6月8日(土)~12日(水)になでしこジャパンの試合観戦も兼ねてフランス・パリへ観光で行ってきた。
小学生の書く日記のような感じになったが、自分の記録として残しておく。
年明けからなでしこジャパンフランスW杯応援ツアーなるものが無いかあれこれ探してみたが、見つからなかった。仕方が無いのでフランス旅行でネットで検索をかけると何社か専門旅行会社が見つかった。中部国際空港からパリへ直行便が無いことは知っていたが、中部発で行けそうなところに当たってみた。最初に当たったところは、大韓航空機で中部⇒韓国・仁川⇒パリという経路を提案、さらにパリでなでしこジャパンの初戦を見て、3日後にフランスの新幹線でレンヌまで移動してもう1試合見て、その日はそこで宿泊して1週間かけて戻ってくるものだった。ビジネスクラスでの提案もあり、70万円を超えるものだった。いろいろやり取りしてエコノミーで50万円以下にはなったが、大韓航空機で韓国での乗り継ぎや、フランス新幹線(試合当日も座席が重複して発券されたりするトラブルがあったようだ。)に乗るのも1人で非常に不安だったので、迷っていたら向こうから今回は残念ですがと断られてしまった。
次のところが今回利用した旅行社だった。フィンランド航空機でヘルシンキ経由でパリまで往復と、市内で3日間の宿泊で20万円を少し超えるくらいだったので、ヴェルサイユ宮殿とパリマルシェへ半日、それにルーブル美術館半日のオプショナルツアーも申し込み、3月初めに約4万円を支払い、残りは4月下旬に支払った。
フランス語は大学の時に第2外国語として文法と講読を学んだが、講読は午後の授業で女性の先生のフランス語が子守唄に聞こえたことしか覚えていなかった。なので迷わずポケトークを約3万円で購入した。
パリ市内のRER・地下鉄・バスは1乗車に付きどこまで行っても1.9ユーロ・230円だったが、ゴールデンウイーク10連休中にパリに旅行して、10枚綴りの回数券を買ったが使い切れなかったという人が、乗車券をヤフオクやメルカリなどで販売していた。ちょうど5枚1,000円で売っている人がいたので、現地で乗車券を自動販売機で購入する手間が省けるのと、1枚に付き30円安かった(こういうところの金銭感覚が非常にちゃらんぽらん。)ので、これを事前に購入しておいた。
現地での支払いは、クレジットカードかデビッドカードが良いということだったが、現金を持っていないと不安だったので、三菱UFJ銀行で5万円分両替するつもりでいた。1ユーロ122円台の日に両替(パックを購入)したが、5万円を超えるのでおかしいなぁと思ったら、レートが127円台と1ユーロ5円も高く買わされた。それでもヘルシンキやパリの空港で両替するよりはお得だったが、FXで買いだったら破産するレベルの手数料の高さには参った。
デビッドカードはSONY銀行のものが使いやすいと思い、1ユーロ121円台の時に5万円分ユーロ外貨預金に替えておいた。暗証番号だけは必死で覚えておいた。
スマホをそのまま海外で使うとものすごく高くついてしまうが、現地で地図や天気などの情報収集や、ツイッターでつぶやきたかったので、向こうで自由に使えるWiFiを探してみた。旅行社のサイトに5日間で約4千円のものが宣伝されていたが、調べてみてもやぐそうで評判が良くなかった。イモトのWiFiとグローバルWiFiが大手であることがわかり、イモトのWiFiは高かったのでグローバルWiFiにしてみた。知人から中部空港店のクーポン付きのチラシをもらっていたので、それで入力してみると1万1千円が500円安くなって1万500円になった。しかしそれでも4千円のものよりも高過ぎると思い、価格コムで調べたら同じグローバルWiFiが価格コム経由だと約6千円安くなって約5千円で済むことが分かり、充電器やフランス用のコンセントも込みで即申し込んだ。前日に自宅に宅配された。バカ正直に5日間で申し込んだが、帰国後は2日以内に機器を中部空港店に返せば良かったので、5日目は日本の午前8時台に到着だったので、4日間借りるだけでも良かったなと後から思った。本体はフランスに着いてからスイッチを入れろということだったが、充電がどれくらいされているのかわからないのが唯一不安だった。
