わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

ベナン大統領選2016最終結果

2016年03月22日 | ベナン暮らし情報
 あーふぉんがんじーや(フォン語で、お元気ですか)?
大統領選から2日経ちましたが、普段と何もかわらないコトヌから、
選挙の結果を皆さんと共有したいと思います。

 昨日の予測どおりで、開票の結果は(リンク先はフランス語)、パトリス氏が65,39%、
リオネル氏は34,61%となり、ビジネスマンのパトリス・タロン氏が4月6日、
ベナンの大統領に就任することになりました。投票率は65,57%だったそうです。
結果が出る前に、リオネル氏は、タロン氏へ電話で祝福のメッセージを送ったそうです。
 このリオネル氏の温和な?敗北は、国民のリオネル氏への共感さえ高めたほどでした。

 さて、明日からは、朝のウォーキングを再開できそうです。
「どうして、ひこうきのっていっちゃったの?」と、離ればなれになっていた友達のことが
気になって仕方がなかった我が家の長男も、フランスからの帰国を心待ちにしています。
 どうかこの結果が、ベナンのみなさんにとって幸せなことであり続けますように!

 

ベナン大統領選2016最終結果(予測)

2016年03月21日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。3月も半ば過ぎました。日本はもうすぐ春ですね♪
雨が降る日が時々ありますが、蒸し暑い日が続いているコトヌより、昨日行われました
ベナン大統領選挙の最終結果(予測)を、皆さんと共有したいと思います。

 今回は、フランス生まれの投資家で、現在のベナンの首相リオネル・ジンズー
(リンク先は英語)とサブサハラアフリカで15番目にリッチと言われるビジネスマン、
パトリス・タロン氏(リンク先はフランス語)との決選投票となりました。
結果はまだ出ていませんが、パトリス・タロン氏の圧勝となるようです。
フランスの国際ラジオ放送rfiのリンクをご覧下さい。フランス語ですが。

 リオネル・ジンズー氏は、父親がベナン人でありますが、ベナンに暮らした経験は1年もなく、
そのため、今回の大統領選が始まってから、巷では、「ヨヴォ(白人)」と呼ばれていました。
ですから、反対派からは、リオネル氏が今回大統領になれば、フランスによる植民地化の復興だと、
批判があがっていました。
しかし、実際には、フランス対ベナンというよりも、現在の大統領ヤイ・ボニ対タロン氏であり、
今回のタロン氏の勝利(予測)は、ヤイボニ大統領に対する「リベンジ」のようだとも言われています。
(タロン氏は以前、ヤイボニ大統領を毒殺しようとしたとして、罪に問われていました)
ある意味、今回の結果は、タロン氏への期待というよりも、ヤイボニ政権への「ノン!」だったとも
言えるかもしれません(私の周りの多くのベナン人がそのように言っています)。
 が、私はベナンの政治のことはよく知りませんので、この程度の知識です・・・。 
 
 ちなみに、タロン氏は、コットンの綿繰り工場などで財をなしたビジネスマンとのこと。
ベナンナンバーワンのお金持ちらしく、我が家のすぐ近くにリゾートホテルのような豪邸があります。
いつも私が朝ウォーキングするときにその豪邸の横を通りますが、最近は、さすがに
歩くのをやめています。
しばらくフランスに帰っていた、リオネル氏のお孫さんたちも来月ベナンに戻るそうです。
どのような選挙結果となろうとも、どうかこのまま平和なベナンが続きますように!
 最終結果が出ましたら、また共有しますね♪

ベナン大統領選2016

2016年03月08日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。みなさん、お元気ですか?私のベナン生活も11年目に入りました。
ベナンは大統領選挙の真っ最中ですが、普段と変わらぬ静かな日々です。
 アフリカでここまで平和といいますか、治安のよい国も珍しいでしょうね。

 新年を迎えてから、なかなかブログ更新することができせんでした。
この一年のテーマは、「添」。「そう」。
語源を見ると、「夫婦になる」なんていう意味もありますが、
寄り添う、付き添う、という意味を込めました。
大事な人たちの側について、私ができるサポートを一所懸命する。
 これが、私の今年のミッション。

 で、大統領選挙の結果(リンク先はフランス語)。もう出ています。
結果をシェアさせて頂く前に、私たち日本人にはびっくりするような、
ベナンの選挙事情をご紹介しますね。

 ボニ・ヤイ大統領の2期目の任期終了のため、「33人」もの大統領候補者が出馬。
一昨日、日曜日に投票が行われました。
が、これが、ちょっと信じられないような混乱を招きました。
というのは、今回、有権者は全員自分の投票用紙「有権者カード」を投票日2日前に
自ら投票所に受け取りに行かなくてはならいという義務が課せられ、金曜日が休日に。
でも、「有権者カード」の管理がずさんで、自分の名前がリストになかったり、
リストに名前があっても自分の「有権者カード」がなかったり、住民票のある地域とは
全く別の地域に自分の「有権者カード」があったりと、「有権者カード」を受け取れず、
投票できなかった人が沢山いました。
私の知り合いは、縁もゆかりも無い200キロ離れた地域まで、見つかった自分の
「有権者カード」を自分の車で受け取りに行ったとのことです。
ネットで追跡できるシステムを利用でき、取りに行く時間とお金があったからこそできたこと。
 それでも、さすがアフリカの民主主義優等生ベナン。暴動が起きたりはしませんでした。

 で、開票結果。リオネル・ジンズー氏が28.44%で一位、パトリス・タロン氏が24.80%。
この二人のどちらかが、大統領となります。投票率は64%と、通常通りだそうです。
ちなみに、最有力候補者と言われているジンズー氏について、私が知っていること。
リオネル・ジンズー氏は、ベナン人とフランス人のハーフで、フランス生まれ。
半年ほど前に、ボニ・ヤイ大統領に呼ばれ、ベナンの首相になった有名な投資家。
娘が3人いらっしゃって、長女が以前私がブログでご紹介した、ジンズー財団の創立者。
次女はご家族で私たちの近所に住んでいて、2人の子供さんたちは、我が家の長男コメゾウと
一緒に毎朝我が家の車で幼稚園に行っています。ちなみに、旦那さまはイギリス人です。
 さてさて、最終的には誰だ大統領になるでしょうか。静かに見守っていたいと思います。

