多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

NewZealandドライブ旅行(31) 東へ東へ Part-2

2005-02-19 11:19:36 | New Zealand
交通量は極端に少なく、車をかなり飛ばして走らせる。
一車線での車の追い抜きも慣れてきた。
ゴア、クリントン、とアメリカの政治家の名前のついた町を次々と経由。
南島の西海岸から走ってきてもうそろそろ東海岸に着きそうだ。

New Zealandの地図を見ると、南島の東海岸の南にある大きな都市ダニーデン(Dunedin)あたりが今日の寝床となるか、と言う感じがしてきた。
陽がほぼ暮れ、もうそろそろ車を走らせるのも限界だ。今日は朝6時過ぎから、Millford Soundでの2時間半以外は殆ど車を走らせている、疲れたなあ。
9時を過ぎ、街に近づいてきた。道路もこれまでずっと一車線だったが、流石に2,3車線の大きな道路となり、町の明かりの濃さもはっきりして来た。
これまでにない広域に亘る大きな街のようだ。人のいないことに慣れてしまい、今度は久しぶりの都会に驚愕してしまった。道路は日本の首都高のような雰囲気になってきて交通量は夜にも拘わらず急増。運転にも緊張感増す。
これが地図上目指しているダニーデンという街なのか、どうも確信持てぬ気分で、違うのかな、という懸念持ちながら街の中心を目指す。

結果オーライではあったが、何とか2,30分のうちにはモーテルのある街並みにやって来た。
しかし、驚くべきことに見るところどのモーテルも全て空きなし、No Vacancyの看板ばかり。
いや、これは参った!もしかして全て駄目かもしれない、そうすると今晩は野宿か?
Te Anauからほぼ4時間走り続け、消耗。次の街まで行くのも体力的には辛い!その上腹も減ってきて、暗い街中、気分も暗い。

あたり一帯はどうも碁盤の目状の街となっているようで、モーテル街(日本のモーテルとはコンセプトが違います、念のため!)を車で何度も周遊し、空きのあるモーテルがないかと目を皿にして探す。

一軒だけVacancyの前にNoという明確な表示がついていないモーテルを見つけた。
もしやの期待で、突撃するしかない!
迎えてくれたフロントのおばさんは、「予約で一杯だが、9時までに来る筈の予約をした人が現れない。一人部屋だからあなたに提供しましょう。」とのこと。
おお、地獄に仏、とはこのことか。
もう部屋がどんなに悲惨でも(受付の雰囲気ではその懸念ありだった。)我慢するしかない。部屋はNZ85ドルと格安。

おばさんに案内してもらい部屋まで行く。
マアそんなに悪くも無い。少なくとも部屋は2部屋もあり、かなり広い。風呂がなく、シャワーのみだが、NZ標準なのだろう、こんなところでもちゃんと台所がついている。冷蔵庫の中にはゆで卵、パン、牛乳まで入っていた。兎に角、雨風をしのげる場所を確保できて、大きく安堵。
今日は、早朝から長時間のドライブ、Millford Soundのクルーズ、そしてまた長時間のドライブ、挙句の果てのお宿確保、と続き、なかなかドラマチックな一日であった。

安堵し、その後同じ通りのマクドナルドへ行って、夜食を買う。遂に此処でお世話になってしまった。
シャワーを浴び、食事取り、酷く疲れた。12時過ぎであった。