わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

手作りベナン料理①「アタシ」

2015年01月19日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理

 ぼんじゅ~る。日本はまだまだぐぐっと寒い日が続いているようですね。
こちらベナンは、「ハルマッタン」という、砂漠から乾燥した風が吹く季節です。
朝晩涼しく、とにかく乾燥しているので、過ごしやすいですが、砂埃がけっこう
あるので、毎日家中拭き掃除しても、砂埃だらけです。
 でも、昨日から、ハルマッタンが少し遠ざかり、今日はまた暑い一日となりました。
 
 先週は、とっても幸せで楽しい一日から始まりました。
カオニャオさんが上司ご夫妻と企画してくれた、サプライズバースデーパーティ。
カオニャオさんの上司のお宅のプールにいつものように遊びに行ったつもりが、びっくり!
上司の奥様(フィリピン人)が私のためにマンゴーケーキを焼いて下さり、集まってくださった
たくさんのフィリピン人友達と一緒にかわいくデコレーションして、お祝いしてくれました。
私の友達でもある、カオニャオさんの同僚のカメルーン人のご夫妻も、美味しいカメルーン
料理を作って持ってきてくれました。夕食時にはみなさんが手作りしてくださった世界中の
料理が並んで、楽しいディナーとなりました。コメゾウくんは、3カ国語(英語、フランス語、
現地のフォン語)でハッピーバースデーの歌を歌ったり、夜遅くまで大はしゃぎしました。
この一年、この日の感動を大切にして、感謝の気持ちいっぱいで過ごします。
 カオニャオさん、ありがとう、ありがとうね♪

 今日は、最近マイブームな手作りベナン料理をご紹介します。
どうしてかわかりませんが、妊娠してから、お昼になるとベナン料理が食べたくなります。
ベナン料理はヤシ油をたくさん使うし、辛いので本来であれば避けるべき食べ物ですが、
油が入ったソースをできる限り食べずに、代わりになるものを自分で作るなど、工夫しています。
ついには、自分でベナン料理を、見よう見まねで作るようにもなりました。
上の写真は、「アタシ」。ベナンの赤飯です。小豆に似た、赤いインゲン豆のお赤飯です。
アタシに添えているのは、ベナンのヤギチーズ入りゴーヤチャンプルー。これが、合うんですっ!
コメゾウくんは、ゆで卵とツナと野菜を炒めたものを添えたアタシを、美味しそうに食べます。
 ご興味のある方、ぜひぜひ、一度作ってみてください。以下簡単に作り方をご紹介します。
 
 「アタシ」
 材料・赤インゲン豆(たぶん小豆でも代用可能)・・・1合
    タイ米(ジャスミンライスがよく合うが、さらっとした日本米でも)・・・2合
    塩・・・・小さじ1~2(たくさん入れると、よりベナンな味に)
 作り方・まず、赤インゲン豆をさっと洗ってざるにあげる。
    厚手の鍋(大きめルクルーゼなど)に豆とひたひたになるぐらいの水を入れて中火に
    かける。(しなくても良いが)沸騰したら、一度茹でこぼしする(湯を捨てる)。
    今度は豆がかぶるぐらいの水を入れて、ふたをして弱火で1時間~1時間半煮る。
    途中で水が豆よりも少なくなったら、足す。豆が指で簡単につぶれるぐらいの柔らかさに
    なったら、塩を入れて2、3分煮る。その2、3分の間に、タイ米をさっと洗って、
    ざるにあげ、鍋に入れる。水を2カップぐらい追加で入れて、鍋を揺すって米を平にし、
    ふたをしてまずは20分ぐらい煮る。火を止めて、一度混ぜて味見してみる。
    豆もご飯も、日本人の食感ではかなり柔らかいなと思うぐらいであれば、出来上がり。
    豆がちょっと固いかなと思ったら、また半カップほど水を足してさらに10分ほど炊く。   
   ・好みで、ゆで卵、辛いトマトソース、油揚げや苦みのある野菜の炒めなどを添えて頂く。

美味しいアボガドの見分け方

2014年04月11日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。ここ3日ほど、朝は大雨のコトヌーです。
ひどい停電も、続いていますよ。ほんと、ほんと~に、ひどいですっ!!
その影響で、3台中2台の冷蔵庫が、壊れてしました(涙)。
我が家の顔なじみの電気屋さん2人が、夜中の12時までかけて修理しました。
 一台2万円以上かかりましたが、冷蔵庫復活してよかった~☆

 今、こちらはアボガドが旬を迎えています。
町中で、美味しそうなアボガドが山積みになって売られています。
我が家も毎日のように、食卓にアボガドを出しています。
最近なってようやく、美味しいアボガドを上手に買えるようになりました。
(アボガド好きなベナン人や、フィリピン人マダムから教えて頂きました)
 せっかくですので、美味しいアボガドの見分け方をご紹介します♪

 上の写真は、今夜頂いた、さいっこ~うに美味しかったアボガド。
(急いで撮ってしまったので、見づらいかもしれません。すみません)。
ベナン人風に表現すると、「まるでバターのような濃厚な味」!!
 見分けるポイントは、以下の通りだそうです。

 1・肌の色つや(美肌のものを選ぼう!)
  →つやつやと輝きがあり(ワックスを塗っているのではないかと疑うほど)、
   触ってみてつるつるとしている
 2・中の種の状態(振って種が動くものを選ぼう!)
  →アボガドを振って種が動く
 3・大きさ&形(大きくラグビーボール型を選ぼう!)
  →真ん中のあたりがふっくらと丸みがあり、サイズも大きい
 4・買う時期(旬のときに買おう!)
  →旬は一年2回(沢山安く出回る時季に買う)