ベナン発パーニュの浴衣プロジェクト

2015年02月14日 | ベナン暮らし情報

 ぼんじゅーる。ベナンは、蒸し暑い日が続いています。
もうすぐ日本に一時帰国しますので、荷物の準備など、なんだかドタバタしています。

 先日、2人の日本人女性が我が家に来てくださりました。
3人ともお互いに面識がなかったので、みんなで、「はじめまして」。
おひとりは、ベナンの首都(私が住んでいるコトヌーは首都ではないのです)ポルトノボの
クチュリエ(洋裁)工房で、ベナン人パートナーと一緒に西アフリカの木綿布パーニュで
エコバッグなどの小物を作って販売している方(元青年海外協力隊員)。
もう一人は、現役青年海外協力隊員で、アジョウンという、上述のポルトノボの北の
田舎町で、学校保健の分野で活動されている方。
お二人の共通点は、西アフリカらしい木綿布パーニュを縫製加工して、日本とベナンを
つなげ、ベナン人の生活向上を支援しようとしているところです。
 ぜひぜひお会いしてお話をうかがいたいと思って、お二人にお声かけちゃいました。

 後者の現役青年協力隊員の方は、活動の傍ら、パーニュで浴衣を作る仕事を創出して、
ミシンも買えずに本業に励めない低所得のクチュリエを応援しようと、日本にいらっしゃる
お姉さまと一緒に、クラウドファンディングの「READY FOR?」を通して、ベナン発の
パーニュで浴衣製作を通じた雇用創出支援プロジェクト
を立ち上げようとしています。

 この、インターネットを通して不特定多数の方から支援金を集めるという、クラウド
ファンディングって、すごいですね~。
以前、ジャパンギビング(旧名ジャストギビング)を通して支援をしたことはありました。
今回のREADY FOR?は、購入型のクラウドファンディングということで、支援した資金の
一部が、そのプロジェクトから生み出された成果品を購入する代金に当てられ、残り分を
プロジェクトの活動資金に当てられます。
以前復興支援で、被災したわかめ業者さんの事業復興を支援したことがありましたが、
沢山の資金が集まったことで事業再開し、支援から1年以内で美味しいわかめが沢山
我が家に届いて、二重に嬉しかった思い出があります。
 このパーニュで浴衣の場合は、支援金額によっては、ベナン産のパーニュ浴衣が届きます!

 ベナン産のパーニュの浴衣。実は私は以前からとっても興味がありました。
6年ほど前に、当時青年海外協力隊員だった和裁のできる手の器用なお友達が、
自分でちくちく縫ったパーニュの浴衣を部屋に飾っているのを見て、衝撃を受けました。
めためた、かわいいっ!
上の写真は浴衣ではありませんが、こんな感じの手提げ鞄を持って、下駄をはいて、
パーニュの浴衣を着たら、とってもかわいいと思いませんか?
私は、特に、ベナン人にパーニュの浴衣を見せてあげたいなと思います。
私が普段市場とかで下駄を履いていると、みーんなから、「かわいい」と声をかけられます。
 お洒落が大好きなベナン人の女性たち。パーニュの浴衣にも、きっと、わくわくするはず!

 ベナン発の、パーニュの浴衣プロジェクト。ぜひぜひ、実現させてください。
2月19日(木)11時の時点でプロジェクト資金30万円が集まってはじめて、
プロジェクト開始となります。あと4万円ほどで、目標金額達成だそうです。
このプロジェクトをいかにビジネスにつなげるか、ということが、本当の意味での
ミシンのなかったクチュリエたちの持続的な技術と収入向上につながると思います。
送料が高く、品質管理意識が極端に低いベナンから、日本向けのパーニュの浴衣を
持続的に供給し続けることができるようになるまで、私も陰ながら応援したいと思います。
Rさん、そのピュアな気持ちを大切に、この支援から沢山のことを学びながら、ベナン人の
クチュリエさんと、日本人もベナン人もみーんなわくわくする浴衣を作ってくださいね♪




ベナンに暮らす⑤

2014年09月10日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。ベナンはまだまだ涼しく、時々雨も降って過ごし易い日が続いています。
上の写真は、私のトンボ玉さんたち。豪華なものではありませんが、へたうまな、美しさ。
200年ぐらい前に、ヨーロッパの職人の手によって作られたトンボ玉。
奴隷と交換してベナンに入ってきたという悲しい歴史があります。
 美しいものの背景には影もあります。影があっての、美しさなんだろうなあ・・・。
 
 今日は、ベナン暮らし情報の最後の項目、家で働くスタッフ(使用人)についてです。
私の知っている、ごくごく限られた範囲でのご紹介となりますこと、ご了承ください。

⑨使用人
 ベナンで働く外国人の家族のほとんどが、お世話になっていると思います。
慣れない環境下での暮らしは、正直、快適ではありません。停電・断水多いですし、
事故などに巻き込まれてもこちらのせいにされたり、家での盗難などのリスクも高い
ですし、蒸し暑くて何もやる気がおこらないような時季が半年以上続いたり・・・。
でも、信頼できるスタッフに恵まれれば、そんなストレスが大なり小なり解消されます。
ただ、雇い始めのころは、お互いの文化ギャップ、コミュニケーション不足などあり、
雇ったほうが逆に大変だなと感じることが多くあるかと思います。とにかく、何度も
繰り返し「自分はこういう理由でこうしてほしい」と伝えることが大切だと思います。
さらに、日本人のスタンダードとの比較はしないほうが賢明です。
きちんとしてくださった場合には、笑顔でお礼する、特別な場合には、チップを支払う、
お土産を渡すなどの気遣いがあってもよいと、私は思います。
逆に何度伝えても実行できない場合は、罰金制(遅刻一回3,000cfaなど)にしたり、
それがストレスになってしまうほどひどい場合は、3か月分の給与を払って解雇します。
なお、解雇する前に最低3度ほど解雇の警告をしていないと、たとえこちらに非がない
場合であっても、労働局に訴えられる場合がありますので、要注意です。

 使用人の職種は、運転手(ショフール)、家事手伝い(ボンヌ)、ナニー(ダダ)、
料理人(キュイジニエー)、警備員(ギャルディアン)、庭師(ジャルダニエー)。
稀ですが、プールの管理師さん(ピシニエー)なんていうスタッフを雇っている人もいます。
多くが現地のベナン人スタッフを雇っていますが、周辺国の外国人という場合もあります。
スタッフの探し方は、1)知り合いからの紹介、2)知り合い・前任者からの引継ぎ、
3)ホテルやレストランからの引き抜き、4)派遣会社からの紹介という感じです。
1)の場合、信頼している方からのご紹介が重要。変な人がくるとたいへんです。
2)の場合、安心できますが、自分の家の方針をはじめにきちんと伝えることが大切です。
3)は稀ですが、割高になるけど、きちんと仕事してくれるから安心と話を聞きました。
4)の場合は、とっても割高になりますが、トラブルが生じた場合の対応が楽です。

