サッカー男子リオデジャネイロオリンピックアジア最終予選、カタールのドーハでのセントラル開催の試合。
1次リーグは4チーム総当たりで、上位2チームのみが決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントで上位3チームがオリンピックに出場できる。
ヨーロッパで活躍する南野や久保、それにJリーグで活躍する遠藤、大島、浅野などがいてそこそこのタレント集団なのだが、これまで世界を経験していない谷間の世代、果たして6大会連続でのオリンピック出場なるか?
1次リーグ
1月13日(水)
日本
北朝鮮 1対0
FWが南野、久保、武蔵、MFが中島、大島、遠藤、DFが植田、岩波、山中、室屋、GKが櫛引だった。
審判は主審がファガニ・イラン中東の笛、副審が即判断・イランとスリランカ人だった。
前半5分、山中の右CKにファーでフリーになった植田がシュート、
ゴール
その後も右から室屋がオーバーラップしてクロスを上げたが、シュートできず。
その後は北朝鮮に押し込まれる展開
前半30分、大島にイエロー
後半9分、久保のシュートが左ポスト直撃で外へ
その後は北朝鮮に押し込まれあわやという場面が何度もあった。
後半17分、南野に代えて矢島を投入
後半30分過ぎから中島がテクニックを見せて反撃
後半32分、大島に代えて原川を投入
後半34分、FKから岩波のヘッドがゴールネットを揺らしたが中東の笛でオフサイド
後半44分、久保に代えて豊川を投入
この世代はこれまでにことごとく大事なところで北朝鮮に負けてきた。今回は前半早々に得点できて、その後は押し込まれたが、それでも北朝鮮のシュートの精度が低く、何とか勝つことができて良かった。戦術なのか北朝鮮との肉弾戦を避けるためなのか、ロングボールばかり蹴って、中盤でボールをさばける大島の良さが全く出なかったし、南野も右サイドでは機能しなかった。前半、唯一の大学生・室屋の右からの長友ばりの攻撃参加、そして後半途中から魅せたテクニシャン中島の頑張りには拍手を送りたい。
1月16日(土)
日本
タイ 4対0
FWが浅野、武蔵、MFが豊川、矢島、原川、遠藤、DFが奈良、岩波、亀川、室屋、GKが櫛引だった。初戦とスタメンを6人も代えてきた。
主審と副審はウズベキっちゃん、もう1人の副審は即判断・イランだった。
前半8分、浅野の左足のシュートは左ポスト直撃
前半9分、豊川のヘディングシュートはバー直撃
前半27分、武蔵がシュート、
ゴール
前半38分、ピッチ外から主審の許可なく入った室屋にイエロー
後半から武蔵に代えてオナイウを投入
後半4分、左から原川がクロス、中で矢島がヘディングシュート、
ゴール
後半9分、亀川がペナルティエリア内で相手を倒したとしてPKの判定
、しかし相手の足を滑らせたシュートはバー直撃
後半25分、浅野に代えて久保を投入
後半30分、岩波のパスにオフサイドギリギリで飛び出した久保が抜け出しシュート、
ゴール
後半33分、矢島に代えて誕生日なので南野を投入
後半39分、久保がPKゲット、このPKを久保がシュート、
ゴール
試合開始早々こそタイの勢いに受け身になったが、すぐに日本が盛り返し鈴木武蔵のゴールが決まってからは安心して見られる試合だった。タイのメッシ18番は上手かったが、何もさせなかった。PKの判定はウズベキっちゃん主審と言えども中東の笛かと思ったが、久保がPKをもらって行って来い。とりあえず決勝トーナメント、準々決勝進出が決まって良かった。
1月19日(火)
日本
サウジアラビア 2対1
FWがオナイウ、中島、南野、MFが大島、井手口、三竿、DFが奈良、植田、山中、松原、GKが杉本だった。2戦目とスタメンを10人も代えてきた。GKを除き、これまで出ていない選手がこれですべて起用された。
UAE・中東の笛の審判団だった。
前半10分、奈良にイエロー
前半27分、左CKに植田がヘッド、相手GKがセーブ
前半29分、松原にイエロー
前半31分、大島のスーパーミドルシュート、
ゴール
後半からイラン選手団が観戦
後半8分、右の南野からのクロスに左から走り込んだ井手口がシュート、
ゴール
後半11分、ハサンモハメド中東の笛
で植田がペナルティの中でファウルを取られPK、これを決められ失点
後半21分、三竿に代えて浅野を投入
後半23分、松原に代えて亀川を投入
後半40分、オナイウに代えて久保を投入
消化試合だったが、上手にメンバーを交代させながら、また中東の笛にも苦しみながらも勝つことができた。右サイドバックの大学生・室屋とDF岩波とMF遠藤を休ませることができたのも良かった。南野はもっとできるはずだ。
