多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

六本木ヒルズ

2005-04-29 12:13:20 | Weblog
昨日、商用で六本木ヒルズに行った。
休日前の夕刻で、勤めを終えた人々には開放感に溢れた雰囲気が漂う。
勤め人以外の人の往来も多く、流石に人気スポットである。
昨年の回転扉による死亡事故での暗いイメージも拭い去れないものの、三木谷、ホリエモンら昨今のIT長者が勤める勢いのあるビル、という新しいイメージも増幅中である。外資系金融機関も何社か入居しており、外人さんの姿も数多く見られる。
サラリーマンでもリッチな身なりの人が多いなあ。

ビル前の広場で早速に目を惹いたのは、熊の置物。
おびただしい数の様々な色彩・デザインの熊の像が所狭しと並んでいる。
かつて米国Seattleでの豚、シンガポールでは国の象徴たるライオン、というように街の中に色とりどりのオブジェが散りばめられており、興味をそそられたことがある。
今回の熊のオブジェは広場に整然と並んでおる。

「ユナイテッド バディ ベアーズ イン 六本木ヒルズ 」という催しで、 ドイツ・ベルリンの象徴である熊をモチーフに、ドイツと友好関係のある国連加盟各国を代表するアーティストによりデザインされた127体の熊のオブジェがあるとのこと。高さ2mのバディ ベアー127体が一堂に集まる姿は、確かに圧巻である。

今年の六本木ヒルズ、事故なく、皆さん楽しんでもらいたいものだ。
我輩も、仕事漬けの日々で連休中もあまり気は休まりそうもないが、ちょっとだけ熊さん像を見て休日気分の匂いを感じることが出来た。

楽天的

2005-04-29 09:41:22 | Sports
ゴールデンウィークが始まった。
朝はいつもよりゆっくり寝ていられる。
と言っても目覚めは6時、いつもとそう変わらない。(年寄りの悲しいさが?)

TVをつけて本日の吃驚。
楽天の三木谷社長の坊主姿が映っていた。
今流行の(?)五厘刈りで鹿島vs(オーナーになっている)神戸のサッカーの試合を見にスタジアムに現れたのだという。野球の楽天イーグルスは11連敗、Jリーグの方もさっぱり駄目で「W最下位」の状態。サッカーの試合は、オーナーの究極の「気合注入」も実らず0-2でまた負け。

坊主頭について報道陣に尋ねられ三木谷氏、「心機一転。野球かサッカーかって? 全部含めてだね。ちょっとムシャクシャしたんでね。気分? 寒いッスよ」と語ったと言う。
あまり大きな他意もないのかもしれないが、特に、若手への切り替えやコーチ陣の再配置などを言い出し現場介入されてくる田尾監督からすると、結構の困惑、プレッシャーになっているものと思われる。 監督辞任だなんだ、ときな臭い噂もまことしやかに流れているが、ちょっと性急過ぎる動きと言わざるを得ない。もっと"楽天的”にやって欲しいものだ。

野球の楽天イーグルスの方は、期待通りに(?)弱い。
順調に負けを増やしている。何連敗してくれるか、個人的には楽しみにしている。
そもそも最初の選手の配分ドラフトから不公平が働いており、その後の戦力補強もままならず、後だしジャンケン球団より更に後出しだったソフトバンクのようにすんなり強豪チームを買えず、苦戦は予想されていたもの。
負けても見所がない、という批判も当然あるが、負けることを期待され、期待通り負けるのも悪くないのではないか。特に、当初珍しくリードしていたが、中盤ひっくり返される、なんていう哀しい展開は絵に描いたシナリオのようで痛快でさえある。聊かサディスティックな心情を快く刺激する。負けの蓄積が大きくなればなるほど、その反作用も大きくなりそうで、経営的にも興行的にもこれまでの球界の常識とは異なる何かが出てくるかと、楽しみでもある。中途半端な状態が続くよりも一年目ははっきり問題点を出し尽くした方が今後のためだろう。
さしずめ三木谷社長の坊主頭はこれから出てくる様々なサプライズの序章なのかもしれない。
一方、この姿を見て、この球団を買いそびれたあのホリエモン氏は何を思う。密かに三木谷社長の坊主姿にほくそえんでいるのかもしれない。

