わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

蚤の市的「バザー」

2018年06月18日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 こんにちは。今日ははっきりしない、お天気。
それでも我が家の庭は、にぎやか😍
スズメや他の小鳥たちがチュンチュン、
虫たちの鳴き声も、家の中まで響きます。

 昨日は、とねっこ保育園の「バザー」。
へとへとになりましたが、楽しかったです♪
先週雨で中止となり、延期されたものの、
沢山のお客様にお越し頂きました!!
バザー品をご提供下さった地域の皆さん、
保育園関係者の皆さん、
お客様の皆さん、
本当にありがとうございました💓。

 私は、大の蚤の市好き♪
日本に戻ってからは、なかなか
蚤の市に行けないので、
たま〜に、ヤフオクをのぞくぐらい。
古い味の出ているもの、作り手の心が
伝わるような手仕事感が感じられるもの、
デザインや色が好きなもの・・・。
高いものは、買いません。
 あくまでも、数百円単位のもの。

 買いたいものは、変わる。
そのときそのときの、私の興味で。
今は子育て&保育に興味があるので、
最近は、古い絵本。
ラオスで手織り関連の仕事に
携わっていた頃は、布関連のもの。
いろんな料理を楽しんでいた頃は、
台所道具ばかり・・・。 

 昨日のバザー。掘り出し物は、絵本!
ヴィンテージのドイツの絵本2冊。
60年代のものですが、
色といい、絵といい、たまりません💓
お話読めなくても、いいんです。
 絵を見ているだけでも、わくわく♪

 どういう方がご提供くださったのかな?
ドイツに住んでいた方かな?
ドイツ語読めたのかしら?
いやいや、もらいものでは?
・・・本売り場のお父さんたちと、
そんなことを話しながら、買いました。
 値段は、言えません😓

 ちなみに、我が家のボーイズ。
バザーで見つけたお気に入りは、
手のひらに入る小さな「オルゴール」。
新品ではなくて、中古品。
透明のカバーで覆われているので、
オルゴールが廻る様子が見えます。
 生まれて初めての、オルゴール。

「ねえ、オルゴールって、なんで
こんなに奇麗な音がするんだろうね」

 二人で取り合いながらも、オルゴールを
耳にあてて、じっと聴き入ります。
ワクゾウは、気に入って、自分の
お気に入りの鞄に入れて持ち歩くほど。
自分でねじをまわして、耳にあてて
音を聴きながら、お昼寝、ごろごろ。
 結局、眠れなかったけど・・・。

 コメゾウは、ふたをあけて触ったり、
ふたを閉じて、「あれ?ふたをしめた
ほうが、音が大きく聞こえる!!」
「これ、誰が作ったんだろう」
 不思議、知りたいが、いっぱい。

 今朝も起きて来てすぐに、
意識は、オルゴールへ。
「ねえ、ママは、この部屋に
あるものの中で、一番これが好き?」
コメゾウが、オルゴールを持って
聞いて来ました。
「そんなことはないよ」と答えると、
「じゃあ、どれが一番好き?」。
「ねえ、そう聞くってことは、
コメゾウは、このオルゴールが
一番好きってこと?」と聞くと、
「うん」と、うなずきました。

 「終活(しゅうかつ)ですから」
ご提供くださる品をお宅に受け取りに
行くと、そんなことを笑顔でおっしゃる
ご年配の方々が、多くいらっしゃいました。
 
 誰かさんにとっては、
捨ててもいい不要品。
でも、誰かさんにとっては必要品。
もちろん、思い入れがあって、
なかなか決断できず、
手放せなかった物もあったでしょう。

 バザーは、皆が笑顔になる所。
善意のある誰かさんの不要品が、
誰かさんの必要品に格安で。
その売り上げが、保育園の
こどもたち日々の笑顔につながる。
 「ありがとう」の輪が、広がる。

 また、秋も、バザーあります。
バザー品のご提供も、
お客様としてのご来店も、
心よりお待ちしております。
 ありがとうございました😍 

35年前のハンドミキサー

2018年06月07日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 こんにちは。もう、梅雨入りですってね。
でも、こちら茨城の取手。
 今は、からっと晴れています😍