 労働条件はその家庭によって様々です。多くの場合が、月から土曜日(フランス人など
ヨーロッパの家庭の多くは土日休み)勤務、労働時間一日8~9時間、一年30日の
有給休暇という感じです。月給は、働く環境によって様々(雇い主があまり家にいないため
ほとんど任せられている、家にいる雇い主のサポート業務、いくつかの仕事を兼ねるなど)
ですが、私が数人の知り合いから聞いたりした、最近の相場はだいだい以下の通りです。
1)運転手→60,000~80,000cfa(12,000円~16,000円)
2)家事伝い→50,000~90,000cfa(10,000円~18,000円)
3)ナニー→70,000~80,000(14,000円~16,000円)
4)料理人→100,000(20,000円)←あまりよく知りませんが・・・
5)個人警備員→45,000~65,000(9,000円~13,000円)
なお、フランス人などの家庭では、上記月給+社会保険費20,000cfaちょっとを支払って
いるそうです。日本人の家庭では今まで払っているという人を聞いたことがありません。
さらに、残業をしてもらった場合は、1時間500cfa(100円)程度や、チップなど払います。

ベナンに暮らす④

2014年09月04日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。あっという間に夏休みが終わり、9月ですね。
こちらは6月からのヴァカンス、まだ続いていますよ(学校は9月末から新学期)。
上の写真は、最近のマイブーム。アクパッムと呼ばれるベナンのスイーツ。
とうもろこしの粉を醗酵させたものに、赤い粟が混ざっています。とうもろこしの酸味と
粟の苦味が絶妙な大人の味。田舎の湿地帯に生える葉っぱ(確かグシー?)に包んで
蒸してあるレアなもの。私のお気に入りの食べ方は、アクパッムに、ベナン産の
タピオカ(浸水させる)、小豆をレーズンと一緒に煮たものを混ぜます。
 ほんのり甘みも加わって、なんともいえない美味しさです!!
 
 ベナン暮らし情報のつづき。今回は、治安、住居、車。コトヌー市内限定版です。

⑥治安
 ベナンは、アフリカでも比較的治安の良い国と言われています。こちらコトヌーのような
都市でも、女性がひとりで歩いていても問題ありません(暗くなったら、避けます)。
ただし、家などに泥棒・強盗が入ったり、車などの部品を盗むケースがとても多いです。
最近も、私の知り合いが、引き出したばかりの大金やカードが家で盗まれました。
さらに、治安が全く保障されていないお隣ナイジェリアの影響が強く、2015年2月に
予定されている大統領選前後は、特に気をつけた方が良いと言われています。
対策については、外務省の海外安全ホームページを参考にされると良いと思います。

⑦住居
 まず、住みたい地区を特定することから始めます。次に、知り合いか、多くの場合、
デマシェール(demarcheur)と呼ばれる住居の仲買人を通して、自分の条件(家賃、
家の広さ、庭付かどうかなど)に合った家を探してもらいます。大家と会うのは、家に住む
ことをある程度決めて、契約について話をする時からです。その際、家の不具合を大家に
見せて修理してもいます。契約成立すると、デマシェールに家賃の一か月分を礼金として
支払います。契約後の一回目の支払い時に、大金の支払いが必要です。3~6か月分の
家賃を保証金(caution)として、さらに3か月分の家賃を前払いすことが多いです。
なお、保証金は、契約終了時に大家が、修理に必要な経費を抜いた額を払い戻します。
が、なかなか払い戻してくれないなどといったケースもありますので、日ごろから大家と
良好な関係を築くことが大切です。なお、家を引き払う際、全て元通りに修理し(下水の
汲み取りも)、ペンキを塗ります。時間のない人は、保証金を(あまり)受け取らず、
修理など全て大家に任せるそうです。入居する際に全て鍵を新しく変えることを忘れずに!

 ちなみに、外国人(欧米、日本人など)が多く居住する地区5箇所をさらっとご紹介します。
1・通常ココティエと呼ばれる、カジェム地区(空港の東側)
 →レストランやスーパーに歩いていけるため便利。家賃は500,000~1,000,000cfa。
2・ファーマシーカンゲゾー周辺の地区
 →軍隊の施設の周辺であるため安全。350,000(←稀にあり)~800,000cfa。
3・ビーチに近いフィジオセ地区
 →ビーチに近く、家賃が安いが、停電断水、盗難多い。200,000~400,000cfa。
4・海沿いのジャック地区(カルティエ・ジャック)
 →庭付きでも比較的家賃が安い。停電断水、盗難多い。300,000~500,000cfa。
あと、センサッドと呼ばれる、マリーナホテル近くのヴィレッジタイプの居住区が今人気です。
なかなか開き家がでないため、入居はとても難しいですですが。家賃は1,000,000cfa~。

⑧車
 多くの人が、中古車を次の3パターンで買います。1)海外から到着した中古車が販売
されている港で買う。自分で修理をしてから使う、2)知り合いから引き継ぐ形で買う、
3)街中の道路の中央分離帯などに駐車してある(VENDREと貼り紙あり)中古車を買う。
中古車ですので、何度も、何度も、修理を重ねながらの使用です。RAV4が一番人気です。

ベナンに暮らす③

2014年08月17日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。日本にいる皆さん、お盆休みはいかが過ごされましたか?
我が家は最近、またリビングの模様替えをしました。
この2ヶ月ほど、コメゾウくんのお友達のお宅にいくことが多く、とってもお洒落なお宅の
リビングを見たりして、かなり刺激を受けたのがきっかけです。
我が家は狭いので、たいしたことはできませんが、それでも飾り物の位置を換えたり、
棚を増やしたりしたら、ずいぶんと雰囲気が変わりました。
上の写真は、リビングに飾っているベナン北部のソンバ族のアンティークマスク。
写真で見ると少し怖いですが、薄い桃色、藍色、白、そして自然の木の色、形が好きです。
 このマスクとコンゴ民のタパの位置を換えたら、ようやく部屋の空気が落ち着きました。