フランスの水は硬水でお腹がゆるくなるとヤバイので、お茶やアクエリアスのペットボトルを何本もスーツケースに入れて持って行った。また、天気を調べるとずっと雨だったので、折りたたみ傘とビニール合羽も持って行った。サッカー解説の永里あっさーのさんが先に現地入りしており、寒くてユニクロに駆け込んでいたので、厚めの上着を着て行った。
中部空港が開港してから海外旅行は初めてだったので、どれくらい前に行けばいいのかわからなかったが、神宮前から中部空港まではミュースカイが連絡が良かったので、名鉄のミューチケットを1か月前に買っておいた。
そんなこんなで6月8日(土)出発当日、中部空港に午前9時前には着いた。フィンランド航空の窓口に着いたところ外国人ばかりが並んでいて、自分がほとんど一番最後だった。日本人の女性が対応してくれて、飛行機は中部⇒ヘルシンキも、ヘルシンキ⇒パリも窓側を取ってくれた。手荷物も預ければそのままパリまで行くとのことだった。ただ、ヘルシンキの乗り継ぎの時に、パリ行きのゲートを必ず確認するようにと忠告があった。保安検査もかなり多くの人が並んでいて焦ったが、9時半頃には搭乗口の前で待つことができた。
機内は空調が効いていて寒かった。腕時計を7時間戻してフランス時間にした。エコノミーの座席にも日本人CAが1人乗っていて、フィンランド語・英語・最後に日本語で機内アナウンスがあった。この飛行機はフィンランド航空と英国航空と日本航空が共同運航している便だと説明があった。10時半に中部国際空港を離陸、北西へ飛んで、日本海を超えて、北朝鮮よりも北の中国のハルピンを超えてロシアの上空をずっと飛んで行った。途中バイカル湖の上を飛んでいる時には湖が見えた。座席の前にタッチパネルがあり、正面と下の映像をずっと見ることができた。飛んでいる経路も常時確認できた。お昼までは持って行った本を読んだ。お昼に機内食が出た。フィンランド人CAからビーフかチキンか聞かれたようだがよく聞こえず。隣に座っていた日本人カップルが間に入ってくれてチキンを頼んだが、ご飯とチキンは正直言って不味かった。唯一冷や麦が口当たりがよく美味しかった。飲み物は日本茶にした。途中気流の悪い所では揺れ、コーヒーをついでもらっている時に揺れたので、コーヒーが隣の女性にかかりそうになった。9時間20分も乗っているとトイレに立つのがヤバイなと思い、隣の女性がトイレに立つ時に自分も行くように心がけた。ロングフライト(エコノミークラス)症候群も心配なので、足をできるだけ動かしたりした。午後はお昼寝タイムだったが、ゲームにテトリスがあったので何度もやってしまった。その後「ボヘミアンラプソディ」の日本語吹き替えバージョンの映画を観た。その後少しウトウトしたようだった。着陸1時間以上前に軽食(夕食)が出て、ドライかつカレーを食べ、アップルジュースを飲んだ。
現地時刻午後2時30分、ヘルシンキ空港着陸。北欧なのに気温28度と非常に暑い。トイレに入ったが、男性用は自分の足の長さでは短くて届かず、洋式で用を足す。乗り継ぎ用通路を歩くと日本語のラーメン屋が目に付く。ラーメン1杯約2千円、それでも中華系の人が食べていた。
