PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

映画と音楽の対話

2014-09-19 18:11:48 | 

この本、映画と音楽の対話も、映画の魅惑と同じく我的映画バイブル

 

映画と音楽の対話の切り口も素晴らしかった。 フェリーニやケン・ラッセルやキューブリック チャップリンやヒッチコック、ルイ・マル、ヴィスコンティ ベルナルド・ベルトリッチetc. 監督別でのそれぞれの映画音楽へのこだわりが語られてたり(『映画音楽と出会うための巨匠たち』)

 

テーマごとで取り上げられた映画を書き連ねてみると・・・

 

『ミュージカル~映画を彩る音楽の饗宴』

雨に唄えば

オズの魔法使

巴里のアメリカ人

ショウほど素敵な商売はない

サウンド・オブ・ミュージック

シェルブールの雨傘

マイ・フェア・レディ

ウエストサイド物語

キャバレー

ダウンタウン物語

 

『映画音楽の古典と音楽家の肖像』

美女と野獣

禁じられた遊び

第三の男

逢びき

かくも長き不在

白いたてがみのライオン

ワーグナー 偉大なる生涯

ラ・パロマ

アマデウスetc.

 

ヤバイ。。。映画の題名を書いてるだけで興奮してきて鼻血出して卒倒しそうになってくるので(何かのフェチなのかな。。??

 

後は写真にて...

 

『映画音楽の冒険

 

ZOO...!!!  ちょっと、また偏執的に読みあさっちゃいたい感じ。。。 血眼~~~(頭の中に金属音のストリングスのあの音楽が蘇る...!!! &Teddy Bear's Picnic~~♪♪

 


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Blood For Dracula (1974): opening credits with Udo Kier

2014-08-24 01:45:46 | 映画

Blood For Dracula (1974): opening credits with Udo Kier

そして、同じくポール・モリセイ監督の「ブラッド・フォー・ドラキュラ」...

私にとっての運命の書のひとつ、(今は亡き..)メタローグ社の“映画の魅惑で、「キワモノとして扱われることが多いが、これは立派な悲恋映画だ」、という評価がされていて、ヘッドバンキング並みに頷きたくなった。。。

 

ラストシーンでは、いつも胸が苦しくなり(詰まり)呼吸困難みたいな状態になるほど胸が痛くなる。。。(←ちょっと表現がコワレテル。。)なんなんだろう、この胸が締め付けられるような感覚。。。 セツナイ...  あと、このピアノの音...  何かの罠。。??


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Vera Chytilova Sedmikrasky aka Daisies (1966) / Trecho do filme: As pequenas margaridas

2014-03-13 11:38:31 | 映画

Vera Chytilova Sedmikrasky aka Daisies (1966) / Trecho do filme: As pequenas margaridas

ヴェラ・ヒティロヴァ監督の「ひなぎく」貪欲の塊のようなヒロインたち。。。(その後盛大に“バチ”があたるシーンが描かれるのだけど...

 

「ひなぎく」のことは1994年の流行通信の60年代文化特集か、映画の魅惑アヴァンギャルドフィルムの項で初めて知った憶えがある... (その後、藤沢のリブロでビデオソフトを買いました... シュヴァンクマイエルの「自然の博物誌」と同じ場所で... 本屋は恋人...

 

当時(60年代)の社会主義下のチェコという国のその環境だったからこそ生まれた作品だとも言えるし、そういう環境だったから不遇だったとも言えるし、だからこそ、今に至るまで“希有なる象徴”であるのかも...(ただただ 素敵!素敵!!とシャウトしたいフィルムでもあるのですが....

 

Vera Chytilovaさんに、永遠にスタンディングオベーションをいつまでも送り続けたいです.....

 

ひなぎく [DVD]
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ダゲレオ出版

 


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Un chien Andalou de Luis Buñuel

2014-02-13 22:33:55 | 映画
Un chien Andalou de Luis Buñuel


突然想い出した。。!!! アンダルシアの犬。。。(この映画も閲覧注意  初めて知ったのは多分“映画の魅惑”の文章から... アヴァンギャルドフィルムという項目で... 文を読んでイメージが沸き立ちワクワクした。。。 20年ほど前... 音楽はリヒャルト・ワーグナーのトリスタンとイゾルデ、これも昔の私の愛聴盤....

