迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

謎の白い気球、再び    迷彩のブログⅡ

2023-02-03 12:47:53 | 日記

先程BSのワールドニュース観てたら、アメリカで謎の白い気球で大騒ぎになってる様子。

ん~・・・コレはアレですね。2020の6月に日本に出たやつ。

必ずしも同一物体ではないのかもしれませんが、ぶら下がってる器機は同じ構造っぽいですね。

日テレのネットニュースでの扱い※クリックでニュースに飛びます

アメリカ上空を“中国”偵察気球が飛行…撃墜見送り追跡中 米国防総省(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

アメリカ上空を“中国”偵察気球が飛行…撃墜見送り追跡中 米国防総省(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

アメリカの国防総省は2日、中国のものとみられる偵察気球がアメリカ本土の上空を飛行しているため、追跡を行っていると明らかにしました。国防総省高官によりますと、気球...

Yahoo!ニュース

 

大袈裟っすなぁ、何ていうかプロパガンダって感じがしますね~

F-35を飛ばしたそうです。

前回の日本での時も思った事なんですけど、あれって正確な高度とか大きさって判らないんでしょうかね?

元高射特科に居た身としては、多分ですが民間の測量士でも簡単に三角測量で算出できると思うんですよ。

勿論自衛隊とかなら容易い事・・・なぜ公表しなかったのか謎です。

一説には20,000mくらいの高度とも言われてましたね。

今は探してもその画像が見つからないんですが、確か旅客機と同じフレームに収まってる写真を見た覚えがあります。

↓ありました!

コレを見た感じだと、一般的な旅客機(高度1万m位)とたいした変わらない大きさに見えますね~、この画像だけでは単純に気球の大きさは断定できませんが、飛行機の1.5~2倍くらい大きいのかも?

まあ墜として調べりゃ何処の国の何目的の気球だったのかは判るんでしょうが、何故かそういうのは公にしないっぽいかな?

※追記

高射特科にいた当時、レーザー距離計ってのを見せてもらった事が有ったんですが、三脚に載せられた随分ごっついモノだった覚えがありました、

性能、諸元データとかまでは教えてもらってなかったので、果たして何㎞まで測れるのかは判りませんでした。

で、今回こういった記事を書くにあたってちょいと調べてみたのですが海外の軍事用?レーザー距離計を見つけたので貼っておきますよ♪

25m~25,000mまで測れるこの商品、今なら3,118,500円で超お買い得!

※2月5日追記

アメリカが気球を墜としたと発表しました。

 

 

 

なお、F-22は高度5万8000フィートから気球に向けてサイドワインダーを発射。気球の高度は6万から6万5000フィートだった。

上をクリックでYahooニュースの詳しい記事に飛びます。

メートル換算でF-22が17,678m、気球は約19,800mで彼我の高低差は約2,000m

あと、youtubeの動画で発射から命中まで約7秒掛かってましたが、サイドワインダーの初速マッハ2.5(825m/s)

まあ秒速800mとして、800×7=5,600m となり、射撃した際は仰角25度辺りかな?

あと、2月7日になって着弾の瞬間を捉えた動画を見つけたので、着弾前後を並べた写真を貼っときます。

う~ん・・・・コレ観る限りでは重要な器機への直撃はしてないようです

サイドワインダーは赤外線を放出してる部分を目印に飛んでいく関係上、攻撃対象の熱発生源に当たります。

インパクトの瞬間、破片を撒き散らして直撃せずともダメージを与える仕様なので、多少の機器破損もやむなしか

しかし・・・どうやってピンポイントでこの部分に当てる事が出来たのか、すごい技術だと思います

※イメージ図

追記

   なお、AIM-9「サイドワインダー」シリーズは熱源を追尾する赤外線誘導方式のミサイルとしてよく知られた存在ですが、ジェットエンジンなどの推進機器を持たない気球相手に使用できるかは以前より疑問も呈されていました。  しかし、最新モデルであるAIM-9Xは赤外線画像による誘導方式に改良されており、目標を熱源ではなく画像として捉えることが可能です。

なお、サイドワインダーミサイルは新旧問わずレーザー近接信管を搭載しており、対象が金属/非金属でも直近で起爆するため、今回のような樹脂製の気球でも破片効果で破壊できた。

コレは2022年6月の気球の航跡って事ですが初めて見ますね~、結構貴重なモノなんじゃないんでしょうか?あと、方向を修正しながら進んでるような意図的な方向転換箇所が約400㎞毎に見られます。

400㎞毎に修正する理由として、動力源が太陽電池みたいなので夜は発電できない=方向のコントロールができないかな?