 で、美味しいアボガドのほとんどは、お隣のトーゴ産です。
パリメ」という地域のものは、こちらではブランドものです。
ベナンのものは、ベナン人自らが言いますが、水っぽいそうです。
 (でも、すっごく美味しいベナン産のアボガドも時々ありますよ)

 ちなみに、一部分だけ熟れていなかった、残念なアボガドさんの食べ方。
炒めたりして火を入れると、柔らかくなって、美味しく頂けます。
酸っぱいもの(トマトとかお酢とか粒マスタード)や、細かく刻んだ玉ねぎ、
好みで触感のよいキヌアなどの雑穀系ものと一緒に炒めると、美味しいです。
あと、美味しいエビが手に入ったら、ぜひ、エビアボガドサラダを!
「うわ~っ」と、叫んでしまうほど、美味しいアボガド料理です。
 アボガドの季節。なんだかいつも、わくわくします~♪

2014年ベナンでのお正月

2014年01月08日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 あけましておめでとうございます。BONNE ANEE! HAPPY NEW YEAR!

 2014年もみなさんにとって、わくわくする出会いと、ご健康、ご安全、
ご多幸に恵まれる一年となりますように、心からお祈り申し上げます。

 遅れせながらの新年のご挨拶となりました。
2013年は、大好きなきまぐれな旅を家族3人で楽しんで締めくくりました。
 ただ、30日の夜遅くに家に戻ったら、絶句。

 停電中でしたが、よーく見ると、ブレーカーが落ちていました。
1週間ほど、停電が続いたようで、3つもある我が家の冷蔵庫の中は、悲劇!
お店やレストランが閉まる年末年始に困らないようにと、作り置きしたものや、
冷凍させた野菜やお肉などなど、もう大変なことになっていました。

 大晦日も、お正月も、その後も、ずっと冷蔵庫の掃除、掃除、そうじー!
ようやく落ち着いたら、風邪を引いてしまい、一日休息で復活したものの、
3日間も嗅覚が完全に鈍り、今も鼻はじゅるじゅるしています。
いずれにしても、初めて家族3人で過ごしたベナンでのお正月は、
ハードな感じでしたが、みんなで新年を迎えられて、幸せでした。

 今年も、わくわくするブログ、気まぐれに更新しますので、
みなさん、どうぞ遊びにいらしてくださいね♪
 今年もよろしくお願いいたします。

 *写真は、今年一番のマイブーム?「コム」というガーナ料理です。
とってーも酸っぱい大きなお団子上のものは、発酵させた5分づきメイズ(コーン)と
キャッサバを火にかけて練り、蒸したもの。から~いトマトソースと
カリカリに揚げた小さな湖の魚たちと一緒に頂きます。
私は、茹でて刻んだモロヘイヤを入れて、ネバネバ好きなベナン人風に。
これで十分お腹いっぱいになります。売り歩きの女性から買って、50円。

日曜日のランチ

2013年07月01日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 今日から7月に入りましたね~☆
こどもたちは、夏休みの計画で、わくわくですね♪

 昨夜の我が家。コメゾウくんが夜中に2時間ずーっと号泣していました。
時々、泣きながら、「ねんね、ねんね、ねんねー」と叫ぶのです。
「お母ちゃん、僕眠りたいから、おっぱいちょーだい」の意味。
お父ちゃんが、「大丈夫だからね」と、ずっと声をかけていても、辛抱強く泣く。
今まで夜中、3回以上おっぱいを飲んでいたコメゾウくん。
いつもは、泣くまでもなく、すぐにお母ちゃんがおっぱいくれていたからね・・・。
この、「おっぱいなしスリープ」トレイニングの日の目を見るのはいつかな。
 ちなみに、昨夜は、一回おっぱい飲んで、ぐーっと寝ましたっ! 

 そんな、昨日、日曜日のお昼のこと。
いつものように、3人でお散歩しながら、近所の現地レストラン(マキ)へ。
メニューはない。ポワソン(魚)かプーレ(鶏肉)か。
主菜に添えるものは、ヤムイモフライやご飯など、数種類選べるのみ。
 昨日もワタシは、ポワソンとヤムイモを。

 大きな木に囲まれたお庭でいただく、美味しい魚の炭火焼き(上の写真)。
身はふっくら&ジューシーで、皮はぱりぱりと、香ばしい。
「大きな魚なのに、どうしたらこんなに美味しく焼けるのだろう」。
 いつも、同じことを口にしてしまう・・・。

 昨日、夫・カオニャオさんは、地鶏の丸焼きを。
ベナンの地鶏は、身が締まっていて、かなり食べにくい。
でも、このマキの地鶏の炭火焼きは、地鶏のうまみを上手に残しながら、
ジューシー&香ばしく焼き上げる。
 ワタシがコメゾウくんを抱っこしている間に、美味しそうに食べていました。

 このマキ「La Residence」(ドイツ大使館北2軒目)は、著名人にも知られる老舗。
今は亡きアメリカ大統領カーターさんや、フランスのシラク元大統領。
そして、ベナンのボニ・ヤイ大統領が来店した時の写真も飾ってあります。
一人900円で、のんびり日曜日のランチ。
 最近、私たちの休日の一番の楽しみとなっています♪

デジャ・ヴュ

2013年05月31日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。みなさん、お久しぶりです。お元気ですか~?
ベナンに戻ってきて、すぐに始まった引っ越しが終わり1か月以上経ちました。
以前のアパルトマンの引き渡しも比較的スムーズに終わり(前払い金全額戻りました!)、
こちらの家の片付けも80パーセントぐらい終わって、ようやく落ち着いてきました。
ブログ更新していなかった間に、わが息子コメゾウくんは、毎日元気いっぱ~い、
力強く、ぐんぐんと成長し、9か月の男の子になりました。
 「べべ」、という感じではなくって、「プチ・ギャルソンッ」って感じです♪