眼球フェチだった私は(痛がりながらも。。)この映画が大好きだった。。。(ブニュエルのリボン、眼球にひと結び...) 6年ほど前、福島県の裏磐梯でもう一度観ることが出来て感激


80年代半ばに生まれたオルタナバンド、ピクシーズもこの映画をモチーフに曲(詞)を書いてましたが.....


アンダルシアの犬 [DVD]
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アイ・ヴィ・シー


ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲(4枚組)
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Brilliant Classics



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頭の中身がひっくり返る

2010-02-16 17:56:35 | 
大島弓子さんのこの2つの作品も思い出しました・・・

私の頭の、脳の中の色々な部分が、刺激されちゃったのね。。。


たそがれは逢魔の時間―大島弓子短編集 2 (小学館叢書)
大島 弓子
小学館

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魅惑的な少女と少女の魔力に惹き寄せられる中年紳士とその妻の物語..

四月怪談 (白泉社文庫)
大島 弓子
白泉社

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事故死した少女が幽霊になって観る、「私が死んだ後」の世界


いずれにせよ、語り過ぎました...

後で整理するかも...

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ダウニー ナチュラル

2009-09-25 15:24:19 | 素敵グッズ
以前、ダンナさんのお母さまとお姉さまから、フツーの大手スーパーで売ってるダウニーよりもCOUCOUとかの300円ショップで売ってるダウニーの方が香りがはっきり残っていいよ~というおはなしを聞いていたので、これまた武蔵村山イオンモール内のCOUCOUで購入・・・

ホント、いい香り~~

その名も“タンゴ”とか、“ローズ”とか、魅惑的そうな香りもあったけど、私は“ナチュラル”にしましたよ・・・

COUCOU、本店は代官山にあるんですよね(そこにも以前行ったよ~~

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ディズニーランドでジャズの歴史を追体験☆☆

2008-09-17 10:23:41 | 音楽
この前、ディズニーランドに行った時に撮った、ワールドバザールのウィンドーにたたずむシンデレラの人形・・・



お姫様のドレスは、いつも動物たちと一緒に創ります・・・
(by.「魔法にかけられて」




この前のディズニーランドでは、あまりアトラクションには乗らず、こういった装飾品や、立て看板などを見て回ったのですが、以前作ったジャズ本の取材のとき(2004年)にも、ダンナさんと一緒にそんな感じの廻り方をしました・・・(それもまたオツなんです~~♪♪)

ディズニーランドを一回りすると、ジャズの歴史を1日で追体験することが出来るってご存知でしたか・・・??


ワールドバザール→1900~1920年代ラグタイム(時々現れるバイシクルピアノが最高!!)
アドベンチャーランド→20年代ディキシーランドジャズ
魅惑のチキルーム→スウィングジャズ
ファンタジーランド→マーチングバンド
トゥモローランド→ラウンジ、フューチャージャズ、ジャズファンク
etc.etc.
参考文献、ルルの夫君が書いた記事


そして、ディズニーシーの方の、BBB(ビッグバンドビート)もめちゃくちゃ最高ですよ~~~!!!(私が大好きなジュディ・ガーランドの曲“I Love a Piano”をミニーマウスが歌ってる♪♪ そしておしゃれキャットのマリーが“ネコふんじゃった~~♪♪”って、たどたどしく踊るところなんかかわゆすぎてむせび泣く~~ ア~ンド、ミッキーのこの世のものとは思えん??超高速ドラミング~~~←ありえない~~ってきっと思いますよ☆☆)

↑シンデレラの写真をアップしようとしただけのつもりが、また興奮していろいろ書いてしまいました~~

また近いうちに、ディズニーランド&シー行きたいです~~~(ヘタすりゃ?年間パスポートほちり~~~

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息づくウォルト・ディズニーのヴィジョン

2008-08-22 14:02:16 | Weblog
ディズニーランド、シーに行くと、この世にもう居ないはずの、ウォルトのヴィジョンが、そこかしこに生きている、ということにすごく驚きと感動を覚えます...(ほんとに..言い尽くせないほど..)

