多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

NewZealandドライブ旅行(26) Millford Sound

2005-02-14 23:40:34 | New Zealand
遂に来たぞ、Millford Sound!
氷河によって周囲の山が1000m以上に渡り垂直に近い角度で削り取られ海に落ち込んでいく、という壮大な景色は「世界遺産」にも指定されたニュージーランドの超有名スポットである。
この地は年間でも殆どの日が雨、と聞かされていたが、本日のお天気は快晴なり。
なかなかの幸運である。(船に乗ると、実はそうでもなかった....。)

船を待つ間、胸の時めきを押さえられず。今回の旅の最大のお楽しみなのである。
乗ったのは青色の大型船舶であった。 Bon Voyage!

補? ほほほ!

2005-02-14 23:13:22 | Weblog
金融機関、なかんづく、資産運用系会社、例えば信託銀行、投資顧問、投信会社などの方と名刺交換すると氏名の下に、「社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員」、英文面には、「CMA」と記したものを見たことがある方も多くいらっしゃるだろう。
これは証券アナリスト資格を所有することを意味する。

年に一度の「証券分析」「財務分析」「経済」の3教科で成る1次試験をパスすると、次の年には論述中心の2次試験がある。実務経験を含めてこれらの試験をパスするとアナリストの資格が与えられる仕組みと成っているが、なかなかの難関である。

我輩も実はこの資格にチャレンジしたことがある。
水道橋のTACに夜や土日通いながら、何とか1次の三科目をパスすることは出来たものの、2次はあまりの論述の量に充分書けず落第! 
9時半から昼休み1時間半を挟んで夕6時までの長丁場の試験であったが、膨大な問題量の前に、次々解いていかなければならない。短い時間にパッパと論述を展開させるには瞬発力、というか、考える前に手が動く、というような感覚が必要。それを約7時間継続出来るか?兎に角歳を取ると,筆の進みが遅い。家族との生活を犠牲にして死ぬほど勉強しても、聊か効果出すには辛いかと、以降2次試験挑戦は諦めておった。もう5,6年以上前のことである。そのうち転職もして、直接的に必要な資格でもなくなってきた次第である。

先日、自宅宛に来た証券アナリスト協会からの郵便物を見て、大笑い。
何と、1次試験をパスした人向けに、「検定会員補」という名前で資格称号を与えるとのこと。
ご丁寧なことに、英語でも「CCMA」(=Candidate for Chartered Member of SAA)ということで、いづれも、名刺にこの称号を記載しても良い、とのことらしい。2004年4月に開始して以来、700名を越す申し込みがあるとのこと。
この難関(そうでもない、という人も大勢おられることだろうが)で1次合格のみで終わっている人は少なからず居るとは思うが、それで称号もらって喜ぶのも志が低いだろうし、ましては、そのような中途半端な称号を喜んで名刺に記載する愚を断行する輩は居るのだろうか。

また、こんなことを考えるアナリスト協会も、むしろ情けないなあ。
ちなみに「職業行為基準講習」というのを5,000円払って参加する必要がある。更に、この称号を得るための登録料17,000円が必要だとさ。この22,000円欲しさのお話なのか、アナリスト協会も財政難なのかなあ。アナリストの職業倫理を問う前に、自らの倫理が問われるべきなのでは? 噴飯もののお話であった。