乗り継ぎゲート、パスポートの写真を機械で読み取らせ、次に自分の顔を機械で読み取らせ、一致するとゲートが開いた。がっ次のゲートが開かないと思ったらフィンランド人の男性係員がコンコンと机をたたく音がしたので、見るとパスポートを見せろということで、見せたらハンコを押してくれた。たった今機械で確認したばかりなのにと思い、日本語で「おみゃあはハンコを押すためだけにそこにいるのかよ~」と捨てゼリフを吐いたらゲートが開いた。中部空港で乗り換えゲートを確認するようにと言われたのをすっかり忘れてしまい、勝手に座席番号の31番をゲート番号と勘違いしていて、31番ゲートまで歩き待つことにしたが、一向にパリ行き飛行機に乗れる感じがせず、初めて間違いに気付いた。近くのインフォメーションに駆け込み、このチケットはどこのゲートかと日本語で聞いてしまい、向こうはちんぷんかんぷん。ここで初めてポケトークをイギリス英語にして改めて聞き直したら、ゲート番号を調べて記入してくれて、結局来た道をかなり逆戻りした。時間に余裕があって本当に良かった。
午後4時5分離陸、パリ・シャルルドゴール行きのフィンランド航空機も冷房がガンガンだった。自分が一番左側の窓際で日本語の本を読んだ。真ん中は旅慣れた中国人の女性で、すべて漢字のような本を読んでいた。通路側は西洋人の女性で横文字の本を読んでいたが、この女性が咳をしまくりだったので、大慌てでマスクをした。紫色のジュースだったのでグレープジュース・プリーズと言ったら、ベリージュースだった。どこをどう飛んだかわからないまま約3時間、時差1時間で午後6時10分過ぎに着陸した。降りるのを待つ時間にグローバルWiFiのスイッチを入れたらスマホがWi-Fiで繋がってほっとした。
シャルルドゴール空港は想像していた以上にだだっ広かった。飛行機を降り、バスに乗らされターミナルに、そこで入国審査を受け、手荷物を待った。かなり待たされたが何とか自分のスーツケースも出て来た。そこから目指すはオペラ座までノンストップで割安なロワシーバス乗り場だったがさっぱりわからず。観光インフォメーションが目に付いた。ポケトークでフランス語で尋ねたら、ここはDターミナルだがバスに乗るにはCターミナルに行けと言われ、切符はと聞いたらここで買えと言われ、往復分25ユーロ・約3千円で買った。そうしたらお姉さんが案内するので付いて来いという感じで、途中まで案内してくれた。何とかバス停にたどり着いた。東洋系のカップルがいて、ロワシーバス?って聞いて来たので、Japaneseと英語で言い、相手が中国人だと分かった。バスが来たので乗り込もうとするも、中国人が切符がうまく通らず。自分も運転手に切符を見せたら「ノン!」、ロワシーバスでは無いことに気付き慌てて降りた。しばらくしたらロワシーバスが来たので乗り込んだ。スーツケースは荷物置き場に置いた。割合すいていた。車は右側通行だった。途中高速道路並みに70~80キロで走る幹線を走ったが、どの車も車間距離が非常に短かったし、車線変更もぎりぎりで行っていた。よく事故が起こらないなぁと思った。走っているのはドイツ車やイタリア車が多い気がした。途中サンドニスタジアムも見ることができた。1時間20分ぐらいでオペラ座のバス停に到着した。
ここからホテルまでは約10分歩くのだが、暗くてよくわからないとヤバイと思い、事前にグーグールストリートビューで何度も何度も行き方を確認していたので、全く迷わずにホテルにたどり着いた。ホテルでチェックインの手続き、クレジットカードを見せろと言われ、氏名を横文字でサインし、電話番号とメールアドレスを書かされた。部屋番号を教えてもらい6階(フランスでは0階が日本の1階なので、実際は日本の7階)の部屋に入った。この時点で現地の午後9時、日本時間の午前4時を回っていた。
