わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

つなぐパン

2014年07月19日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。今日の午後、息子・コメゾウくんとオバマビーチに遊びに行きました。
もうすぐ1歳11ヶ月になるコメゾウくん。ビーチでもいろいろな遊びをしていました。
「ママー、ガトー(お菓子)!」と言いいながら、砂を容器に入れひっくり返して
型抜きをしてお菓子作りしたり、近くで遊んでいたベナン人の子供たちとお散歩したり、
ボートで作られたリサイクルすべり台やブランコで遊んだり・・・。
夕方、帰宅する道中、ず~っと大好きなフランス語の歌(←2曲)を歌っていました♪
あっ、コメゾウくん、私がアゴを出してやる「アントニオ猪木」の顔まねもするんですよ。
 自分で「マーマー、ボンバイエー、マーマー、ボンバイエー」と歌いながら(笑)。

 偶然でしたが、ビーチでは、昨日会ったママ友のCさんと家族の皆さんと会いました。
Cさんは背筋がすっとしていてかっちょいいフランス人舞踊家で、だんなさまがベナン人です。
今は、以前ブログでご紹介した「La Fondation Zinsou」という文化財団で働いています。
(アフターファイブには、ヨガやモダンダンスのインストラクターもしています)
以前行ったお誕生日会で初めて出会って、お友達になりたいな~と思っていた方。
お互いに趣味が似ていて、私が手作りしたライ麦パンを味見して気に入ってくださりました。
職場に遊びにきてねと言ってくださったけど、けっこう恥かしがり屋な私は顔もだせず・・・。
せっかくお友達になりたかったのにと、自分のこんな性格を残念におもったほどです。
でも、先日のインド大使公邸でのお誕生日会で再会!
彼女がコトヌーの保育園情報をいろいろと教えてくださり、また会おうねと約束。
 そして、木曜日にお礼にと、上の写真のライ麦パンを作って職場に持って行きました。

 で、昨日。職場のカフェで少しお茶でもしようと、彼女が誘ってくださりました。
前日に、彼女の職場のLa Fondation Zinsouが文化芸術部門のノーベル賞とも言われ
世界的に知られている高松宮殿下記念世界文化賞(PRAEMIUM IMPERIALE)
若い芸術家へのグラントを受賞(この財団の設立者はまだ若い女性!)。
 その話題でも盛り上がるかもと、わくわくしながら会いに行きました。

 日本の舞踊家のこと、ヨガのこと、日本での賞のこと、いろんな話に花が咲きました。
で、最後に彼女から、「実はどーしてもあなたにお願いしたいことがあるの」と。
何だろうと思ったら、「私とお友達に、あのライ麦パンをいつも作ってほしいの!」。
とっても嬉しいけれども、日本からの天然酵母が少ししかないから難しいと答えました。
すると、「もうすぐパリからくるお友達に買ってきてもらうから、それで作って」と。
そこまでしてお願いしてくださるだなんて、なんてありがたいことと、承諾しました。
最近、ありがたいことに、喜んでくださる方がいらっしゃるので、週に何回も作っているパン。
 このパンが、私とコメゾウくんと、コメゾウくんのお友達のママたちと、つないでくれます♪

ベナンのイラストレーター

2013年08月12日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。日本は蒸し暑いそうですね。
こちらベナンは、今、一番過ごし易い時季です。
「あ~、ベナンってけっこういいところじゃ~ん」と、
いつも思うのはこの8月です。涼しくなるんですよ。

 先週末までセネガルに行ってきました。
今週は、めちゃめちゃになってしまった生活リズムを
再度整えるための、リハビリ期間でした。
 昨日になって、ようやく、家族みんなぐっすり眠れました。

 そうそう、土曜日に、面白い展示会をみてきました。
ベナンで随一のギャラリー、ジンズー財団(Foundation Zinsou)。
今回は、ベナン人イラストレーターHector Sononの展示。
新聞の風刺画で良く知られている、ジャーナリスト的な視点を持った
すばらしいイラストレーターです。
ベルギーで学んだだけあり、モノクロでメリハリをつけたセンスの良いイラスト。
ベナンの暮らし、政治、社会について、皮肉を交えたユーモアあふれる、
生き生きとした描写がとても印象的でした。
 こんなにセンスの良いアートに出合ったのは、ベナンでは初めて!

