今の会社に入る前、その前の会社を辞めてから1年ちょっと浪人をしていた期間があった。
その間趣味で(?...本当は、生活のため、と言いたいところだが....)株の売買等を少々やっていた。
朝からリアルタイムの株価ボードと1分刻みの分足チャートを睨みテクニックを駆使するデイトレ手法や、割安割高、要は買われ過ぎ、売られ過ぎの銘柄をチャートや計量手法を具現するPCソフトを用いて収益機会の高い銘柄を捕まえ逆張りするスイングトレード、などの手法で売買をするのである。
出来るだけ科学的にセオリーに忠実に売買をしようとは心がけるが、一方、現実にお金の絡むこのゲームは「欲望と恐怖」の狭間を行ったり来たりする一種心理ゲームの様相が強い。
自分にとって相性の良い銘柄、悪い銘柄、色々ある。
ソフトバンクインベストメント=SBI(8473)も良くお世話になった銘柄であった。
一般個人投資家の間ではITバブル崩壊後でも最も出来高の高い所謂デイトレ銘柄だったソフトバンクの子会社としてSBIも同様に、『値動きの良い銘柄』として個人の取引対象として人気が集まっていた。
SBIの当時の業績はM&Aも次第に軌道に乗り上向きであったが、どうも株価自体は情けない動きが多く、なかなか上に突き抜けない。良い情報(業績の上方修正や合併・買収、子会社上場などの好材料)が有っても、買いが続かずすぐに値がだれてしまう習癖がある。従って、このパターンで上がったところで信用の売りを建てると、値下がりにより利益を得ることが出来る。こうしたことで小銭を稼ぐことしばしばであった。
しかし好事は続かぬこと多し。
好材料が続出し、業績見通しが良くなり、高値の壁を突き破って珍しく株価が上昇し続けた。
通常一定の株価圏を往来するボックス圏を抜けると、その間のエネルギーが溜まっていることから上放れ、下放れでどちらか一方に強いエネルギーが働くことが多い。ということで、やや高値圏に突入したものの先高観強いと10人が10人感じるだろうという局面でこのSBIを、珍しく「売り」ではなく「買い」で建てたことがあった。
確かに最初は好調であったが、上昇が続いたこともあり利食いが入り、株価は下がった。
これは良くある好調な株の一過性の状況であることが多く、そのまま持続したが、実際には、やはりこのSBIの株の習性を良く理解している、と言うか、この株を信用していない投資家は多かったのだろう、利食いのあと、通常は押し目買いが入るのだが、逆に、一旦の押しが小さくなかったこともあり、売りが売りを呼び、大きく株価は下落。大幅な下落は更にパニック売りを呼びまた大幅下落が続くことになった。見通しは結局悪くないが、買いが多すぎて上がらないとなると皆慌てて逃げていく。、結局買ったあと一週間で15%強簡単に下がってしまった。(無念、損切りできぬ我が身が情けない、とほほ...)