 はいはいはあまり好きではないらしく、ちょこちょこっとしかしません。
でも、ほふく前進は大好きで、床やベッドの上に置いてあるターゲット目指して、
猛スピードで前進して行きます(ダメって言われるものばっかり追いかけてマス)。
最近は、お母ちゃん(←ワタシ)と追いかけっこするようにもなりました。
 もっぱら逃げるのは、コメゾウくんのほうですよ。
 
 それから、歩きたい欲まんまんのコメゾウくん。
一日も早く歩けるようになりたいからか、感心するほど練習熱心です。
毎日、何かにつかまってよいしょっと立ち上がって、伝い歩きしたり、
自分用のテーブルを少しずつ押しては歩いたり、お父ちゃんに手を持ってもらって、
イチニッ、イチニッと、ゆっくり歩いたり。
本音を言えば、親としてはね、はいはいしっかりしてね~と思うんですよー。
でもね、そんな気持ちをぐっとこらえて。
 コメゾウくん、一番わくわくすることをしていればいいよ~☆

 今日は、すっごいものに漁港で出合ってしまってしまいましたっ。
それは、「タコ」です(←「タコです」だったら、はちろうさんを思い出しますね)。
上の写真が、そのタコさんですっ。
おそらく、ベナンで第一号のタコさんですっ。
 ベナンではタコはとれないと聞いていましたし、実際に売られていませんでした。

 もちろん、ベナン人のみなさん、おっどろいていました。
タコを見たのは初めてとのことで、「なんじゃこりゃ?」と怪訝な顔。
ひとりでわくわくして写真撮ったりして騒いでいるワタシとは、対照的でしたよ。
だって、タコって、「Devil Fish」という別名もあるんですって。
それをベナン人のみなさんに話したら、もっと怖がって・・・(笑)。
でもね、みなさんの前で、塩もみしたり、ゆでたり、切ったりして調理してみせました。
 カオニャオさんが帰宅したらみんなで刺身にして食べようねと、約束しています。

 おっと、最後に、どうして「デジャ・ヴュ」か。
実は、6年以上前に、ワタシ夢で見たんです。
「マダム、タコが入りました!どうですか?」って声かけられて、ガラスの箱に入った
タコを見て、大喜びして買ったという夢を。
ガラスの箱はありませんでしたが、ようやく夢が現実になりました。
ベナンではタコが買えないと聞いていたけど、なんとなく、夢ではないような気がしていた
あの頃のワタシに、「デジャヴュだったよ!」と声をかけてあげたいな~☆

家庭の「チェ・ブ・ジュエン」

2012年05月13日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。昨日も今日も雨のコトヌーです。
昨日、先週お話ししました、セネガル料理「チェ・ブ・ジュエン」の
作り方を教えてもらおう&ビデオ撮影会にカオニャオさんと行ってきました。
実はこれは、カオニャオさんの職場の広報の企画のひとつなのでした。
企画担当者のインド人ご夫妻が、自らビデオを持って撮影&編集し、
いずれは組織のホームページやYouTubeで紹介する、とのこと。
 ですから、私たちも知らぬ間に、出演してしまうことに・・・。

 上の写真が、「チェ・ブ・ジュエン」です。
今回撮影前に、ランチ用としてセネガル人マダムが作って下さりました。
前回、私たちが外食したときの「チェ・ブ・ジュエン」とは、色が違うのがわかりますよね。
家庭の方は、トマトソースを使っていますので、赤に近いオレンジ色。
私は外食したときに食べた色なしの方が一般的だと思っていたので、びっくり。
ありがたいことに、撮影会に一緒にいらした、セネガル人の年配の方が、
そのあたりについてのウンチクと言いますか、面白いエピソードをいろいろと
教えて下さりましたので、以下、簡単にご紹介しますね。

1・「チェ・ブ・ジュエン」とは
 セネガルの大都市ダカールのメインストリームの民族「ウォロフ族」の言葉、
 ウォロフ語で「米(チェ)と(ブ)魚(ジュエン)」の意味。
 ウォロフ族の人々、特に都市に住んでいる人たちの半数以上が、
 週に最低3回はランチとして食べている、最もセネガルを代表する料理。
 野菜とハーブを詰めた魚を煮込んだトマトソースに少し蒸したブロークン・
 ライス(ばらばらにつぶれたお米)を入れて炊き込んだご飯に、
 煮込んだ野菜と魚を添え、各自取り分けてからレモン汁をかけて頂く。
 別の皿に必ずおこげを添えて、好みでおこげを混ぜていただく。

2・「チェ・ブ・ジュエン」の歴史
 実は、歴史は浅い。初めてセネガルにブロークン・ライスが
 インドシナ(セネガルと同様フランスの植民地だった地域)から
 輸入された、第二次世界大戦期にさかのぼる。
 ある女性が、このブロークン・ライスを使って初めて
 「チェ・ブ・ジュエン」を作った。ローカルのお米よりも、
 ご飯にトマトスープがしみこみ易く、より早く、美味しく
 炊き込めるということで、一気に庶民の間に広まった。

3・家庭の「チェ・ブ・ジュエン」の赤い意味
 昔は、「チェ・ブ・ジュエン」の色をより赤く作ることができる
 家庭ほど、より裕福だと見なされていた。当時トマトペーストも
 油も高価だったので、沢山入れるためにはよりコストがかかる。
 当時は手で食べていたので、腕にたら~りと赤い色の油がたれて
 くるのを、友達に「どうだっ!」と、みせびらかすこともあった。