 さて、遅くなりましたが、ベナン暮らし情報の第三弾を、以下ご紹介します。
今日は、外国人(特に日本人向け)の子供と大人を対象とした、学校についてです。

 ⑤学校
  外国人の子供が通う学校は、語学で分かれます。フランス語の学校か、英語か。
 ベナンはフランス語圏ですので、基本的にはフランス語の学校がメインです。
 英語の学校は、保育園ですと、「busy bees」というココティエという外国人が
 多く暮らす地域にある小さなところか、ブリティッシュスクール(2歳から)とアメリカン
 スクール(←ここは幼稚園ですので、3歳からだと思います)かです。
 あと、仏英バイリンガルの保育園がClinique Mahounaの隣に新しくできました。
  フランス語ですと、フランス人学校か、コメゾウくんが午後遊びに行っている
 カジェム郵便局すぐ裏側にある「Les Boudchoux」か、我が家のすぐ近く
 (Pharmacie Camp Guezo周辺)のところ(名前後日UPします)かです。 
 だいたい朝からお昼ぐらいまでで、60,000CFA前後が相場ですが、アメリカン
 スクールは、詳しくはわかりかねますが、おっそろしく高いです。

  小中高校については、英語ですと、ブリティッシュスクール(授業のクオリティ低いと、
 評判があまりよくないです)か、アメリカンスクール(年間150万円以上かかります)か、
 インド人学校(インド人の英語のなまりがきついそうです)、ナイジェリア人学校です。
 フランス語ですと、フランス人学校「Ecole Montaigne」か、我が家のすぐ近くにある
 ムスリムを対象としたトルコ人学校、カジェム地域のレバノン人学校「mille-pattes」です。

  大人対象の学校は、私が7年ほど前にフランス語を学んだ、ベナン国立アボメカラビ大学
 運営の外国語学校「CEBELAE」があります。生徒は、アフリカ全土から来ています。
 フランス語は、初級から上級までを9ヶ月かけて学びます(私は5ヶ月通ったのみです)。
 先生はすべてベナン人ですので、ほとんどの先生の発音は基本的にベナンなまりです
 (朝のことを「マタン」とフランス語で言うと、「マテン」とベナンなまりに直されます)。
 が、先生らはとても厳しいですので、真剣に勉強すれば、きちんとフランス語を学べます。
  この学校でフランス語を学び、フランス語を生かした仕事に就いた日本人もいますよ。

ベナンに暮らす②

2014年08月01日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。日本は夏休みですね。キャンプとか、もうすぐ盆踊りとか、いいですね♪
今日、ベナンは54年目の独立記念日。私たちはいつもの祝日どおり、家でのんびり過ごします。
上の写真、何かわかりますか?懐かしい~と思う方もいらっしゃるでしょうね。
シアバターです。フランス語で、「Beurre de Karite(ブゥー・ドゥ・カリテ)」と言います。
今が旬とのこと。ベナンの北部で収穫&加工され、現地出身の女性が頭に乗せて売り歩きます。
ホワイトチョコレートのような甘~い香りがします。砂が入っていたりしていてちょっと不衛生ですが、
未精製シアバターは、火傷にも、虫刺されに効きますし、お肌&髪も潤ってつるつるになります♪

 さて、今日も前回に引き続き、ベナン(コトヌー限定ですが)暮らしについて、私や私の家族の
経験を通してご紹介します。今回は、病院(&病気)についてのみとしました。参考までにと、
9週目で繋留流産した際の処置についても、少し記述しました。

④病院(&病気)
 コトヌーには大小さまざまな病院&クリニックがあります。多くがプライベートです。
概要は、在ベナン日本国大使館のサイトへ(←記述が丁寧です)。
 以下、私たちの経験から、かかった病気と受診したいくつかのクリニックについてご紹介します。
私はマラリア、ぎっくりごし(湿布もなく、医者もいません)、気管支炎、妊娠×2回、流産、
指の化膿、夫は目の不調、急性アレルギー、息子は皮膚の炎症、急性喉頭炎、予防接種です。
マラリアや気管支炎は、私たちの保険会社と契約している総合クリニックPolyclinique les
Cocotiersを受診しました。マラリアのときは、3泊4日で入院し、無事元気になりました。
3日間点滴しているのに、毎日入院食として牛フィレのステーキやギトギトの料理がでて驚きました。
ちなみに、私たちは予防薬を飲んでいません。蚊帳、蚊取り線香、健康維持での予防のみです。

 長男を妊娠したときは、アメリカのメディカルスクールで学んだ英語も通じるDr.Latoundjiの
クリニック(C.C.E.G.O)に通いました。場所が遠い上、いつも何時間待たされるかわからない
ためお金を余分に払って1時間待ち程度にしてもらったり、オフィスにムスリムのお祈りの歌が流れて
いたり、受診中でも携帯電話で次々とおしゃべりをはじめたりと、はじめは驚くことの連続でした。
でも、日本と同じようなエコーが導入されているので、安心しました。2回目の妊娠のときは、
上記のクリニーク・ココティエの院長(フランス人女医)に診てもらいました。エコーが恐ろしく古く、
画像もはっきり映らず、最終的に流産と言われても確信できませんでした。セカンドオピニオンとして
Dr.Latoundjiに診てもらい確信しました。先生のアドバイスで、薬を使った流産の処置をするため
ベナン人患者の多い産婦人科Clinique Polyvalente Mahounaに1日、日帰り入院しました。
ちなみに、ベナンでも流産する女性が多く、日本のように痛みを伴わない、そうは手術を選択する
患者が多いようです。私は手術のリスクを避けるべく、cytotecという膣座薬で処置しました。
看護婦さんが薬の処置から経過を担当し、上記の先生に随時電話で報告していました。出血が
始まった5時間後から1時間経った後追加で薬を入れ、それから3時間後にくしゃみとともに、
手のひら大の赤ちゃんの袋が出てきました。不思議なことに、始終痛みは全くありませんでした。
夜遅くに先生がエコーで状態を診て、ほぼ問題なし。抗生物質などいくつか薬を処方されました。
その後一周期目の月経も終わった1ヶ月後の検査で、子宮も無事回復したとのことでした。

 指の化膿のときは、近所にあり多くの外国人が受診するフランス人女医Dr.Apithyが運営する
Clinique Medicalのチュニジア人女医Dr.Azzazに処置してもらいました。優しく、きびきびした
感じの良い女医さんです。夫の急性アレルギーの際にも、こちらで診ていただきました。
 夫の目の不調のときは、コトヌーに唯一ある大きな眼科La Lumiere(←名前不確か)を受診。
最終的に、日本で専門医に診てもらいなさいと言われ、実際に日本で別の診断が下されました。

