君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

あまつちひと『自然農のつどい』十一月・後記

2012年11月19日 | あまつちひと自然農のつどい

 

11月10日土曜日、あまつちひと「自然農のつどい」定例会が開かれました。

岡山県のほぼ真ん中に位置する吉備中央町は、野も山も美しい秋の色に染まり、 

実習田では黄金色の稲が美しく光っていました。

 

 

 

 

 

耕さず、草草や虫たちを敵とせず、肥料を持ち込まず、

手作業で 和気あいあいと みなさんと一緒に育てたお米です。

いよいよ収穫の時をむかえました。 

 

下の写真は六月上旬、田植え前の苗床の様子です。 

 

田んぼの中の小さな苗床に降ろしたカップ1/2の籾だねが、

一畝の田に一本ずつ植えられ、美しく豊かに実をつけました。

 

 

適期における丁寧な作業と みなさんの想いがこの実りをもたらしてくれたのでしょう。

初めて自然農に出会われた方々も、学ばれながら自分の田畑で実践されておられる方が多く、 

『自然に沿って 教えてもらったことを素直にやれば、ちゃんとできると思いました。』との

うれしい報告も聞かせていただきました。

 

 

耕さず七年目の田んぼは ふかふかしています。

足元では たくさんのいのちが生死にめぐり いとなみ続けています。 

夏草、冬草、たくさんの虫たち、日の光、水の恵み、風、夜の気、星の瞬き・・・・、

宇宙に生きる地球の 豊かないのちの舞台で 時を得てすこやかに育ちます。 

 

 

私たち人も 自然界の一つのいのちとして 楽しく田んぼに立ちます。 

 

 

やさしく稲穂が 歌っているようです。

人の想いに応えているようです。

 

稲と人は ずっとずっと一緒に生きてきたのだなぁ・・、

時を超えて ともに奏でてきたのは 力づよくも清かな音色・・・、

おたがいに生かし生かされ 光にあふれる自然界です。

 

100%他に生かされる 100%他を生かす・・・、

それが同時に ひとりでに そうなっている・・・、

ひとりでに調和している 自然界。

 

自ずから 然らしむる・・・、それは宇宙のリズム、地球のリズム。

人もそのリズムで生きることが 一番のしあわせだと 

自然農に出会って 深く気づくことになりました。 

 

 

共同作業は楽しいです。

 

 

刈り取られた稲は 三等分にわけて重ねてゆきます。

 

 

黄金色にゆれる稲の間に間に立ちて、

大切なお米を 手作業で収穫する人の姿が ほのぼのと心に優しく映ります。

 

 

刈り取った稲はしっかりと束ねて 稲木に架けてゆきます。

 

 

ふたりペアーで架けてゆきます。

 

 

最後に鳥よけのヒモを周囲にめぐらせて 稲刈りの作業は終わりです。

豊かな実りが 秋空の下に架かりました。

今年も春から半年間に渡って 楽しくお米の栽培ができました。

時をかさねた芳しさと みなさんの初々しい姿のままに爽やかな実りです。

 

はじめて記念撮影をしてみました。 稲刈り、楽しかったですね~。 

次回は12/1に 脱穀をします。

 

 

ランチ&シェアタイムの時間は、自然農についての質問に応じたり、

感じていることを話していただいたり、時にはテーマに沿って語り合います。

今回は、初めて参加された八人の方に まずは自己紹介をしていただきました。

 

 

震災後は東日本から移られて岡山に住まわれる方も多く、

あまつちひと自然農のつどいにも 積極的に参加をされておられます。

 

後半は、『自然農はむずかしいのか・・。』 

というテーマで語り合いの時間となりました。

主には 自然に沿うことの難しさについての話がかわされました。 

 

自然農は自然界を損ねず、永続可能な栽培方法です。

それは人にとっても最善のことですし、

エネルギーも手作業ですから実質的に効率が一番よくて、

準備するものもほとんどなく・・・・、

作物は本来の美しさを持った、すこやかなものがいただけます。

 

私自身は、いのちから感じるものがあり、

「難しい」とか「簡単」というふうに実は思ったことがなく、

自然の理にかなっている自然農の魅力に、心が満たされているのです。

まだまだ 難しさに出会っていないのかもしれませんが・・・・。

 

 

 

さて、午後からの実習は人参の間引き、玉ねぎの植え付け、エンドウの種降ろし等をいたしました。

先月間引きした畝では、ゆったりといい感じに大根が育っています。 美味しそうです。

 

 

 

 

 こちらはキャベツです。 

 

 

さぁ、たまねぎの植え付けです。 

まずは大北さんが植え方を示してくれます。

そして畝に並んで 全員で植えていきます。

見て、感じて、体験して・・・、実践を通しての学びはリアルワールドです。

 

 

 

 

大北農園さんの畑も 山々の紅葉とともに秋の雰囲気ですね。

日暮れには 気温も下がり肌寒くなってきました。

少しずつ冬が近づいてきているのを感じます。

 

 

次回は12月1日 (土)です。

あまつちひと「自然農のつどい」

お問い合わせ&お申し込みは 大北さん  086-735-1125

10:00集合 17:00解散  活動費 500円

その他の詳細はこちらのブログに掲載中です。

http://blog.goo.ne.jp/prism369/e/2401a5218e04a219d24a6ea324081e86

 

2013年の年間予定は12月中にご案内をさせていただきます。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする