思いつくまま

思いついたことを書いています。

ねじめ正一著『落合博満変人の研究』(新潮社)を読む。

2010年12月23日 22時55分55秒 | 読書
以前、あんこーるさんに教えてもらって読みたいと思っていた本だったが、パラパラと立ち読みした程度だった。
自分が中日ドラゴンズのファンだということを知っていて、いつもお世話になっている方から、最近になって落合監督に関する本を2冊いただいてしまったので 読んでみた。

中日ドラゴンズの落合監督について、現役選手時代の頃のことも含めていろいろな角度から紹介されていた。

前半は、落合博満氏のことを江夏豊氏・赤瀬川原平氏・豊田泰光氏にねじめ正一氏が聞いたもの。星野仙一氏や野村克也氏との比較があったりして興味深いところもあったが、どれがねじめ氏の発言でどれが対談者の発言なのか非常にわかりにくい表記でイマイチだった。

次に、巨人ファンだったが落合が中日に移籍してから中日ファンになったという冨士真奈美さんらとの対談があって、最後に、落合語録などをねじめ氏が分析したものだったが、どれも先に巨人・長島茂雄氏ありきの内容だったので、なかなか馴染めなかった。

ヤクルトから移籍して全く働かなかった川崎憲次郎を開幕戦でいきなり先発させたり、日本シリーズでパーフェクト目前のウルトラセブン・山井を交代させたことについても触れてあったが、自分の考えとは違っていて、やっぱりイマイチだった。

今の中日・落合監督が非常に素晴らしい監督だと思っているので、もっとその極意を知りたいと思ったのだが - - - 、この本が出たのが2年前、でもそれからも落合監督自身が進化した感じなので、やっぱり自分には書いてある内容に違和感があった。 

今年、中日新聞にずっ~と落合監督自身が書いた(しゃべった)「読む野球」というコラムが連載されているが、これを本にしたほうが変人といわれる落合博満氏のことがよくわかるような感じなのだが - - - 。
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