 息子は、信頼できる小児科の先生Dr.Mouftaoに診てもらっています(英語も話せます)。
日本の一般的な小児科医よりもずっと親切で、時間をかけて診療し、丁寧に説明して下さります。
緊急時以外は、早朝、お昼近く、夕方からのみの診療。事前に先生か産婦人科・小児科専門の
クリニックClinique Houeyihoに電話して予約しておきます。予防接種のワクチンは、いつも
先生が書いた処方箋を持って薬局で買います(保冷剤入れたバック持参)。この先生には、小さい
子供にはマラリアの予防薬は飲ませないようにと言われました。蚊に刺されない予防が一番と。
高熱が出たらすぐに電話し、マラリアテストして、必要あればすぐに処置して下さるとのことです。
ちなみに、黄熱病の予防接種は1歳からと言われていますが、ベナンでは10ヶ月からの接種です。
日本と同じような4種混合ワクチンもありますし、こちらでは必須の狂犬病(Rage)も接種します。

ベナンに暮らす①

2014年07月26日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。今日も涼しい一日でした。でも、半そでに裸足ですけど(笑)。
今日からベナンは3連休。月曜日がラマダン(ムスリムの断食月)明けです。
ちなみに、来週の金曜日はベナンの独立記念日ですので、来週は3連休2回!!
 コメゾウくん、大好きなお父ちゃんと一緒にたくさん遊べるから、嬉しいね♪

 ベナンはこの時期は、転出・転入の多いヴァカンス真っ盛り(6月末から9月初め)。
今日から2回に分けて、「ベナンに暮らす」をテーマに、ベナン事情をご紹介します。
 (もっと詳しく知りたい方は、コメント欄にご連絡ください。詳細ご紹介します♪)

 ①空港
 ベナンには1箇所のみ。首都ではないベナン一番の都市、ここコトヌーにあります。
 外国人が多く住むエリアに隣接しています。町の中心までも車で10分~15分です。
 この1月からだったと思いますが、空港が一部改修&増設されて問題が改善しました。
 その問題とは、ベナン到着後の手荷物受け取り場の狭さ&混雑。あれは、ひどかった!
 ベルトが2連になり、長くカーブもゆるやかになり、広々としていますので、
 ゆったりと荷物を待って、探して受け取れるようになりました。ぼろぼろ、しかもいつも
 ポーターに占領されていたカートも一新され、ポーターが待つ場所は限定されました。
 なお、未だに賄賂を要求してくるイミグレ職員いるそうですが、しらんぷりが一番!
 ちなみに、黄熱病の予防接種の証明がない人は、空港で強制的に注射されるそうです。
 あと、ベナン出国時には、アーリーチェックインをお勧めします。そして、出発時間の
 2時間前には確実に空港に到着したほうがよいです。空港での爆弾通告について
 以前ブログに書きましたが、その問題以降、荷物チェックに相当時間をかけています。
 スーツケースに少し大きめの水物が入っていると、呼び出されて荷物チェックされます。

 ②郵便
 残念ながら悪化しているようです。日本からの荷物は、空輸か船便かのどちらか。
 EMSは扱いなしです。空輸便で、手紙が3週間ほど、荷物は1ヶ月半~2ヶ月。
 (数日前に届いた通信講座の教材は2キロ以内でしたが、2ヶ月かかりました!)
 ちなみに、2キロまでの小形包装物でしたら、書留付きで4,060円です。
 船便は、3ヶ月以上かかると思ったほうがよいです。大きなものを送るのによいです。
 届いた荷物は、手紙以外はぜーんぶ税関が開けて中身をチェックします。
 荷物を受け取る際に、1,000cfa程度のお金を支払い、税関スタッフの荷物チェックです。
 ちなみに、こちらからの手紙類は基本的に届きます。日本へは1ヶ月以内と思います。

 ③インフラ(電気、水道、ガス、電話&ネット)
  電気代は、恐ろしく高いです。日中及び夜中も1台クーラーを使っていると月に4万円ぐらい
 請求されます。この一年、恐ろしいほど停電多発でした。それは、ベナン国産の電力供給がゼロの上、
 ガーナ、ナイジェリア、コートジボワールといった供給国からの供給量が半減近くになったため
 (コートジボワールは供給停止)。多くの外国人居住者は発電機(groupe)を持っています。
 最低1,000,000cfaほど初期投資かかりますが、自動式&キャパの大きめのものがよいです。
  水道代は、普通に生活していれば1,000~1,500円程度。断水は乾季雨季問わず多いです。
 多くの外国人居住者は自動水道タンクを設置しています。我が家はありませんので詳細をご紹介
 できませんが、たしか、普通のキャパで200,000cfaぐらい初期投資するのだったと思います。 
 が、水を汲み上げる動力に電気を使いますので、停電と同時に頻繁に起こる断水時に使えません。
  ガスは、都市ガスのようなものはなく、すべて自分でボンベを買うタイプ(LPガス?)です。
 しょっちゅう売り切れになりますので、スペアを一台置いておくことをお勧めします。
 極端ですが、コトヌー中からボンベが売り切れる、なんてことは、月に何度もありますから要注意です。
  電話はほとんどの人が都市では携帯電話を使っています。携帯電話を買って、通信会社(MTNなど
 数社あります)でSIMカードを買うと(今は1,000~2,000cfaが相場)、番号が与えられます。
 そこらあたりの道路などで売り歩く人たちからプリペイドカード(carte de recharge)を買います。
  ネットは、この1、2年でぐっと利用者が増えました(スマホ、FBが人気)。それに伴い、
 ずいぶんと便利になりました。日本とは比較になりませんが。ある程度、ストレスフリーを希望
 される方は、ISOCELとの契約をお勧めします。ルーターやアンテナなどの初期投資はかかりますが、
 月額契約を35,000cfaにすればある程度安定して使えます。
 なお、手軽に利用したい場合は、USBタイプをお勧めします。
 比較的割安の月額契約タイプのKanakooか、プリペイドのMTNを使っている人が多いです。

 今日はここまでです。次回は、病院、学校、治安、家、車、使用人についてです。
ちなみに、上の写真は、ベナンで今もよく使われているチャコール・アイロンです。
パタパタうちわで熱々にした炭を、ニワトリの下の部分に入れて使います。かわいいでしょ?

