君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

自然農稲作教室 収穫作業&一年の終わりに&みなさまの感想 

2019年12月26日 | 自然農稲作教室2019年

 

自然農稲作教室 六期 2019年

今年もすべての実習と学びが終わりました。

笑顔にあふれた皆さんとの一年間は

とても楽しく充実したものでした。

 

すべての作業において真剣にとりくまれ

みなさん豊かな実りを手にされました。

心からうれしい一年の終わりです。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

それでは、脱穀、籾摺り、

田んぼの冬支度の様子を

写真で振り返ってみたいと思います。 

 

 

11月下旬 脱穀・籾摺りをいたしました。 

 

 

お米が完熟して、よく乾燥していると

パラパラと脱穀しやすいです。 

 

 

脱穀したものを 通しにかけて

さらにそれを唐箕にかけて選別して

籾を米袋に入れます。

 

 

足踏み式の脱穀機は

慣れてくると一人でこぎながら

脱穀ができるようになりますが、

稲作教室では協力しあって作業をすることも・・。

 

 

 

 

真剣に・・、でもカメラを向けると笑顔に・・。😊

いい音が響いています。

 

 

ご自分で育てられた稲の重みをずっしりと感じながら

うれしいうれしい収穫の実習ですね。

 

 

あたたかな日差しをあびて

共同作業はのどかな気分も満喫です。

ついつい💕お話もはずみますね。

 

 

脱穀を終えたお米は

籾摺り機で玄米にいたします。

 

 

順番に、納屋の軒下で籾摺り作業です。

 

 

今年はおおよそ平均20㎏の玄米を(0.4畝あたり)

お持ち帰りいただくことができました。

 

そして、12月上旬

実習田にもみ殻と稲わらを還します。

 

 

この日もお天気に恵まれて

今年最後の実習はのどかな気分で

ゆったりとできました。

 

 

稲わらが一面に撒かれると

田んぼはふかふかです。

これから始まる寒い冬にも

藁の下ではいのちのいとなみが

静かに行われています。

 

 

気持ちいいですね~。

 

 

↑ きゃぁ~~、かわいい~、

という声に振りむいて

指さす方を見ると

一目散に逃げるネズミちゃん。

わらを積んでいたのでおうちにしていたのかな。

今年最後に、来年の干支に会えたよ。

 

藁の上を超スピードで逃げています。

わかりますか?

 ↓

 

畝がお隣同士の三人さん。

晴れ晴れとした笑顔で、楽しそう。

 

 

自然農稲作教室では

日々の暮らしに欠かせない

お米 大豆 麦など

田んぼと畔で育てています。

(今年、麦は希望者のみでした)

 

 

実習が終わると

ふかふかの藁の上に寝転んで

大地の呼吸を感じたり

四季の巡りの中にいることを

宇宙のいとなみを

全身で感じるひとときに。 

 

 

耕さず 持ち込まず 持ち出さず

自然に沿って 手作業で、

自然農の基本の在り方です。

 

そのような

お米作りを通して

自然と向き合い

自分に向き合い

豊かさの大元にふれ

かけがえのない時をすごされ

美しくすこやかないのちに出会い

この星のめぐみを抱かれ

喜びにあふれるみなさんです。

 

 

田んぼの冬支度もすっかり終わり

また来年です。

はじまりの日を静かに待つ実習田・・。

 

 

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自然農稲作教室 六期

みなさんの感想より 2019.12.8

 

 

💕振り返ってみると一瞬一瞬の作業を大切に「その時」を過ごしていましたが、今は全体の流れの大きな視点からの想いにあふれています。技術も知識も大切だけれど、田んぼに立つときの自分の心の状態、素直でありたいと思いながらそうあること、自分自身であることが大切で、それに応じてくれる自然に感謝しかありません。やはり経験すること、場があること、本質にふれることで、とてもたくさんのことを受け取っていると、あらためてこの六年目にしてつよく感じることができました。毎年毎年新しいスタートです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。(女性Tさん)


💕今年は麦も作ることができ、学びの多い稲作教室でした。そしてとても楽しい仲間たちだったので笑いがたくさんでした。きっとそれが田んぼの栄養になって豊作だったのではないかと思います。反省点としては一つ一つの作業のペースが遅かったこと、でも焦ることなくマイペースを保ってでたきと思います。 (女性Mさん)


💕今年で三年目の稲作教室。今回は男性の数が多くとてもにぎやかで、毎回楽しく過ごさせていただきました。三回目の米作りでしたが、新しい発見もたくさんあり、何度やっても新鮮な気持ちで取り組めるのはいいなぁと思います。今年は夏草刈りの時に無理な姿勢にならず作業でき疲れにくく、技術的に進歩したように思います。(男性Wさん)


💕2年目ということで少し余裕があったけれど、逆に周りに気が散って集中力がなかったような気もします。でも押さえるところは押さえてできたのが二年目の良さかなぁ。そして、いろんな場面で身体はちゃんと覚えており素晴らしいと感じました。特に稲刈りの時に、稲を束ねることがささっとできたことはとてもうれしかったです。今やっていることはこういう理由があってやっている、それを意識しながらできたことも良かったと思います。前進あるのみ~、成長したい~、来年もよろしくお願いします。(女性Sさん)


💕この二年で学んだことはたくさんありました。私が夢見た、米・大豆・麦を自分で育て食べれたことは本当に大きな収穫です。それを考えると二年前の私より成長した私がここに居ると感じ嬉しくなります。と同時に、一緒に学べた仲間、そしていつも優しく丁寧に指導してくださる真由美さんに感謝の気持ちでいっぱいです。(女性Yさん)


