かくれて咲く花

~凛として~

いちごLOVER

2009-04-22 17:33:00 | Weblog


春がきて、ほがらかな毎日

なのですが、一昨日、悲しい別れがありました。永遠ではなく、しばしの別れなのですが・・・愛するいちご

実はわたしは大のいちご好きで、1月~4月にかけて、アホみたいに毎朝いちごを食べます。ビタミンC摂取とか栄養上の問題だけじゃなく、この時期はいちごのパックが冷蔵庫に入ってないと不安になるほど偏愛します。あの赤く愛らしい姿に、口のなかに広がるほんのりとした甘さ。なんて甘美な果物!!この世にいちごがあってよかったと真剣に思うほどです(そこまで天に感謝するほど人を幸せにする果物ってほかにはあまりないと思うのです。あっでも桃や梨、マンゴーもあるなあ・・・感謝リストは長くなりそうですが、いちごは間違いなく一番です)。これは仲良しの先輩に話して大笑いされたのですが、ある日など(2月のいちごのおいしさ最高潮の頃)、あまりにもいちごの甘さが「これくらいの甘さであってほしい」と期待どおりで、「!!!」とおいしさと喜びでしばらくうっとりしてしまい、遅刻したほどです(大げさではなくホンマの話)。

小さい頃は、時々すっぱいのにあたるのがイヤで、いつもお砂糖をつけて食べてました。最近のいちごは優秀で、佐賀の「ほのか」と栃木の「とちおとめ」がいちばん好みの甘さなのですが、お砂糖はつけずにそのままパクっといきます。このいちごの存在が、寒い時期、朝起きる原動力でもあったのですが、また来年まで、いちごは時々ケーキやヨーグルトの中で会えるだけなのね・・・と思うと、ちょっとさびしいのであります

読売新聞の「四季」コラムに、


「花の芯すでに苺のかたちなす」(飴山實)


という句が紹介されていて、本来ならば、晩春に花を咲かせて初夏に実るものだとか。そうすると、いまごろから楽しむものなのですね。たしかに子どもの頃は、春になると母がおっきな箱でいちごを買ってきてくれて嬉しかったような。しかし冬に大風邪をひいて寝こんでいたら、母が紅茶といちごを運んできてくれてうれしかった記憶も・・・「しばし会えないね」と心のなかでつぶやきながら、今年最後の?いちごを口に入れ、さびしくなったら「いちごパフェ」で会いに行くよと誓うのでした(でもマンゴーに浮気したら許してね)。

いちごの句をもうひとつ。


「恋したや苺一粒口に入れ」(鈴木真砂女)


いいですね!



【追記】
やっぱり忘れられない!!と、帰りに「とちおとめ」を1パック買ってしまいました
そんな簡単に離れることなんて、できないですもの