ベナンのスーパーマルシェ(追加情報)

2014年05月20日 | ベナン暮らし情報
 先日ざくっとご紹介した、ベナンのスーパーマルシェ事情の追加情報です。
西アフリカの事情について、まずは、この記事を読むと理解がしやすいです。
ちなみに、ベナンのスーパーマルシェは、食品、雑貨、精肉・チーズ、日常雑貨、
台所用品、食器類、さらに、巨大スーパーマルシェ「EREVAN」では、赤ちゃん製品、
化粧品、衣料品、家具、寝具、庭もの、工具までなんでも買える、便利なところです。
 以下、もう少し、お役に立てそうな情報を、ご紹介します。

 まず、ベナンで買える日本の食材。・・・は、ほとんどありまっせ~ん!!
我が家は、コメゾウくんの健康のことも考えて、和食をもっと食べようと、
コストはかなりかかりますが、沢山の食品を日本から空輸で持って来ています。
 日本人が興味ありそうな買える食材・代用できるものを、以下ご紹介します。

 前回ご紹介したインド系スーパーマルシェ「Mayfair」には、キッコウマンの
小さな瓶のたまり醤油、中国のゴマ油、金時豆(Kidney Beans)があります。
「Du Pont」で、一味唐辛子が売られているのを見たことがあります。
片栗粉は、箱入りフランス製のもの「Fecule de Pomme de Terre」が
「EREVAN」などで売られていますが、殺虫剤(防腐剤)の匂いします。
「ゴマ」は、後日詳しくご紹介します健康食品屋さん、「Aliment Sain」で、
小粒のベナン産のものが売られています。ちなみに、ここには、現地の大豆で
作られた「きなこ(Farine de Soja)」や、だしを引くときにまあまあ使える、
「乾燥スモークドフィッシュ(Poisson Fume Seche)」も売られています。
「練りごま」は、前回ご紹介しましたが、レバノン料理のひよこ豆ペースト
「ホモス(フムス)」に使う、タヒネ「Tahine(ゴマペースト)」で代用できます。
あと、マルシェ・ガンヒのECOBANK側の中国人スーパー「Hong Kong」で、
インディカ米ですがモチ米、中国製のしょうゆ、きくらげなども買えます。
 ちなみに、アガベシロップやメープルシロップは、「EREVAN」で買えます。
《追記7月20日》ミセボエリアの「SODITEX」で、キッコウマンの醤油1L
入りのボトルが、5,500CFAぐらいで売られていました。

 で、前回ご紹介したベナンのスーパーマルシェの、いや~なところ。
「日本とは違う。ここは遠い、西アフリカベナン!」と、気にしないことが一番。
 な~んて言いながら、そう思えるようになったのは、この数年のことです(苦笑)。

 ベナンでは、ほとんどの食材が海外から船に積まれて輸入されています。
ベナンの港での通関作業でも、恐ろしいほど日数がかかります。
入荷が遅くなるのは、当然のことです(ただし、EREVANは意外と回転早いです)。
さらに、湿度の高い熱帯の気候という厳しい状況の下、コンテナの中で数か月
 保管されますので、虫や湿気から守るために薬を使うことは、避けられません。

 店員がレジでおつりを全額渡さないのは、渡さなくても気にしないような
おおらかなお客さん(「寄付」と思っているかもしれません)が多いからでしょう。
日本人は、たとえ10円だろうが、どうしても許せないと思ってしまいますが。
大きなお札(2000円相当)で数百円のものを買おうとすると、嫌な顔をされたり、
販売拒否されたりすることがありますが、それはオーナーが悪いです。
小銭をざっくざっく用意していないからです。そんなお店には行かない方がベター。
 逆に、小銭を沢山もっているスーパーは、「SODITEX」や「BSS」です。

 それでも、私が未だに感じ悪いな~と思うのは、挨拶もしないレジの店員。
ムッとしていて、こちらが挨拶しても、挨拶してくれなかったりします。
こればかりは、未だに理解ができません!!
(ちなみに、ベナン人は赤ちゃん好きなので、コメゾウくんには笑顔♪)
日常のベナン人は、知らない人であっても、すれ違うときには挨拶しますし、
朝のウォーキングでは、みなさん、わざわざ声をかけてくれて笑顔で挨拶して
くださったりする人が多いのに、スーパーマルシェではどうしてでしょうか。
知っている方がいたら、教えてください!・・・以上です。

スーパーマルシェでタヒネを買う日本人

2014年05月15日 | ベナン暮らし情報
 ベナン暮らし情報第三弾。今回は、ここコトヌーのスーパーをご紹介します。
あっ、こちらでスーパーは、フランス語のsupermarche=「シュペルマルシェ」。
 でも、日本人の間では、日本語っぽく、「スーパーマルシェ」と呼んでいます。
 
 ベナンで暮らすとなると、必ずお世話になるのが、スーパーマルシェ。
でも、ベナンのイメージがぐっと悪くなるのも、スーパーマルシェかもしれません。
例えば、レジの店員の態度が悪い(おつりを全額くれない、大きなお札で払うと販売拒否、
挨拶もせずムッとしている)、店内殺虫剤や防虫剤の匂いが臭い(小麦粉が紙の包装だと
殺虫剤の匂いで食べられません。私はガンヒのパン屋で粉類をわけてもらっています)、
入荷は一年に1度か2度(品切れになると、半年から1年ぐらい待たないと買えない)。
日本では、とうてい考えられないようなことばかり・・・。
だから、私は、お気に入りのスーパーが特にあるわけではなく、ある欲しいものを
買うために、それを売っているスーパーマルシェに行く、という利用をしています。
 私が特によく利用するスーパーと、そこで何を買うのか、以下、ご紹介しますね。

1・EREVAN
  4年ほど前に空港近くに開店した、ベナンで一番大きなスーパーマルシェ。
  我が家は、土曜日に海と友人宅以外に外出するところといえば、ここです。
  敷地内に、コメゾウくんもカオニャオさんもよく行く美容&理容室があります。
  ここでは、グレープシードオイルとフランス製のBIOの食品を買っています。
  あと、カオニャオさんのエスプレッソマシーン用のカフェフィルターも買います。
  先日は、ポーランド製のかわいい箒とトタンの塵取り、フランス製の17キロの
  オリーブ油石鹸の塊(お掃除用)や、デッキチェアも買いました。
  レジの店員がムッとしている人もいてちょっと感じ悪いですが、品揃いは抜群です。
  ここと、敷地内の八百屋さんで一週間分のものを買って済ます外国人客が多いです。
  会員になってカードを提示すると、次回のお買い物で少しお得になります。