 で、ベナンに来たことがある人たちに、ちょっと自慢したくなる物を買いました。
それは、彼のイラストのポストカードと、最後一枚だったエコバック。
エコバックは、上の写真のイラスト入り。
コトヌにある西アフリカ最大の市場「ダントッパ」に行きたい太っちょの女性客。
彼女を乗せるとパンクしちゃうなーと、困っているベナンというかコトヌー名物の
バイクタクシー(「ゼミジャン」、ないしは、「ケケノー」)の運転手さん。
 一回は見かけたことがありそうな光景で、思わず笑顔になります♪

 ポストカードは沢山買いましたので、私のお友達&知り合い限定ですが、
ゲットしたい方、FBかメールでご連絡くださいね~☆

追記:この展示は明日水曜日までだそうです!

マルシェの人情

2013年07月18日 | 出会い・ベナンの人たち
 もう7月半ば。明日からは、豊橋の祇園祭~☆
去年は、お腹にいたコメゾウくんが驚かないようにと、
実家の二階の窓から打ち上げ花火を見たんだった!
 あの頃から、音にものすっごく敏感な子だったな~。

 昨日、久しぶりにコメゾウくんと一緒に市場に行きました。
行った市場は、野菜、お肉それからお豆腐を買う、マルシェ・ガンヒ。
主に外国人がお買い物をするフレッシュ・マーケットです。
コメゾウくんは、ベビービョルンのだっこひもで前向きになって。
 市場の様子がよ~く見えるようにしてあげました。

 市場に入ったとたん、み~んなの注目の的に!
「べべだ~!」と、市場の売り子さんたちが笑顔で叫びます。
いつも怖い顔しているおばちゃんだって、ニコニコ笑顔。
 コメゾウくんに近づいて、「ぼんじゅ~る」と言って次々と握手。

 いそいで、コメゾウくんが大好きな、お豆腐を作って売っている、
大きなまんまるサングラスの台湾人のおねいさんのところへ。
「トーフ・ボーイがやってきましたよ~」と、声をかけました。
「わ~!!このベビーがいつもお豆腐食べてくれるのね~」と、満面の笑み。
「アイ・ギブ・ディス・トゥ・ベビー」と、お豆腐一丁を下さりました。
 お金を払いますと、何度も言ったのですが・・・。謝謝、シェシェ。

 つぎに、クレンクレン(モロヘイヤ)を売っているおばあちゃんのところへ。
「ママン、べべだよー!」とちょっと離れたところから声をかけると、
おばあちゃんは、両手を挙げて、笑顔で駆けつけてくれました。
コメゾウくんもニコニコ笑顔だったのでしょう。
おばあちゃんが、コメゾウくんの目線まで腰を低くして、笑顔で握手。
 そして、「べべにだよ」と、クレンクレンを2束も下さりました。

 あ~、マルシェの人情に感謝!メルシー・ボクー。

*ちなみに、上の写真は、車窓から撮ったほかの市場の様子です。
こちらではカメラもって、ぱしゃぱしゃ写すことは危険なのです!

ベナン人の知恵袋

2012年02月16日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。ふ~、ようやく、インターネットつながりました!
丸々二日と半日、インターネットがダウンしていたのです。
ものすごい勢いで降った雨のせいでしょうか。
 ハルマッタンが雨とともにようやく去ったのはよかったのですが。

 今日のお題とはちょっとずれますが・・・
今日も、いや~、ベナン人ってすごい、と改めて驚く出会いがありました。

 彼女は、野菜売りの女の子。
市場のお豆腐売り場(本当は卵売り場)の近くを50~60キロ
ぐらいの重さ分の野菜を頭の上にのせて歩いています。
と、ここまでは、ベナンではどこでも見かける普通の野菜売りさん。
でも、彼女のお腹をみれば明らかなことは、臨月を迎えた妊婦さん。
大きなバスケットボールを洋服の中に隠しいれているかのような、
見事なお腹の大きさです。
それもそのはず、赤ちゃんは双子ちゃんとのこと。
実は先週会ったときも、もういつ生まれても良い状態と言っていたのですが、
今週になってもまだ売り歩いているじゃないですか!
もう来週は会わないだろうなと思って、必要なかった野菜まで
彼女から買ってしまいました。
きっと、来月にはまたふつ~に野菜を売り歩くんだろうな~。
 いやはや・・・。参りました!

