Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

暦の上では春なのに思うツボ:腎

2017-02-14 08:57:10 | 東洋医学
体内では五臓(六臓)六腑
体表では四肢関節(手~肘関節・足~膝関節)と
連絡を取り合っている経絡を
十二経脈といいます。
四肢関節に鍼をうったりお灸をすえると
五臓六腑に効く(利く)ということです。

十二経脈のうち
まだまだ寒い日が続くころの
養生にぴったりの
経脈と経穴をお伝えします。

線は足の少陰腎経という経脈で
足底、内踝の後、アキレス腱前縁、下肢内側を経路として
ところどころに経穴(ツボ)が分布しています。
内踝の後から下肢内側に向けて、次の順にお灸をすえています。(写真参照)

 足の少陰腎経(写真:線)
 3番      太谿(たいけい):内踝尖端とアキレス腱を結ぶ線の中点、陥凹中
           (益腎:じんをみたす、健腰膝:こしひざをすこやかにする)
 4番      大鍾(だいしょう):太谿の下0.5寸と水平、アキレス腱付着部内側陥凹中
 5番      水泉(すいせん):太谿の下1寸、踵骨結節の内側前上部の陥凹中
 6番      照海(しょうかい):内踝の直下縁陥凹中
 7番      復溜(ふくりゅう):太谿の上2寸
           (調腎気:じんのきをととのえる)
 8番      交信(こうしん):太谿の上2寸、復溜と脛骨内側後縁の間
 9番      築賓(ちくひん):太谿の上5寸、腓腹筋内側筋腹がアキレス腱に移行するところ

お灸はちょっととお思いの方は
マッサージならいかがでしょうか。
1番の涌泉(ゆうせん)から9番の築賓(ちくひん)まで
青線をなぞるように
ゆっくりとやさしく
マッサージをしてみてください。

つづく

次回は、躓かない歩き方:後脛骨筋をお伝えします。
 
公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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