2・Du Pont
  現在コトヌーには4店舗ありますが、私はココティエと橋のそばの店舗に行きます。
  ここは、精肉コーナーには防腐剤を入れていないそうですので、安全です。
  私は時々、鶏肉を一羽買いに行きます(1キロ3,100CFA=600円ほど)。  
  あと、時々お客様用のスモークサーモンや、バターも買います。 
  コメゾウくん用のBIOのパスタ類(7月20日現在品切れ)も、ここで買っています。
  IDカード(Carte de Service)レジ提示で、生鮮品&牛乳以外は10%引き。
  《追記7月20日》ココティエのお店のレジ担当者が10パーセント引きを
   勝手に拒否しました(レジでむしゃむしゃご飯たべながら、ひどい対応でした!!)。
3・Mayfaire
  インド人経営です。インド製のスパイス類、金時豆やひよこ豆などの豆類、
  私がいつもパンやお菓子作りに使うアタ(チャパティ用の全粒粉)を買います。
  あと、お寿司づくり用の米酢も。他のお店のようなフランスからの商品よりも、
  インドやイギリス経由の商品の方が多いですので、英語圏のお客さんが多いです。
  意外と知られていませんが、食品類はどこのお店よりも安かったりします。 
  《追記7月20日》新しく入荷されたものはぐっと値上がりしていました・・・。
4・Franc Prix
  ベナン人経営で一番成功しているスーパーマルシェ。サービスはいいです。
  ワインなどの飲み物のみとても安く、カオニャオさん用のワインを箱買いします。
  つい最近、お店の改修工事が終わって、2倍広くなり、品揃いも多くなりました。
  場所は、エトワールルージュ近くの、ベガメという地区にあります。
  《追記7月20日》改修工事後、レジ担当者が増え、態度が悪くなりました。
5・Soditex  
  レバノン人経営。おつりをためらいなくくれるからか?ベナン人客に人気です。
  最近行っていませんが、時々、なたね油やタヒネ(練りごまペースト)や、
  ヨーグルトを使うお菓子用に、450ML入りの手作りヨーグルトを買っていました。
  《追記7月20日》殺虫剤の匂いがひどいお店です。匂いが気にならなければ
  くるみやバターが安いです。私は買いませんが。
 
 以上、長くなりました。ベナンのスーパー事情、少し想像できましたでしょうか。
いつか、日本人のサービス精神を見せてあげたいな~と、いつも思うワタシです。

* 上の写真は、マルシェ・ガンヒにリニューアルしたスーパーマルシェです。
以前は、「Droguerie」という、ベナンで一番おしゃれな日常雑貨屋さんでした。
そこがパワーアップして、上記1のEREVANとなり、このお店はその支店です。

マルシェでモロヘイヤを買う日本人

2014年04月15日 | ベナン暮らし情報
 ベナン暮らし情報第二弾。今回は、野菜&フルーツをご紹介します。
ベナンのマルシェでのお買いものは、正直、けっこう気力体力使います。
他の屋台の人から腕をひっぱられて、「なんでこっちで買わないのか!」と
怒鳴られることもあり、初めのころは、それなりに気疲れもしましたが・・・。
 コトヌーで、野菜&フルーツを買う場所・方法を、以下ご紹介します。

 まずは、野菜やフルーツを買う場所を、以下挙げます。 
1・マルシェ
 →マルシェ・ガンヒが一番種類が豊富です。ほかに、ココティエという
  外国人が多く住む地域のメインストリートの一番奥にもあります。
  さらに、ベナン人が多く利用するローカルなマルシェがいくつかあります。
  ダントッパ、サンミッシェル、ベガメ、アバトゥワなど。
2・スーパーマルシェの前
 →マルシェで買うよりも、少し割高になりますが、便利です。
  EREVAN、DU PONT、STAR LIGHT、BSS、SODITEX、FRANC PRIXなどの
  スーパーマルシェの前に八百屋さん屋台があります。
3・スーパーマルシェの中
 →主にフランスから輸入されたもので、冷蔵保管されています。
  値段も高い割に鮮度が低いです。白菜やイチゴ(旬であれば)など買えます。

 他にも、フランス人学校の周辺や、住宅街に小さな八百屋さんがあります。
あと、頭の上に大きなお盆やかごを乗せて、そこに野菜やフルーツをいれて
売り歩く女性たちもいます。フルーツは、ちょこちょこ道端に屋台があります。
さらには、私のように、BIOの野菜やフルーツを契約することもできます。

 どんな野菜やフルーツが買えるのか、マルシェ・ガンヒを例にご紹介します。
だいた~い、年中同じような野菜が並んでいます。まずは、野菜から。

 トマト、キャベツ、ナス、ズッキーニ、じゃがいも、玉ねぎ、ポロネギ、ネギ、
ささげ、いんげんまめ、冬瓜、かぼちゃ、葉レタス、ビーツ、カリフラワー、
ピーマン、大根、つるむらさき、さつまいも。ハーブ類(ミント、パセリ、セロリ、
イタリアンパセリ、コリアンダー、タイム、ディル、にんにく、しょうが)。
一部の屋台で、にら、冬瓜、ゴーヤ、チンゲンサイ、青菜、ハヤトウリ。
ローカルコーナーで、オクラ、モロヘイヤ、ベナン人が良く食べる野菜類。

 果物は、旬で変わりますが、マンゴ、パパイヤ、オレンジ、みかん、レモン、
パイナップル、エリザベスメロンっぽいメロン、マスクメロンっぽいメロン、
すいか、バナナ、プランテーン(調理する用)、スターフルーツ、グゥワバ、
グレープフルーツ、アボガド、輸入物のりんご、なし、ぶどう、プルーン。

 で、これらのものを、どう買うか。マルシェ・ガンヒを例に。
基本的には、フランス語か現地の言葉(フォン語など)で値段交渉して買います。
(一部の屋台のおばちゃんたちは、たくみに中国語や英語を話したりします)。
値段は、屋台ごと。でも、顔なじみになって、納得いく値段で買うほうがいいです。
重さのあるじゃがいもなどは、1キロ単位で、葉っぱものなどは、キロ単位か、
束単位の値段になりますが、基本的には好きな量買えます。
少量だと、思いっきりムッとされますが、無理は禁物です(苦笑)。
重さは、おばちゃんたちのはかりで決まりますが、ほとんどが正確でありません。
だいたい、1~2割増しの重さが正しいですから、クレームします。
(中国人のお客さんたちの多くは、自ら携帯はかりを持ってきています)
あと、おつりがないことが多いので、小銭を沢山持っていくか、
おつりがでないような値段になるまで、まとめて買うようにします。

