Queenstownの宿に着いたのは午後の5時。
3時間強の山道ドライブで疲れてはいたが、その日にはどうしても見ておきたいところが一箇所あったのだ。まだ2時間以上は陽が沈まない筈だ。
このQueenstownから車で約20分のところにあるArrowtownという町がある。
ここは1800年代に金鉱が発見されゴールドラッシュで栄えた町で、今ではその当時にタイムスリップしたような気分で町を歩くことが出来ると言う。実は旅行時には、そうした予備知識が全くなく、此処も見ておきたかった、と後悔したものだった。お目当てはそのArrowtownではなく、そのすぐ手前のリゾート地であるMillbrook Resortというのを見に行こうとしていたのである。
浅川隆が著した『日本がだめならニュージーランドがあるさ!-2003年日本国破産、海外編』という題目の本があり、そこで紹介されていた高級リゾート地なのだ。経済もモラルも破綻した日本で老後をどう過ごそうかと考えている中高年に対して、日本は早く脱出すべし、こんなに恵まれた場所がNZのここにあるよ、と紹介している場所の一番がこのMillbrook Resortなんだそうである。
著者・浅川氏が自ら率いたツアーに参加し、現地を見た多くの人たちには極めて好評であったそうだ。この土地も着実に価値を上げているので今が買い時、と聊か怪しい説をぶち上げているのはかなりの眉唾ものではあるが、社会システムが崩壊の一途を辿る日本を抜け、より経済合理性のある、また人間的な価値観を実現できる海外に次の生活の場所を求めようというのは良く分かる発想である。現実的にどこがどうなのかを一つ一つ見て判断の材料を蓄積していくのは悪くない。
今回の旅では、自分の老後、いや、少し将来をどこでどうやって過ごしたいのか、というテーマを持っていたこともあり、ここはひと目見ておきたいと強く思っていた場所のひとつなのだ。
Queenstownから郊外に向かい車を走らせ、恐る恐る方向を確かめながら目的地を目指す。
途中で素晴らしいワイナリーを見つけた。また、その直ぐ向かいには隠れ家のような美しい宿がぽつんと建っている(写真)。どちらもまったく人の気配はないのだが、実に美しい景観だ。是非今度来た時には泊まってみたいなと思わせるおとぎの国のような宿であり、ワインではなく静かな空間にひととき酔ったのであった。
3時間強の山道ドライブで疲れてはいたが、その日にはどうしても見ておきたいところが一箇所あったのだ。まだ2時間以上は陽が沈まない筈だ。
このQueenstownから車で約20分のところにあるArrowtownという町がある。
ここは1800年代に金鉱が発見されゴールドラッシュで栄えた町で、今ではその当時にタイムスリップしたような気分で町を歩くことが出来ると言う。実は旅行時には、そうした予備知識が全くなく、此処も見ておきたかった、と後悔したものだった。お目当てはそのArrowtownではなく、そのすぐ手前のリゾート地であるMillbrook Resortというのを見に行こうとしていたのである。
浅川隆が著した『日本がだめならニュージーランドがあるさ!-2003年日本国破産、海外編』という題目の本があり、そこで紹介されていた高級リゾート地なのだ。経済もモラルも破綻した日本で老後をどう過ごそうかと考えている中高年に対して、日本は早く脱出すべし、こんなに恵まれた場所がNZのここにあるよ、と紹介している場所の一番がこのMillbrook Resortなんだそうである。
著者・浅川氏が自ら率いたツアーに参加し、現地を見た多くの人たちには極めて好評であったそうだ。この土地も着実に価値を上げているので今が買い時、と聊か怪しい説をぶち上げているのはかなりの眉唾ものではあるが、社会システムが崩壊の一途を辿る日本を抜け、より経済合理性のある、また人間的な価値観を実現できる海外に次の生活の場所を求めようというのは良く分かる発想である。現実的にどこがどうなのかを一つ一つ見て判断の材料を蓄積していくのは悪くない。
今回の旅では、自分の老後、いや、少し将来をどこでどうやって過ごしたいのか、というテーマを持っていたこともあり、ここはひと目見ておきたいと強く思っていた場所のひとつなのだ。
Queenstownから郊外に向かい車を走らせ、恐る恐る方向を確かめながら目的地を目指す。
途中で素晴らしいワイナリーを見つけた。また、その直ぐ向かいには隠れ家のような美しい宿がぽつんと建っている(写真)。どちらもまったく人の気配はないのだが、実に美しい景観だ。是非今度来た時には泊まってみたいなと思わせるおとぎの国のような宿であり、ワインではなく静かな空間にひととき酔ったのであった。