伝記本を読んだあと、まずディズニーシーに行って、彼の理想がそこかしこに息づいてるのを観て「ディズニーさん、あなたのヴィジョンがここに生きてますよ..!!」と感動にうち震えながら思わず感嘆の言葉をもらしたら(涙を浮かべながら..)、そうとう暑苦し(鬱陶し)かったのか??ダンナさんに苦笑いされてしまった。。(「あつくるしーなー(笑)」と..
自分でも恥ずかしい(ダセー)ことを言ってしまった。。とは思ったけども、心の底から出た言葉..


写真はこの前アフター6パスポート(PM6時からの入場)を使って、ひとりでディズニーランドに行った時に(喧嘩で壊れてしまった星の指輪を探しに行きました☆)、携帯カメラで撮った、ウォルト・ディズニーの銅像です
後ろには“スターライト・ドリームス”で彩られるシンデレラ城が浮かび上がる.. そして、シンデレラ城の窓からは“魔法使いの弟子”姿のミッキーが顔を出してました

一人で行ったディズニーランド、さすがに乗り物系は恥ずかしかったので、今“スティッチ(リロ&スティッチの..)仕様”に衣替えしてる、〈魅惑のチキルーム〉とか観ましたよ☆(ウォルトが熱意をこめて開発の指揮をとった、《オーディオアニマトロニクス》を用いたアトラクションです

そして、雨がやんで決行することになったエレクトリカルパレード、美女と野獣の“ベルと野獣”が通りかかった時にこらえられずに泣いてしまいました

ぎこちなく踊る2人の空間と、赤いバラ(哀しくて重大なエピソードが詰まった)の装飾がほんとうに美しかったのです(そして音楽... “心で観ること”を思い出す...)

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吉祥寺のTrick

2007-06-26 12:32:19 | Weblog
最近、吉祥寺にあったとある推理小説探偵小説専門店のことを記事にしようと思ってました・・・。

その名もTRICK+TRAP。(ルルとダンナさんがよく行ってるビストロ、TALK BACKの上に店舗がありました。)
以前この記事のコメント欄でくっぞこさんにその店のお話をしてたのですが、昨日タイミング良くくっぞこさんからコメントをいただいてビックリ。。(くっぞこさんってエスパーっぽいとこありますよね・・笑)

最近吉祥寺のストリート上で魅惑の音楽を奏でる今や吉祥寺名物のアグレッシヴJAZZバンドのRe-Trickに魅了されているLULUなので、吉祥寺+Trickからの連想で、推理小説の店TRICK+TRAPを思い出したのだと思いますが・・・(Re-Trick君たちに「こんな店吉祥寺にあるんだよ~~♪♪」っておはなししたかったし。。)
調べてみたら、どうやら惜しまれつつ閉店してしまったみたい。。

TRICK+TRAP亡き後、ホットでるつぼな街、吉祥寺に新世代ジャズの雄、Re-Trick現れる・・・。

何だかとても感慨深いデス・・・(これは運命・・・?
コメント (6)
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ブラスロックの魅惑(BLOOD, SWEAT & TEARSに大感動!!)

2006-10-25 14:21:39 | 音楽

えーと・・・、
しばらくぶり、5日ぶりの更新になりますが、お返事は皆さまお帰りになる頃までにさせていただくとして・・、(お返事が大変遅れてしまっててごめんなさい。。gakuさま、ギタバさま、エヴァさま、遊び人さま、syさま、モスコさん、コメント、ありがとうございました・・お顔出しが大変遅れてしまってゴメンナサイ。。団長さまも、お約束事をまだ果たせていなくてゴメンナサイ。。

・・まずは余興で昨日の夜のお話から・・。

昨日の夜の蚊との格闘は壮絶だった・・。
吸ったもの返して!(by.どうぶつの森)って感じですが、なんでこんな寒くなってからも蚊が出るんだ!?
しかもなんでダンナさんではなく、私の血ばっかり吸うんだ!!!
あれですね・・。
蚊って汗のニオイを嗅ぎ付けて人間に群がるとか・・?
血液型によるという話も聞きますが、とくに(私もそうだけど)O型のヒトが刺されやすいとか・・。(でもダンナさんもO型だったな・・。)
あと、体温が高い人に群がるとか・・?
私は平熱が6度8分ほどあるみたいで、側に居ると暑く感じるほどだそうですが・・(^_^;)
・・とか、ブツブツ言っていたら、ダンナさんに「人間のはく二酸化炭素に群がるんだよ!」と一蹴されてしまいましたが・・汗