それでも夕食を何か食べようと思い、事前にネットで調べておいたホテルのすぐ近くの深夜の食事が可能なレストランに入った。レストランのオーナーの娘と思われるボーイッシュな女性店員さんが相手してくれた。とりあえず赤のグラスワインを頼み、メニューを見て、ネットでは21ユーロのFormule Duo(コース料理)があったはずだがと尋ねたが、そんなものは無いと言われてしまった。20ユーロくらいで何か夕食を、それにエスカルゴ(最低限6匹のメニューがあったが)を1匹で良いから食べさせてくれと頼んだ。ポケトークでいろいろと交渉していたら、近くの席にいたフランス人のグループが面白そうに覗き込んできた。日本の自動翻訳機だと言ったら納得して戻って行った。赤ワインの名前を教えてくれたが、メモを取り忘れてしまった。料理を出された時に日本語で「ごちそうさまでした。」と言われた。ラムの肉料理と、これはサービスということでエスカルゴの皮付きの炒めたものが2匹、それに三角形のパンが何個か出て来た。エスカルゴを手で押さえながら中身をフォークで出そうとしていたら、女性店員がこれでしっかり押さえて食べるんだよと言って挟む器具で挟んでくれた。ラム肉の料理は食べている途中に何だか急にお腹がいっぱいになってきてしまい、全部は食べられなかった。日本時間の午前5時近かったので無理もなかった。それでも最後にデザートを食べたいと言ったら、そんなに残しているのにデザートだけは食べるのかという感じだった。デザートは別腹という言葉を覚えさせようと思ったが、うまくは訳せなかった。水は有料で頼まないと出て来ないので頼まず、ペットボトルのお茶を飲んだ。会計をお願いしデビッドカードで支払うと言ったら、う~んやってみないとわからないということだったが、何とか支払いは完了した。20ユーロではとても収まらなかった。明日も明後日もまた来たいと言ったが、日曜月曜の2日ともお休みとのことだった。そんなこんなでレストランを後にした。
ホテルでは明日の予定を確認し、スマホをフランス用のコンセントを利用して充電し、シャワーを浴びた。バスタブにはお湯が溜められなかったし、どこから吹いているのかわからない風が冷たかった。テレビではサッカー欧州選手権のフランスがトルコに0対2で負けた試合を見たりした。ベッドはすごく背が高かった。日本時間の朝だなぁと思いながら長~~~い1日が終わり、眠りについた。
その2に続く~~~。
小学生の書く日記のような感じになったが、自分の記録として残しておく。
年明けからなでしこジャパンフランスW杯応援ツアーなるものが無いかあれこれ探してみたが、見つからなかった。仕方が無いのでフランス旅行でネットで検索をかけると何社か専門旅行会社が見つかった。中部国際空港からパリへ直行便が無いことは知っていたが、中部発で行けそうなところに当たってみた。最初に当たったところは、大韓航空機で中部⇒韓国・仁川⇒パリという経路を提案、さらにパリでなでしこジャパンの初戦を見て、3日後にフランスの新幹線でレンヌまで移動してもう1試合見て、その日はそこで宿泊して1週間かけて戻ってくるものだった。ビジネスクラスでの提案もあり、70万円を超えるものだった。いろいろやり取りしてエコノミーで50万円以下にはなったが、大韓航空機で韓国での乗り継ぎや、フランス新幹線(試合当日も座席が重複して発券されたりするトラブルがあったようだ。)に乗るのも1人で非常に不安だったので、迷っていたら向こうから今回は残念ですがと断られてしまった。
次のところが今回利用した旅行社だった。フィンランド航空機でヘルシンキ経由でパリまで往復と、市内で3日間の宿泊で20万円を少し超えるくらいだったので、ヴェルサイユ宮殿とパリマルシェへ半日、それにルーブル美術館半日のオプショナルツアーも申し込み、3月初めに約4万円を支払い、残りは4月下旬に支払った。
フランス語は大学の時に第2外国語として文法と講読を学んだが、講読は午後の授業で女性の先生のフランス語が子守唄に聞こえたことしか覚えていなかった。なので迷わずポケトークを約3万円で購入した。