 このままずっと雨だって・・・😢。
今朝の昆虫ハンター、朝6時に起きて来ました。
 久しぶりの、おねぼうさん。

 でも、早くに保育園行って、探そう!
決めたら、びゅんびゅん、きびきび。
動きも早いし、早く行きたいから、
寝るのが大好きな弟の寝床に行って、
お手てつないで、リビングに連れて来て。
弟の分まで、リュックに荷物詰めて。
 ひゃ〜、かっちょいい〜💓

 一昨日から、また子どもたちと3人暮らし。
カオニャオさんは、無事、アフリカ到着。
 2日間のフライト、本当に、お疲れさまです♪

 昨日の夜、子どもたちと、デザートづくり😍
簡単にできるものをと、ブルーベリークリーム。
白崎茶会の最新レシピ本「へたおやつ」の
ブルーベリーヨーグルトタルト。
・・・「の」、クリームだけを😓。
 水切り豆乳ヨーグルトがあれば、手軽で簡単!

 冷蔵庫にあった、豆乳ヨーグルト。
すもも2つをぽんっといれたタッパーに、
1Lの有機無調整豆乳を入れて蓋しただけで
できちゃう、自家製豆乳ヨーグルト。
 24時間かけて、水切りをして。

 てん菜糖。地元産のブルーベリーと、
少量の粉寒天と少量のなたね油。
あっ、塩もひとつまみ。
 材料は、たったのこれだけ。

 ハンドミキサーで、ぶろろろ〜ん。
「コメゾウもやるぅ!!」
ぶろろ〜ん。
「ワクゾウもやるぅ!!」
ぶろ、ぶろ、ぶろっ。
「ほら!ワクゾウはできないって!」
「うわ〜ん😢」
でも、・・・すかさず、ゴムベラで、
クリームすくって、ぺろり。
 次男ワクゾウも、たくましい😍

 上の写真の、我が家のミキサー。
70年代アメリカ製シアーズのミキサー。
私の母のナショナルの35年ものも
まだ現役活躍中ですが、こちらも、
まだまだ、ゆるゆると、いい感じです♪

 作ったクリームを3人で半分食べて。
残りは、オーブンペーパーに薄く包んで、
それをトレーに乗せて、冷凍庫へ。
明日の夕食のデザートとして、アイスに。
 お母ちゃんは、お先に、いっただきま〜す😍

ヴィンテージの台所もの

2014年07月13日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 ぼんじゅ~る。昨日はコメゾウくんのお友達のお誕生日会に行ってきました。
会場はなんと、在ベナン・インド大使公邸のお庭。
ヨーロッパ系だけれどエキゾチックなお顔立ちのコメゾウくんのお友達(ネオ)は、
インド大使のお孫さん(おばあちゃんは、ベナン人。パパはフランス人)でした。
たっくさ~んのお友達とご両親やダダ(ベビーシッターさん)が集まりました。
歌のおねいさんのような方が子供たちを仕切って、ギターのおにいさんと
一緒に歌を歌ったり、踊ったり、人形劇をしてくれたりして、盛り上げてくれました。
 「ハッピバースデー、ネーオ~♪」と車の中でも楽しそうに歌う、コメゾウくんでした。

 今日も、今回の旅で、蚤の市で出合ったわくわくするものをご紹介します♪
今回は、ポルトガルが旅の目的地のメインでしたが、飛行機の経由地、
フランス(パリ)にも数日滞在しました。
土日をはさんでいたので、もちろん、大好きなヴァンヴの蚤の市を満喫しました。
 何度行っても、やっぱり、蚤の市はヴァンヴが一番わくわくします♪

 ヴァンヴが一番わくわくする理由は、ヴィンテージの台所ものが多いから。
クリニャンクールはアンティークのものが多いし、モントルイユは工具や古着が多い。
冬のさむーい日やクリスマス前後だと、あまり良い出店者がいなかったりもしますが、
ヴァンヴでは必ず、ちょっと古いすばらしい手仕事のものたちとの出合いがあります。
私がいつも探すのは、台所で使う道具やお皿類と、トーション(布巾)ばかり。
 今回はトーションはいいものがありませんでしたが、台所系のもの、ありました!

