牧場で最初に「おはよう
」と声をかけたコです。
厩舎の電気のスイッチのとこの馬房にいたからなんですが
夕方、私が帰る頃には、ゴハンを食べ終わって、いつも裏戸から顔を出していたから、帰りも声をかけていました。
私が分場に異動になって、マー君もその後、分場に移動してきて、分場で数ヶ月共に過ごしました。
朝夕の手入れ、3人か4人でやるので、私が手入れする馬は32頭中(ビバさんが本場に行ったので最近は31頭)7~10頭ぐらい。
担当馬制ではなく端の馬房から順番に入っていきます。
この間の金曜日の夕方、マー君の手入れは私でした。
雨で身体が濡れていてゴシゴシしたいものだから、私がブラシをやりかけると、グイグイ身体を押し付けてきました
馬房の隅にある飼い桶のカドが背中に当たって「痛い痛い
飼い桶が
カドが
痛い
」と言いながらなんとか脱出
この馬房の飼い桶は、よくある丸いのじゃないので…(ちょっと言葉では説明できません…)
うわ、こりゃ背中にアザできてるよ
でも身体を拭きたい気持ちもわかるので、そこは怒らずに「気持ち悪いもんね~、かいてあげるよ~」と言いながら手入れを続けました。
そんな事などがあったマー君、土曜日、私が休みの日の朝に亡くなっていました。
急性心不全だったそうです。
生き物の仕事をしていなくても、全く死と関わらずにいる事はできないだろうし、人でも動物でも全然覚悟ができていなかった突然の別れを体験した人はたくさんいると思います。
そういう経験をする度、万一の時に後悔しないように日々接しておかなければ、と思うのに、なかなか難しいですね。
今まで出会った猫や数え切れない程の馬達、今、生きているコは僅か。
もうこの世にはいないコ達、どうかみんな天国で幸せでいてくれますように。