こんにちは~!ルルです
さいが投げられるのを待っている途中です。
先週からの記事上で、「昔聴いてた音楽はもう封印する」ということをお話ししてたのですが、うちのダンナさまがお友達に「T君から下ネタ取ったら何も残らないよね。」と言われた(注・ダンナさまってお友達の前では主に下ネタしか話さないみたいです。すべて下ネタで落とすというか・・・^_^;でもほんとはすごく知的なヒトなんですよ~!)のと同じで、私から昔聴いていた音楽を取ったら何も残らないような気がしました・・・
他に書くことありましぇ~ん・・・
嬉しいことに、それらのレヴューがとても好評なので(ありがとうございますm(__)m)もう少し続けようかな?と思っています・・・。前言撤回でごめんなさい・・・。また荒くれないように、逸脱しないように、コントロールをめざして(by.コリン・ウィルソン「
アウトサイダー」)頑張りまーす
(徐々に新しい盤も買っていって、新しいものもご紹介していきたいですね・・・。)
あと、今、とある目的があって、それに向かって邁進していくつもりなので、コメントのお返事、新しい記事のアップが遅くなってしまうかもしれません・・・。(でも、遅くなっても必ずお返しするので、コメントお待ちしております
)
どうか、見守ってくださいませ・・・m(__)m
とりあえず“さいが投げられる”まで心穏やかに待ってます。
今日はオレンジ繋がりの文化についてお話しします!
スタンリー・キューブリック「時計仕掛けのオレンジ」、XTC「Oranges & Lemons」
まず「時計仕掛けのオレンジ」
アンソニー・ヴァージェスによる原作(もちろん日本語訳)も読みましたが、近未来の若者が使うヘンテコな言葉の訳し方が秀逸で、ルイス・キャロルのナンセンス文学を訳した方たちの努力を思い出しました・・・。私は英語が出来ないので、翻訳家という職業にすごく憧れますね。
元々、“時計仕掛けのオレンジ”とは、ロンドンの下町コックニーで使われる『時計仕掛けのオレンジのように奇体な・・・』という言い回しがあって、作家アンソニー・バージェスはそこから象徴的な意味をこめて物語の題名にしたそうです。
「時計仕掛けのオレンジ」の映画の内容は今度お話しすることにして、今回は音楽面からの見解を・・・。
「時計仕掛けのオレンジ」のほとんどの劇中音楽は、シンセサイザーによって奏でられるクラシック音楽です。
ロッシーニ、エルガー、そしてベートーヴェンが、シンセサイザーという電子楽器によって、エレクトリックで未来的な全く新しい音に生まれ変わっています。
「時計仕掛けのオレンジ」の主な音楽を作曲&演奏した“ウェンディ”・ウォルター・カーロスは、20代の時に、技術者のロバート・モーグと協力して〈モーグ・シンセサイザー〉と呼ばれる新しい楽器を開発した当時39歳の音楽家。なんと、1972年には、男→女に性転換を果たしているそうです・・・。
電子化されたクラシック音楽の他に、「時計仕掛けのオレンジ」で使われた音楽は、逆にすごくアナログ的です。
私、この曲そうとう大好きなのですが、フォーク歌手エリカ・イーガンによる、ノンキで楽しげで牧歌的な楽曲、“僕は灯台守と結婚したい”(I Want to Marry A Lighthouse Keeper)。この曲は“ルドヴィコ療法”によってすっかり気弱な人間に更生させられた主人公アレックスが、“楽しいはずの我が家”にうきうきと帰るシーンで使われます。
あとは、アレックス役のマルコム・マクダウェルが、“作家と彼の美しい妻”に暴力行為を行うシーンで、監督のキューブリックに「何か口ずさみながら演じてくれ」と言われ、マクダウェルが歌えるのはこれしかなかったからという理由で劇中に使用された、「雨に唄えば」とか・・・。
ジーン・ケリーによる「雨に唄えば」はこの映画のエンディングに使われ、あんな恐ろしい風刺劇のラストにこの陽気で幸せな曲を持ってくるというブラックさ加減に私は身震いしました・・・(^_^;)
そして、XTCの「ORANGES & LEMONS」。私、20代半ばからこのアルバムが欲しいのですが、まだ手に入れてません・・・。
XTCは、2枚組のシングル集を持っていて、「ORANGES & LEMONS」の中にも入っている曲、“Mayor Of Sinmpleton”が大好きになりました。この曲を大好きだった女の子に捧げたことがあります・・・。