 上の写真は、ちょっとレアな、フランスの柳で編んであるケーキスタンドです。
ケーキを焼いて冷ます際に使う、ケーキクーラーとしても使えちゃいます。
ケーキスタンドを探していましたが、どれも陶器かガラスだったので、かさばるし、
梱包が難しいので割れちゃうなあと、買うのをあきらめかけたところで見つけました。

 テーブルの上に置いてありましたので、さすがにはじめは高めのお値段。
ところが、私が触ったとたん、スタンド部分の一箇所が、ぽきっと折れてしまい、
「わー、ごめんなさい。どうしよう。その値段では買えないし・・・」と、ずいぶんと
困ってしまったら、売り手のおばさんが、「じゃあ、5ユーロで」とにっこり。
「メルシーボクー」と、私も笑顔でお礼を言って支払いました。
 ヴァンヴの売り手の人たちはおおらかな方が多く、それも好きな理由のひとつです。
 
 ベナンに戻って、絹ごし豆腐を入れた卵なしバターなしのバナナケーキを焼きました。
焼く際に使ったリングの型も、今回ヴァンヴで見つけたヴィンテージもの(1ユーロ)!
メープルシロップなどでつやがけをしていてべとべとするので、以前ヴァンヴで買った
ヴィンテージの乳白色のお皿に乗せ、ずいぶんと前にヴァンヴで買ったヴィンテージの
リネンのトーション(これはちょっと高め)を下に敷きました。
 ヴァンヴ、ヴィンテージと、くどすぎですが、わくわくしながら写真を撮るワタシでした♪

値段の言えない魔法瓶

2014年07月09日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 ぼんじゅ~る。今日も雨は降っていませんが、過ごしやすいお天気です。
今朝は、ミシンの修理屋さん(マシニストゥ)が来てくださいました。
ずっと調子が悪いと思っていた足踏みミシン。
ちょこちょこっとねじをまわしただけなのに、あっという間に調子がよくなりました。
 先々週、タックスカートが完成したので、今度はエプロンを作ろうかな。

 今日も、昨日に引き続き、ポルトガルの旅で出合ったわくわくするものをご紹介します。
上の写真は、ポルトガルのデッドストックの魔法瓶。
フタがプラスチック(←普通はアルミが多いので、ちょっとレア)で、中蓋はコルク。
赤のチェックの柄は、昔私の実家にもあったアラジンの魔法瓶を思い出します。
 この魔法瓶のほうが、なんだかしぶくって、もっと私好み♪

 ヴィンテージものですが、使われていなかったようで、新品そのもの!
こういう類の魔法瓶は、実際に使われていたものが蚤の市に出ることが多いようで、
以前、パリのヴァンヴの蚤の市でブルーの縞模様がかわいいヴィンテージ魔法瓶を
買ったことがありますが、中蓋のコルクの汚れが洗ってもおちなかったりして、
実際に使おうと思っても、意外と実用的でなくてがっかりしたことがあります。
 でも、今回のものは、汚れもなく、保温力もばっちしで、実際に使えます。

 これも、前回の銅のやかんと同様に、リスボンの泥棒市で買いました。
泥棒市とはいっても、けっこう大規模に展開されている蚤の市。
たくさんの出展者があるし坂道なので、全部見ていたらへとへとになりましたが、
最後、片付けを始めていたおじさんのところで、この魔法瓶を見つけました。
「たかいだろうなー」と思いながら、恐る恐る値段を聞いて、びっくり。
どうか、盗んできたものでありませんようにと、祈りたくなるほどのお値段でした。
 いくらだったかは、ないしょです!

ポルトガルのやかん

2014年07月08日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 ぼんじゅ~る。1ヶ月ぶりの更新となりました。みなさんお元気ですか?
こちらコトヌは雨季。蒸し暑くなく、一番過ごしやすい時季。
 この2日は気持ちよく晴れて、朝のウォーキングもご機嫌です♪
 
 先月は、家族3人で、気まぐれというか、癒しの旅に行ってきました。
私は3月末に9週目で繋留流産をし、お腹の赤ちゃんとお別れしました。
 私を気遣ってくれたカオニャオさんが、この旅を企画してくれたのです。