セ・リーグのほうも嘗ての「球界の盟主」と言われた球団もぼろくそな状況だ。
かつての栄光も今いづこ、プロ野球人気衰退の元凶となっているようだ。
5月からの交流試合で、「球界の活性剤」ではなく、「(他球団への)栄養剤」と陰口叩かれる楽天と対戦して浮上のきっかけを求めていくと目論んでいくことになる。
実は、しかし...、この交流試合を待ち望んでいるのは、すなわち、そのセの球団との対戦を一番楽しみにしているのは、むしろ楽天なのかもしれない。

鉄道事故 2

2005-04-28 00:04:42 | Weblog
ゴールデンウィークも近づき、天気も温かくなり、気持ちも本来浮つきたいところであるが、JR事故での死者が次々と増えていく様を知るにつけ、やり切れぬ感情がこの日も支配的となる。

マンションに激突した2両目の車両は丁度くの字型に折れてマンションにへばりついている。
先頭車両はマンションの一階の駐車場に突っ込んでいたという。亡くなられた方は即死状態。不条理な死に追いやられた人、ホントに気の毒だ。また、ご遺族の心中察するや、これも何ともいたたまれない。身元も分からない遺体も随分残っている、という。堪らない。

一方、事故を起こした運転手、オーバーランの遅れは相当のプレッシャーになっていたらしい。
オーバーランは処罰の対象となるが、それにより非人間的な再教育の名を借りた処罰が待っている。いじめの極みであり、過去、自殺に追い込まれた者も少なからず居る、との話が紹介されており、これはこれで愕然とした。異常な心理状況に追い込まれるその体制にも大きな問題がありそうだ。

あまりに哀しいドラマが幾層にも重なりあっており、気分も重い。

鉄道事故...。

2005-04-27 00:38:48 | Weblog
鉄道の旅は良い。

昨年NHKのハイビションで放映していた関口宏の息子さん、(知宏クン、だったっけ?)が北海道からローカル線に乗り継いで一筆書き日本列島縦断で九州まで辿り着く番組などは、何度も再放送されていたが、何度見ても見飽きることがない。
日本の美しさ、列車の楽しさで、心の原風景とも言うべきものが見えてくる、何故か知らぬが、いつの間にか泣けてくるのだ。
書店に行き、鉄道雑誌や、旅の本などをふと買うことも多い。
「青春18切符の旅」とか言う季刊雑誌を良く買う。1万円の切符で行ける所までローカルの旅をしたいなと思い、鉄道地図を浮かべながら次はどこへ行こうか、と頭の中で旅への思いを馳せるのも楽しい。

そんなこんなも、当然鉄道は安全なもの、という大前提があってのこと。
いや、地面を走る鉄道だから当然安全でなくてはならない筈なのだが。
昨日のJR福知山線での大事故は時間追うごとに死者の数も増え、その悲惨さに心も痛む。
犠牲になられた方・ご家族には何ともお気の毒で掛ける言葉もないほどだ。
脱線の原因は諸説あり、複合的な作用という説も有力のようだが、それにしても一瞬の運転手の心の焦りで意図も簡単にこれだけの犠牲が出てしまったことに唖然とする。
管理上の問題もかなりあるようだが、効率主義・収益至上主義で安全も置き去られている実態が浮き彫りとなった。
ストレスの多い日本、現在の安心は、砂上の楼閣、一瞬のうちに崩れ去る、ということを心して日々暮らしていかなければならない。

根津美術館 Part-2

2005-04-26 23:53:02 | Weblog
昨晩は仕事の帰りに新宿のホテルに宿泊している札幌の両親に面会に行き、自宅に帰ったのは11時過ぎ。
土曜の友人3組での家族付き合い、日曜は法事に親戚一同での徘徊、と週末は行事が続き、疲れたが、月曜もなかなか公私ともに忙しかった。