 で、お題の、ベナン人の知恵袋。
これもね、ベナン人ってすごい~っと、感動することなのですよ。
上の写真は、マッチ(あっ、歌手の方じゃないです・・・←すみません)。
 ベナン人の知恵袋を活用すると、とんでもないし効力を発揮するのですよ。

 たまねぎを切るとき、普通、涙が出ますよね。
特に、ベナンで入手できるローカルの品種の新たまねぎなんかは、
もう、すっごいです。
私は普段、コンタクトレンズをしていますので、気づかなかったのですが、
先日、一日めがねで過ごしていて、たまねぎを切ったら、びっくり。
涙があふれて、たまねぎを切ることさえもできないのです。
 よくたまねぎを冷やせばよいと言いますが、そんなものじゃないのです。

 そんな時、ベナン人ならどうするか。
マッチを口にくわえるのです。
木の棒の部分を、口にくわえて、たまねぎを切るのです。
そうすると、まった~く涙出さずに、ポーカーフェイスで切れるのです。
実は、私は今まで一度もこのベナン人の知恵袋を利用したことがありませんでした。
だって、そんなこと、効力あるわけないじゃんって、信じていなかったからです。
でも、実際に困って、そういえば、エマニュエルくんが昔よく言っていたな~と思い、
半信半疑でやってみて、目からうろこが落ちました。
だれがいつどうやってこの大発見をしたのでしょうか・・・。
 半信半疑の方!ぜひぜひ、ベナン人の知恵袋を活用してみてください!!

ホームパーティ

2011年11月28日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。もうすぐ11月も終わり、2011年もあと残すところ1ヶ月ちょっと。
私は12月中旬からのヴァカンスを前に、旅行の計画やら、冷蔵庫やストックの
食品の整理(冷凍庫の隅から、あ~っ!食べるの忘れてた。もったいない・・・。
なんていうものがいろいろでてきてくれます)やらしています。
一方、カオニャオさんの忙しさは増すばかりで、今は海外に出張中。
カオニャオさんの同僚たちに「えーっ、一緒に行かないの?」と驚かれるほど、
とても素敵な国のようです。
 カオニャオさん、お土産楽しみにしていま~す☆な~んちゃって。

 そう、先週末、カオニャオさんが出発する日の夜のこと。
カオニャオさんの上司のご家族のホームパーティに招待して頂きました。
ベナンにもこんなに素敵なお宅があるんだね~ときょろきょろしてしまうほど、
上司と奥様のセンスのよさと、生活を楽しむエスプリが感じられるお宅でした。
上司は1ヶ月に一回は世界中を出張し、奥様も出張の多いキャリアウーマン。
さらに、育ち盛りの子供さんが3人もいらっしゃるお二人。
4月に引っ越してきて、砂だけだったという敷地をグリーンが育つ庭に
自分たちで造り上げたとのこと。仕事のできる人達は時間づくりも上手なようです。
庭に建てられた茅葺のような小屋の凝りようには、脱帽!
 カメラを忘れたのが悔やまれるほど素敵でした。

 招かれた客は、私たち含めて10名ほどで、インターナショナルな感じ。
カオニャオさんの上司はオランダ人、奥様はフィリピン人、招かれた客たちは
アメリカ、マダガスカル、フランス、イギリス、カナダ、フィリピン、日本人。
私は初対面の方ばかりでしたが、皆さん気さくで、いろいろと話しかけて下さり、
おしゃべりが弾む、心地の良い、楽しいパーティでした。

 で、このホームパーティにご招待いただいて改めて実感したこと。
ホームパーティで大切なことは、客がいかにくつろげるかということ。
日本人は奥さんが食事をがんばっていろいろつくってもてなしますが
(真心こもった美味しい料理はわくわくしますし、感動します♪)、
今回も含め、他のパーティでも皆さん、けっこう食事はがんばらない。
お客さんみんながくつろいで、おしゃべりを楽しめるように、
客にさりげな~く声をかけたり、話題をふり、自分たちが思いっきり楽しむ。
こどもたちには、「お客さんの前でいい子にしなさい」、じゃなくって、
それぞれ好きなようにさせる。
特にヨーロッパの方たちにとってホームパーティは、普段の生活の
延長線上にある、客と楽しむ時間と捉えていらっしゃるように思います。
いつもお客のためにと食事のことに気を遣いすぎていた感のある私には、
はっとさせられる、「ホームパーティ」の楽しさを学ぶ機会となりました。
 次回はこのご家族と一緒にお寿司パーティですって。楽しみ~♪