パリ市内のRER・地下鉄・バスは1乗車に付きどこまで行っても1.9ユーロ・230円だったが、ゴールデンウイーク10連休中にパリに旅行して、10枚綴りの回数券を買ったが使い切れなかったという人が、乗車券をヤフオクやメルカリなどで販売していた。ちょうど5枚1,000円で売っている人がいたので、現地で乗車券を自動販売機で購入する手間が省けるのと、1枚に付き30円安かった(こういうところの金銭感覚が非常にちゃらんぽらん。)ので、これを事前に購入しておいた。
現地での支払いは、クレジットカードかデビッドカードが良いということだったが、現金を持っていないと不安だったので、三菱UFJ銀行で5万円分両替するつもりでいた。1ユーロ122円台の日に両替(パックを購入)したが、5万円を超えるのでおかしいなぁと思ったら、レートが127円台と1ユーロ5円も高く買わされた。それでもヘルシンキやパリの空港で両替するよりはお得だったが、FXで買いだったら破産するレベルの手数料の高さには参った。
デビッドカードはSONY銀行のものが使いやすいと思い、1ユーロ121円台の時に5万円分ユーロ外貨預金に替えておいた。暗証番号だけは必死で覚えておいた。
スマホをそのまま海外で使うとものすごく高くついてしまうが、現地で地図や天気などの情報収集や、ツイッターでつぶやきたかったので、向こうで自由に使えるWiFiを探してみた。旅行社のサイトに5日間で約4千円のものが宣伝されていたが、調べてみてもやぐそうで評判が良くなかった。イモトのWiFiとグローバルWiFiが大手であることがわかり、イモトのWiFiは高かったのでグローバルWiFiにしてみた。知人から中部空港店のクーポン付きのチラシをもらっていたので、それで入力してみると1万1千円が500円安くなって1万500円になった。しかしそれでも4千円のものよりも高過ぎると思い、価格コムで調べたら同じグローバルWiFiが価格コム経由だと約6千円安くなって約5千円で済むことが分かり、充電器やフランス用のコンセントも込みで即申し込んだ。前日に自宅に宅配された。バカ正直に5日間で申し込んだが、帰国後は2日以内に機器を中部空港店に返せば良かったので、5日目は日本の午前8時台に到着だったので、4日間借りるだけでも良かったなと後から思った。本体はフランスに着いてからスイッチを入れろということだったが、充電がどれくらいされているのかわからないのが唯一不安だった。
フランスの水は硬水でお腹がゆるくなるとヤバイので、お茶やアクエリアスのペットボトルを何本もスーツケースに入れて持って行った。また、天気を調べるとずっと雨だったので、折りたたみ傘とビニール合羽も持って行った。サッカー解説の永里あっさーのさんが先に現地入りしており、寒くてユニクロに駆け込んでいたので、厚めの上着を着て行った。
中部空港が開港してから海外旅行は初めてだったので、どれくらい前に行けばいいのかわからなかったが、神宮前から中部空港まではミュースカイが連絡が良かったので、名鉄のミューチケットを1か月前に買っておいた。
そんなこんなで6月8日(土)出発当日、中部空港に午前9時前には着いた。フィンランド航空の窓口に着いたところ外国人ばかりが並んでいて、自分がほとんど一番最後だった。日本人の女性が対応してくれて、飛行機は中部⇒ヘルシンキも、ヘルシンキ⇒パリも窓側を取ってくれた。手荷物も預ければそのままパリまで行くとのことだった。ただ、ヘルシンキの乗り継ぎの時に、パリ行きのゲートを必ず確認するようにと忠告があった。保安検査もかなり多くの人が並んでいて焦ったが、9時半頃には搭乗口の前で待つことができた。