ということで、帰宅後にBlogを書くのも大変。
深夜も寝ず根津美術館の記事書いたが、体力も限界ということで途中で止め。本日そのPart-2を...。


根津美術館は元々は昭和15年の創立だが、昭和20年の戦災で大部分を消失したという。
現在は新しい建物で7千点を収蔵とのことだが、ギャラリーもそう特別大きい訳でもない。
最近見たWashingtonのNational GalleryやNew YorkのMOMA, Metropolitan Museumなんかと比較するのは一寸気の毒だが、東洋の古美術品=絵画、彫刻、陶磁、漆芸、染織などが展示されている小ぶりの美術館である。

絵画は少なく、全般には極めて地味な感じであるが、東洋趣味、なかんずく陶磁器・青銅器・漆器などに興味のある向きには面白いかもしれない。国宝品、重要文化財などがかなりの数含まれているようだ。また、屏風・絵巻ものなどのコレクションにも特徴がある。美術館パンフの表紙にもなっている尾形光琳の国宝「燕子花図」は余りにも有名。我輩も記念切手の図柄からこの作品には愛着を持っているが、この目玉作品、現在はナント修復中で展示はなかった、残念ーッ。

根津美術館のハイライトはやはり緑深い庭園であろう。
日曜日の午後、外国人の家族連れが数多く来園、子供たちが大騒ぎしていた。また茶庭にはこれも数多くの和服姿のご婦人達が茶道にいそしんでいる。なかなか日本的な、絵になる光景である。

教養深き元住職の叔父によると、この庭園は恐らくこの旧邸宅の主が金に物言わせて造ったように見える、多くの灯篭やら石像やら、かなり力づくで収集したようにも見え、叔父が若き頃に修行した京都の寺院の庭とはかなり趣も異にしているとのこと。
まあ、それでも創立者・根津嘉一郎の趣味であった茶の湯を嗜む庵も数棟あり、深い木々の中にひっそりしている向きは都会のど真ん中(南青山)にあるものにはとても思えない自然味と静寂さがある。

家族で行くも良し、カップルでも良し、一人静かに物思いに耽るも良し、という感じの隠れ家のような庭、そして美術館であった。美術ファンでない方にもお勧めのスポットである。


根津美術館 Part-1

2005-04-26 01:02:47 | Weblog
昨日の日曜日は、西新井の法事のあと、北海道・東京から集まった母方の兄弟姉妹が皆でどこかへ行こう、ということで、表参道近くにある根津美術館へ行くこととなった。

東京・足立区北端の西新井から洒落た街・表参堂へ、というのは、どうもピンと来ない向きもある。
どうも東武伊勢崎線というのは、これは北千住から日光・鬼怒川や館林に延びているさびれた下町通る私鉄線なのだが、これが浅草手前の曳船経由で半蔵門線につながり、大手町、永田町経由で表参道まで乗り換えなしに行けるらしい。最近は、随分あちこちの路線が乗り入れで便利になったが、日光から、更に渋谷経由で神奈川の中央林間まで行けるらしい。関東を斜めに横切る凄い路線になっている、こりゃまた、おったまげたなあ!

我が母親の兄弟・姉妹は、典型的な文科系人間ばかり。何故か芸術肌の人も多い。
母の実家は一度書いたが、真宗大谷派の寺、父親(我輩の祖父・故人)は住職。母は長女で、そのすぐ下の弟は(もう70歳を越えているが)、住職の第一線からは最近引退したが大の人格者。教養豊かな宗教家であり、堀辰雄の小説から娘に「菜穂子」と名づけたロマンチストでもある。下の妹達(我輩から見た叔母)も、当時には珍しい名門私立大学の国文科を出た叔母さん、日本画を大学で学び、北海道の美術展「道展」(「日展」の地方版、と言えば分かりやすいか)に何度も入選していたアーチスト叔母さん、(その娘さんもやはり大学で日本画専攻とか)と多士済々だ。