*写真は、3週間ほど前のタバスキというイスラムのお祭りのとき、
 セネガル人のご家族のホームパーティにおよばれしたときにつけた、
 ベナンの北東の内陸国ニジェールの首飾り。
 古い石でできているものです。でも、石の順序を並び替えて、
 私の首の細さに加工しなおしてくれた宝石のプロ・韓国人の
 チョンちゃんは、「おくさーん、これだまされてるよー」だって。
 今の技術ではな~んでも本物そっくりに作れるからって。
 でもでも、私はこの色もこの質感も、今の技術をもっても
 作り出せないと、勝手に確信しています(4年ほど前にバトル済)。
 で、そのホームパーティに来ていたカオニャオさんの同僚のオランダ人男性。
 「ぴえっと、その首飾り。ラオスのもの?」と関心を示してくれました。
 いえいえ、アフリカのものですーと返答したのですが、実はそんなことは、
 どうでもいいのです。初対面の私に話題をふって下さっただけなのでしょうね。

ひとり5つの名前

2008年07月11日 | 出会い・ベナンの人たち
 ベナンはヴァカンスのシーズン。
雨も少なくなり、暑すぎず、過ごし易いです。
 日本の子供たちも、もうすぐ夏休みですね~☆

 昨日、聞いたわくわくする話。
ある若いベナン人のグループに、紙に名前を書く
ようにお願いしたら、こんなことを聞かれました。
「あの~、なまえ、全部書きますか?」
理由を聞いてびっくり。
 「私、名字以外に名前が5つあるんです」。

 もう少し詳しく聞いてみたら、すっごく面白い。
複数の名前があるのは、複数の人が名前をつけるから。
民族によって、違うんだけど、お父さんとか、
おじいちゃん、お母さん、おじさん、おばさんとか。
フォン族は、お父さんや父方のおじいちゃんといった
男の人が名前をつける。お母さんはその権利がない。
アジャ族は、普通お母さんが名前をつける。
それから、母方のおじいちゃんや、その子が長男で
あれば、村の人がみんな集まって一緒に決める。

 名前は、それぞれ意味が違うし、言葉も違う。
例えば、フォン語で「ぜったいにそうだ」という意味の
名前の人。この名前は、おじいちゃんが、嫁が妊娠して
いると気づいて、「ぜったいにそうだ」と言ったから。
この「ぜったいにそうだ」くんには、他にもお父さんが
つけたフランス人の名前とか、「謙虚」という意味の
フランス語、生まれた曜日の現地語の名前があるという。
さらに、「争いを拒否し平和をもたらす」という名前も
あるけど、これは名前として紙には書かないのだそう。

 実際には、最近は、ひとり1つの名前が増えているそう。
でも、家族や周りの人たちの思いやメッセージが込められた
ひとり複数の名前をもつ伝統文化も大切にしたいですね。

おばあさんのマカロン

2008年05月15日 | 出会い・ベナンの人たち
 先週、ご紹介した写真の「箱」の中身の話。
ブルターニュ地方(フランス北西部)のさらに西南部の
カンペールという美しい町を旅していたときのこと。
民俗博物館の入り口のベンチで、不釣合いなほど大きな
サングラスをかけたおばあさんと隣り合わせになりました。
どうやらおばあさんは、この博物館の常連客のよう。
「ほんとうに、すばらしいわ。みて、あの素朴な石碑。
1,500年以上の歴史があるのよ。美しいわね」。

 カンペールとマカロンが大好きだというこのおばあさんは、
元フランス政府の外交官。物腰は快活、博識な方。
もう40年ぐらい前、モロッコやコンゴの在外公館で、
国際協力分野を担当した経験もあるとのこと。
「アフリカでの生活、業務、厳しかったわ」と、懐かしげ。
ついつい二人で話し込むと、さりげなくカオニャオさんを
気遣って、専門分野のことを興味深く聞いて下さりました。

 おばあさんとお別れをした後、私たちは、おばあさんが
お薦めして下さった美しい聖堂の裏庭を散歩しました。
そして、博物館の門を出た時、おばあさんとばったり再会。
サングラスをとったおばあさんの顔は、とてもかわいらしい。
私たちの顔を見ると、にっこり笑って、「はい、プレゼント。
マカロンよ。この町で一番美味しいマカロンのお店のこと
話したでしょ?場所を上手に説明できなかったからね」と、
手に持っていた箱を渡して、ぎゅっと抱擁して下さりました。

 おばあさんのサプライズに感動して、うるうるの私たち。
名前をうかがうこともできなかったけど、どんどん遠ざかる
おばあさんの背中を、見えなくなるまでずっと見守りました。
おばあさんから頂いた箱をあけると、色とりどりのマカロンが。
色々な味の、あま~いバタークリームがはさんでありました。
どの味を頂いても美味しく、マカロンの甘さが、じ~んと
心にしみて、おばあさんとの一期一会に感謝しました。
 おばあさんとの出会い、一生忘れません。  

