先端技術とその周辺

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「地球外生命体」が居るかもしれない53の惑星のカタログ

2018年06月17日 20時47分33秒 | 日記

Forbesが表題をまとめていた。太陽系外の惑星が3730もあるという。そしてその中の53が、生命が存在できる環境があるという。

地球外生命体がいるかもしれない「系外惑星」は分かっているだけで53も存在する。系外惑星は恒星の周りを回る太陽系の外にある惑星で、今のところ3730が確認されている。

「これらの星には、生命が存在できる潜在的可能性がある」と、プエルトリコ大学アレシボ校の惑星宇宙生物学者アベル・メンデスは述べる。メンデスは、世界中の宇宙科学者たちが利用するオンラインデータベース「Habitable Exoplanets Catalog(居住可能な系外惑星のカタログ)」の管理者だ。

このハビタブル(居住可能)な星のカタログに、最近になって追加されたのが、2017年11月に発見された「ロス128b」だ。これは、おとめ座の方向の約11光年の距離にある岩石でできた星だ。そして新たに追加されそうなのが「ケプラー1652b」で、白鳥座方向に800光年以上離れた場所にある。

しかし、この分野の研究の歴史はまだ浅い。生命の存在の可能性をさぐるためには、NASAが打ち上げを計画中のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が稼働するのを待たなければならない。

一方で、生命の存在に欠かせない条件として判明しているのが、惑星の大きさだ。例えば水星は小さいため大気が少なすぎ、木星は大きいため大気が多すぎて、いずれも生命が生きるのが難しい環境だ。どちらの惑星も液体の水が地表にないため、生命存在の可能性はない。

また、惑星の軌道も重要だ。「温度が適度に保たれる位置であることが大事だ。恒星に近すぎると水が蒸発し、遠すぎると凍ってしまう」とメンデスは話す。