今回の「根津美術館」行きも、世田谷在住の日本画アーチスト叔母さんの提案である。乗り換えなしで行ける良い所、ということでのセレクションであるが、我が母親含め皆「行こう行こう」と簡単に決まってしまったようだ。 親戚が一堂に集まって、法事でお経聞いた後に皆で美術館行こう、なんていう話はあまり聞かないのだが、意図も簡単に決まってしまった。

かく言う我輩もこの根津美術館には入館したことはなかったものの興味を持っており、すぐに賛成、と一緒に調子に乗ってしまっていた。外人さんにも評判の良い美術館である。
表参道駅から骨董通りのあたりの路地を歩くのはなかなか日常感覚からの乖離もあって良い。 (実は、嫁さんとも昔、結婚前、20数年前この辺で何度もデートしたことがあり、我輩の好きな隠れ家喫茶店などもある、何のこっちゃ!) 根津美術館の日本庭園の美しさにも興味を惹かれていて、娘と一緒に来て見たい、と常々思っていたのだった。 (続く)

衆院補選 自民2勝

2005-04-24 23:32:37 | Weblog
都市型選挙に強い民主党が福岡、宮城の大都市で議席を失ったようだ。
年金問題、郵政民営化、日中関係、...いずれにも党の明確な政治的メッセージは聴こえてこなかった。当然の結果というべきか。
と言っても、自民が勝ったとも思えず、ましてや、山拓勝利は、何とも許しがたい。

所詮は福岡も宮城も3割台の極めて低い投票率。
言いかえれば選挙権持つ人の7割近くの人はもう関心も期待も持たない、という状況なのだ。
この低投票率で選ばれたところで、地元民の信任を得たことになるのか。
国会議員もそもそもそんなに必要なのか。
低投票率の場合には選挙は無効とし、欠員のままで結構、なんて風に行かないものか?
「政冷経熱」は対中関係を言い当てた言葉だが、日本の「冷えた政治」状況でホントに寒い選挙戦だったようだ。


(後注)25日朝刊によると、投票率は宮城2区36.75%、福岡2区45.99%だったとか。福岡は最後の1、2時間で投票率が伸びたようだ。それでも5割には満たない。

Family Reunion

2005-04-24 23:04:15 | Weblog
昨日の「友との再会」、に続き、本日は「家族との再会」の日。

昨年4月28日に急逝した叔母の1周忌で、西新井大師近くの会場に11時集合。
札幌の両親も昨年の葬儀に続いて、やって来て久しぶりの対面をはたした。
当然、母方の親戚は一同勢揃い、もう法事でもなければこれだけ親戚が集合することもなくなった。

ところで本日の法事会場は椅子席ではなく、畳の大広間。
坊さんがお経を読むこと合計40分間、その間、ひざも崩せず、あぐらもかけずで、ずっと正座で40分。このような長い時間の正座の記憶はない。
生活習慣がすっかり洋風化し、正座をすること自体滅多になくなったが、その正座を40分もすることなどもうありえないと思っていた。いや、想像だにすることもなかった。

単なるしびれの段階から、20分ほど経過すると、脚がしびれる、という感覚も既に無くなり、意識さえ朦朧としてくる。
<エコノミー症候群で血管鬱血して死亡!> というような言葉を思い浮かべる。
基本的には、長時間飛行機の狭い席で脚を縮めて血管鬱屈の事態よりも、正座の方が遥かに辛く、鬱屈の度合いは高い筈。そうすると正座で死亡もあるか、とか詰まらぬことも考えて気を紛らわそうとするが、お経は終りそうでなかなか終らない。いや、ほんとに辛かった。

職業上とはいえ、坊さん、40分以上、脚のしびれも気にせずお経を読み続け、終ったら、ぐらつくことも無く、さっと立ちあがる。お経は決して上手くは無い坊さんだったが、これだけはたいしたもんだ、と感心した。