思い出の箱

2008年05月08日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る!!こもんさヴぁ?
お久しぶりです。一ヶ月ぶりの更新です!
日本にいらっしゃる皆さん、GWはゆっくり過ごされましたか~。
実は、私は、3月30日から4月19日まで、
夫・カオニャオさんと二人で、フランスとイギリスへ旅に
出かけていました。バックパックを背負って。
 心に残るすばらしい旅でした。

 今回は、ドル(激)安・ユーロ高という、私たちにとっては、
一番厳しい経済状況下での旅。う~、きびしすぎ~。
レストランでフランス料理や日本料理なんかを食べたり、
デパートでお買い物(するふり)したり、休憩兼ねてカフェで
ちょっとホットココアを飲む、な~んてことは、できませんでした。
その代わりに、地図と直感を頼りに、よ~く歩きました。
だからでしょうか、土地の人たちとのすばらしい出会いに恵まれて、
感動、感謝、わくわくの連続の日々・・・。
一番の思い出は、上の写真のこの箱の中に入っています。
 次回、この箱についてのエピソードをご紹介しますね。

 そういえば、今回の旅の最終日にハプニングがありました。
私たちが乗ったパリ発コトヌー(ベナン)行きの飛行機。
出発時間が2回変更した後、6時間遅れでテイクオフ。
でも20分後ぐらいに、やっぱり飛行機に技術的な問題がある、
とのことで、空を30分旋回した後、再びパリの空港へ。
乗客全員、空港近くのホテルに一泊することに。
朝、ホテルのレストランで朝食を頂いていると、フランスに住む
ベナン人らしき人たちが「皆で航空会社に抗議の署名をしよう!」
とか言い出し、航空会社との交渉方法などで、大議論になったり。
まあ、いろいろありましたが、結局32時間遅れで、無事、飛行機は
コトヌーに到着。機内中、拍手喝さい。ほんと、よかった~。

 と、こんな感じでヴァカンスは終わり、またベナンでの生活が
始まりました。昨日ごろから、ようやく、生活リズムが通常に戻った
ようで、こうして、ブログを書く余裕をもてるようになりました。
これからもまた、日々のわくわくする出会いについて、
少しずつですが、ブログにアップして行きたいと思います。
 みなさん、よろしくね~☆ 

もうひとつの「トム・ヤム・クン」

2008年02月23日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。さヴぁ?
この数日、ここコトヌーは、またハルマッタンが戻ってきたみたい。
空は黄土色、カラカラ乾燥、朝晩はちょっと涼しい。
 こんなこともあるんですね~。

 ところで、皆さん。「トム・ヤム・クン」ってご存知ですか。
はーい、その通り、タイの美味しいスープでーす。
我が家では、新鮮なブラックタイガーが手に入ったら、
甘ずっぱくって、から~い「トム・ヤム・クン」を作ります。
でも、最近のベナン。ひどく物価上昇傾向でして、
我が家の食卓にブラックタイガーさんがお目見えすることは
もうめっきりなくなってしまいました。さみしい・・・。
 おっと、話が横道それてしまいました。

 そう、「トム・ヤム・クン」の話に戻ります。
実は、今日の話題は、タイのスープのことではありません。
昨夜、カオニャオさんといっしょにみたタイ映画のことです。
その映画の名前が、なんと、「トム・ヤム・クン」。
国際市場を狙って名前をつけたな~。
って言わないで下さいね。でも、事実だと思いますけど(笑)。
日本では2006年に日本語吹き替え版が公開されています。
で、私がわくわくしたのは、この映画の名前ではないんです。
 本当は、この映画の主演俳優にわくわくしているんです。

 彼の名前は、パノム・イーラム(トニー・ジャー)。
タイに暮らしたことのある人ならすぐわかる、典型的な東北
タイ(イサーン)の顔。つまり、ご先祖様はラオス人(きっと)。
人のよさそうな、素朴で、のんび~りした雰囲気。
ところがどっこい、今、世界中からジャッキー・チェン以来の
国際的アクションスターとして注目されている人なのです!
ほんと~?って思った方、DVD借りてみて下さい。
ストーリーは気にしないで、彼の健気なアクションに注目!
 ジャッキー・チェンとはまた違うよさを「味」わって下さい。

アメリカからのお客さま

2008年02月16日 | 出会い・ベナンの人たち
 さりゅ~。日本では各地で雪が積もっているそうですが、
皆さん、お元気でいますか~。
こちら、じわじわと暑くなっているベナン。
今日は、アメリカからお客さまがいらっしゃいます。
そう、あの人。ブッシュ大統領です。
あっ、パパのほうじゃないですよ。
 ジョージくん、今の大統領のほうです。