そんなことよりも、真夜中に起こされて悔しいからダンナさんに怒られながら蚊と格闘するわ、痒くて涙出るわ。。。

・・私の血と汗と涙を返してっ!!(爆)

・・・・・・・・・なんて前置きが長過ぎましたが・・・・。


先週末の日曜日、雨の中街に出ました
その時立ち寄ったタワーレコードで素敵な出会いが

うーーん・・!
このジャケに呼ばれちまいました・・!(冒頭の画像デス☆)
また運命の出会いっ!!
う~~~ん。。。
なんかいいニオイがしてきたんですよね・・(笑)
1920年代調であり、ロールシャッハテストのような蝶が鏡に映したように描かれている・・・。真ん中には“つがい”の孔雀が・・・。(うーーん・・、でもよく見るとどちらも雄のようだから、ゲイカップルな孔雀だったり。。)

バチッと目が合ってしまい、駆け寄ってCDの帯を見たら、そこに書かれている人脈はアル・クーパー、キャロル・キング、ロジャー・ニコルス・・。(めちゃくちゃ私好みっぽいっ!!)
しかも、リリースは私が生まれた年、1972年でした・・。(そういうことでも運命を感じてしまうことってありません・・?)
いいニオイの他に理屈も揃い、食費を削って(爆)即購入。

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BLOOD, SWEAT&TEARS、邦訳すると、血と汗と涙・・ということですが、(んで、冒頭のオチに繋がる・・と・・。まわりくどっ!!)うん、聴けば納得ですな・・。
中身は汗臭いブラスロック。私がジャケで一目惚れするものって、なんでブラスロックが多いんだろう・・??
しかも、血と汗と涙なんて・・、まんま過ぎて(私っぽいよな・・と)それに気付いた時、飲んでた麦茶を噴き出してしまった・・(^_^;)

家に帰って聴いてみました・・・。

出だしからグオーーってくるのですが、“Down In The Flood”。これはボブ・ディランのカヴァー曲だそう・・。
メロウなブルースコードをハモニカ入りの層の厚いブラスセクションで語らせる。
(こんな感じに、突っ走らず、グルーヴ感を保ちながら音を合わせるって、メンバーの相当な熟練度&そうとう息が合ってないと出来ないことだよなぁ・・。)
うーーーん、出だし快調って感じですねっ!!
いい感じの序章!!

この後、とくに私の中にめり込んできた曲をご紹介すると・・・。

3曲目、“Alone”は哀愁と乾いた感じが入り交じったイメージの曲。
疾走→失速→疾走。バランスを崩すギリギリのところでこの曲は均衡を保っている。身が切れるような緊張感・・。それがこの曲の尋常ではないカッコ良さに繋がっている・・。
このアルバムでのVo.は初代Vo.であったデヴィッド・クレイトン・トーマスに次ぎ、2代目Vo.として抜擢された ジェリー・フィッシャー、洗練されたシャウトが耳に心地よいです・・。
ギターのロングプレイ、とってかわるトロンボーンソロで盛り上がりは頂点にまで跳ね上がります。

5曲目も大好き、“I Can't Move No Mountains”。邦題は〈君に微笑みを〉。
うぅっ。。これ、ヤバいって。。
私はこれを聴いて悶え死にしそうになった。。
これって哀愁死に・・?
あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
これ、ほんとにいろんなヒトに聴いて欲しいデスっ!!!
いやぁっ!!この曲、完ぺきっ!!!◯△×□※・・・!!!(なんか、説明になってなくてゴメンナサイ。。今、聴きながら書いてるのですが。。)
とにかく悶え哀愁、狂い、哀しみ踊り狂い、泣き死にしたくなる感じっ!!!
ほんとヤバいって!!!
あぁぁぁぁ、今日も私はこの曲を何度も何度もラウンドして聴いてしまうんだ。。。
この楽曲を作ったのはアル・クーパー人脈であるマイケル・ゲイトリーと“ライオンは寝ている”をヒットさせたロバート・ジョンのソングライティングチーム。
死ぬ前に一度、バンドで演奏してみたくもなるな。。この曲・・。
ごめんなさい。。ちゃんとご説明すると・・。泣き叫ぶホーンセクション、この曲のリズムも絶妙な均衡の元に成り立つ。美しいコーラス。ぶれのないVo.はオーケストレイションの核になってこの曲の指揮をしっかりととる。なんじゃこの泣きメロ、死ぬわ。

