多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

NewZealandドライブ旅行(38) Christchurch

2005-02-21 23:04:41 | New Zealand
11時過ぎにはダニーデンを出発し、Christchurchに向かう予定だったが、見所も多く随分時間を引っ張ってしまった。(この連載でも、ちょっと引っ張りすぎ?)
ダニーデンは、ここに来るまでは全くその名前さえ知らぬところであったのだが、意外にも都市としては最も心惹かれる街となった。
結局街を出たのが12時半。さて、急ごう!急ごう!

ということで今度はひたすら北上。南半球なので、北上は暖かい所へ進む、ということか。
或る程度大きい街ダニーデンでも、一旦街を出るとまた全く人の気配も何もない緑の自然のみがどこまでも続く。 時に海岸線なども見ながらのドライブは開放感に溢れて、素晴らしかった。

5時間ほどのどかな陽射し陽射のもと走り行くと、急に交通量増える。
初めは自覚症状なかったが、どうもChristchurchのゾーンに入ったらしい。
車線が増え、車もひしめき合うように進む状況となり、NZでは最も緊張する運転となった。
車線変更も恐ろしくて出来ないくらいだ。そして、自分がどこへ進んでいるのかも判らなくなる。本能的に都市中心部の方角を当てて進んでいる、と信じながらの運転であるが、全く確信もない。不安な状況が続いたが、どうも街の中心地に近づいたようだ。

何とChristchurch名物のトラム電車が見えてくる。


ほっとした。着いたぞ、Christchurch!
南島では最後の訪問スポットである。
これまでの感覚からは、NZなら大都市でも何だかすぐ把握でき、迷うようなこともない筈、とたかをくくっていたが、それは甘く見すぎであった。

人口30万人強のこの規模になると、どこの国でも大都市は同じ、という感覚になる。碁盤の目のこの大都市はさほどNew Zealandを感じさせるものでもなかった。同じ時間を過ごすのであれば、このような都市よりは、Mt.CockやMillford Trackなどの自然の中で悠久の時間を過ごすべきであったか、という気が芽生えてきた。

さて街の中心地に到着して最初の仕事は、宿探し。
しかし、なかなか宿が分かり易い形で並んでいるようなところは、車であちこち回ったが、見つからない。それらしきところをやっと見つけても満杯で、冷たくあしらわれた。人種差別か?
またも気持ちは惨憺たるものとなる。
どの辺に行けばモーテル街があるのかを或るホテルで尋ねたが、あまり要を得ず。
何となく大都市だと人の対応も雑で冷たくなるのか。

不安な気分半分で街の北方向へ進む。
少し郊外に出掛かった大きなバス通りにモーテルを見つけた。
何だか倉庫のような無骨な宿であったが、あちこち探すのも辛いので、飛び込んでみた。
一番表の部屋を紹介された。もろに人通りに面しており治安上は聊か不安なうえ、窓が極端に小さく気持ちが滅入りそうだったが、もうあれこれ言う気力も無く、その部屋にお世話になることとする。
モーテルのおじさんに聞き、中心街に行くにはバスに乗ると良いと教えられる。