 以上です。あっ、そうそう、印象的だったこと。セネガルの人たち、
ナイフとフォークを持つとき、西洋の持ち方と逆なんですよ!
つまり、ナイフを左手に、フォークを右手に持って食べるんです。
これには、カオニャオさんと二人で思わず、「えっー!」。
家庭で食卓を囲んだ時が一番、その国、その民族の文化を
心から味わい、楽しみ、理解できるのだなあと、改めて実感しました♪

おうちでピタパンサンド

2012年04月22日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。今日は久しぶりにラオス料理でランチ♪
先日、我が家の近くの中国人経営のスーパーマルシェで偶然
5キロのもち米を見つけたので、さっそく購入♪
今日の我が家のお客様は、もち米もとっても好きな方なので、
カオニャオさんと一緒に張り切って、ラオス料理を作りました。
カオニャオ(もち米のほう)を蒸すのは、カオニャオさん(夫)。
あと、カオニャオをつけて食べるラオスの唐辛子ディップ
「ジェオ」(茄子のディップなど)作りもカオニャオさんの仕事。
私は豚肉のラープやトムヤムクン(←タイ料理だけど)作り。
 ラオス料理を囲んで、楽しい休日ランチになりました♪

 ・・・と、ラオス料理のことを書きながら、
今日ご紹介したいのは、上の写真、レバノンの「ピタパン」。
以前、ブログでご紹介したレバノンのファーストフード、
シャワルマの具を包んでいる、パンです。
パンとは言っても、ピザに近く、ナポリのピザのようにとても薄いです。
さらに、ピタパンの特徴は、真ん中が空洞になっています。
今日の朝食でも頂いた「レバノン流」の技を使った、ぴえっと流、
ピタパンサンドの美味しい頂き方、皆さんにもご紹介します~☆

 私がベナンでピタパンと出合って、6年。
ピタパンをサンドイッチのようにして頂きたいなと、ピタパンサンドに
数回チャレンジしましたが、いつも上手に作れませんでした。
食べる際に具がぽろぽろと落ちてしまって食べにくいのです。
で、最近になって、ふと、シャワルマ屋さんで、スタッフの作業を
じーっと観察してみたら、面白い事実を発見したのです。
実際に、そのやり方を真似て作ってみたら、大成功!
 美味しくて簡単なので、休日、軽い朝食にしたい時に作っています。

 その「レバノン流」の技。それは、具を二重に「包む」のです。
春巻きのように具を「包む」のですが、ポイントはパンの使い方。
それは、まず、パンの上と下の部分をびりびりとはがして2枚にします。
そして、まずは白っぽく薄い下の部分に具をのせていって、包みます。
さらに、上の茶色っぽくちょっと厚めの方で、さらに包みます。
この巨大春巻きのようになった状態で、網にはさんで炭火かコンロの
上で、上下皮がぱりっとするまであぶります。
こうして作れば、パンがパリっと香ばしく、さらに具が落ることなく
沢山お野菜をいただける、美味しいピタパンサンドを頂けます。

 ちなみに、今朝の我が家のピタパンサンドの具はといいますと・・・。
自家製「ホモス(フムス)」というレバノンのペースト(ひよこ豆、
白ゴマペースト、にんにく、E.V.オリーブオイル、レモン汁を
ミキサーにかけて作ります)、スモークチーズ、ナチュラルサラミ、
レタス、トマト、ピーマン、ちょいマヨ&唐辛子粉、塩・こしょうです。
 具にチーズやハムではなく、肉味噌、なんていうのも美味しいですよ♪

ベナンのBIO野菜

2012年04月05日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。日本では、桜がきれいに咲いていますか?
こちらは最近雨が降るようになりました。雨上がりは涼しくなって、過ごし易いです。

 そうそう、今朝のラジオからの西アフリカのニュース。
あの、恐らく世界でもっともよく知られている西アフリカのミュージシャン・
ユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)が、セネガルのマッキー・サル政権の
新内閣で文化・観光大臣に任命されたそうです。
 セネガルの文化・観光分野がどう変るのか。なんだか、楽しみです♪

 そして、西アフリカの話題を、もうひとつ。ベナンの北西の方の国マリ。
トゥワレグ族の反乱軍の問題が続く中、先々週、クーデターが起きました。
西アフリカ諸国経済共同体(CEDEAO)がマリへの通商禁止、
国境封鎖など、経済及び外交制裁を即時発動すると決定しました。
石油はベナンのような(実際にベナンかどうかはわかりませんが)港のある国経由で、
陸路で輸入されていますので、国民生活は益々混乱するでしょう。
マリで働いている私たちのお友達Tくんは、今後一体どうなるんだろうと、
心配していましたが、昨日、日本へ退避することになったと連絡頂きました。
 一日も早く、マリの政情が回復することを祈っています。

 そうそう、今日の話題は、ベナンのBIO(オーガニック)野菜。
お友達からの紹介で、一ヶ月ほど前からでしょうか、長い間探していた
オーガニック野菜を、我が家もベナンで買うことができるようになりました。
 小さかったり、形が悪かったりしますが、味が濃厚で美味しいです♪

 私は、AMAP-Béninという有機栽培農家のグループを支援しているNGOと契約。
契約者が、数か月分の野菜代を前払いすることで、農家が安定した生産・供給を
行えるような仕組みになっています。
オーガニックの認証は、「Helvétas」というスイスのNGOが行っています。
「Helvétas」といえば、ラオスでも有機農業やオーガニック市場の支援、
オーガニックコットンの調査など、興味深い活動に取り組んでいましたね。