 出発前には、指の怪我やPCのダウンと、いろんな「痛い目」に
遭いましたが、「楽しい旅が待っている!」と、元気に過ごしました。
(ちなみに、コトヌー空港出発時に、爆弾通報のハプニングがありました!
離陸のため飛行機がエンジン回した直後に停止。全員飛行機を降りて、
待合室前のところで厳しい手荷物&身体チェック、さらに滑走路にでて、
一人ずつ、全ての預けたスーツケースなどと手荷物の詳細なチェック。
幸い何事もなく飛行機が出発したのは6時間後の早朝5時でした・・・)
 
 旅の第一の目的地は、題名からもお分かりのとおり、ポルトガル。
路面電車と魚とタコ好き(←ワタシ)にはたまらない、チャーミングな国。
電車が大好きなコメゾウくん。リスボンでもポルトでも路面電車に乗っては
大喜びし、路面電車を見ては「きゃーっ!でんしゃー!」と指差しして喜び、
通り過ぎると、「でんしゃ、バイバーイ」と見えなくなるまで手を振っていました。
カオニャオさんは、美味しいいわしの塩焼き(ちょうど旬のはしり)に舌鼓。
坂が多くてたいへんなのに、コメゾウくんをだっこして歩き、さらに22時頃まで
日中のように明るい街を歩きすぎ、毎日へとへとでしたが、楽しい旅でした。

 上の写真は、ポルトガルらしい、銅とアズレージョ(陶器)の古いやかん。
このやかんは、リスボンの泥棒市と言われる蚤の市で買いました。
店舗をもたず、地面に布をひろげて銅製品を売っていたおじさんから買いましたので、
すぐに使えるほど良い状態でしたが、お値段も10ユーロとお手ごろでした。
アズレージョという陶器は、ポルトガルの控えめな町並みを鮮やかに飾るすばらしい
手仕事です。古いものは藍色が濃紺だったり色が自然で、印象深かったです。
 毎朝お湯を沸かしながら、ポルトガルの穏やかな人たちのことも思い出します。 

マイ・カフェオレ・ボウル

2012年06月16日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 こんにちは。実家・豊橋からの更新です~☆
コメちゃんもカオニャオさんもワタシも元気でいますよー。
そうそう、急いで皆さんにお知らせしたいことがあるんです!
日本でテレビを見られる方だけへのお知らせですが・・・。
今晩(6月17日)19時54分からテレビ東京(&系列)で、
日曜ビッグバラエティ「世界の秘境で大発見!日本食堂5」が
放送されるのですが、今回は、ベナンの話題も取り上げられています。
それは、ベナン在住30年以上のKさん(ベナンに住んだことのある方なら皆さん
ご存知ですね~)の息子さんの日本ビストロ「DARUMA」さん。
ベナン人シェフの皮も手作りのシュウマイが、特にワタシは好きです。
上記リンク先では番組のコマーシャルの様子が動画で見られるようですよ♪
 ぜひぜひ、見てくださいね~☆

 ところで、上の写真は、ワタシの「マイ・カフェオレ・ボウル」。
昨日の朝、なかなか起きられずにゴロゴロしていたら、
ワタシがベナンでもいつも見ているNHKの番組「恋する雑貨」の
オープニングの曲が聞こえてくるじゃないですか!
あっという間に目が覚め、急いでテレビの置いてある応接間へ。
で、今回のテーマが、フランスの「カフェオレ・ボウル」。
偶然だったのですが、今回、ベナン出発前に上の写真を撮っていて、
ブログでご紹介したいと思っていた話題だったのです♪

 フランス人の多くが持っていると言われる「カフェオレ・ボウル」。
ワタシも大小5つほど、ヴィンテージものを持っています。 
パリの蚤の市や、古いものを売る雑貨屋で買いました。
いずれもブランドものではなく、白やシンプルなものばかりです。
その中でも上の写真のカフェオレ・ボウルが、「マイ・カフェオレ・ボウル」。
大好きなパリのヴァンヴの蚤の市で、5年ほど前に出合った、古いものです。
珍しいほどシンプルなもので、同じようなものは他に見たことがありません。
ちなみにですが、「カフェオレ・ボウル」とは言っても、
ワタシはカフェオレを飲む習慣がありませんので、このカフェオレ・ボウルで
スープや絞りたてオレンジで作る葛湯を飲んでいます。
 普段よく使っていますが、使うほどに味わいが出ている気がします。