 これは、かなりすごいことのようです。ベナンにとって。
だって、ブッシュ大統領、今回は、アフリカ5各国を訪問するとのこと。
ベナンは、そのうちの1カ国に選ばれたのですからね。しかも最初の訪問国。
ホワイトハウスによれば、ベナン訪問の目的のひとつは、アメリカが
2007年10月から始めた、マラリア対策キャンペーン(5歳以下の全ての
子供たちを対象として、蚊帳の配布など、アンチ・マラリアのための活動を
実施するプロジェクト)の進捗状況をリビューしたりするとのこと。
訪問国や目的などの詳細は、以下のホワイトハウスニュースをご覧下さい。
http://www.whitehouse.gov/infocus/africa/trip2008/

 実際、昨日まで、「アメリカは・・・」、「ジョージ・ブッシュは・・・」
な~んて言っていた人たちまで、わくわくしている様子。
でもね、私たち一般人がブッシュ大統領が乗った車をちらっと見れたりって
ことは、できないみたいです。もちろん、見れるとは思っていませんけど。
というのは、ベナンへの訪問は、ブッシュ大統領たちが乗る飛行機の
燃料補給をしているあいだの2時間ほどらしい。
だから、ブッシュ大統領は町のほうには出ず、空港のVIPルームとか、
飛行機の中とかでヤイ・ボニ大統領などと会談するのだと思います。
 あくまで私の勝手な想像ですが。

 でも、ちょっと、気になりますね。
燃料補給期間の2時間だけであったとしても、石油などの天然資源を
持たないベナンが、このような機会を得られたのはなぜか。
アメリカの対アフリカ政策にとってなにか意味があるということ?
明日にでもホワイトハウスのニュースをしっかりと読んでみようっと。
 ベナンのことを、もっとよく知るために・・・。 

追記・ブッシュ大統領ベナン訪問の記事、いくつかご紹介します。
やはり、コトヌーの空港でヤイ・ボニ大統領と会談されました。
ヤイボニ大統領とブッシュ大統領写真(いろいろ)
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=USFLE54947920080216&channelName=topNews#a=1
ヤイボニ大統領とブッシュ大統領写真(ニコニコ笑顔)
http://www.charlotte.com/news/ap_news/story/495992-a496029-t2.html
ブッシュ大統領アフリカ訪問記事(日本語)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000925-san-int
ブッシュ大統領ベナン訪問記事(英語)
http://www.voanews.com/english/2008-02-15-voa27.cfm
ヤイボニ大統領とブッシュ大統領スピーチ&質疑応答全文(英語)
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2008/02/20080216-2.html

ベナン人の結婚式

2007年12月14日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。さヴぁ?
気が付いたら、もう師走のなかば。
すべきことの半分も達成できずに一日が終わってしまう。
でも、無理することなく、わくわく笑顔で2008年を迎えたいです。
ところで、明日から私たちは、西隣の国トーゴへ2泊3日の
小旅行に出かけます☆
お友達もいっしょなので、ますます楽しい旅になりそう。
 また、来週、トーゴで出会ったわくわくをご紹介します。

 そうそう、先週末、ベナン人の結婚式に出席しました。
場所は、町中のこじんまり、落ち着いた雰囲気のカトリック教会。
内装はすごくシンプル。小奇麗な村の集会場みたい(失礼!)。
 でも、あたたかく、落ち着いた雰囲気がとても印象的でした。

 以下は、驚いたこと、感動したこと、楽しかったこと。
驚いたこと。ほぼ式が定刻に始まり、2時間も続いたこと。
ラオスでは、定刻に始まることは絶対になかったので、びっくり。
でも、もちろん、出席者はみんな大遅刻していましたけど。
次に、感動したこと。神父さんのお説教がすばらしかったこと。
聖書に書かれていることを引用しながら、結婚するということに
ついてわかりやすく、真心を込めてお話してくださりました。
「愛はすべてを与えること。簡単なことではないけど・・・」。
 この言葉が特に私の心に響きました。  
 
