多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

NewZealandドライブ旅行(37) Dunedin Part-6

2005-02-20 18:36:53 | New Zealand
いやホントにそろそろこの街を出発せねば、と車を止めてあったモーテルに戻ろうとし、そのモーテルにほぼ近づいた時に見つけたのが、オタゴ大学 University of Otagoのキャンパスであった。
New Zealandの大学は全土で8大学。全て国立大学だそうだ。
これは見ずにこの街を去ることは出来ない、とない時間を省みず、キャンパス内に入っていく。

先に書いたが、New Zealand訪問の目的のひとつは、老後の場所としてみた場合のNew Zealandはどうなのであろうか、またはそういうものの紹介ビジネスは成り立つであろうかを感覚的に掴むこと。もうひとつの目的は、大学留学先としてのNew Zealandは果たしてどうなのか、幾らか見ることが出来れば大学のキャンパスでも見てみたい、ということであった。これも留学斡旋などのビジネス等を将来考えてみたい、というところから或る程度熟成した気持ちであった。是非こういうところを見なければならないのだ。

緑に囲まれた大学キャンパスはなかなかいい感じ。
最初の建物中に進むと、近代的な施設でそれは大学というよりは、国際展示場とでも言うべき洗練されたもの。学生達も恵まれた施設の中でリラックスしているようだ。1869年に創立したNZ最古の大学、とのことだが、むしろ新しい大学に見えた。

別の建物には、学生会館のようなものもあり、食堂もあった。
ここも、アメリカの大きなショッピングモールなどでよく見る様々なタイプのファーストフード系レストランがあり、安価で好きなものが選択できるようだ。かなり恵まれた施設であることに驚く。これはなかなかいいものを見たぞ。

最も驚いたのは、図書館。
一部ガラス張りゆえ、外からその様子が見えるのだが、何とPCが信じられないくらい多くの台数自由に使えるようだ。前の記事でインターネット・カフェが街中に見られた話を書いたが、この大学の中でも日本の大学では有り得ないような、PCへの自由なアクセスが可能な状況となっている。

どうも表面的な施設面だけの観察ではあるが、これは留学斡旋先としても、かなり面白いところではないか、と直感した。学生数16,000人程度、とのことだが、アジア系の学生も時々目にする。どちらかというと香港、シンガポールあたりからの学生だろうか。これは今後海外留学を目指す日本の学生さん向けに、研究材料として色々調べてみたいなあ、と言う気分にさせられた。

惜しい時間を割いて、見に来た甲斐は充分にあった。
最後に売店で、記念に大学のTシャツを購入。
また、ただの学生が買ったと思われたかな?

NewZealandドライブ旅行(36) Dunedin Part-5

2005-02-20 18:31:49 | New Zealand
もうそろそろこのダニーデンも去らねばならぬ。
街を見るために割り当てた1時間は、もうとっくに過ぎている。
本日の予定では、Christchurchに早めに着き市内を見ることにしている。宿も予約していないので、早めに現地に到着して宿を確保したいと考えていたのだ。

しかし、結構このダニーデンの街は居心地が良かった。
もう少し街をぶらぶらしたいなあ、しかし、早くこの街を出なくては、という二極の気持ちの間に揺れ動いていた。

街並みでよく見かけたのが、インターネット・カフェである。
10分$10で飲み物つき、とか比較的廉価で、インターネットの場を提供する店がやたら多い。これは、後で訪れたChristchurchやAucklandでも同じであった。物理的には交通の面を含めて便利さは今ひとつのNew Zealandではあるが、この通信手段へのアクセスの良さは流石IT立国と言われる所以でもあろう。
マクドナルドの店でも、写真の通り、多くの席で、インターネットが出来る席が用意されたおった。感心!


NewZealandドライブ旅行(35) Dunedin Part-4

2005-02-20 18:29:16 | New Zealand
駅舎からオクタゴンに戻る途中に見つけたゴシック様式の教会に入ってみることにした。
First Church of Otago とある。
後でガイド本を見たら、1873年完成で高さ56mの尖塔を有する、とある。
これも気高く、美しい建物だ。

礼拝堂やステンドグラスは、やはり古い教会に似つかわしい威厳と歴史的な重さ、美しさを備えていた。売店には絵葉書や宗教的書籍、小美術品的なお土産品が並んでいた。
売り子には何と恐らく90歳は越えていようかというよぼよぼのお婆さんが一人居た。絵葉書を買ったついでに、そのお婆さんと話をしたが、お婆さんは「日本人のあなたには教会案内のフリーコピーを差し上げましょう」と案内書を提供してくれた。非常に心温まる気分になった。
よく見ると、しかし、それは日本語ではなく、中国語であった。お婆さんもそれにどうも気が付いたらしい。 何か微笑ましい瞬間であった。