 で、先日メンバーになった私。毎週火曜日の夕方、フランス人学校の前の
小さな販売所へ、野菜がたくさ~ん入ったかごを受け取りに行きます。
私は一回5,000CFA(1,000円)のかごを契約しています。
季節によって内容や量がかなり変動するようですが、レタス、人参、大根、ねぎ、
ズッキーニ、トマト、さつまいも、きゅうり、つるむらさき、ハーブ類が、
最近のかごの常連さんです。
「今日も大根沢山持って行ってね~」と言って、余った野菜をおまけしてくれます。

 一週間で家族2人ではとても食べきれないほど、沢山の量の野菜。
いろいろな保存料理などにしたり、人に差し上げたりもしていますが、
上の写真のさつまいもさんのように、育てちゃったりもしています(笑)。
根っこが美しいので、テーブルに置いて、眺めながら育てています。
 もう芽が伸びきってしまったので、そろそろ、土にもどさなきゃね。

*追記 2014年4月 一回4,000cfa(800円)で果物の契約も始めました。
 我が家は毎朝ブラウンのジューサーで絞ったオレンジジュースを飲みますので、
 オレンジをたくさん入れてもらいます。レモン、パパイヤ、コメゾウくんが
 毎日食べるバナナ(豆乳とバオバブパウダーを入れた、バナナシェーク)も。 

マダガスカル土産

2012年03月29日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。いや~、昨日も我が家は日中断水でした(今日も既に断水中)。
こういう日にけっこう、我が家はお客様を夕食に招いてたりするのです。
でも、揚げ物以外はだいたい準備は済ませていましたので、よかった~。
 今晩はカオニャオさんは会食なので、の~んびりさせて頂きますね。
 
 ところで、マダガスカルのことって、まだ話題にしていませんでしたよね。
マダガスカル。アフリカ大陸の東側、インド洋に浮かぶ島国です。
旅行好きな方ならアフリカに行ったことがなくてもご存知ですよね?
立ち並ぶバオバブの木々とか、インドネシア人のような顔立ちの住民が多いとか、
アフリカのような、アフリカでないようなユニークな国、という印象を
お持ちの方も多いかと思います。ワタシもその一人です。
 ちなみに、昨年、カオニャオさんが出張した国でもあります。

 ワタシにとってマダガスカルは、「なんとなくご縁のある国」。
出会いは、6・7才の頃、図書館で読んだ「世界の祭り」という本。
亡くなった方を植物の繊維を編んだものでくるんで、わっせ、わっせと、
人々が肩に担いで小走りしている写真を見て、ものすごくショックというか、
衝撃を受けた記憶が今も残っているからです。
「世界には変った文化・慣習があって、不思議だな~」と、
異文化へ興味を持ったきっかけのひとつの出来事だったのです。

 で、上の写真とマダガスカルの関係は?ですが・・・。
写真は、マダガスカル産の「黒こしょう」です。
昨夜のお客様のひとりが、マダガスカルに出張されていて、
お土産にと買ってきてくださったものなのです。
カオニャオさんが前回出張したときにも数々のマダガスカルの名産品
(野蚕の絹織布ランバメーナ、バニラビーンズ、エッセンシャルオイル)を
たくさ~ん買ってきてくれたのですが、黒こしょうはありませんでした。
ありませんでした、というよりも、お願いしていませんでした。
でも、後から「う~、黒こしょうお願いするの忘れた~」と後悔。
 ですから、今回の黒こしょうは、とっても嬉しいお土産なのです。

 さすが観光の国。包装・容器も徹底しています。
黒こしょうの粒が沢山入った容器は、植物の繊維で編まれています。
ほどよく呼吸できるので、すぐにカビがはえる高温多湿のベナンではありがたい。
シックな黒の容器の中は繊維の自然な色と、そのコントラストもお洒落です。
それに、なんと言っても、味がすばらしいです。
小さいすり鉢に必要な分だけ入れて、ゴツゴツつぶして、パラリと散らす。
アロマオイルのようなふわ~っとした香りが立ち、食欲を刺激してくれます。
 こしょうの粒をぜ~んぶ使った後も、容器を何に使おうかとわくわくしそうです♪

セネガル料理&ナイジェリアンミュージック

2012年03月25日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 ぼんじゅ~る。先週から停電、断水がひどくなってきた、コトヌーです。
停電、断水がひどくなる月はわかっているので、3月に入る前から覚悟していましたから、
「あ~、またきましたね~」という感じです。
さすがに先日のように、一日半断水が続いたりすると、耳が敏感になって、
水がちょろちょろ流れる音がどこからかかすかに聞こえれば、ぴんっときて、
「水、みずがきた~!」と、家中を小走りで回って水を溜め始めます。
 ・・・こんな生活も、7年目になりました。 

 最近の私たちの楽しみのひとつは、土曜日のランチ。
普段、私たちは、夜にレストランで外食することはほとんどないのですが、
土曜日のランチは、毎週ではないのですが、けっこう外食します。
外食といっても、だいたいシャワルマか、ベナン・西アフリカ料理。
 つまり、ワンコインで食べられるところにしか行きません。

 で、昨日のランチは、西アフリカ・セネガルの炊き込みご飯「チェプジェン」。
カオニャオさんと、田舎からやって来たRちゃんと一緒に食べに行きました。
上の写真が、今回食べに行ったセネガル人のマキ(食堂)のチェプジェン。
一昨日の夜、我が家にいらしてくださった方が、「ベナン人の友達に美味しいと
紹介されて食べに行ったら、めちゃくちゃうまかった~!」と、今回のマキを
教えてくださりました。
「感動するほど美味しいのなら、すぐに行こうっ!」と、翌日、
予定していたヤム・ピレーを食べに行くのをやめて、そのチェプジェン屋へ。

