多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

『ドラえもんの声交代へ、来春大山のぶ代さん降板へ』に思う

2004-11-23 10:30:23 | News
昨日の『ドラえもんの声交代へ』、の報道にはショックを受けられた人は多かったと思う。

放送開始から25年。大山さん69歳、のび太の小原乃梨子さん69歳、しずかの野村道子さん66歳、ジャイアンのたてかべ和也さん70歳、スネ夫の肝付兼太さん69歳、とこう聞くと止むを得ない、という感慨もある。一部の方は病気をおしても声優活動続けて居たと言う裏話も聞こえてきている。
今朝の毎日の朝刊一面コラムにもこの話題が取り上げられていた。もう国民的話題だ。
Blogでもこの話題は最もホットな話題のようだ。
幾つかのコメントを並べてみようか。

● ドラえもんと共に育ってきました。今回の声優交代は大変ショックです。
● 「寅さん」の代わりが誰もできないように、ドラえもんの声の代わりは誰も出来ない
● 私はテレビ朝日のHPに抗議のコメントを書き込みました。ファンの声としてみなさんも書き込んでみてはどうでしょうか?
● 今回のキャスト全員変更も、人気が落ち目気味なドラえもんの話題作りのような気もします。
● 永遠だと思っていたモノが、永遠ではなくなったという感じ

交代する声優の候補を挙げられている方も居た。かなりの通の方である。

ドラえもん → 若本規夫(『サザエさん』アナゴさん役)
のび太  → 神谷明(『北斗の拳』ケンシロウ役)
スネ夫  → 大塚明夫(スティーブン・セガールの吹替え)
ジャイアン → 玄田哲章(アーノルド・シュワルツェネッガーの吹替え)
しずか  → 田中敦子(『殻核機動隊』草薙素子役)
出来杉  → 池田秀一(『機動戦士ガンダム』シャア・アズナブル役)

やはりドラえもんとともに育った世代の方々には、生理的にこの変化には違和感を抱かざるを得ないだろう。
我輩も藤子作品では、かつて、『オバケのQ太郎』の声が、初代の曽我町子から堀洵子(字が違ってますか?)に変わったときは声が可愛すぎて急に存在感が薄くなって失望感を抱いたものだ。サザエさんのカツオや花沢さんの声、ルパン三世(山田康雄~栗田貫一)の交代でも、やはり同様。それでもいつかは慣れてくるのか?かなり芸術的に上手く交代したの印象の強いのは、サザエさんの中のマスオさん役、近石真介から現在の増岡弘に変わった時。両者ともはまり役だが、こう上手くバトンタッチ出来る例はそう多くない筈。

交代と言えば、アニメではないが、長寿番組の『水戸黄門』も、初代の東野英治郎は黄門そのものだった。その後の、西村晃、佐野浅夫も味はあったが、初代の印象が強すぎ少し物足りぬ。石坂黄門となると完全に失望、現在の里見浩太郎も助さんのイメージが強すぎ、若すぎる。しかし、楽しめるかどうか、という点では、その俳優・声優がはまり役と思わせるほどに上手いかどうか、ということに最後は尽きるのではないか。
ドラえもんの次の声優陣にかかるプレッシャーは相当のものと思われる。

大山さんの交代で、長寿番組も永遠ではないことを改めて思い知らされる。
『サザエさん』の、サザエ、波平、フネらの声、こん平が思ったより長期で休んでいる『笑点』のメンバー...
長寿番組の安心感、安定感も、どこかでネジが一本抜けると変調を来たす。色々心配すると尽きない。
時間は間違いなく確実に前に進んでいるのだ。そして必ず、「その時」は来るのだ。

いや、人のことより、そろそろ自分のことも考えねばならぬかな。