多分当たってると思います。

 

大連・・・グーグルアースで観てみるか?と思い、立ち上げてみたら

既にピンが打ってありました。

このピン打ってる辺りが大連市ですね~。

おお~っ!そういやこいつが此処に居たんだった・・・忘れてたわ。

よく故障する遼寧ちゃんの母港?修理場所ですね。

まあ近くに国際空港も在る事ですし、この辺に気球の打ち上げ基地があるって事は無いでしょうが、

しっかりと軍事の要衝なんですね、大連。

※蛇足その1

蛇足になりますが、攻撃したのがF-22なのは何故なのか?についての考察です。

アメリカ軍は当初、F-35を飛ばせていました。う~ん、なんでF-22に変えたんだろう

実際発射されたミサイルの種類に着目してみると、

AIM-9X サイドワインダー

最新型のブロックⅡ・・・熱源探知だけじゃなく画像を認識させて当てる機能が追加されてるそうです。一発の価格は5,000万円

AIM-9X-2(AIM-9XブロックII)

改良型。信管をDSU-41Bに換装、固体燃料ロケットの点火用バッテリーを新たに装備し、点火安全装置も新しくして自動化した。処理プロセッサが新しくなり、ブロック1では限定的だった発射後ロックオン(LOAL)が拡張されてフルに使えるようになった[18]。また、母機からミサイルに対するデータリンク(AIM-120Dに装備されたものと同じもの)が装備されており[19]、レーダーで誘導が行える。射程は約2倍に延伸されており、ほぼBVR兵器といえる[20]。しかし、ブロックIと比べHMDを使わないときのオフボアサイト能力が低下しているとされており、ソフトウェアのクリーンアップが計画されている[21]2008年にテストが行われ、2014年にIOCを獲得、2015年8月17日に完全量産に移行した[22]。また、レイセオンではブロックIIにブロックIの空対地能力付与ソフトウェアの追加を行うことを検討している

(wikより抜粋)

F-35のウエポンベイ。蓋にくっ付いてるのはAIM-120 AMRAAMのCタイプっぽい

AMRAAMの最大の特徴は誘導方式にアクティブレーダー方式を採用したことにある。

この誘導方式はミサイル自身に小型のレーダーを搭載することにより、母機の誘導無しに自律的に目標を追尾する。

レーダーを搭載しているとはいえ出力は高くないため、通常短距離発射時以外では最初からレーダーを起動せず、

慣性誘導と発射母機からのデータリンクによる指令誘導が併用される。

このミサイルは非金属には当たらないって事で、F-35ではミッション成功できなかったでしょう。

更に価格が一発1億円!

その点F-22は、ミサイルを露出してから発射なのでサイドワインダーを撃つ事が出来ます。

ならF-15とかF-16、F-18でも良いんじゃないか?という疑問は残りますが、まあ見栄えの良い戦闘機使ったんでしょうね~

更に言うならF16とF18はそれぞれ15,000m位までしか上昇できないという事で、サイドワインダーでは届かないかも?

F-15はF-22同等の19,800mまで行ける事になってますが、多分ミサイル等を搭載してない空気抵抗・重量負荷の極めて少ない状態での数値?かも

蛇足その2 

以下参考文献 

高高度気球

到達高度の世界記録

ポリエチレンフィルムが使われる前の記録としては、1935年アメリカ海軍が体積10万 m3の気球で高度22 kmに到達したのが最高到達高度であった。1972年にNASAによって体積150万 m3の気球が高度51.8 kmに到達した記録は30年間破られなかったが、2002年5月23日に、宇宙科学研究所が厚さ3.4 μmのポリエチレンフィルムを使ったBU60-1号機(直径53.7 m、体積6万 m3)を使って高度 53.0 kmに到達し、世界記録を30年ぶりに更新した。2013年9月20日には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が超薄膜高高度気球の飛翔性能試験(BS13-08)を実施し、到達高度53.7 kmを記録して到達高度の世界記録を更新した。体積は8万 m3、気球の厚さは2.8 μmであり、世界で最も薄い気球用フィルムを使用した

                                      (wikipediaより)

蛇足 その3

自衛隊の高射特科で対象までの距離、もしくは対象物の大きさを簡易的に測るmil測量法を習いました。

ミル 指測法! 大雑把ですが何かあった時に使えるかも?

※引用yahoo知恵袋

上を踏まえこの図をご覧ください。

これは星を見つけたりする際に使う物ですが、身近な距離の目安にも使えます

1°=17.7ミル、1,000m先に有る17.7mの物が1°なので、げんこつ(10°)なら177m

100m先なら17.7m、10m先なら1.77m・・・となります。つまり10m先に寝てる人はげんこつ一個分です。

今回の謎気球は高度20,000mという事で、ニュースで言われた通りに気球の直径が33mなら、

真下から見たら1.65ミルっすね。

天空の対象物としてお月様は平均384,400 kmの距離にあり直径3,474.8 kmという事で9ミル・・・0.5°って所?かな

見かけ上の謎気球は、月の約5分の1の大きさに見えていた事になるな~

もしくは

まあ実際は昼に満月は見えませんがこんな感じだったんでしょう。

その他

2月23日のニュースでU-2偵察機からかなりの至近距離で撮影された画像が公開されました。

注目すべきポイントは、U-2の機影が気球に映ってるって所。

U-2の全長は19mですので落ちた影も(角度的なことを考慮に入れて)だいたい19mな訳で

このように気球の直径がU-2機分と見る事が出来そう・・・て事は、40m以上あるかも?

33m説で決まり!と思われていましたが、実はもうちょっと大きいって事で。

 

 

 

以下は特に関係ない動画です。謎の渦巻きや銀河鉄道が夜空を駆け抜けていくような不思議な動画。



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