 ゾンゴというムスリムのコミュニティにある小さなマキ。名前は知りません。
店の中は狭いですが、いい感じの雰囲気で、清潔感がありました。
注文をすると、すぐに大きなお皿でサーブされました。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、炊き込みご飯の上に揚げた魚と
野菜がのっています。これで、400円ぐらいです。
セネガルではお米を砕いて調理して食べるそうで、ご飯はぽろぽろに炊かれています。
揚げ魚は、淡水魚だと思いますが、内蔵を抜いたところにハーブを入れていますので、
臭みはありません。野菜は、キャベツ、ニンジン、キャッサバです。
 で、これに、オニオンソースをかけて頂きます。

 オニオンソースと言っても、半分ぐらいが唐辛子で、やみつきになる激辛です。
私は妊娠してから大好きだった辛いものがちょっと苦手になってしまいましたので、
香り楽しむ程度に少しだけ頂きました。
たぶん、このお店では、ガスではなく、炭火で調理しているのだと思います。
炊き込みご飯にも野菜にも、ほんのりと焼かれた炭の香りがしました。
その香りが、食材の臭みを包み込み、本来の美味しさを上手に引き出しています。
 口コミどおり、ものすっごく美味しいチェプジェンで、大満足でした♪

 あっ、あと、このお店で嬉しい出合いがもうひとつありました。
それは、私がずっと買おうと思っていた、アシャのCD。
アシャは、今世界中で注目されているお隣・ナイジェリアのソウル・シンガーです
(確か、アシャも同郷のカリスマ・ミュージシャン、フェラ・クティと同じ、ヨルバ族です)。
以前、エルムンドにゲスト出演して、
めためたソウルフルな曲を歌ったのを見てから、ずっと気になっていました。
身の回りや世界中で起きている社会問題に目を向け、自分の言葉で詩にし、
クール&ソウルフルな声で歌い上げます。
そんな彼女のCDを、ちょうど私たちのテーブルを通りかかった
CD&DVD売りのおじさんが、手に持っていたのです。
まさかと疑うほどの偶然で、たったの200円でアシャのCDを購入しました。
気の利くお店のお兄さんが、すぐにお店のステレオでこのCDをかけてくれました♪
美味しい西アフリカ料理に、かっちょいい西アフリカミュージック。
 最高のランチでした。ありがとう~☆

皿を食う

2012年03月19日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 昨夜、NHKを見ていたら興味深い番組をやっていました。
「東北発☆未来塾」という新しい番組です。
街づくり、観光などの分野の最前線で活躍されている講師がファシリテーターとなり、
東北のために何かしたいと全国から集まった学生たちが、
ワークショップ、ディスカッション、フィールドワークを通して、「未来を創る力」を学び、
磨いてゆき、将来へのアクションへの足がかりを得よう、という感じの番組です。
昨夜の講師は、コミュニティデザイナーの山崎亮さんでした。
日本では、4月1日午後6時から再放送するそうですので、ぜひぜひ!
ちなみに、次回の講師は、星のリゾート社長の星野佳路さんです。
 高校生、学生さん、20代の方々に特におすすめしたい番組です。

 ところで、今日の話題の、「皿を食う」。
別に、私の特技のことを言っているのではありません(お皿は食べません!)。
これは、学生時代のアルバイト先の女将さんがよく言っていた言葉です。
「日本人は皿を食うって言ってね。食べ物を盛る器がいかに大切か・・・」。
そう私に話しながら、女将さんは、上等な有田焼の染付けや織部の向付などの
素敵な器に、新鮮な料理を丁寧に盛っていました。
 私も子供の頃から、お皿を選び、料理を盛りつけるのが楽しみでした♪

 で、上の写真は、西アフリカの料理(上手に撮れませんでしたが・・・)。
手前は、ねちょねちょのベナンのオクラソース。
奥は、ぽろぽろに砕かれたお米を使った、セネガル流炊き込みご飯。
どっしりとした、赤土の大地の匂いがするような手作り土器に盛られています。
屋台で食べるほうが本物の味つけで、確かに美味しいのですが、何せ器が
プラスティック製だったり、しかも、器を桶にためた水だけで繰り返し洗って
いるのを見てしまうと、衛生的にもどうかなと気になって、食欲は半減します。
一方、今回のように、土器で料理がサーブされたときのわくわく感は、
食欲を思いっきり刺激してくれます。
食べている最中に、「あっ、調味料にマギーブイヨン使っているな」と気づいて一瞬、
食べるのをためらうのですが、一度刺激された食欲は簡単には抑えられません。
 「皿を食う」とはこういうことなんだね~と、改めて実感しました。

 ☆ちなみに、今回私たちがアフリカ料理を頂いたこのレストランは、
  マキ・ル・タタ(Maqui Le Tata)です。
  クーラーなしだからか、お手ごろ価格で、
  一人500円で十分お腹いっぱい食べられます。
  場所は、ECOBANKのカジョン支店の向こう側の、
  信号の手前の路地を入ってすぐ右手です。
  なお、セネガル料理はクラリス(バンコクテラス北側の路地右手)の方が
  おすすめです。

