吉祥寺に新しくできた、コペンハーゲン発の雑貨屋、FRYING TIGERで、一週間ほど前に、前々から欲しかった地球儀を買いました ちょっと(だいぶ)ちゃちいけど...(ダンナさんはグーグルアース使えば?、というけど、そもそも球体フェチ(及び曲線フェチ)だし、地球の球体を手で触って感じたいのだ。。 愛でたいのだ &くるくる廻したいのだ。。 シミュレーションしたいのだ。。 わかってくれ この球体がたまらんのだーー シャウト ちなみに月面儀もほしい。。。)
その正体は地球儀型の鉛筆削りでした(台座をひっくり返すと鉛筆削り部分が現れます...)
先週末、実家に里帰りした時に、例の“マグリットの鉛筆模写”を探したんだけど、無かった。。。(もうこの世のどこにも存在しないと思うと悲しい 中1の美術部の品評会で褒められてすごく嬉しかった憶え...)
ので、代わりに、22歳の頃に描いた、映画版「キャバレー」のサリー・ボウルズことライザ・ミネリの絵を(再び..)撮影してきました(細ペン コンテ使用 “思いつき”で薄い紙に書いたので、長らく保管するうちに折れ線がついてしまいました)
Life is like a box of chocolates
人生の途中で、色んなところを曲がり曲がっていくうちに、絵を描かなくなってしまった(&自信が無い)けど、絵ってその時の心象風景を反映すると思うし、描いてみたい... 試してみたい...(とか数年間言ってるのに、いまだ描けない。。。)
中学生の美術部の頃、マグリットのこの絵を模写しました。 鉛筆画で...(多分、まだ実家にあると思う...)
「個人的な価値」という題名であることを改めて知った... 多分、教材に書いてあったと思うのだけど、憶えてなかった... でも、その文字を見ると当時目にした記憶が蘇る気がする不思議... 記憶のトリック??(脳内で漠然と“マグリットの部屋”とか認識してた。。 ...中学生の頃は多分、意味を考えることなく、なんとなく〈無意識的に、潜在的に〉惹かれていたのだと思います... 直感的に しみじみと惹かれる不思議な世界... ...その中に入れるような心持ちがしてワクワクしたことを想い出した... またも“住みたい”的な。。。?? ...そこにユートピアを見出していた??)
画像と、題名についての知識、こちらのページからお借りいたしました
6/2 月曜日、松本駅から歩いて10分ほどの宿に一泊してから、ダンナさんは、朝5時に起きて、蝶ヶ岳登山に向かいました(前日馬刺を食べてエネルギーチャージ)
私は、1人で10時頃から松本市内散策
昔ながらのクラシカルな雰囲気の古本屋さんを見つけて、入ってみました
萩原朔太郎の、月に吠えるを見つけて(文庫版は持ってたけど... そして愛読書でした)中を開けてみると、挿絵も素敵だった・・・(なんか、とても懐かしい気がした... 帰るべき故郷を見つけたような... 本の世界に吸い込まれる.....)
でも、値段を見ると、20000円!!!
ロマンスグレーの店主さんは、「今、全品が半額のセールをやってますよ」っておっしゃってたけど、とても買えません。。。
これなのですが、値段を見てみたら、こちらは2000円ぐらいなので、もしかしたら、錯視で鉛筆書きだった値札の0をひとつ多く見てしまってたのかも。。。(そうだったら買えば良かったなー...)
月に吠える―詩集 復元版 (1965年) | |
クリエーター情報なし | |
大和書房 |
それとも、もしかしたら、古本屋さんにあったのは復元版じゃなくて、オリジナル版だったのかも。。。 貴重。。。 ほちり~~~
日曜日、松本市美術館の図書室では、こんな本も読んでました
漫画家・井上雄彦氏が建築家・アントニ・ガウディの生まれたスペインに赴き、その場所を旅し、痕跡を辿りながら、ガウディについての想いを巡らせスケッチの筆を走らせる...
クリエーター情報なし | |
日経BP社 |
流暢に縦横無尽に描かれたそれぞれのスケッチの横に、井上さんが描きながら頭に浮かんだガウディについての見解をあーでもないこーでもないと私見&妄想をふんだんに込めながら走り書きしてるのだけど、それもすごく面白くて、(その脳内のぐるぐる具合が決して他人事とは思えない。。。)&微笑ましかったです~~(くすくす笑いながら読んでました) 人が書いたノートの上の心象風景を見るのも、本棚を見るのと同じく好き・・・(昔買ったブルータスの井上雄彦特集にも、井上さんの漫画の原案、登場人物の動きの〈頭の中の〉スケッチ、ネームetc.の鉛筆書きが載っていて、その躍動感にかなり心がワクワクした憶えがある...) (...余談ですが、昔、私もこんな走り書きをしてたことがあるみたいです~~ いかにもド素人画で恥ずかしいけど、一応自分が通って来た道筋。。。^^;)
・・・今更、改めて気付くけど、私はかなり井上雄彦さんのことが好きらしい。。。(仕事前にコンビニでバガボンド二巻を読んで泣いたあの時から幾年月経って〈彼此16年。。。〉から気付くこのにぶちん具合。。。) 最近の水墨画っぽいタッチもいい バガボンドの話の内容も近頃一層に精神世界に寄り添うような赴きになっていて、(自己の内面の開墾的な...)それも意図せず(心から?)好みなのであった。。。
昨日は、お話ししすぎてしまったので、今日はリラックスタイム。
私は、1999年、ある曲にひと聴き惚れしてしまいました。(このパターン多し・汗)パーフェクTVを付けていて、ブラウン管(数年後に地上から消えてしまいますね。この響き好きなのに・・・。)から流れてきた音と映像。
この世に居ることを忘れてしまうほどの至上の美しさに酔いしれました。
音楽は時に、人を異空間にいざなってしまいます・・・。
THE HIGH LLAMAS “BACH ZE”
私は、その時何十回目かの引きこもり期にいるにもかかわらず、オレンジ色のチュニックを着て、生成りのニットの帽子をかぶって、外に出ました。
隣町まで、この素敵な曲が入っているCDを買いに・・・!
THE HIGH LLAMASの“BACH ZE”が入っているアルバム、「SNOW BUG」、それと、もうひとつ、「HAWAII」を手に、ほくほくしながら家に帰りました。
「SNOW BUG」は冬のイメージ。「HAWAII」は常夏のイメージ。
音響系がどう、とか、ジム・オルークがどう、というのは、今だによく解らないのだけど、この2枚のアルバムは私にとって特別なアルバムです。
聴くたびに、あの頃の甘い蜜のようなやんわりとした至福の孤独感を思い出します。(←自分に酔いすぎ ^_^;)
誰も見なかったのかな
一晩中
蝋燭の炎に照らされていた不寝番を
面白がらせようとしているわけじゃない
それはただのフラッシュバック
何かに打ち込んでいる少数の人達にだけ起こる
歴史の存在する場所で これを委ねる
潮が逆流する大河の河口から北部の海へ
そして装飾用の船
それはただのフラッシュバック
何かに打ち込んでいる少数の人達にだけ起こる
月から火星まで、わずかに滑る
だけど今 ぼくらはあまり旅に出なくなってしまった
地平線だった場所に建物ができ 空の輪郭が変わるから
彼等は公園に引き寄せられるのかもしれない
尖った鉛筆を手に 風景をめぐって競う
今はもう ほとんど夏
だけど少数の人達にとっては 冬
月から火星まで わずかに滑る
だけど今 ぼくらはあまり旅に出なくなってしまった
(THE HIGH LLAMAS 「バッハ・ジィ」)
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