 コメちゃん出産のため、今回、半年以上ベナンを離れます。
このマイ・カフェオレ・ボウルちゃんともしばらくの間お別れです。
しっかりと梱包してダンボール箱にしまってきました。
 今度ベナンに戻ってきたときの再会の日まで、休んでいて下さいね~。 

ちくちくと「ぼろ布」

2012年04月10日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 昨日は、イースターの祝日でしたので、3連休でした。
昨日、一昨日は、の~んびりそよ風にあたりながら、ちくちく縫い仕事。
以前買ったけどあまり着なかったダブルガーゼのコットンのシャツに
はさみを入れて、背中の部分を四角に切って、端の部分をちくちく縫いました。
ミシンの縫い目よりも短く縫うことに集中し、な~んにも考えず、
ただただ、針を進めます。
 そんなちくちくの時間が、いつも、とても心地よく感じます。

 今日は、ワタシの大好きな「ちくちく」をご紹介します。
「ちくちく」と言えば、世界中にすばらしい手仕事がありますね。
特にワタシは、学生時代から20代後半までは、ラオスのモン族の
ヴィンテージの襟の刺繍を集めていました。
でも、ラオスで以前関わっていた、ラオス北部のレンテン族
手仕事に出合ってからは、破けたりほころんだりした部分を
繕うためのちくちく、つまり、縫った女性たちの暮らしや環境まで
感じられるような素朴なちくちくに心ひかれるようになりました。
 新しいものも好きですが、特に古い「ぼろ」のようなものが好きです。

 「ぼろ布」と言えば、日本では青森のぼろがよく知られています。
ワタシは日本で骨董市に行くと、ついつい「ぼろ布」を買ってしまいます。
青森のものかどうかはわかりませんが、布団布だったり、手ぬぐいだったり。
まさに、ボロボロなのに、繕ったちくちくの縫い目の美しさに感動さえ覚えます。
「ぼろ布」のちくちくは、日本やラオス、アジアだけではありません。
 フランスにも、他のヨーロッパの国々にもあります。

 ワタシが一番好きなヨーロッパの「ぼろ布」が上の写真。
フランスの藍染のヴィンテージ・リネンのハギレです。
ちょっとみづらいかと思いますが、四角くちくちく繕ってあります。
このハギレのいたるところに、ちくちくと、まるで刺繍のような
かわいい繕いが施されています。
ちなみに、これはパリのヴァンヴの蚤の市で5年ほど前に買ったものです。
もう一枚とセットで、「価値のわかる」お姉さんのお店で買いました。
「こんなにボロボロなんだから、もっとまけてくださいよ」と、
お願いすると、「このボロボロのよさがあなたも好きなんでしょ?」と。
 結局、意気投合したからか、少し安くしてくれました。

 ちなみに、この片割れさんは、ラオス時代のボスへプレゼントしました。
ハギレを手にとって、じっくりと眺めたボスは、「ラオスと一緒だね~」。
しばらくの間、世界中の女性たちが、家族のためにちくちくと繕っていた
時代へ、二人で空想旅行しました。
 「もくもく」を引き出してくれるのも、「ぼろ布」ちくちくの魅力です。

 *おすすめ映画情報*
 昨夜のエルムンドで、ナヴィゲーターのアンディさんがお薦めしていた
イラン映画「別離」(アスガー・ファルハディ監督)が東京で公開されています。
今朝の朝日新聞にも記事が掲載されています。
 学生時代からのイラン映画ファンとしては絶対見逃せません!

ユニークな道具

2012年04月02日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 ぼんじゅ~る。4月に入りました。日本は春ですね~♪
今年のみなさんの地域の桜の開花は、いつごろでしょうか。
ついに先週末、朝ドラ「カーネーション」が終わりましたね。
主演の尾野真千子さんの演技にぐいぐい引き込まれました。
尾野真千子さんといえば、河瀬直美監督の「萌の朱雀」の主人公
みちるちゃん役を演じた女優さん。
同一人物だと気づいたときには、「うそ~!あの子が?」と目を疑いました。
「きっと将来すばらしい女優さんになるだろうな~」と、
当時思いましたが、本当にその通りの女優さんになられたようですね。
 また、これからの尾野真千子さんの演技、成長、注目したいです。