ベナンのスイーツ

2012年03月09日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 今日も、とてもとても、蒸し暑いコトヌです。
クーラーをつけているのに、汗がたら~りと首筋を流れていきます。
はぁ、夜、クーラーをつけて寝ても、暑くなって何度も目を覚ましちゃうし、
かといって、設定温度を下げれば、寒くて目を覚ます・・・。
 熟睡することは、日本に一時帰国したときの楽しみのひとつです♪

 やっぱり、暑い日には、冷たいスイーツが食べたくなりますね。
ワタシがベナンに来て初めて頂いたベナンの冷たいスイーツが、
上の写真、「アクパ(AKPAK)」。
小豆を甘く煮たものを乗せていますが、これは、ワタシのお薦めの食べ方。
ちなみに、「アクパ」という風にベナンで日本語表記のまま発音しても通じません。
最後の「パ」の発音は、大きな口を開いてパとマの間の音を鼻から
通すような感じでします。
 その発音をするとき、ちょっと、間抜けな顔になっちゃいます・・・。

 で、そうそう、このベナンのスイーツ「アクパ」。
とうもろこしの粉でできた、ヨーグルトのような食べ物です。
とうもろこしの粉を熱湯に中につけて醗酵させて作るそうです。
タピオカと練乳と砂糖と氷を入れて頂くのが一般的なようです。
アクパ自体は、主張のない味で、ちょっと酸っぱい感じ。
ワタシがいつも買うご近所の人気アクパ屋さんのアクパは、
レモングラスを入れてタピオカをゆでていますから、
レモングラスのさわやかな香りがアクパを上品に包み、とても美味しいです。
このアクパの美味しさをぜひとも友達にも知ってほしいな~と、
昨日、我が家に遊びに来てくださったお友達マダムたちに食べて頂きました。
           
 嬉しいことに、アクパの評判は、すこぶる上々でした~♪
「あと数日で日本に帰国するのに、こんなに美味しいものに
出会ってしまった・・・」とまで言ってくださったJさん。
いつの日か、ぜひぜひ、またベナンに戻ってきてくださいね。
 今度は、きっと、ワタシがアクパを作ってご馳走しますから。

懐かしいいちごの味

2012年03月07日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 さきほど、昼食済んでから、心地よい音楽聞きながら、いちごの処理をしました。
大丈夫ないちごさんたち、ちょっとだけ痛んだいちごさんたち、かなりだめこちゃんたち。
1キロあったいちごのうち、それぞれ3分の1づつといった感じ。
軽く洗って、手ぬぐいでひとひとつ検品(?)しながら水分を拭いて、仕分け。
仕分けの後は、大丈夫ないちごさんたちは、記念撮影。上の写真です。
ちょっとだけ痛んだいちごさんたちは、へたをとって、冷凍庫へ。
今週中にイチゴジュースにでもします。
そして、かなりだめこちゃんたちは、痛んだ部分をナイフで切り落として、
良い部分だけをタッパーへ。いちごジャムにします。
ときどき、大丈夫ないちごさんたちをパクパクつまみ食いしながらの作業。
そういえば、去年、実家で、何キロのいちごを仕分けし、切り落とし、ジャムにしたことか。
 1キロばかしのいちごの処理作業は、鼻歌歌っている間に終わりました。

 そうそう、「へ~、アフリカにもいちごあるんだ~」と驚いた方へ。
そうなんです。あるんです。アフリカ全体のことはわかりませんけどね。
このいちごは、ベナン産ではなく、ベナン北部の内陸国・ブルキナファソ産です。
おととい、お友達マダムから「・・・の八百屋さんでブルキナのいちご売っているのを
見かけたので、どう?」と、お電話頂きました。
「ちょうどいちご食べたくってお電話しようかと思ってました~!」と、感動するワタシ。
以前、そのマダムから、ベナンでもいちご八百屋さんで売ってるよとお話しを聞いて、
「あ~、いちごちゃ~ん」と、いちごが店頭に並ぶ日を楽しみにしていました。
 で、とりあえずということで、1キロお願いしたのです。

 丁寧に、大きなタッパーに入れられていた1キロのいちごさんたち。
さっそくぱくりと食べてみたら、とっても懐かしい香りがふわ~と鼻のまわりに漂いました。
今、日本にはいろんな種類の品種改良された立派ないちごが沢山出回っています。
「ジャム用にしてね」とおすそわけ頂くいちごでさえ、立派ないちごが多いです。
でも、子供の頃、よく近所の方にいただいた「ジャム用のいちご」のみならず、
普通に八百屋さんで買ったいちごも、このブルキナファソのいちごのような、
素朴な甘い香りがして、ときにはちょっと土っぽい味がしたりして、
そして、甘すぎなかったような味だったという記憶があります。
だからこそ、「練乳」をかけて頂くいちごというのが、小さい頃のワタシにとっては、
憧れ的存在だったのかもしれません。
 それに、うちの母は練乳をあまり買ってくれませんでしたから。

 さて、疲れてしまう前に、ジャム作りの準備をしようかな。
今ごろ実家の母も、一人でジャム作りがんばっているかな~。

ベナンの牡蠣

2012年02月11日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 今日は一気に湿度が上がり、蒸し暑い一日でした(今も蒸し暑いですぅ~)。
ちょっとだけお昼寝ゴロリンしてても、だ~っと流れる汗が不愉快で、目が覚めました。
まだハルマッタンは続いていますが、砂埃+蒸し暑いというのは、今までに経験した
ことがなく、これは、けっこう身体にこたえます・・・。
こんな日はの~んびり、頭真っ白にして過ごすのが一番!
さっきまで、ラオスの布で、ちくちくベッドカバーを縫っていました。
 明日もちくちくすれば、来週から使えそう~♪ 

