先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

中国 ハイテクで存在感 シェア首位12品目、日本抜く

2020年08月13日 12時19分15秒 | 日記

日経によると、『中国 ハイテクで存在感 シェア首位12品目、日本抜く』。最近の中国を見ると、中華思想一辺倒で、世界各国とフリクションばかし起こしている。同じアジア人が頑張っているという思いにはなれない。

以下、日経の記事:::::::::::::

内需をテコに、世界のハイテク市場で一段と存在感を高めている。日本経済新聞社がまとめた2019年「主要商品・サービスシェア調査」で、中国は電子部材など前年より2品目多い12品目でトップシェアを獲得した。日本を逆転し、国・地域別で2位になった。米中対立の逆風下でも中国企業は価格競争力を生かして、25品目でシェア首位の米国勢を追っている。(詳細を13日付日経産業新聞に)

 

 

 

 

イブニングスクープ

翌日の朝刊に掲載するホットな独自ニュースやコラムを平日の午後6時ごろに配信します。

調査対象は74品目。このうち中国勢は、スマートフォン向けの中小型液晶パネルと電気自動車などにも使うリチウムイオン電池向け絶縁体で、いずれも日本企業から首位を奪った。中小型液晶で京東方科技集団(BOE)がジャパンディスプレイを、スマホや電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池の性能を決める絶縁体では上海エナジーが旭化成をそれぞれ上回った。

パソコンではレノボ・グループがシェア24.2%と18年比1.2ポイント伸ばして、18年に同率首位だった米HPを超えた。

米政府が事実上の禁輸措置などをとった華為技術(ファーウェイ)も勢いを保った。スマホのシェアを17.6%と2.9ポイント伸ばし、初めて米アップルを抜いて韓国サムスン電子に次ぐ2位についた。米調査会社IDCの最新統計では、ファーウェイのシェアは2020年4~6月期に20.0%と前年同期比2.3ポイント増えて四半期ベースで初の首位に躍り出た。

5年前のスマホ市場はサムスン電子とアップルで39%の世界シェアを握り、ファーウェイは5%台にすぎなかった。19年はファーウェイと小米(シャオミ)、OPPO(オッポ)の中国3社で計35%を占め、主役は交代しつつある。

携帯電話の基地局でも、首位のファーウェイは19年にシェアを5ポイント近く伸ばして世界出荷額の3分の1を押さえた。高速通信規格「5G」投資で新興国開拓にも走り、米国などの強い警戒感につながっている。

長引く米中対立がファーウェイの逆風になった品目もある。通信機器のルーターでは、世界シェア64.7%で首位の米シスコシステムズが2位のファーウェイとの差を5ポイントほど広げた。

米国勢はサーバーやクラウドサービスなどIT(情報技術)関連の主要インフラで首位を堅持。仮想現実(VR)ヘッドセットもフェイスブックがシェアを伸ばして31.4%と、ソニーを抑えて首位に立った。

20年の見通しを各調査会社に聞いたところ、中国企業は自国の公共投資や新興国市場を取り込み、ファーウェイの携帯基地局などトップ企業のシェアは維持されるとの予測が目立つ。

ハイテク以外でも、新型コロナウイルスの流行が世界経済に打撃を与える中で中国勢が生産回復を急ぎ、シェアを上げる動きが出ている。

粗鋼生産量のシェアでは19年に2位の宝武鋼鉄集団が買収効果で5.1%と、首位の欧州アルセロール・ミタルを0.1ポイント差まで急追。世界鉄鋼協会によると、20年1~6月は世界64カ国・地域別の粗鋼生産量(速報値)で主要国では中国のみ増えた。

ただ、先行きには不透明感がある。20年は米国による中国ハイテク企業に対する封じ込めが続き、スマホや監視カメラなどで欧米の採用見送りが広がる可能性がある。21年にかけて、ハイテク分野の部品調達が厳しくなり、中国勢に逆風が強まるとの見方もある。