 最後に、楽しかったこと。歌と踊り。2時間の結婚式の間、
ひとつの説教が終わるごとに、みんなで歌って踊るんです!
さすが、アフリカ!
教会の中には、マラカス、太鼓、ギターを弾くひとたちがいて、
聖歌なのでしょうが、しぶいリズムで演奏していました。
歌を歌うときは、聖歌隊がリードしながら、出席者も全員総立ちで、
リズムに合わせて手拍子しながら身体をゆすって歌っていました。
途中、神父さんが新郎新婦の手をとって、出席者の列のなかで
楽しそうに踊ったり、みんなが好きな現地のフォン語の歌になると、
媒酌人のご夫妻が、手を振り振り、のりのりで歌って会場を盛り
上げたりと、とにかく、楽しい、アフリカ的な結婚式でした。
 Bくん、Eさん、末永くお幸せに~☆ 

ベナン流交渉術

2007年10月24日 | 出会い・ベナンの人たち
 さりゅ~。こもんヴぁちゅ?
こちら、ひどい停電や断水もじわりと増えています。
でも、新しく引っ越してきたこの地域は、以前
住んでいた地域と比較して、断水する確率が
ぐっと低いようですので、それだけでも、安心。
 水って、生活には絶対に欠かせないですからね。

 「交渉術は、国民性がかなり反映される」。
昨日、ある交渉に臨んで、面白いと思ったこと。
学生時代に夢中になって読んだ、ハーバード流
交渉術とかなんとかいう本にも書いてあったけど、
日本は、日本流が、アメリカにはアメリカ流が、
そして、ベナンにはベナン流の交渉術がある。
 もちろん、ラオスにもラオス流の交渉術があった。

 昨日は、私が交渉したというよりも、あるベナン人が、
スタッグ状態の私に代わって、交渉して下さりました。
正義を持って、何十年という間、多くの問題を解決
してきたベテランならではの、交渉術は、まさに圧巻。
 交渉後、交渉術のポイントを解説して下さりました。

 へ~と感心したのは、はじめに、自分の弱点となる
ところを、相手にさらっと示してしまうこと。
こうすると、交渉が長引いたり、ややこしくなったり
することを避けられるのだそうです。
それから、相手の問題点には触れないこと。
あくまでも、交渉の目的を達成するために、相手の
気持ちを前向きに導くことに集中する。
そのためには、相手の話をよく聞いて、理解を示す
ことが肝心であって、問題点を指摘することによって
相手が自己防衛に走ってしまうことは、絶対に避ける。

 あと、「ほ~、ラオスみたい」って嬉しく思った点は、
相手の名前や生い立ちなどから、共通の友人がいる
可能性を探って、相手にアピールすること。
「まるまるさんとは、昔からの仲間でね・・・」。
な~んて言うことを、しっかりアピールすると、相手は
安心すると同時に、緊張感を持つ。
うそをついたり、へんなことはできなくなる。
ここの社会も人とのつながりが、とっても大切だから・・・。
 この交渉術、私もしっかり学んで交渉上手になりたいな☆

自分の弱み

2007年10月16日 | 出会い・ベナンの人たち
 昨日は、嬉しいこと、反省すること、ありました。
冷静になって反省したら、自分の弱みがよ~く見えました。
自分の弱みを客観的に見つめること、とても大切。
ということで、皆さんにもご紹介します。
 3つの話が続くので、うまくまとめて書けるかな・・・。

 我が家に遊びに来てくださったMさんとお母様と、
食事をしながら、楽しいおしゃべりをしていたときのこと。
Mさんが、ふと、「私も、ラオスに行っていたお友達が
何人かいるんですよ。ぴえっとさん、知ってるかな~」と、
挙げてくださった人の名前を聞いて、もう、びっくり!
ウドムサイにいたTくんとHちゃん、それから、
なんと、なんと、ルアンプラバンのA子さんも!!
世界中どこにいても、人とのつながり、ご縁があることに、
ほんと~に驚き!とっても、とっても嬉しかったです☆
 やっぱり、「地球は、丸い(ラオス語で「世間は狭い」)」!

 で、そんな盛り上がっていたときに、大ハプニングが・・・。
思いがけないご縁に、わくわくしすぎてしまったワタシ。
ちょうど片付け終わった食器やグラスをのせたお盆を、
ひょいっと、手から離してしまい、がちゃがちゃばり~ん。
5つのガラス食器と陶器2枚を割ってしまいました。
(余談ですが、以前ご紹介した、素朴なベナンの
陶器の鉢は、落ちたのに2つとも割れませんでした)。
お客様の目の前での、大失敗・大失態。
 でも、再び、あの言葉に救われました。

 「マダム、割れちゃったの、勿体無いですけど、
ボンヌ・シャンスですよ。」と、エマニュエルくん。
これまたどういうことかと聞くと、「僕のアジャの村では、
お客様を呼んでパーティしたりしたとき、モノが割れたり
することは、ラッキーなことだと言います。割れたモノが
そこにいる人たちの災難を身代わりにしてくれると、
村の年の人たちは言います・・・」、とのこと。
 アジャ族の人たちのプラス思考に、感謝!