お経が終ったときには、何はともあれ感覚の無くなった脚を伸ばして安堵。
しばらくは自分の脚であって、脚でない、体から切り離された部品のようなものだった。
呆然として両親や親戚への挨拶もすぐには出来なかったほどであった。

Washington D.C.(9) National Gallery of Art Part-4

2005-04-23 23:35:37 | Weblog
いつもこのNational Galleryに来て楽しみにしているのが食事。

館内には何箇所か食事をするレストランやカフェテラスがあるのだが、我輩のお好みは東館から西館をつなぐ地下通路を越えたところにある地下カフェテラス。
何種類かのタイプの食事を選ぶことが出来る。デザートやフルーツなどのコーナーも充実しており、子供にも大人気のようである。

まだ米国到着から2日目なのに、数あるチョイスの中で、日本料理のコーナーに目が行ってしまった。しかし、選んだソース焼きそば風の味は、想定していた暖かい焼きそばの味ではなく、冷たく、やたらしょっぱい汁だくの茶色いパスタのようではっきり言って不味かった、残念!
とはいうものの、昼からビールを飲み、それなりの昼食を楽しめた。
テラスの中は美術作品を見た疲れを軽食で癒す、何とも言えぬリラックスした空気がみなぎり、こちらも心なしか豊かな休日気分をじわりじわりと感じてきた。(3月6日)

3人組のReunion-Part 3

2005-04-23 23:00:26 | Weblog
シンガポール赴任から一時帰国しているH氏を交えての3人組での再会、これで3度目。
今週H氏は福岡に里帰りされて震度5の地震に遭遇したが、事なきを得たとかで一安心。今日は、昼からS氏マンションのテニスコートでS氏の奥さん含め、4人で2時間テニスを楽しむ。

半年振りのテニスであった。
かつては毎週末土日は必ず4時間づつコートをかけまくる十数年があったのだが、ここのところはさっぱりご無沙汰してしまっている。テニススクールも4,5年前には辞め、所属していたテニスクラブも退会した。それでもH氏がシンガポールに赴任する前までは、彼を含め本日のメンバーで結構楽しんでいたのだが、彼の離日後は仕事も多忙を極め、全くテニスの機会がなかった。
ということで、体の方もテニスの動きをすっかり忘れておる。動体視力もすっかり落ち、ゲーム中のボールの行き来の速さについて行けぬ。一方、シンガポール赴任のH氏は順調に交友関係広げる中、テニス仲間も出来、平日を含めて週2,3回のテニスを楽しんでいるとのこと。
1時間ほどゲームをしているうちに幾らか感覚も戻ってきたが、その頃には一方スタミナも失せ、お疲れモード。しかし、好天の中のスポーツの汗は良いもんだ。

テニスを終了後、H氏、S氏、いづれも夫人同伴で一緒に千葉市の長沼ダイエー裏にある「弥助鮨」へ車を走らせる。我が家も、嫁さん、娘が合流。3家族が、S氏のお姉さん夫婦が営む鮨屋に集合し、しばしのH氏の帰国を祝したわけである。オジサン3人の集まりに、それぞれの家族も加わったのは嬉しいことだ。もしかして、女性陣は単に鮨が目的だということだけなのか?
この「弥助鮨」、極めて地味な佇まいではあるが、仕事は丁寧、中トロの美味さは筆舌に尽くしがたい。ホリエモンのBlogではないが、「絶品」である。

H氏は来週シンガポールに戻る。
次の再会を目指し、7月中旬には,昨年11月に続いて、我輩もシンガポール訪問を予定している。
今度はS氏と一緒の予定、楽しみである。

「麻生総務相が靖国神社を参拝」

2005-04-23 00:39:45 | Weblog
http://www.asahi.com/politics/update/0422/009.html?t5