世界の主要商品・サービスシェア調査は各調査機関の推計を基に、18年と19年のシェアを算出して比較した。

▼調査対象の74品目 ▽音楽ソフト・配信▽ネット広告▽スマートフォン用OS▽スマートフォン▽携帯通信インフラ(基地局)▽VRヘッドセット▽スマートスピーカー▽自動車▽自動二輪▽中大型トラック▽造船▽ベアリング▽発電用大型タービン▽建設機械▽粗鋼▽液晶用ガラス▽リチウムイオン電池向け絶縁体▽偏光板▽風力発電機▽太陽光パネル▽ビール▽炭酸飲料▽たばこ▽紙おむつ▽化粧品▽衣料品▽腕時計▽スポーツ衣料品▽即席めん▽ケチャップ▽コーヒー▽茶▽医療用医薬品▽一般用医薬品▽がん治療薬▽バイオ医薬品▽後発医薬品▽医療機器総合▽画像診断機器▽循環器機器▽大型液晶パネル▽中小型液晶パネル▽有機ELパネル▽HDD▽DRAM▽NAND型フラッシュメモリー▽CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサー▽携帯用リチウムイオン電池▽マイコン▽パソコン▽ルーター▽サーバー▽半導体製造装置▽クラウドサービス▽タブレット端末▽スマートウオッチ▽デジタルカメラ▽薄型テレビ▽インクジェットプリンター▽A3レーザー複写機・複合機▽監視カメラ▽洗濯機▽冷蔵庫▽家庭用エアコン▽セキュリティー対策ソフト▽原油輸送量▽コンテナ船▽人材派遣▽航空連合▽M&A▽国際カードブランド▽株式引き受け▽社債引き受け▽シンジケートローン
(データは2019年。人材派遣のみ18年)
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世界シェア首位、日本勢7品目に減少 成長の波乗れず

2020年08月13日 12時14分19秒 | 日記

 

日経によると、主要製品・サービス74品目中、日本は7品目で韓国と並んで総合3位という。韓国の2.5倍の人口がいて、ノーベル賞受賞者も0体20数名というのに日本は一体どうしたのだろうか?経済界を見ても、政治の世界を見ても、高度成長期に育った人間が組織の動向をにぎっている。これを早急に変えないと、日本はさらに遅れた30年を過ごして、2050年からやっとこのことに気が付いて、50年かけて、復活するしかないのでは?しかし、2100年というと、地球の海洋の温度が4.8度上昇して、、まさしくノアの箱舟状態になっていて、技術や化学を考える余裕がなくなっている。

以下、日経の記事:::::::::::::::::::::::::::::::

日本経済新聞社が実施した2019年の主要商品・サービスシェア調査では74品目中8品目で首位が交代した。そのうち日本勢は4品目でトップの座を譲った。日本企業が首位だったのは7品目で、韓国と同数の3位に後退。画像センサーなどを除くと縮小傾向の市場が目立ち、成長分野における存在感が一段と薄くなっている。

旭化成はリチウムイオン電池向け絶縁体で2位に後退した

旭化成はリチウムイオン電池向け絶縁体で2位に後退した

日本勢が後退した背景には中国勢の躍進があった。中小型液晶パネルでは、18年まで4年連続の首位だったジャパンディスプレイ(JDI)が中国最大手の京東方科技集団(BOE)に抜かれた。JDIは米アップルのスマートフォン「iPhone」に液晶パネルを供給してきたが、iPhoneで有機ELパネルの採用が拡大し、逆風となった。BOEや3位の中国・天馬微電子は政府の補助金も受け、中国のスマホ向けなどで攻勢をかけた。

■電池部材、旭化成が2位に後退

リチウムイオン電池の主要部材である絶縁体では、18年に首位だった旭化成が中国・上海エナジーに抜かれて2位に、東レも韓国SKアイイーテクノロジーを下回り、3位から4位に後退した。

