わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

鶏肉をさばく

2006年09月04日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 もう9月ですね~。日本はまだ暑いですか?
こちらはまだ涼しいのですが、9月1日から雨が降り始めました。
昨日は、突然の、台風のような大雨と暴風。
今日も、朝からしとしとと雨が降っています。
2ヶ月間の小乾季が終わり、また雨季に入ったようです。
 鮮やかな色のシャワーキャッパーに出会うのが、楽しみです。

 昨日、生まれて初めて、鶏肉一羽をさばきました。
こちらベナンでは、肉類の中では鶏肉が一番高価。
一時期、近隣国で鳥インフルエンザが見つかったこともあって、
私は今まで一度も鶏肉を買ったことがありませんでした。
でも、今は鳥インフルエンザの恐れも一応なくなったし、
それに、「どうして~も食べたい!」と思って、ついに、
スーパーマルシェで生の鶏肉一羽を買ってきました。
 羽毛、頭、手足、内臓を除いてあって、1キロ500円。

 実は、私、本物のニワトリが、だ~いっきらい。
幼稚園児のころ、巨峰畑で鶏と、ダックスフンドに追いかけ
られてトラウマとなったのか、ニワトリと足の短い犬が苦手。
あの鋭い目つきと、あの赤いとさかが、怖い。
 あ~、ちょっと想像しただけで、鳥肌が立ちます。

 で、鶏肉をさばく話に戻しますが、そんなニワトリが
苦手な私ですが、大好きな鶏肉を食べたいがために、
気合を入れて、鶏肉を買って、自分でさばきました。
鶏肉のさばき方はこのHPを参考にしました。
意外と簡単で、残酷な言い方ですが、楽しい作業でした。
私が特に大好きなささみは、お腹の真ん中に左右一つずつ、
まるで、宝物かのように、大切にしまってありました。
思わず、手を合せて拝んでしまいたい衝動に駆られました。
残ったとりがらは、半日茹でて、鶏がらスープにしました。
野菜ラーメンのスープにしたら、コクがあって美味しかった!
 今では、ニワトリさんへの感謝の気持ちで一杯です。


3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
対極にいる… (がこ)
2006-09-06 11:43:52
私は最近商業主義とネットにまみれていて、ネットショッピングでじゃんじゃか買って、宅急便で配送してもらうってことばかりしています。

ぴえっとさんの日記を読んで、物を買う、それも食べ物を買うってことのキホンをまざまざと思い出させていただきました。

今度、一羽買ってみようかな。参鶏湯とか作ってみたいしなー。
返信する
貴重な経験! (Ume)
2006-09-10 18:13:00
私もカンボジアで、2回さばいたことがあります。

私の場合は生きているところからだったので、それはもう強烈でした・・・。

半泣きになりながらさばいた肉は結局食べられませんでした。(2回とも・・・)

でも、さばいてみて、皆が美味しそうに食べているのを見ると、

人間は食物連鎖によって生かされていることを感じて、万物に感謝できますよね。

鶏がらのスープ、おいしそうですねー。私はフォーガー(ベトナムの鶏肉の米麺)が作りたいな。
返信する
貴重な体験でした (ぴえっと)
2006-09-16 22:21:56
がこさん。確かに、対極かも・・・。

日々の生活で、人と接さずに買い物をすることは

まずできません。こちらは、人参一本買うのにも

交渉しないといけません。「40円を、35円にして」、

とか。今回鶏肉は定価のものを買いましたが、

普段、豚肉や牛肉は、普通の市場で買いますので、

かなり生々しく、激しいやり取りがあります。

ラオスでは女性がお肉を売っていたのに、こちらは、

筋肉もりもりの若い男性が売っていて、本当に、

すごい熱気というか、活気溢れているんですよ。

 でも、私も日本に帰国していた時には、ネットで

じゃんじゃん買ってしまっていましたよ~(笑)。

確かに、便利ですよね。でも、ちょっと寂しいかも。

がこさんは、今、長時間外出して買い物することが

難しい環境ですからね・・・。子育てが落ち着つい

たら、ぜひぜひ、鶏肉さばいてみてください!



Umeさん。え~、生きた状態から2回も??

すっ、すごい・・・。私、ラオスでカモをしめる

ところをちょっと見ただけで、失神しそうでした。

今回は、血も抜いてあったし、頭とかも無く、

かなり「鶏肉」に近い状態だったから、さばけた

のかもしれません。想像以上に冷静に、しかも、

楽しみながらさばいている自分に、驚きました。

 確かに、Umeさんのおっしゃる通り、こういった

残酷なさばく経過を自ら体験した上で、お肉を頂くと、

本当に、犠牲にしてしまった命を有難くいただいて

いるのだという実感があるよね。一粒だって、

残したくないなと思いました。大学生か高校生の

授業で、こういう実習があったら、食べ物を粗末に

する若い人が少なくなるのではないかと思います。
返信する

コメントを投稿