...という朝日新聞インターネット版の記事を見つけた。
Oh My God!という奴だ。

自民党の所属議員78人をはじめ、与野党の国会議員80人が22日午前、靖国神社を参拝した, という報を聞いたあとで、更に閣僚も靖国参拝である。
若干鎮静化しつつある中国の反日運動にまた火を点ける大暴挙である。
一体何を考えているのであろうか。あまりの反日運動に、政治家も何と党派超えて逆ギレ、ナショナリズムに火を点けられたのか? 仮に本人達にその意図はなくとも(いや、むしろ確信犯の可能性のほうが高いが)、これはかなり中国民に対しては挑発的に映ること間違いない。日本の新聞では、朝日が靖国参拝を書き立てている程度かもしれないが、米国のYahoo!あたりのサイトでは、ここ何日か、この日本人政治家の靖国参拝の可能性がトップ記事で連日掲載されていた。

それにしても冗談にしてはたちが悪い。何かの政治的深謀遠慮があってのことか。
日曜の補欠選への影響は?麻生の隣の福岡の選挙区では、山拓が政治生命賭けて戦っておるが、そこまで計算して脚を引っ張るタイミングも選んだのか? 少しは国益も考えよ。

小泉のオッサンが柄にもなくアジア・アフリカ首脳会議で、異例の過去の侵略行為に関する「お詫(わ)び」をしていたが、これも靖国参拝で吹っ飛ぶ勢いか。
経済界にとっては、事態収拾に向けてやっと小泉動いたか、中国ビジネス回復への手掛かり見つけ掛かったか、という矢先でこのデリカシー欠けた閣僚の靖国参拝では堪らんだろうな。同情。
今週末も中国人、また反日デモで大騒ぎ、ガス抜きできると喜んでいるか。 

これまでは、単に昔の日本人が帝国主義に酔い諸隣国に悪事働いてきただけ、教科書にも載らない歴史は知らないし、現代の我々は関係ない、みたいな立場の話も少なからずあったが、まあこうしてみると、歴史を顧みない愚劣なナショナリズムは現在も脈々と日本国民に生きているのことに気付く。
こんな政治家が平気で闊歩しているこの国、未熟で暴力的な隣国とは、どうも低レベルでのいい勝負やっている。どっちもどっち、という奴か。 こういう政治家選んだ国民も、また、同様に「そういうレベル」である、ということか。


奈良

2005-04-21 23:35:29 | Weblog
日本経済新聞・土曜日朝刊の別冊がNIKKEIプラス1。
これが週末ののんびりした朝のお楽しみ。
一週間の中でも最もリラックスした幸福な時間に読むプラス1の特に楽しみなのは一面のすぐ目に飛び込んでくる「何でもランキング」のコラムだ。

先週18日のランキングは「多くの国宝を拝観するなら」という内容。
上位は殆ど奈良県のお寺だ。

1.法隆寺(奈良県斑鳩町) 拝観できる国宝品数 32
聖徳大使創建の現存する世界最古の木造建築群。日本初の世界文化遺産。
法隆寺は建築と仏像の国宝数において郡を抜いているという。金堂の釈迦如来、百済観音、玉虫厨子などの超有名な名宝を拝んでみたいものだ。
驚いたことに、いまやこの法隆寺を初めとして、お寺もホームページをしっかり持っている時代となっていたことだ。HPの中で、学業成就のための「聖徳太子のお札」を買うことも出来るとは、笑ってしまう。
http://www.horyuji.or.jp/

2.興福寺(奈良市) 18
阿修羅像の少年のような清純さと神秘に満ちた表情がハイライト。我輩が小学生の時、石膏のレリーフでこの阿修羅像を造ったことがある。母親が寺の出なのだが、流石お寺の子孫の方は作るものが違うね、と周りから妙に褒められたことを思い出す。