 ところで、よく、日本で私が聞かれる質問があります。
それは、「ベナンでどんな料理を作るの?」。

 いつもの私の返事は、「な~んでも。世界中の料理。でも和食も多いよ」と答えます。
だいたい朝はご飯を炊いて、豆腐とかわかめの入った味噌汁という、和食がベース。
もちろん、こちらで入手できる日本の調味料はほとんどありません。
中国製のおしょうゆぐらいでしょうか。
通常、日本の調味料は、日本から持ってくるか、パリで買うかのどちらかですから、
限られた量しか使えません。
でも、意外とベナンは日本人の口に合う食材はそれなりにある方だと思います。
漁港があって魚介類を買えますし、中国人が多く暮らしていますので、
美味しいお豆腐、大根、ねぎ、にら、水菜、もやし、ゴーヤも買えます。
 そうそう、びっくりされるかもしれませんが、牡蠣もあるんですよ。

 上の写真は、一昨日私が作った、牡蠣の佃煮です。
今朝は、玄米のおにぎりをむすんで、おにぎりの具にこの佃煮を入れて頂きました。
で、どこで、私が牡蠣を入手するのかと言いますと、マルシェ・ガンヒという、
外国人がよく行くフレッシュマーケットで、牡蠣売りのおばさんから買うのです。
そのおばさんは、頭の上にのせた大きなホーローのボウルの中に牡蠣をいれて、
何段にも重ねてのせて、上手に全身のバランスをとりながら歩いて売っています。
今回は久しぶりだったので、ちょっと高い値段で買ってしまいました。
 どうでしょう、1キロぐらいで1000円ほどでしょうか。

 ベナンの牡蠣は、お隣の国トーゴの国境近くのグランポポという
海のリゾートで知られる小さな田舎町でとれると聞いています。
広島の牡蠣のようなりっぱなものはなく、小さなアサリぐらいの大きさがほとんどです。
ベナンでは、油っこく調理して、アブロと呼ばれるすっぱい蒸しパンのような
主食といっしょに食されるそうです。
一度、ベナン人が調理したベナン流牡蠣料理を食べてみたいのですが、
そういった料理を出しているレストランがあるとは聞いたことがありません。
 どなたか、ご存知の方、ぜひぜひ教えてくださ~い。

 *ちなみにですが、牡蠣売りのおばさんの携帯電話番号を知っています。
 ベナン在住の方で牡蠣を食べたい方、いつでもご連絡くださいね!

炭焼きピタパンサンド(シャワルマ)

2012年02月07日 | ベナン・アフリカ食べ物・料理
 今日、お昼に、ある異変に気づきました。
いつも80パーセント前後をさす湿度計が、90度下の部分をさしています。
よ~く見ると、35パーセントのところをさしているじゃないですか!
今朝はずっと市場に行ったりして外出していたので気づかなかったのですが、
そういえば、のどもカラカラ、唇もカサカサ乾燥しています。
扇風機を回していなくても、滝のような汗は流れません。
3階の我が家のバルコニーから外を見渡すと、砂埃が町全体を覆っていて、
まるでもやがかかっているように見えます。
 これが、ハルマッタン

 先月終わったはずの、ハルマッタンが、なぜかまた戻ってきたようなのです。
おととい夜中に大雨が降った後なのに、異常気象だと、ベナン人のみなさん、
機嫌悪そうに首を傾げています。
一方、「はぁ~、電気代は節約できるし、涼しくて過ごし易いわ~」。
 と、昨日ローカル市場で買ったばかりの新鮮なシアバターを唇にぬるワタシでした。

 そうそう、ず~っとブログでご紹介したいと思っていた食べ物があります。
昨日、半年振りに再会したRちゃんと一緒に食べに行きましたので、ご紹介しますね♪
それは、炭焼きのピタパンサンド(上の写真)。
こちらでは「シャワルマ」と呼ばれています。
ピタパンは、日本でも手作りする人が増えていると思いますが、パリでも大人気な
レバノン(他の中東の国にもあるかも?)のパン。
ピザぐらいの大きさで、真ん丸く、真ん中は袋のように空洞になっているので、
通常、野菜やお肉を入れてサンドイッチにして頂きます。
ハンバーガーの原型みないなもので、ファーストフードのように気軽に頂きますが、
中に入れるお肉(牛肉、鶏肉、ラム)はお店それぞれ個性があり、手作りされています。
 ちなみに、上の写真の通り、ワタシは肉なしのベジタリアンを注文します。

 昨日行ったお店は、恐らくベナンで一番人気のお店です。
お店の名前はなく、「ブッシェリー(フランス語で肉屋)」と呼んでいます。
本業は、肉屋さんだからです。
去年、狭かったお店を2倍の大きさに改装してから、なんだかお客さんの数が
減ったように見えるのですが、それでも、昨日も沢山のお客さんが食べてました。

 このお店の名物は、本業の手腕を振う牛の串焼き。
ベナンの牛肉はカチカチに硬いのが普通ですが、このお店の牛の串焼きは、
とても柔らかく(たまに硬いときもありますが)、炭焼きされているので美味しいのです。
ピタパンの中に、サラダとフライドポテトをわんさかといれ、牛の串焼きをはさみ、
くるくると巻いて、さらに炭火でパンを焼いてから、サーブされます。
それで、ひとつ1,500CFA(300円)。
(ちなみに、ワタシの肉なしは、200円です。肉屋さんなのに、すみません)。
いつも、お店の手作りヨーグルトと一緒に頂きます。
 ベナンにいらっしゃる方、ぜひぜひ、一度食べてみてくださいね。
 (場所は、MTNの本部から2本分ほど北に向かい、小道を右折して30M先の右手)。