1位・日本、2位・北朝鮮、3位・サウジアラビア、4位・タイ、2~4位は勝ち点2で並んだが、得失点差+総得点差で決まった。
決勝トーナメント
準々決勝
1月22日(金)
日本
イラン 3対0
FWが久保、オナイウ、MFが中島、矢島、原川、遠藤、DFが植田、岩波、亀川、室屋、GKが櫛引だった。3戦目と8人入れ替えた。
主審と副審1人はスリランカ、もう1人の副審は台湾の公平な笛だった。
前半は一進一退ながらも、何度か危ないシーンがあった。
後半11分、相手のヘッドはバー直撃
後半27分、左CKから遠藤のヘッドは枠の上
後半37分、久保に代えて浅野を投入
後半43分、矢島に代えて豊川を投入
後半は押され続けたが何とかしのいで15分ハーフの延長戦へ
延長前半6分、右の室屋からのクロスに豊川がヘディングシュート、
ゴール
延長前半8分、遠藤にイエロー
延長後半4分、中島が左45度からミドルシュート、
ゴール
延長後半5分、中島が左から切れ込んでシュート、
ゴール
延長後半8分、遠藤に代えて大島を投入
延長後半11分、相手のシュートはバー直撃
この世代はいつも準々決勝の壁があって、後半はかなり守勢に回って緊張感もあったが、後半終了間際に入れた豊川と無尽蔵なスタミナ&テクニシャン中島が決めて、準決勝進出が決まった。
準決勝
1月26日(火)
日本
イラク 2対1
FWが南野、久保、武蔵、MFが中島、原川、遠藤、DFが植田、奈良、山中、室屋、GKが櫛引だった。
マレーシア・公平な笛とバーレーンの審判団だった。
前半26分、左から武蔵が抜け出しセンタリングに走り込んだ久保がシュート、
ゴール
前半43分、相手右CKからヘディングシュートを櫛引が2回防いだが、3回目に決められ失点
後半23分、武蔵に代えてオナイウを投入
後半33分、久保に代えて浅野を投入
後半36分、南野にイエロー
後半45+AT3分、原川がミドルシュート、
ゴール
後半45+AT5分、中島に代えて豊川を投入
この世代は今までイラクには1度も勝てなかったが、勝てばリオデジャネイロオリンピックが決まる絶対に負けられない1戦、前半先制するも追いつかれ、後半は一進一退だったが、ロスタイム、「ドーハの悲劇」ではロスタイムにイラクに同点ゴールを許してW杯アメリカ大会の出場を逃したが、歴史は塗り替えられる、今度はロスタイムに決勝点を奪って、6大会連続出場となるリオデジャネイロオリンピックの出場が決まった。
自分のTwitterのつぶやき、「ロスタイムにイラクにやられたドーハ、ロスタイムにイラクにやり返したドーハ!!!U23日本代表が初めてイラクに勝って、リオ五輪出場決定」、 リツイートありがとう!
3位決定戦
イラクが地元・カタールに2対1の延長・逆転で勝ってリオ五輪出場決定
NHK-BSのこの大会の放送の女性アシスタント
、杉浦友紀ちゅわんアナ ⇒ 佐々木彩・空手黒帯アナ ⇒ 宮崎ルイルイ♪ ⇒ 宮崎ルイルイ♪ ⇒ 宮崎ルイルイ♪ ⇒ 森ギュギュッと花子アナ だった。
決勝
1月30日(土)
日本
韓国 3対2
FWが久保、オナイウ、MFが中島、矢島、大島、遠藤、DFが植田、岩波、山中、室屋、GKが櫛引だった。
南野は所属クラブの事情でリダリダ離脱なり、なんじゃそりゃ。
主審と副審はカタール、もう1人の副審も中東UAE、でも中東の笛は関係なし。
前半6分、相手のシュートがネットを揺らすもオフサイド
前半21分、失点
前半23分、山中にイエロー
後半からオナイウに代えて原川を投入し、久保の1TOPに
後半2分、失点
後半15分、大島に代えて浅野を投入
後半22分、矢島からのパスに抜け出した浅野がGKをかわすシュート、
ゴール
後半23分、左から山中のクロスに矢島のヘディングシュート、
ゴール
後半30分、矢島に代えて豊川を投入
後半36分、中島のパスに浅野が抜け出しシュート、
ゴール
後半41分、岩波にイエロー
試合は後半の途中まで韓国にやられっぱなしの0対2、しかし、大島を下げて浅野を入れてからスイッチが入り、矢島と浅野の素晴らしいゴールで逆転勝ち。手倉森監督の選手起用は素晴らしかった。
このチームが公式戦で先制点を許しながら、逆転勝ちしたのは初めてのことじゃないのか。また、ここまで韓国の五輪予選34試合連続無敗(25勝9分け)の記録にもストップをかけることができた。
中島選手No10が大会MVP
アジア選手権と五輪予選を兼ねるこの大会、決勝で宿敵・韓国に勝ってU23アジア王者&フェアプレー賞に輝いた。