NewZealandドライブ旅行(34) Dunedin Part-3

2005-02-20 12:24:34 | New Zealand
市街地の中心にあるのがオクタゴン。(The Octagon)
字通り、8角形の広場になっており、市民の憩いの場となっている。
この周辺にはレストランや喫茶店などもあり、オープンエアで飲食し、くつろぐ人たちも多い。

そして、名物と言われるダニーデン鉄道駅へ。
オクタゴンから歩いてものの5分程度の近さであった。
ビルの谷間から急に開けた広場の後ろに広がる壮観な建物に息を呑む。
1906年建立とのことだが、何とも美しい。

駅舎内に入ってみる。
駅、とは言え、旅行鞄をさげた旅行者の姿は全く無い。
通常駅前に群がるバス、タクシー、一般の乗用車の乗り入れもなく、一体駅として機能しているのか、という素朴な疑問を抱く。ホームの様子を覗いてみても、殆ど誰も居ない。
時々長距離列車が往来する程度なのであろう。兎に角、駅というよりは、「歴史的建造物そのもの」であった。駅舎内のデザインはその外観にも劣らずまたこれも美しく、黄土色を基調とした床や壁面が美術館のように仕上がっており、来訪者の驚きを誘っていた。

駅舎二階にあるHall of Sportsというスポーツ博物館がある。
入場料NZ$5, 小銭処分も兼ねて入場してみる。中身は失礼ながらたいしたことなし。
日本では殆ど誰もしらないクリケットだとか、ラグビーだとか、大分ポピュラーなスポーツ種目も違っており、拍子抜けた。


NewZealandドライブ旅行(33) Dunedin Part-2

2005-02-20 12:22:12 | New Zealand
Dunedineと綴って、ダニーデン、と発音する。
何故こういう発音となるのか、理解できなかった。 どうもものの本によると、英国スコットランドの方言ケルト語で、スコットランドの首都エジンバラを意味している(ダン・エデン=エデンの城)ことから発祥している、ということだった。
確かに、街を歩き始めると、英国風の建物が教会やその他公共的建物だけでなく、一般民家などでもよく見られた。

或るサイトで知ったが、この人口12万人、NZ南島では第二の都市であるダニーデンは、北海道の小樽市と姉妹都市の関係にあるという。
ダニーデンがオタゴ半島にある都市で、オタルとオタゴ、と語呂が似ていること、また坂道の多い町、という共通点があるからかこのような関係にでもなったのか、と想像しているがどうだろうか。
実は、我輩、小樽に小学校低学年の時に少々居たことがあり、姉妹都市のことは後で知ったのだが、ダニーデンを歩いた時にふと感じた「懐かしさ」のような親しい感情を、後になって納得した次第であった。

街はなかなか良い雰囲気。
これまでどこにも感じられなかった「これだけのものが揃っていれば生活できる」という感覚がこの街に感じられた。と言って、都市独特の冷たい威圧感もなく、自然な感じの空気が良い。10分も歩くうちに良い気分になってきた。
「もしかしたら、こういう街なら老後の生活の場所に良いかもしれない....。」

街を歩く女性もなかなか美人でおしゃれのセンスも良い女性が結構目に付いた。
この国では、今まで羊しか見てなかったので、女性が綺麗に見えるのか?と自分自身に苦笑い!

NewZealandドライブ旅行(32) Dunedin

2005-02-20 12:19:38 | New Zealand
結局11時間近くは車の運転、という日を終えて就寝したが、道路沿いにあるモーテルゆえに、時にやかましい。深夜3時過ぎに外で大声・奇声を発する輩あり、眼を覚ます。
眠りは疲れにも拘わらずやや浅めだ。
15-20分ほど騒いでいたようだが、何だったのだろう。静かなる国New Zealandでもこういうことはあるのか、と妙に感心した。

朝は10時がモーテルのチェックアウトタイム。少し早めだ。
その前に宿を出て、1時間ほど街でも見て、その後Christchurchに向かうことにした。
チェックアウトで昨日の受付のおばさんに改めて御礼。
ついでにどこが街の見どころかを訪ねたところ、1時間しかないのであればOctagonまで歩き、あと駅舎を見るのが良いのでは、というアドバイスを受けた。

お礼を述べ、記念写真を撮らせてもらい出発。
車はモーテルの駐車場において置いて構わない、と最後までご親切。
このおばさんにも色々話をしているうちに、「学生か?」と言われてしまった。
40後半のおっさんが、New Zealandに来てこの科白, 3回目なり。
幾らか若作りしているが、何とも我が身の貫禄のなさを恥じ入る次第であった。