ぽせいどんの今日の一枚

写真とかCGとかを気ままに + DIY

Maldives Bandos island 1993年 その16

2021-07-29 12:18:25 | 写真 海

   最後の晩餐?

  実質的にモルディブ最後の食事である。
 だからと言って特別なものが出るわけではない。
 すでにやや食傷気味になっていた。皿に盛り合わせた量は僅かなものだった。
 だがそれでも食事中の会話は弾むものである。
 「また来たいねー」とはM&Yの一致した意見。
 「シンガポール経由なら」とE君。
 「透明度が最高の時ならば」と私。
 ・・・・・・
 「チップはどうする?」
 「両方で十ドルくらいで充分だろう」と言うことになりチャンピオンの胸ポケットに十ドル札を一枚差し入れた。
 この晩のドリンク代に限り現金で支払うシステムだった。
 E君はミネラルウォーターのみだったので僅かな額である。
 私の方はビール一本である。
 「ぽーさん。うちのおつりがあるからあと三ドル出せばいいよ」
 「そうか」と三ドル出した。チャンピオンはそれを受け取りながら更に手を出した。
 「なに?」チャンピオンが明細を見せた。E君の勘違いであった。
 「十ドルでつりがあるか?」
 「ナイ」あってもそう言う者が多数いる。『つりは要らない』を期待しているのだ。
 「さっき払った三ドルをいったん返せ」
 チャンピオンがポケットからシワクチャになった札を出してきた。
 「なんだその札は?」私が支払った札ではない。チャンピオンは知らん顔である。
 あらためて請求額を支払った。当然シワクチャの札を含めてである。
 チャンピオンは綺麗な札を出せと言う仕草をした。
 『そうは行くか』強引に押しやる。

 席を立った。レストランを出ようとしたらチャンピオンに呼び止められた。
 「一緒ニ 写真ヲ撮ロウ」と言う。
 チャンピオンと三人を並ばせた。閃光。
 「ぽーさんは?」
 「いい」アルバムに貼ることは無いので。
 (帰国後現像した写真のチャンピオンは舌を出していた。・・・・!?。 ※見出し画像)

 Tシャツ屋を訪れた。カウンターの上にビニール袋が置かれた。
 「サービスは?」
 「六十ドルガ サキネ」
 注文通りの絵柄か、ざっとチェック。どうも数が足りないようだ。袋から取り出した。九枚しかない。
 「一枚足りない」
 Tシャツ屋のオヤジは首をかしげながらカウンターの周辺を捜している。芝居がかっている。
 「ココニ アッタ・・・ハイ六十ドルネ」

 ※バンドスでTシャツを購入するときは充分枚数を確認してから金を払おう。
なおTシャツは安いだけに粗悪な物であった。プリントは選択には殆ど耐えられなかった。

 三人が土産物屋を覗いている。私は暇だ。
 隣の店。FOTOのドイツ語の看板。PHOTOでないのが何故か楽しい。
 UWフィルムも販売していた。二十ドル以上もする。日本の倍以上だ。
 スピードプリントの店であった。ウィンドーにこの周辺で撮影した水中写真が何枚か貼ってあった。 
 写真をくまなく眺めた。どれももう一つと言ったところか、素人のそれだ。・・・潜るんです?。
 ふと視線を感じた。店の奥からだった。
 視線は私の持つNikon F4に注がれていた。・・・分かる気がした。

  さらばバンドス

 六時起床。残ったマグカップヌードル、ポタージュスープ、味噌汁と珈琲で簡単な朝食。
 レストランに行けば用意はされているのだが往復する時間が無かった。
 手早く後片づけをしてバッグをドアの外に出した。
 リヤカーが来るのを待った。ポーターにチップを握らせ歩き出した。

 桟橋に到着。スピードボートが出航するまでにはまだだいぶ時間があった。



 例によってM美の提案で記念写真。

 桟橋の脇に据えてある大砲へ。
 「ぽーさん、好きだね」とE君。
 『武器に興味を示すのは男の性だよ』
 それが済んで周囲の風景をビデオの賑やかしに数カット。
 ※撮影はリバーサルが主だった。撮影枚数も半端な数では無かったので当時はスチールビデオを製作していた。Windows95以前の話です。  

OGPイメージ

SONY PHV-A7  - ぽせいどんの今日の一枚

30年以上前の製品です。フィルムをTVに映し出す装置です。早い話が特殊なビデオカメラです。ネガ/ポジ反転機能がありますのでネガフィルムもリバ...

