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KONICA AUTOREFLEX T3     (135・SLR)

2020-10-05 12:12:06 | カメラ レンズ 写真用品

 昭和40年(1965) 「AUTOREX」 マウントが新規格(旧レンズはアダプターを介することで使用可)となりSLRでは国産初のEEカメラとして登場
 またフォーマットが フルサイズとハーフサイズとの途中切替ができたユニークなカメラでした。(フィルムがまだまだ贅沢品だった?。)
 フルとハーフが一本のフィルムの中に混在していると現像後のネガ処理(通常は6駒ごとに切り離される)に困らないのかと疑問に思ったことがあります。
 シャッター釦を押したことはありますが結果は確認していない。
 AUTOREX は AUTOREFLEXの略語かと。

 昭和41年(1966)「AUTOREX P」 AUTOREXからEEを省き、価格を抑えたバージョン
 「P」はプロフェッショナルの意。
 その当時、EEは素人向けと思われていた。カメラは任せは楽でしたが撮影者の意図が反映できない物が殆どだった。

 昭和43年(1968)「FTA」  ¥33,000 TTL 開放測光 シャッタースピード優先AE (国産初)
 シャッターダイヤルがボディ前面から軍艦部に移動 
 その後マイナーチェンジされた NEW FTA が登場

 ※前置きが長くなりました。漸く本題です。

 昭和48年(1973) KONICA AUTOREFLEX T3 発売 ¥47,300
 翌年マイナーチェンジされた通称  T3Nが登場
 このカメラは後期型の T3N です。(ボディにはその刻印がありませんが。)
 
 まずレンズから HEXANON AR 50mm F1.7 が装着されてます。
 ARは AUTOREX からの名称です。
 実はこの新しいコニカマウントはNikkorマウントと同一です。
 ※フランジバックがNikon機の方が長いため無限遠での撮影は不可。近接撮影専用となりますが。
  また、脱着の回転方向がNikonとは逆です。
  と言うことはNikkorがこのカメラにも取り付けられると言うことですネ。
  無限遠は少々繰り出した位置になりますが(反射式レンズと一緒と思えば苦になりませんが)
 
 左 HEXANON AR 50mm F1.7 右 Nikkor 55mm F1.2
 確かにマウントだけを視た限りでは見分けがつきません。
 Nikonのバックキャップを嵌めてみました。
 HEXANONには緩いようです。たぶんこれは装着時の回転方向が異なるためでのことと思われます。

 ※ 段ボール箱にしまい忘れたカメラ雑誌がありました。

 昭和49年(1974)のカメラ毎日増刊号 カメラ・レンズ白書です。
 (高校生の時に白書の意味をこの雑誌のだいぶ前の号で知りました)

 掲載されている画質コメント ( )内の F値は掲載されて無い。僭越ではありますが私が加筆。
 AV1.5(f1.7) コントラストがあるにもかかわらず霧がかかったような画像。
 AV3 (f2.8) クリアな画面となり、特に中心部は非常にシャープ感がある。
 AV5/AV7(f5.6/11) コントラスト、シャープさとも申しぶんなく良い。
 開放を除けばかなりの高評価です。
 
 ※小西六とは...。創業者の杉浦六三郎が小西屋と言う薬種問屋に勤めていた。
  当時、写真材料は薬類問屋の免許が必要でした。
  小西屋六三郎商店として事業を開始。明治6年(1873)
  乾板.印画紙工場 六桜社設立 明治35年(1902)
  これがのちに一つとなった。
  レンズ名はHEXA(ギリシア語で6) カメラ名はコニカ
  フィルムは SAKURAフィルム    コニパン
  印画紙は八重とか染井とかで、   薬品はコニドールとか
  旧二社名を関連させて使い分けていたことが面白いです。
 
  資料が出てきたのでこれからざっと読みます。
  と言うことで 
 
  つ づ く


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