と言うことで、SBIは我輩にとってはなかなか癖の悪い銘柄である。結局は、小さく稼いで大きく損をする、という下手くそ投資家の典型的なパターンをこの銘柄で踏んでしまった。
株価が上がったところで、新株発行、とか、結構既存株主の利益を希薄化するようなことも平気で行う会社であり、(平気で)投資家を裏切っておる。
言っちゃ悪いが、全く油断ならないなあ、という印象がある。
「人の家の玄関から土足で入り、仲良くしましょうやと言っているようなもの」とホリエモンを評してかの北尾氏は物分りの良い大人の発言の如きを放ったが、そこまで言えるほど彼は清廉潔白だとは思えない。
百戦錬磨の図太い策士であり、決しておとぎ話の「白馬の騎士」で終わるような器ではないだろう。
彼の出現で、これまでのホリエモンや日枝会長、亀淵社長ら出演のライブ劇場も様相は一変してきた。これまでの役者さんはそれなりのキャラクターではあれど、何かプロの経営者としては軽量級のイメージがあったが、北尾氏という重量級の役者出現でドラマのニュアンスも変わってきたようだ。ちょっとばかり重い感じになってきた。
どうもSBIへの聊か苦い思い出もあり、このドラマの味も苦々しいものになって来たナア。
その間趣味で(?...本当は、生活のため、と言いたいところだが....)株の売買等を少々やっていた。
朝からリアルタイムの株価ボードと1分刻みの分足チャートを睨みテクニックを駆使するデイトレ手法や、割安割高、要は買われ過ぎ、売られ過ぎの銘柄をチャートや計量手法を具現するPCソフトを用いて収益機会の高い銘柄を捕まえ逆張りするスイングトレード、などの手法で売買をするのである。
出来るだけ科学的にセオリーに忠実に売買をしようとは心がけるが、一方、現実にお金の絡むこのゲームは「欲望と恐怖」の狭間を行ったり来たりする一種心理ゲームの様相が強い。
自分にとって相性の良い銘柄、悪い銘柄、色々ある。
ソフトバンクインベストメント=SBI(8473)も良くお世話になった銘柄であった。
一般個人投資家の間ではITバブル崩壊後でも最も出来高の高い所謂デイトレ銘柄だったソフトバンクの子会社としてSBIも同様に、『値動きの良い銘柄』として個人の取引対象として人気が集まっていた。
SBIの当時の業績はM&Aも次第に軌道に乗り上向きであったが、どうも株価自体は情けない動きが多く、なかなか上に突き抜けない。良い情報(業績の上方修正や合併・買収、子会社上場などの好材料)が有っても、買いが続かずすぐに値がだれてしまう習癖がある。従って、このパターンで上がったところで信用の売りを建てると、値下がりにより利益を得ることが出来る。こうしたことで小銭を稼ぐことしばしばであった。
しかし好事は続かぬこと多し。
好材料が続出し、業績見通しが良くなり、高値の壁を突き破って珍しく株価が上昇し続けた。
通常一定の株価圏を往来するボックス圏を抜けると、その間のエネルギーが溜まっていることから上放れ、下放れでどちらか一方に強いエネルギーが働くことが多い。ということで、やや高値圏に突入したものの先高観強いと10人が10人感じるだろうという局面でこのSBIを、珍しく「売り」ではなく「買い」で建てたことがあった。
確かに最初は好調であったが、上昇が続いたこともあり利食いが入り、株価は下がった。
これは良くある好調な株の一過性の状況であることが多く、そのまま持続したが、実際には、やはりこのSBIの株の習性を良く理解している、と言うか、この株を信用していない投資家は多かったのだろう、利食いのあと、通常は押し目買いが入るのだが、逆に、一旦の押しが小さくなかったこともあり、売りが売りを呼び、大きく株価は下落。大幅な下落は更にパニック売りを呼びまた大幅下落が続くことになった。見通しは結局悪くないが、買いが多すぎて上がらないとなると皆慌てて逃げていく。、結局買ったあと一週間で15%強簡単に下がってしまった。(無念、損切りできぬ我が身が情けない、とほほ...)
と言うことで、SBIは我輩にとってはなかなか癖の悪い銘柄である。結局は、小さく稼いで大きく損をする、という下手くそ投資家の典型的なパターンをこの銘柄で踏んでしまった。
株価が上がったところで、新株発行、とか、結構既存株主の利益を希薄化するようなことも平気で行う会社であり、(平気で)投資家を裏切っておる。
言っちゃ悪いが、全く油断ならないなあ、という印象がある。
「人の家の玄関から土足で入り、仲良くしましょうやと言っているようなもの」とホリエモンを評してかの北尾氏は物分りの良い大人の発言の如きを放ったが、そこまで言えるほど彼は清廉潔白だとは思えない。
百戦錬磨の図太い策士であり、決しておとぎ話の「白馬の騎士」で終わるような器ではないだろう。
彼の出現で、これまでのホリエモンや日枝会長、亀淵社長ら出演のライブ劇場も様相は一変してきた。これまでの役者さんはそれなりのキャラクターではあれど、何かプロの経営者としては軽量級のイメージがあったが、北尾氏という重量級の役者出現でドラマのニュアンスも変わってきたようだ。ちょっとばかり重い感じになってきた。
どうもSBIへの聊か苦い思い出もあり、このドラマの味も苦々しいものになって来たナア。