 3月は我が家は、お客様をおもてなしする機会がけっこうありました。
で、おもてなしのときによく使う道具が、上の写真(の上の部分)。
これ、何かわかりますか?
ベトナム製の「コーヒー・フィルター」です。
ステンレスのものもありますが、アルミ製のものの方が多いようです。
我が家にはステンレス製が1つ、アルミ製が2つあります。
私とカオニャオさんがそれぞれベトナム出張したときに、買って来ました。
 アルミ製はチープな感じがしますが、お湯が冷めないので使い易いです。

 このコーフィーフィルター。とてもユニークだと思います。
普通は、マイカップに直接フィルターをのせてドリップさせる、
というやり方はあまりしませんよね?
でも、このフィルターは、一杯ないしは一カップにつき、一回。
 ですから、我が家では一度に3人分しか作りません(作れません)。

 このフィルターには、美味しく入れるコツがあるんです。
(ご興味のある方、細かいことは、他の方のサイトを検索して下さいね)
そのコツをつかむまでは、カップの底にコーヒーの粉が沈んでいたり、
薄味になってしまったりと、けっこう失敗します。
実は私は、基本的にお茶・紅茶党ですので、インスタントコーヒーでさえ
どうやって入れるのかよくわからないほど、コーヒーオンチ。
でも、コツをつかんでからは、このフィルターではそれなりに美味しく
入れられることができるようになりました。
先日も、心優しいお客様たちから「コーヒー屋みたいに美味しい!」と、
喜んで頂きました。
(その話しをカオニャオさんにしたら、「僕が買ってきたケニアの
コーヒーが、とても美味しいんだよ」と、言っていましたが・・・)。
 コーヒーは飲まない私ですが、コーヒーを入れることにわくわくします♪

モロッコのローズウォーター

2010年11月22日 | 蚤の市・旅で出会ったもの
 上の桃色のバラの花の写真。
以前、北アフリカのモロッコの、南部の田舎町で撮りました。
この町は、バラの栽培が盛んなことで有名なところ。
確かに、町の中心には道路沿いに「バラ」製品を売るお土産屋さんが沢山。
手にバラの花びらのかんむりを持った子供たちが、通りかかる車に
声をかけては、小銭を稼ごうと必死になっていました。
見た目違いがわかりませんでしたが、ここのバラの品種は、
他の地域では栽培できないのだと、聞きました。
そして、収穫されたバラの花びらは、専ら化粧品の原料になるとのこと。
フランスを初めとするヨーロッパや日本へと輸出されるのだそうです。
 モロッコ版、「一村一品」という感じでしょうか。

 車をおりて、畑に入ってみました。
小麦でしょうか。作物の畑を囲むようにして、バラが栽培されていて、
女性たちが、もくもくと、手でバラの花を摘んでいました。
花に鼻を近づけてみました。
水資源の限られた乾燥地帯という厳しい環境で、たくましく育ったバラ。
花びら全体から、驚くほど美しい香りを放っていました。
なんの混じりのない、ピュアなバラの香り。
 強い香りに、一瞬、くらくらっ、としました。

 くらくらするのは香りだけではありませんでした。
畑の近くの、町のお土産屋さんに入ったとき。
店の中全体がピンク色。目がちかちかして、一瞬、くらっとしました。
バラをもとにして生産された様々なピンク色の製品が、
壁の上の方にまでずらずらずらっと、陳列されていました。
もちろん、ワタシのお目当ては、ローズウォーター。
この町の工場でつくられたという、100パーセントナチュラルなもの。
バラの花びらを伝統的な方法で蒸留したというようなことを
お店のお兄さんは言っていました。
 とっても商売上手なお兄さんのお陰で、沢山、買ってしまいました。

 でも、沢山買ってよかったです。
1年の半分以上高温多湿のコトヌでは、手放せなくなります。
朝、顔を洗って、冷蔵庫で冷やしたこのローズウォーターを、
たっぷ~り顔にパッティングした後の、さっぱり感が好きです。
午前中ずっと、ふわっ~と、バラの香りが自分の顔から香るのも、
ちょっぴり気恥ずかしいけど、気分よいものです。
じめじめする暑い部屋にいても、なんだか、わくわくする感じ。
 ・・・って書いていると、またモロッコに行きたくなるなぁ。