絶縁体は19年の世界出荷量で21%増えた。上海エナジーは中国自動車メーカーの電気自動車(EV)や上海に工場がある米テスラのEV向けにシェアを拡大。米中対立で中国企業が自国調達を高める流れもあったようだ。

 

 

発電用大型タービンでは、18年に首位になった三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が再び米ゼネラル・エレクトリック(GE)に抜かれ、独シーメンスに次ぐ3位。電力部門の不振などで18年に3位だったGEが欧米などで新製品をテコに首位に返り咲いた。

■CMOSセンサー、ソニーが過半握る

日本勢がトップシェアを拡大して底力をみせたのが、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーなどの分野だ。

 

ソニーはCMOSセンサーで車載向けなどスマホ以外の用途を広げている

ソニーはCMOSセンサーで車載向けなどスマホ以外の用途を広げている

光を電気信号に変えて映像化するCMOSセンサーではソニーがシェアを伸ばし、市場の過半を握った。スマホで2つ以上のカメラを搭載する多眼化が進み、市場は18年比23%増と成長基調が続いた。最近は得意とする高価格帯スマホの売れ行きが鈍っており、ソニーは自動運転などに使う車載向けセンサーでも事業拡大をめざしている。

液晶や有機ELパネルの基幹部品である偏光板では、住友化学グループが2割を超すシェアで首位を維持した。韓国や台湾、中国のパネルメーカーと偏りなく取引し、車載用に強いサンリッツ(富山県入善町)のグループ化なども寄与した。

自動二輪はホンダが全体の3分の1以上のシェアを確保し、2位のヒーロー・モトコープ(インド)と差を広げた。ヤマハ発動機も3位を堅持。ただ、上位5社のうち3社はヒーローを含めインド企業が占めている。

デジタルカメラでは上位5社を日本勢が独占したものの、出荷台数は22%減った。

日本企業が首位だった7品目のうち、CMOSセンサーと偏光板を除く5品目(携帯用リチウムイオン電池、マイコン、自動二輪、デジタルカメラ、A3レーザー複写機・複合機)の市場は19年にマイナス成長だった。国の支援も受けて成長分野を取りに動く中国や韓国の企業に比べて勢いに欠ける格好だ。

 

【調査対象の74品目】
 ▽音楽ソフト・配信▽ネット広告▽スマートフォン用OS▽スマートフォン▽携帯通信インフラ(基地局)▽VRヘッドセット▽スマートスピーカー▽自動車▽自動二輪▽中大型トラック▽造船▽ベアリング▽発電用大型タービン▽建設機械▽粗鋼▽液晶用ガラス▽リチウムイオン電池向け絶縁体▽偏光板▽風力発電機▽太陽光パネル▽ビール▽炭酸飲料▽たばこ▽紙おむつ▽化粧品▽衣料品▽腕時計▽スポーツ衣料品▽即席めん▽ケチャップ▽コーヒー▽茶▽医療用医薬品▽一般用医薬品▽がん治療薬▽バイオ医薬品▽後発医薬品▽医療機器総合▽画像診断機器▽循環器機器▽大型液晶パネル▽中小型液晶パネル▽有機ELパネル▽HDD▽DRAM▽NAND型フラッシュメモリー▽CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサー▽携帯用リチウムイオン電池▽マイコン▽パソコン▽ルーター▽サーバー▽半導体製造装置▽クラウドサービス▽タブレット端末▽スマートウオッチ▽デジタルカメラ▽薄型テレビ▽インクジェットプリンター▽A3レーザー複写機・複合機▽監視カメラ▽洗濯機▽冷蔵庫▽家庭用エアコン▽セキュリティー対策ソフト▽原油輸送量▽コンテナ船▽人材派遣▽航空連合▽M&A▽国際カードブランド▽株式引き受け▽社債引き受け▽シンジケートローン
(データは2019年。人材派遣のみ18年)
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