3.東大寺(奈良市) 15
これは言わずと知れた奈良の大仏さんがあるお寺。

以下、4位教王護国寺(東寺、京都市)、5位広隆寺(京都市)、醍醐寺(京都市)、唐招提寺(奈良市)等など、と続く。奈良が京都と並んで多くの国宝を擁している。

「春本番、旅に出て文化財の名品に出会い、悠久の時に思いを馳せるのにいい季節だ」、という記事の書き出しに、触発された。もう黙っていられなくなった。
ゴールデンウィーク、京都辺りでも行って金閣でも見たいな、と思っていたが、頭の中が、奈良で渦巻いた。京都も良いが、奈良はもっと良い。高校の修学旅行で東大寺に行った記憶がかすかに残っていたが、殆ど初めてと言っても良い。記事にある青空に映える法隆寺の写真を見て、切手のコレクションで拡がった法隆寺のイメージが甦り、もう居ても立っても居られぬ気分。
幸い、その後新聞広告で一泊2日3万円近辺で飛行機で大阪往復、ホテルはユニバーサル・スタジオの公式ホテル、という格安パッケージを見つけて問い合わせてみたら、僅かの空きがあるということで、即申し込み。 小5の娘には、ユニバーサル・スタジオに連れて行くから、という理由で5月2日の学校を無理やり休ませ、現地に行くことにしたのである。
 
30年ぶりの修学旅行(?)、楽しみである。


つつじ

2005-04-21 23:33:39 | Weblog
桜の季節があっという間に終わった。
春本番となり、次の主役登場。今度はつつじの季節。
これが来ると、ゴールデンウィークも間近であることを知らされる。

日本の四季はなかなか彩りもあでやか、繊細な, 季節の移り変わりをもっとゆっくりと楽しみたいものだ。

写真は文京区・根津神社。


Washington D.C.(8) National Gallery of Art Part-3

2005-04-20 23:27:55 | Weblog
National Gallery, 西館へ移動。
こちらは近代以前の絵画、彫刻が展示されている。
モダンアートの東館と比べ、建物もやはり重々しい伝統の匂いがする。侵してはならない荘厳さに身が引き締まる思い。自分の審美眼が試されているような気さえする。真面目に鑑賞しなくては.....!
静寂のなか、空間を独り占めして素晴らしい芸術作品を堪能できることの贅沢さよ!

やはり、重々しい17,8世紀以前の宗教画よりは、19世紀後半の印象派の明るい色使いに安堵し、また気分は昂揚する。モネ、セザンヌ、ドガのお馴染みのタッチが懐かしい親近感を惹き起こす。
しかし、途中からは一日の時間の割り振りや、空腹ゆえにいつどこで昼飯食べようか、ということに気が廻り、次第に駆け足で館内を駆け回ってしまっていた。
会社のシニアエグゼクティブの美術ファンの人間が、「いや、あのNational Galleryは閉館間際の人の居ないところをゆっくり見て歩くのがいいんだよ」と言っていたのを思い出す。
誠に無粋な、駆け足見学であった。

また、福岡地震

2005-04-20 22:52:31 | Weblog
朝は目覚めるとすぐに自室のTVをつける。
時間が分かるので時計代わりだ。
しばらくすると、どのチャンネルも地震の話題。午前6時11分ごろ、福岡市などで震度5強を観測する地震があったとのこと。マグニチュード(M)は5・7で、3月20日に起きた福岡県西方沖地震の余震であるという。
余震にしては大きな地震だ。

シンガポールから一時帰国したH氏のことが気になる。
帰国してから、今週故郷の福岡に3日間ほど行く、と言われていた。
里帰りされて間も無く大きな地震とは間が悪いなあ、と心配。
彼を含めて、現地の皆さんのご無事を祈るのみである。
それにしても、日本全国このところ地震が多い。関東の大震災の予兆であるような気がしてならない。災害が発生しても、その犠牲を最小限で留めるための準備を周到にしておく必要がある。
あとは、言ってみれば、運次第、ということなのだろうか。

写真は、地震で棚からビデオが落ちて滅茶苦茶になったレンタルビデオ店の様子。 
このような写真を見て、これまでは一過性の事故、お気の毒、という感覚しかなかったが、今ではもう少しちゃんとした対策を打つよう考えていなかったの、というような気分が強くなってきた。
それは災害に備えての、自分自身への戒めでもある。