SONY PHV-A7  - ぽせいどんの今日の一枚

 

 


 クダバンドスが逆光の中にシルエットとなって浮かんでいる。
 帆を張ったドーニーがゆっくりと走って行く。
 「また来たいね」誰からとなく言葉がこぼれた。
 「でも、どうせ来るなら透明度のよい三月か四月だよな、やっぱり」

 ボートは朝の陽光の中を一条のウェーキーを引いて走って行く。
 アトールの内側はあくまでも波静かである。ボートの後方でバンドスが小さくなって行った。

  マーレ空港

 ※空港島の港 到着時は深夜でしたので・・・よくわかりませんでした。

 ターミナルビル?は粗末なものであった。建物だけみればパラオ空港の方がはるかに大きい。
 入り口で大勢が並んでいる。パスポートを提示して手荷物チェックが済まないうちは中には入れない。
 だがそのための待合い室がどこにもない。入り口には屋根があったがその部分は僅かである。雨が降ったら大部分の者が濡れる。
 濡れてもすぐに乾くだろうと気にしていないのか。
 十五分ほど待てと言われたがすでに三十分は経っていた。
 いつ列が動き出すかどうか分からないのでカメラを片手にふらつくことも出来ない。

 パスポートを提示。
 手荷物のチェック。係員が何かを言っている。
 「アイム ****** フロムジャパン **イヤーズオールド サイトシーン」
 後ろに並んでいた日本人が「重量オーバーだと言ってますよ」
 「ちょっと黙っていていただけませんか」
 何を言っているかは分かっていた。往路よりも重量は少ないはず。
 超過料金を払うつもりは無い。
 「アイム ****** フロムジャパン **イヤーズオールド サイトシーン」
 同じ言葉を繰り返した。通過。
 以後、荷物チェックは自分の後ろに知人を並ばせることにした。
 ・・・・・・ヘーラット(その2で登場。空港から同行した係員)が中にいる?
 バッグを預けた。私のバッグは40kgに近い。また何か言われるかと思ったが無事通過。
 荷を預け終わるとヘーラットが「ツイテ キテ クダサイ」と言う。
 後に従うと建物の外に案内する。木陰のベンチに案内された。
 「ノミモノハ?」現地人らしき男が訊いた。サービスの訳が無い。


 ※モルディブの玄関 マーレ空港島
 
 空港建物のコーナーにある土産物屋を冷やかすことにした。
 大したものは無い。M&Yによればパレオはバンドスよりもかなり安いそうだ。
 F4を取り出して周囲のスナップ。ふと視線を感じて振り返る。白人がF4に目を注いでいる。
 「凄く目立っているよ」とY子、
 「俺にはその心算は無いのだが」
 ヘーラットが来た。「ソロソロ イッテ クダサイ」
 E君がチップを握らせようとした。が、受け取ろうとしない。
 「きっと誇り高いんだよ。ヘーラットさんは」とM美。
 チップを受け取らないことが旅行社との契約条件かと思うのは穿った見方か?。

 出国ゲートを通過した。機内持ち込みの手荷物チェック。
 「プリーズ オープンチェック」
 受け付けてくれない
 「ハイスピードフィルム」
 「ノー プロブレム ノー プロブレム
 後ろが並んでいる。渋々コンベアの上に。フィルムはX線シールド袋に入れてあるから大丈夫だとは思うが。

 そう広くもない待合室。混みあっていた。
 片隅にお免税店があった。時間に余裕があるので覗いて視ることにした。
 酒は勿論売ってはいない。
 目立つのはここでも時計と、そしてカメラである。
 時計は一部を除いてセイコー・シチズンの日本製が主である。
 カメラはニコン・キャノンなどの日本製オンリー。


 その中でもモルディブらしいと思ったのがSEA&SEA(日本ブランドの水中カメラ。作っていたのはHANIMEX?)の店。
 日本のカメラ店ではまず見かけない。ダイビングショップで販売されていることが多い。
 それが、ここではニコン・キャノンと肩を並べて売られている。

 ニコンを覗いてみた。カタログからすでに消えていたSB102(水中用スピードフラッシュ)が置いてあった。

 そして奥の高い位置に鎮座しているのは紛れもないNikonSRである。
 ココム(外国為替および外国貿易管理法)で国外に持ち出すのは面倒な手続きは必要。
 それがこんなところに・・・モルディブはココム加盟国では無いのに・・・、
 ココムって何?。

  ※実はハウジングにするかRSにするかだいぶ迷いました。
  総費用はどちらもほぼ¥1000,000 RSは世界初・唯一の水中専用一眼レフ。
  海外に持ち出すときは国により事前に手続きが必要。房総の弩田舎では、時間と経費を考慮して断念。  

 ・・・・・・

 係員の指示に従い待合室を出た。エアランカのトライスターが待っていた。
 しかしそれを横目に倉庫のようなところへ案内された。
 先ほど預けた荷物が無造作に置かれていた。半券を見せて再確認。
 搭乗時間までまだ余裕があった。



  大きな空港ではまず無理だがここでは飛行機をバックに記念写真が可能だった。
 リクエストに応えて撮影。
 
 離陸。モルディブの環礁を空から眺めたかったが生憎と中央の席だった。
 空からの景色が最高と雑誌にあったが機が傾いたときに垣間見ただけであった。
 次の機会(あるかどうか?)に期待することにしよう。

 つ づ く

 



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