唐突ですが。
ディープ・インパクトという馬は,かわいそうですね。フランスの陰謀説というのがまことしやかに流れていますが,あら,たぶんにウソでありまして,結局は管理者が自分の無知の責任をとっていないだけのことのような気がします。そうやって責任を取らない人間が多いんですよね。管理者なり,上のものなりがだんまりを決め込んである間に,マスコミが面白がって陰謀説を流し,それを否定も肯定もせず,じっと押し黙っている感じ。なんか,日本社会の(日本以外だって多そうですが)縮図を見ているような気もします。
で,まあ,競馬シーズン,近づいているわけです。ディープくんに罪はない。あの馬,確かに美しい!
と偉そうなことを言いますが。小金儲けは好きなんでつが,公営ギャンブルはほとんどやらないpsy-pubです。でもですね,「賭博」の「賭」という音は最近出てきた小腹のことを考えず,マッチョ的に好きでありまして,当然のように「雀放」なんかの大ファンであります。「雀放」,ご存じない?
ですがな。勝手に略すなって感じですが,我が家では「雀放」だ! 文句あっか。
当然,我が家では阿佐田哲也(もしくは,色川武大,あるいは井上志摩夫)の名はネ申のように扱われておりまして,3年に一度は読み返すものとなっております。ハイ。
で,も一つ好きな「ギャンブル小説」が,
なんていう小説がありまして。
一時話題になっていたのでご存知のかたも多いでしょう。一時って? ああ,ええっと,90年代初頭くらい? アベシ…
で,まあ,もっていたその本はワタシの青春《恋愛編》のようにボロボロだったんで,たぶんだれか知り合いにあげちまったんじゃないかと思ったんですが,この間ふらりと入った古本屋で見かけまして,保護してきたわけです。
ちらちらと読んだわけですが,うむ,あのころはまったく違う感想を抱いたのですが,結局,依存症の当事者本ね,これは。などと皮相な見方をしてみたりする,ワタシでありました。
とはいえね,バブルが弾けたあのころは,ギャンブル以外にも庶民には多少夢がありまして,「たしなむこと」ができました。
でも,今じゃ,田舎に行けばパチンコ屋とジャスコばかりで,なんだか,切ないなぁ,ほんとに。さすがに首都圏のテレビ局のCMではほとんど流れませんが,地方のテレビを見れば,パチンコ屋の宣伝ばかりだったりします。こっちのCMだって,宝くじとかのCMが異常に多いですもんね。なければ、サラ金で借りろっつう宣伝はさんでたりしますし。たしなむどころじゃない。目ンタマ三角にしてやらんとならんような環境でありますよ。金だ・金だ・金…
こんなんでいいのかな,と思ったり。
なんていう本を読んだんですが,ま,そうした気分にはぴったりで。
帚木先生の小説以外の本は珍しい(?)ので,ぜひ。
とはいえ,やはり医師の先生は恵まれているとひがみがないわけではなく。いやほんと都会は(とはいえ,東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡くらいか)いろいろ娯楽がありますが,地方にはパチンコ屋くらいしかないわけで,酒飲んだら車に乗れないし,給料だって高くないし,楽しみだって限られているわけです。やっぱ医師は地方では特権階級ですよ。
そういう意味では社会学的な考察が必要かと思うところもなくはなく。
なんて本があるが,どうなんでしょうか。今度読んでみようっと。
でも,フィールドとしてはギャンブルは面白いと思う。
ギャンブル依存の本は本当に数が少ないんですが,数年前にちらっと読み,よくまとまっている本という印象を受けました。
田辺先生は医師。北海道では相当な方のようです。こんな本も出されています。
この2社から本を出しているというのは,相当な猛者。
箒木先生にしろ,田辺先生にしろ,地方の精神科医であるのは,偶然でありましょうか。実に考えさせられる問題であります…
ディープ・インパクトという馬は,かわいそうですね。フランスの陰謀説というのがまことしやかに流れていますが,あら,たぶんにウソでありまして,結局は管理者が自分の無知の責任をとっていないだけのことのような気がします。そうやって責任を取らない人間が多いんですよね。管理者なり,上のものなりがだんまりを決め込んである間に,マスコミが面白がって陰謀説を流し,それを否定も肯定もせず,じっと押し黙っている感じ。なんか,日本社会の(日本以外だって多そうですが)縮図を見ているような気もします。
で,まあ,競馬シーズン,近づいているわけです。ディープくんに罪はない。あの馬,確かに美しい!
と偉そうなことを言いますが。小金儲けは好きなんでつが,公営ギャンブルはほとんどやらないpsy-pubです。でもですね,「賭博」の「賭」という音は最近出てきた小腹のことを考えず,マッチョ的に好きでありまして,当然のように「雀放」なんかの大ファンであります。「雀放」,ご存じない?