 ・・・と、ごちゃごちゃ書きましたが、こんな感じです。
気疲れなくわくわく買うには、一か所、顔なじみの屋台を決めるといいですよ。
上の写真は、マルシェでモロヘイヤ(クレンクレン)やオクラ(ゴンボ)を
売っている私の大好きな、おばあちゃん♪

マルシェで肉を買う日本人

2014年04月03日 | ベナン暮らし情報
 午前の9時半。かごを持って、マルシェ(フレッシュマーケット)に行ってきました。
外国人(最近は中国人だらけ!)や料理人が多く買い物に来る、マルシェ・ガンヒ。
マルシェ・ガンヒで買うものは、お豆腐(台湾人女性が月曜以外の朝10時頃まで販売)、
お肉(豚肉、牛肉)、大豆(豆乳や納豆用に)、エビと、足りない野菜と果物です。
普段は、契約しているBIOの野菜や果物を食べていますのが、たまにしか来ない
ネギや、BIOでは扱わないモロヘイヤ、じゃがいも、しょうが、にんにく(ローカルもの)、
それからコメゾウくんが大好きなメロン(エリザベスメロン風)を買ったりします。
時々、ニラ、ゴーヤ、頭の上に乗せて売り歩く女性から牡蠣も買います。
 今日はお肉屋さんで上の写真を撮りましたので、お肉について、ご紹介します。

 上の写真は、マルシェ・ガンヒの牛肉売り場の一角(豚肉売り場の向かい側)。
お肉は、写真の通り、生の塊の肉が、部位ごとに量り売りされます。
豚肉でしたら骨&皮付きで1キロ3,000CFA(600円)で値段は統一されています。
牛肉は、フィレは1キロ3,800CFA(760円)、骨付きロースは2,800CFA(560円)、
牛タンならば一本3,000CFA(600円)と、部位によって値段が異なります。
お肉屋さんは、重さのごまかしをほとんどしません。逆に、おまけを沢山くれます。
私はもう8年近くの、珍しい外国人の常連だからかもしれませんが。
 ちなみに、日本人でこのマルシェでお肉を買うのは私だけのようです。

 市場では、フランス語か現地の言葉(フォン語など)しか通じません。
初めのころは、辞書でお肉の部位のフランス語を調べて、メモして行きました。
私が肉屋の一角に足を踏み入れるとすぐに、ごっつい男性たちが大声で叫びます。
「マダム、フィーメル(メス)、フィーメル、イシー(ここ)!!」
 豚肉はオス(マル)は臭く食べられませんので、私はメスしか買いません。

 今日は、久しぶりに、牛肉屋さんで、フィレ肉を買いました。
牛肉は脂がなくてゴムのように固いので、最近はフィレか牛タンしか食べません。
肉は脂や白い筋に覆われていますので、できる限り取り除いてもらいます。
それでも、まだ筋などが沢山お肉についているので、根気が要りますが、
家に戻ってから綺麗に水で洗って水気を拭きとり、自分で処理します。
(そして、一回分ごとに切って重さ計ってZIPLOCに入れてすぐに冷凍します)
ちなみに、鶏肉は、スーパーで一羽買って、自分で捌きます(1キロ3,800CFA)。 
私は、Supermarche Du Pontでローカル産の鶏肉を買います(安全で新鮮!)。
 日本のお肉屋&スーパーはどれほど有難い存在か、つくづく実感します。

ベナン暮らし情報

2014年03月31日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。日本はもう新年度、4月に入りましたね。
数日ぶりにFB見ましたら、日本は桜がきれいに咲いていますね♪
こちらは時差8時間ありますから、まだ3月31日の夜です。
ひどすぎた停電(先週末は3日間で数時間電気あるのみ)が数日前から
ようやくなくなり、どうにも私の苦手な3月が、終わろうとしています。
 気分一新。ブログのカテゴリーなど、ちょっと変更しました。

 「ベナン暮らし情報」というカテゴリーを、新しく追加しました。
我が家のベナン(アフリカ)在住年数は、早いもので、8年過ぎました。
私は、仕事でラオスとベナン生活半々という時期を1年半ほど経験したり、
療養のためだったり、出産のために、実家・豊橋生活が、8か月×二回。
と、ブランクはありますが、長く暮らしたと思っていたラオス生活よりも
長い経験となりつつあります。
 そのため、少なからず、ベナンでの暮らし情報は蓄積されてきたと思います。

 実は、理由あって、土曜日は一日中クリニックのベッドの上で過ごしました。
その日を迎えるにあたり、短時間での決断が必要でしたので、仕方なく、夜中に
ネットでいろいろと情報を検索しました。
特に、とても役に立った情報は、海外で暮らす方たちの、詳細につづられた、
自分の体験記録的な、ブログでした。
しかし、数は少なく、もちろん、「アフリカではどうだろうか」という私の疑問に
答えてくれるブログは皆無で、残念に思いました。
 ちょっと大げさですが、ブログの存在価値のようなことを、意識ました。

 私のブログのテーマは、「わくわく」する感覚を大切にした暮らしです。
目的が、備忘録だったり、近況報告だったり、文章力向上だったりと思っていましたが、
ブログを書くこと自体が、わくわくすることだと、最近気づきました。
大好きだった仕事を辞めて、現在主婦をしている私ですが、社会との関わりは常に持ちたい、
そしていつも「どなたかのお役に少しでもたてれば」という気持ちを常に持ち続けています。
今回の経験を通して、ブログのあり方を見直し、わくわくするブログ更新と、社会との
関わりを持ちたい意志とをリンクさせ、どなたかのお役に立てるかもしれない、
ベナンのくらし情報(市場、食品、病院など)を、ぽちぽちご紹介してゆこうと決めました。
 このブログが、少しでも、「どなたか」のお役に立てますように♪

 *上の写真は、ぜーんぜん本文と関係ないですが。我が家の絵描きさんです♪
今のところお父ちゃんと同じく、左手の強い、両利きさんですので、クレヨンを
両手に持って、自分の椅子に座り、サロンの壁に向かって抽象画(?)描いています。