機内は空調が効いていて寒かった。腕時計を7時間戻してフランス時間にした。エコノミーの座席にも日本人CAが1人乗っていて、フィンランド語・英語・最後に日本語で機内アナウンスがあった。この飛行機はフィンランド航空と英国航空と日本航空が共同運航している便だと説明があった。10時半に中部国際空港を離陸、北西へ飛んで、日本海を超えて、北朝鮮よりも北の中国のハルピンを超えてロシアの上空をずっと飛んで行った。途中バイカル湖の上を飛んでいる時には湖が見えた。座席の前にタッチパネルがあり、正面と下の映像をずっと見ることができた。飛んでいる経路も常時確認できた。お昼までは持って行った本を読んだ。お昼に機内食が出た。フィンランド人CAからビーフかチキンか聞かれたようだがよく聞こえず。隣に座っていた日本人カップルが間に入ってくれてチキンを頼んだが、ご飯とチキンは正直言って不味かった。唯一冷や麦が口当たりがよく美味しかった。飲み物は日本茶にした。途中気流の悪い所では揺れ、コーヒーをついでもらっている時に揺れたので、コーヒーが隣の女性にかかりそうになった。9時間20分も乗っているとトイレに立つのがヤバイなと思い、隣の女性がトイレに立つ時に自分も行くように心がけた。ロングフライト(エコノミークラス)症候群も心配なので、足をできるだけ動かしたりした。午後はお昼寝タイムだったが、ゲームにテトリスがあったので何度もやってしまった。その後「ボヘミアンラプソディ」の日本語吹き替えバージョンの映画を観た。その後少しウトウトしたようだった。着陸1時間以上前に軽食(夕食)が出て、ドライかつカレーを食べ、アップルジュースを飲んだ。
現地時刻午後2時30分、ヘルシンキ空港着陸。北欧なのに気温28度と非常に暑い。トイレに入ったが、男性用は自分の足の長さでは短くて届かず、洋式で用を足す。乗り継ぎ用通路を歩くと日本語のラーメン屋が目に付く。ラーメン1杯約2千円、それでも中華系の人が食べていた。
乗り継ぎゲート、パスポートの写真を機械で読み取らせ、次に自分の顔を機械で読み取らせ、一致するとゲートが開いた。がっ次のゲートが開かないと思ったらフィンランド人の男性係員がコンコンと机をたたく音がしたので、見るとパスポートを見せろということで、見せたらハンコを押してくれた。たった今機械で確認したばかりなのにと思い、日本語で「おみゃあはハンコを押すためだけにそこにいるのかよ~」と捨てゼリフを吐いたらゲートが開いた。中部空港で乗り換えゲートを確認するようにと言われたのをすっかり忘れてしまい、勝手に座席番号の31番をゲート番号と勘違いしていて、31番ゲートまで歩き待つことにしたが、一向にパリ行き飛行機に乗れる感じがせず、初めて間違いに気付いた。近くのインフォメーションに駆け込み、このチケットはどこのゲートかと日本語で聞いてしまい、向こうはちんぷんかんぷん。ここで初めてポケトークをイギリス英語にして改めて聞き直したら、ゲート番号を調べて記入してくれて、結局来た道をかなり逆戻りした。時間に余裕があって本当に良かった。
午後4時5分離陸、パリ・シャルルドゴール行きのフィンランド航空機も冷房がガンガンだった。自分が一番左側の窓際で日本語の本を読んだ。真ん中は旅慣れた中国人の女性で、すべて漢字のような本を読んでいた。通路側は西洋人の女性で横文字の本を読んでいたが、この女性が咳をしまくりだったので、大慌てでマスクをした。紫色のジュースだったのでグレープジュース・プリーズと言ったら、ベリージュースだった。どこをどう飛んだかわからないまま約3時間、時差1時間で午後6時10分過ぎに着陸した。降りるのを待つ時間にグローバルWiFiのスイッチを入れたらスマホがWi-Fiで繋がってほっとした。
シャルルドゴール空港は想像していた以上にだだっ広かった。飛行機を降り、バスに乗らされターミナルに、そこで入国審査を受け、手荷物を待った。かなり待たされたが何とか自分のスーツケースも出て来た。そこから目指すはオペラ座までノンストップで割安なロワシーバス乗り場だったがさっぱりわからず。観光インフォメーションが目に付いた。ポケトークでフランス語で尋ねたら、ここはDターミナルだがバスに乗るにはCターミナルに行けと言われ、切符はと聞いたらここで買えと言われ、往復分25ユーロ・約3千円で買った。