6曲目“Over The Hill”にくると、少しリラックスムード。フリーハンドで息を抜いた雰囲気。それでもメンバーみんなハンパなく激ウマなので(楽器陣もVo.も)その激ウマ連中が手を抜いたこの感じ・・というのも綿密な脳内コンピューターが全員の脳内で働いているに違いないっ!!というよりも、全部運動神経に刻み込まれてるのかな・・?感覚機能にインプリンティングされている感じ・・??(・・では、パブロフの犬的な反射神経における脳内コンピューターが働いてるってことで・・・。)・・しかし、この曲、少しジョー・コッカーの“デルタ・レディ”に似てるな・・。

8曲目も大好き・・!“Snow Queen”こちらはゴフィン&キングの名人芸による楽曲。
エレピのソロパートが虚無的でメランコリックな雰囲気を作り出し、交互に前に出るホーン連中のソロがこの曲の物語性を壮大に演出。それはそれは長い長い物語だ・・・。

8曲目から繋がる形で最後9曲目、ハービー・ハンコックの楽曲のカヴァー、“Maiden Voyage”〈処女航海〉になだれこむ・・・。
ジェリー・フィッシャーのぶれることのない整ったスキャット。もうっ!!こりゃほんとめちゃくちゃ完璧な演出!!!完璧なアルバムではないですかっ???
パーフェクトな演奏・・、キリキリとした緊張感、息を止めて身じろぎもせず聴きたくなるような・・でもところどころで哀しすぎて刹那すぎて死んでしまいそうになります・・(T_T)
もう、倒れふしてしまいそう。。。


・・以前にもこういうことがあった。(ジャケ一目惚れのコト・・。)

22歳の時、お茶の水のディスクユニオンに立ち寄り、いいニオイのする(笑)CDを探す、その時買った他のCDは、NICOの“カメラオブスキュア”、テレヴィジョンのライヴ版“ブロウアップ”、そして、スモールフェイセスの“OGDENS' NUT GONE FLAKE”
そして、ちょうどこの間の日曜みたいな感じでバチッと目が合ったジャケがありました。
それが、このアルバム。

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エレクトリック・フラッグのA LONG TIME COMIN'
いわゆるジャケ惚れなのですが、まぁ・・、私のことだから、ど真ん中に写る、可愛らしいサイケ女子に魅かれたというのは間違いない(^_^;)

家に帰って来て、聴いてみて驚きました。
フェミニンなジャケに(まぁ・・、サイケ女子の後ろに薄~く男くっさい連中が見え隠れしてますが・笑)、似合わないマッチョな曲の数々・・・。
最初は違和感を感じた・・というのは正直なところですが、こりゃ、噛めば噛むほど味の出てくるおいらキャラのようなアルバムでして・・、私にとって・・。
3曲目“Over-Lovin'You”のヴォーカリストの炸裂シャウトなんて聴けば聴くほどツボにはまり、それだけでゴハン10杯は軽くいけます・・。・・ではなく、10回以上ラウンドして聴きます・・♪

これが、私とブラスロックとの出会いだったわけですが、うーーん・・・。
勘で選ぶとブラスロックに辿り着くという・・。
ブラスロックは私の中では一生かけて盛り上がりたい(探していきたい)ジャンルであります・・。


P.S.それともう一つ考えてたダジャレ(韻踏み)を入れるの、忘れてました・・。
Sweat(汗)→Sweet(甘い
似てるので、間違えやすいんですけど(私だけかも。。)・・、・・甘え過ぎました・・m(__)m
いろいろゴメンナサイ。。m(__)m(LULU、また引きこもるかも。。めちゃくちゃ恥ずかしいし。。

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「ファンタスティック・プラネット」という映画の魅惑

2006-01-03 04:59:18 | 映画
Cottonwoodhillさまが、私が、ピンク・フロイドの「狂気」を聴いて、ルネ・ラルーの映画「ファンタスティック・プラネット」を思い出したとの記事を読んでくださって、“七福神”というお名前で、2001年に書かれた「ファンタスティック・プラネット」のレビューを当ブログに貼付けて下さいました!