 そして、夜、カオニャオさんと反省会。
私が、わくわくしすぎているときは、まさに興奮状態。
わくわくしている事象以外、全く見えなくなる。
これって、私の「弱み」のひとつ。
だから、わくわくしすぎている時は、要注意。
 心は躍っていても、頭の中は冷静に(←教訓)。 

クラスメート

2007年04月05日 | 出会い・ベナンの人たち
 ぼんじゅ~る。皆さん、お元気ですか~。
あ~、もう日本は、春ですね~。
今、名古屋の友人から桜が満開だよ~とメール頂きました。
こちら、ベナンは、すったもんだがあった下院選が
無事終わり(議長が更迭され、一週間延期となる)、
私が見た夢は正夢にはならずに済みました。ほっ。
まだ開票結果は出ていませんが(約1週間かかります)、
ヤイボニ大統領の党(f.c.e.b.)「圧勝」となるようです。
 おっと、セイジの話はこれぐらいにして・・・。

 昨日、ようやく、期末試験が終わりました~!!
テストの結果は来週わかりますが、卒業論文の口述試験
(二次審査)の結果は、「良」で合格しました!
へなちょこな私をずっと励ましてくれたリンダ、アダム
(同じグループの仲間)と、論文指導をして下さった
ヴァレンタインさん(ラジオ局のジャーナリスト)のおかげ。
本当に、ありがとうございました。
 どうやら、ワタシも、無事卒業できそうです。

 で、昨日は、テストが終わってから、クラスメートみんなと
記念写真を沢山撮って、お世話になった担任の先生にお礼の
挨拶をして、それから、私たちのリーダー的存在だった、
マダム・パスター(彼女はプロテスタント教会の宣教師)の
お宅でのランチパーティでご馳走になりました。
 マダム・パスター、ご主人さま、ありがとうございました。

 クラスメートたちの写真をご紹介します。
みんなへの私からの感謝の気持ちを込めて。
左から、リンダ(ケニア人、私の親友☆)、フレドリック
(ナイジェリア育ちのベナン人)、アダム(アラブ語圏のチャド人)、
リタ(ナイジェリア人)、マダム・パスター(ナイジェリア人)、
サンドラ(ナイジェリア人)、アンジェル(ナイジェリア人)。
 みんなに出会えてよかった。ありがとう!!

季節の変わり目

2007年01月23日 | 出会い・ベナンの人たち
 さりゅ~。さヴぁ?
私は、いつもの通り、「さヴぁ」です。
先週は、フランス語の学校が始まり、人とお会いする機会が
いくつかあったので、とても楽しい一週間でした。
特に、今日は、ある日本人マダムとお会いしてゆっくりと
お話をしたのですが、心がぴっぴっと感じ合えて、
とっても、とっても、嬉しかったです。
 こういうお友達との出会いって、大切ですね・・・。

 ところで、今朝のこと。
「ハルマッタンも、もう終わりですよ・・・」。
エマニュエルくんが、嬉しそうに言いました。
ハルマッタンは、砂漠からの風が吹いて、一日中黄土色に曇り、
空気がカラカラに乾燥して、すなっぽさを感じる季節。
 朝はかなり涼しくなり、日中も、暑くはありません。

 クーラーを買うお金のないベナン人はみんなハルマッタンが
好きなのだと、以前、主張していたエマニュエルくん。
でも、本当は、ベナン人もハルマッタンは辛い季節なのかも。
実際に、ウイルス性の胃炎がベナン人の間で流行していて、
エマニュエルくんも先週まで辛い思いをしていたしね。
厳しいハルマッタンの季節が終わることよりも、ベナン人と
同じように季節の厳しさを乗り越えられたことのほうが、
よっぽどか嬉しかったワタシ。
 な~んだ、辛いのは、ワタシたち日本人だけじゃないのね。

 で、ワタシは、もちろんエマニュエルくんに聞きました。
「どうして、ハルマッタンがもう終わるって、わかるの?」
エマニュエルくんは、今朝、水浴びした時の水がさほど冷たく
感じられなかったから、ああ、また暑い季節に入ったなと、
自然に、そう、感じたそうです。
ベナンの人たちは、水温の変化で季節の変化を感じとる・・・。
 う~ん、ワタシも、同じように感じとれるようになりたいな☆