麻雀放浪記(一) 青春編 阿佐田 哲也 角川書店 2000 売り上げランキング : 57166 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ですがな。勝手に略すなって感じですが,我が家では「雀放」だ! 文句あっか。
当然,我が家では阿佐田哲也(もしくは,色川武大,あるいは井上志摩夫)の名はネ申のように扱われておりまして,3年に一度は読み返すものとなっております。ハイ。
で,も一つ好きな「ギャンブル小説」が,
極道記者 塩崎 利雄 徳間書店 1996-12 売り上げランキング : 1040674 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんていう小説がありまして。
一時話題になっていたのでご存知のかたも多いでしょう。一時って? ああ,ええっと,90年代初頭くらい? アベシ…
で,まあ,もっていたその本はワタシの青春《恋愛編》のようにボロボロだったんで,たぶんだれか知り合いにあげちまったんじゃないかと思ったんですが,この間ふらりと入った古本屋で見かけまして,保護してきたわけです。
ちらちらと読んだわけですが,うむ,あのころはまったく違う感想を抱いたのですが,結局,依存症の当事者本ね,これは。などと皮相な見方をしてみたりする,ワタシでありました。
とはいえね,バブルが弾けたあのころは,ギャンブル以外にも庶民には多少夢がありまして,「たしなむこと」ができました。
でも,今じゃ,田舎に行けばパチンコ屋とジャスコばかりで,なんだか,切ないなぁ,ほんとに。さすがに首都圏のテレビ局のCMではほとんど流れませんが,地方のテレビを見れば,パチンコ屋の宣伝ばかりだったりします。こっちのCMだって,宝くじとかのCMが異常に多いですもんね。なければ、サラ金で借りろっつう宣伝はさんでたりしますし。たしなむどころじゃない。目ンタマ三角にしてやらんとならんような環境でありますよ。金だ・金だ・金…
こんなんでいいのかな,と思ったり。
ギャンブル依存とたたかう 帚木 蓬生 新潮社 2004-11-17 売り上げランキング : 32227 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんていう本を読んだんですが,ま,そうした気分にはぴったりで。
帚木先生の小説以外の本は珍しい(?)ので,ぜひ。
とはいえ,やはり医師の先生は恵まれているとひがみがないわけではなく。いやほんと都会は(とはいえ,東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡くらいか)いろいろ娯楽がありますが,地方にはパチンコ屋くらいしかないわけで,酒飲んだら車に乗れないし,給料だって高くないし,楽しみだって限られているわけです。やっぱ医師は地方では特権階級ですよ。
そういう意味では社会学的な考察が必要かと思うところもなくはなく。
ギャンブルフィーヴァー―依存症と合法化論争 谷岡 一郎 中央公論社 1996-10 売り上げランキング : 266319 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんて本があるが,どうなんでしょうか。今度読んでみようっと。
でも,フィールドとしてはギャンブルは面白いと思う。
ギャンブル依存の本は本当に数が少ないんですが,数年前にちらっと読み,よくまとまっている本という印象を受けました。
ギャンブル依存症 田辺 等 日本放送出版協会 2002-12 売り上げランキング : 41271 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
田辺先生は医師。北海道では相当な方のようです。こんな本も出されています。
精神保健相談のすすめ方Q&A―PSW・カウンセラー・保健婦のための実践ガイド 田辺 等 金剛出版 2002-01 売り上げランキング : 108805 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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この2社から本を出しているというのは,相当な猛者。
箒木先生にしろ,田辺先生にしろ,地方の精神科医であるのは,偶然でありましょうか。実に考えさせられる問題であります…
つか,スマン,意味わかんね。
浦沢直樹? op?あたりからの引用?パクリ?
ロイズは確かに投機性が高いからトーシロは手を出すなって感じですが,それは損保の話だし,「自分自身を賭ける」ちゅうのなら生命保険のことが言いたいのかしら。
でも生命保険はギャンブルかな? それがギャンブルなら銀行に預けるのもギャンブルって感じもするし,というか,商取引なんか全部ギャンブルじゃんってことも言えるわけで,だったら,何もしないにもある種のギャンブルなわけで。つか,人生ギャンブルだし。でも,別にワタシ,そんなことが言いたいわけではなく。
スマン,こっちはオジサンだからね。
ちゃんとしたタマ投げてくれんと,捕れませんョ。頼むぜ。
ちょっと考えてみたんですが,林真須美タンの一連の「保険金詐欺」行為は,これ,ギャンブル的ですね。というか犯罪ですね。もう裁判も終わりましたけど。
日本犯罪史上有数のシリアルキラーなのに,サイコ的な印象を全く与えなかったのが,特異といえば特異なのかな。すごく現世的ですもんね。
あるいは壁投げ。
>浦沢直樹? op?あたりからの引用?パクリ?
うわっ、鋭いですねw キートン大好きです。
保険や宝くじ、公営ギャンブルなど、日本人はギャンブル好きなのかな、てのが言いたかったことです。
でもって,その田辺先生に初対面で「あなた面白いね」的なことを言われたおいらは一体。
コメントどうもです。
>初対面で「あなた面白いね」的なことを言われたおいら
スゲー。どんなオモシロメガネかけてたんですか?www
というのは冗談で,スゴイなあ。羨まし。