Cottonwoodhilllさま、ありがとうございました☆☆☆

私が、「ファンタスティック・プラネット」を知ったきっかけは、21歳の時に買った、1冊の本からでした。
メタローグ社の「映画の魅惑」という本なのですが、表紙の絵は、版画家山本容子氏によるもの、そして、この本の編集をしたのは、カリスマ的編集者である、安原顯氏でした。
彼の晩年はいわくつきで、病気の宣告により死期をさとった彼は、聴力が衰えていく中、完全に聴力を失う前に、とにかく最高の音で、好きな音楽を聴きたいと、オーディオに財産をつぎ込み始めたそうです。その時に、オーディオの師範となったのが、ジャズ喫茶「メグ」のオーナーで、ジャズ評論家の寺島靖国氏だそうです。なんかすさまじい晩年ですね・・・。感動します・・・。編集者としてだけではなく、安原氏自身が書いた文章もかなり面白いそうです。
そのいわくつきのカリスマ編集者、安原顯氏がプロデュースした映画本「映画の魅惑」は、やはり、一風変わったものでした。
大学教授、評論家、デザイナーなどの文化人が、それぞれ、文芸映画、青春映画、ミュージカル映画、B級アクション映画などの各ジャンル(ひとりにつき1ジャンル)で、自分にとってのベスト50の作品をレビューするというもの・・・。
私はこの本を、10年以上に渡って愛読し(買った当時は、安原氏のことは知りませんでしたが・・・)すでにボロボロになってなお、花嫁道具として実家からこの家に持って来ました。(見終わった映画から、片っぱしから○印をつけていってます。)

この本の中のSF&ファンタジーという項目に、「ファンタスティック・プラネット」が紹介されていました。(レビューを書いたのは、コリン・ウィルソンの著作品の訳者としても知られる評論家の風間賢二氏でした。)その他に紹介されていたのは、「メトロポリス」「フリークス/神の子ら」「オズの魔法使」「美女と野獣」「遊星よりの物体X」「博士の異常な愛情」「ミクロの決死圏」「バーバレラ」「猿の惑星」「2001年宇宙の旅」「エル・トポ」「惑星ソラリス」「ロッキー・ホラー・ショー」「ブラック・ムーン」「イレイザー・ヘッド」「エイリアン」「サブウェイ」「ブレードランナー」「レポマン」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「未来世紀ブラジル」「カイロの紫のバラ」「ラビリンス」「アリス」「デリカテッセン」(年代順)などなど。独特な、私情の入ったレビューで面白く、このレビューをきっかけにほとんどの作品を見ました。

ごめんなさい・・・。「ファンタスティック・プラネット」の話・・・。その本に書いてあった、「ファンタスティック~」に出てくる生物の姿が、わたしにとってすごく興味をひくもので、ずっとずっとこの映画を見たいと思っていました。

“身体を変体させて、精神をシャボン玉のように飛ばして瞑想する異星人”
“アリ喰いのように人間を食べる怪鳥”
“脳ミソのようなシワシワの道”
“服を編む虫”

その念願がかなったのは、「映画の魅惑」の中の「ファンタスティック・プラネット」の記事を読んでから3年後。その頃始まった、パーフェクTVで、当時あったチャンネル〈スカイ名画座〉にて見ました。
私は“不思議の国のアリス”のような、ファンタジックな幻想世界をイメージしていたのですが、(でも、実はルイス・キャロルの書いた“不思議の国のアリス”の原作は、多くの人が持っているであろうイメージとは違う、隠喩含みの言葉遊びだらけのナンセンス文学で、一筋縄ではいかないものですよね。)「ファンタスティック~」を見て、幻想的なのですが、かわいた感じのする悪夢の世界というイメージを持ち、トラウマになるほどでした。しかし、実際、強烈な印象を残した作品であり、今でもあのイメージが頭を離れません。もう一度観てみたいです・・・。そして、1番衝撃だったのが、人間をペット、奴隷として支配するドラーグ人の正体・・・。あのシーンが幻想的で美しく、忘れることができません。
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