そうしたらお姉さんが案内するので付いて来いという感じで、途中まで案内してくれた。何とかバス停にたどり着いた。東洋系のカップルがいて、ロワシーバス?って聞いて来たので、Japaneseと英語で言い、相手が中国人だと分かった。バスが来たので乗り込もうとするも、中国人が切符がうまく通らず。自分も運転手に切符を見せたら「ノン!」、ロワシーバスでは無いことに気付き慌てて降りた。しばらくしたらロワシーバスが来たので乗り込んだ。スーツケースは荷物置き場に置いた。割合すいていた。車は右側通行だった。途中高速道路並みに70~80キロで走る幹線を走ったが、どの車も車間距離が非常に短かったし、車線変更もぎりぎりで行っていた。よく事故が起こらないなぁと思った。走っているのはドイツ車やイタリア車が多い気がした。途中サンドニスタジアムも見ることができた。1時間20分ぐらいでオペラ座のバス停に到着した。
ここからホテルまでは約10分歩くのだが、暗くてよくわからないとヤバイと思い、事前にグーグールストリートビューで何度も何度も行き方を確認していたので、全く迷わずにホテルにたどり着いた。ホテルでチェックインの手続き、クレジットカードを見せろと言われ、氏名を横文字でサインし、電話番号とメールアドレスを書かされた。部屋番号を教えてもらい6階(フランスでは0階が日本の1階なので、実際は日本の7階)の部屋に入った。この時点で現地の午後9時、日本時間の午前4時を回っていた。
それでも夕食を何か食べようと思い、事前にネットで調べておいたホテルのすぐ近くの深夜の食事が可能なレストランに入った。レストランのオーナーの娘と思われるボーイッシュな女性店員さんが相手してくれた。とりあえず赤のグラスワインを頼み、メニューを見て、ネットでは21ユーロのFormule Duo(コース料理)があったはずだがと尋ねたが、そんなものは無いと言われてしまった。20ユーロくらいで何か夕食を、それにエスカルゴ(最低限6匹のメニューがあったが)を1匹で良いから食べさせてくれと頼んだ。ポケトークでいろいろと交渉していたら、近くの席にいたフランス人のグループが面白そうに覗き込んできた。日本の自動翻訳機だと言ったら納得して戻って行った。赤ワインの名前を教えてくれたが、メモを取り忘れてしまった。料理を出された時に日本語で「ごちそうさまでした。」と言われた。ラムの肉料理と、これはサービスということでエスカルゴの皮付きの炒めたものが2匹、それに三角形のパンが何個か出て来た。エスカルゴを手で押さえながら中身をフォークで出そうとしていたら、女性店員がこれでしっかり押さえて食べるんだよと言って挟む器具で挟んでくれた。ラム肉の料理は食べている途中に何だか急にお腹がいっぱいになってきてしまい、全部は食べられなかった。日本時間の午前5時近かったので無理もなかった。それでも最後にデザートを食べたいと言ったら、そんなに残しているのにデザートだけは食べるのかという感じだった。デザートは別腹という言葉を覚えさせようと思ったが、うまくは訳せなかった。水は有料で頼まないと出て来ないので頼まず、ペットボトルのお茶を飲んだ。会計をお願いしデビッドカードで支払うと言ったら、う~んやってみないとわからないということだったが、何とか支払いは完了した。20ユーロではとても収まらなかった。明日も明後日もまた来たいと言ったが、日曜月曜の2日ともお休みとのことだった。そんなこんなでレストランを後にした。
ホテルでは明日の予定を確認し、スマホをフランス用のコンセントを利用して充電し、シャワーを浴びた。バスタブにはお湯が溜められなかったし、どこから吹いているのかわからない風が冷たかった。テレビではサッカー欧州選手権のフランスがトルコに0対2で負けた試合を見たりした。ベッドはすごく背が高かった。日本時間の朝だなぁと思いながら長~~~い1日が終わり、眠りについた。
その2に続く~~~。