💕今年一年、自然農の稲作を通してたくさんの学びがありました。長年、念願だった自然農での稲作。実践を通して学ぶまでは色々なことを頭だけで理解していたように思います。自然農を学ぶようになって、自然界の営みのこと、私たち人と自然との関わり繋がりのことなど、普段考えていることを心で感じ心で理解できることが増えました。私たち人がこれからどうやって自然界の一部としてこの星で生きていくのか?、その疑問を自然農を通してこれからも考えていこうと思います。この一年間、たくさんの学びの機会を作ってくださりありがとうございました。(男性Kさん)


💕はじめは知らない土地で緊張し農業自体が全くの素人で本当に大丈夫だろうか、という不安もたくさんありました。しかし気づけば毎回楽しみに参加していました。いろいろチャレンジしてみる事は好きな方ですが、それが続くきっかけはやはり良い先生や仲間がいたからこそだと思います。カマ、クワ、スコップなどの農具で、自然にほんの少し手を加え、シンプルな形で育てられることには本当に驚きました。自然の力強さ、生命力は心からすごいと思いました。そして何よりも今までで一番おいしいお米となり、みんなの努力、愛情、気持ちがつまった結晶である素晴らしい完熟米ができて感動しました。手塩にかけた貴重なお米を大切に食べたいと思います。(女性Kさん)


💕鳥の卵とか虫とか、ふだん気にしないような自然に触れることができたのも自然農ならではです。現代の農業では大きな機械を使い肥料を使うことが当たり前になっていますが、自然農では肥料がなくても自然の恵みと共生により健やかに育っています。改めて自然の力に気づかされました。自然災害を取り上げると、自然=脅威、みたいなイメージがありますが、自然と仲良く自然の恵みに感謝していきたいです。(男性Nさん)


💕初めて自然農を体験して貴重な経験をすることができました。耕さずに本当に稲が成長するのか疑問に思っていましたが、自然に沿って余計な事をせず栽培することでたくましく成長することがわかりました。自然界では稲も草も同じで、ものすごい生命力を持っていることにも気づきました。農業のやり方を知るだけでなく考え方を理解して、自然農がもっと広まり安全な食品が出回ってほしいです。一年間ありがとうございました。(男性Kさん)


💕以前、米作りの勉強をしていた時に川口さんの本に出会いましたが、その際には自分には最も遠い作り方の様に感じていました。それをまさか体験することになるとは思わず、はじめて自然農の実習田に入ったときも全く実感がわきませんでした。が、その後、回を追うごとに自然の力強さを感じ、米作りというよりも「米が育つのを手助けする」感じで、自然農のすごさを実感するようになりました。一方で、段取りの重要性を強く学びました。丁寧に一つ一つを確かに行うことで、その後の作業に大きく影響し、最終的には大きな実りに結び付くものだと反省です。一年間、ご指導ありがとうございました。(男性Nさん)


💕自然農を通して、大地の力、地球の力、今まで感じたことのない感動を味わうことができ、これからの自分の生き方、ものを見るときの視点が少しずついい方向に向いてきました。来年も田んぼに入って自然農を勉強していきますが、一つ一つの作業を丁寧に収穫の喜びを味わいたいと思います。(男性Oさん)

 

💕自分で作ったお米がこんなに美味しいと思って食べた事が無かったです。だからと言って今まで手を抜いて作っていたわけではないのですが・・。自然農では、一本一本丁寧に苗を植え、暑い夏に汗びっしょりになって地を這うように草を刈る、手塩にかけて見事に実った稲を刈り、稲木に掛けて太陽の力を借りて天日乾燥をする。脱穀、籾摺りと行い、来年の土づくりのために藁を振る。慣行農法と違い、一つ一つの工程・作業に手間がかかるし、その上に体力を使う。だか、自然の恵みを得て、スクスクと成長する姿を見ることができる。だから美味しいと感じたのかもしれません。二年目は、少し心にゆとりを持って、鳥のさえずりに耳を傾け、吹く風の心地よさを体で感じ、生命の営みをかみしめ、楽しみながら作業ができるようになれば、もっと美味しさも増すと思う。楽しい仲間と出会えて楽しい一年でした。ありがとうございました。(Oさん男性)

 

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 自然農の世界をお伝えさせていただくことは、わたしの喜びです。とりわけ稲作の実習田は一年間を通して四季おりおりの美しさにあふれ、たくましく成長する稲の姿に毎年新たな感動が生まれ尽きることがありません。1998年から続けている自然農のお米づくりがいつしか私の日常に自然に定着し、今では自然農なかまの輪もふくらみ、岡山各地で実践する人も増えています。ほんとうに喜ばしいことです。稲作教室では毎年10人前後の方々と田んぼに立ち、畝づくり、苗床づくり、籾まき、田植え、夏草刈り、稲刈り、脱穀、籾摺り等々、学びの場を提供し、農業が初めての方にも自然農のお米づくりの楽しさを味わっていただけるよう取り組んでいます。知識することや方法技術もとても大切ですが、自然界の理にふれ、しあわせな生き方へと向かう自然農でありたいと思っています。今年もほんとうに楽しかったです。ご一緒していただきましたみなさん、ありがとうございました。そして、ブログをご覧くださったみなさまにも感謝いたします。 2019.12.26 八木真由美


 


自然農稲作教室 八木真由美


 

 

 

 

 

 

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