ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】すし・新和風料理 文七 [和食@伊達]

2008年09月03日 22時26分34秒 | 外食記録2008
すし・新和風料理 文七(しんわふうりょうり もんしち)[和食@伊達][むしゃなび]
2008.8.13(水)12:00入店(初)
注文 幕の内セット 1050円

 
・伊達市の中心部の、ゲオやミスタードーナツがある交差点を海側へ折れた繁華街の通り沿いにあるお店。ハローワークのそばです。

・駐車場は道路を挟んで向かい側に三台分ほどあり。

・店内は座敷4卓にカウンターが8席ほど。

・『一日六食限定』にひかれて幕の内セットを注文。他にも1050円均一のランチセットがいくつかありました。
  
・出てきたお膳は小鉢がいっぱいで豪華な見た目です。すし屋なので当然海産物が中心。
 
・酢の物とラーメンサラダ(?)。
 
・味噌汁と漬物。
・値段が1000円ちょっとの料理とは思えないボリュームで、お得感有り。

    
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【本】無敵のラーメン論

2008年09月03日 08時08分31秒 | 読書記録2008
無敵のラーメン論, 大崎裕史, 講談社現代新書 1595, 2002年
・自称「日本一ラーメンを食べた男」によるラーメン入門書。第一部は「ラーメンとは何か」と題し、ダシとタレ・麺・具についての基礎知識を、第二部は「ラーメンの日本地図」で、全国の主なラーメン店を紹介している。
・本書で紹介さているのは数あるラーメンの中のほんの一部の "話題の店のラーメン" のみ。他にもインスタントラーメン、カップラーメン、海外のラーメンなどなど、考え出すと、ラーメンの世界は果てしがない。
・私自身、特にラーメン好きという訳ではありません。ただ、「そこにラーメンがあるから」食べているというほど自然な食べ物です。私にとっての "普通" は味噌ラーメンなのですが、全国的に見ると少数派なのですね。いろいろなラーメンの記述を見てそのバリエーションの多さには驚かされます。なかでも一度食べてみたいのは『ラーメン二郎』。機会があれば行ってみようと思います。
・巻末には本書に登場したラーメン店リストが掲載されています。うち道内では40店ほど。よく耳にする店名が並んでいますが、実際行ったことがあるのは、『狼スープ』と『山桜桃』くらい。ラーメン店の新規開拓の楽しみはまだまだ底無しにありそうです。
・「ここ五~六年は年間平均800杯のラーメンを食べ、そんな日々を繰り返している。ラーメン関係の仕事が本業だと思われることもしばしばである。  ラーメンにのめり込んでしまうのは私だけではないはずだ。一億総ラーメン評論家、と言われるほどに日本人は誰もがラーメン好きなのだから。(中略)私はこれまで(2002年1月現在)約8500杯のラーメンを食べている。(中略)ラーメンの面白さは海のように奥深く、空のように幅広い。」p.4
・「私は "ラーメン" と書いてある本を見つけるとあまり中身も見ずに買ってしまい、その量も相当なものになってきた。しかし、今度は多すぎて自分の知りたい情報が探せなくなってしまうという問題も発生してきた。そこで、今回、こうした機会をいただき、ラーメンに関する情報を整理してみようと思ったわけである。」p.5
・「ラーメンのスープは、ダシとタレが合わさってでき上がる。  豚骨スープとか鶏ガラスープとかいうが、それは実は「ダシ(出汁)」のことなのだ。ただ、一般的にそのダシのことをスープと呼んでしまっている場合が多い。  よく、雑誌などの分類で醤油・塩・味噌・豚骨とあるが、実際はあの分類は正しくない。なぜなら醤油・塩・味噌はタレの分類だが、豚骨はダシの主材料であり、豚骨ベースでも醤油・塩・味噌があるからだ。」p.14
・「「無化調」という言葉はもともと存在しない。この言葉はラーメンフリークの造語である。(中略)無化調で旨いラーメンが食べられれば、それはそれで嬉しいことである。しかし、無化調ではないラーメン、つまり化学調味料を使っているラーメンにも旨いラーメンはたくさんあるので、食べる立場としては、もはやどちらでも良くなってきているというのが正直なところ。要は美味しいラーメンが食べたいだけなのだ。」p.32
・「(味の三平)店主の大宮守人氏は、ある日、常連に豚汁を提供した、すると、その中の一人が「ここに麺だけ入れてくれ」といってきたのである。そこで閃いた大宮氏が味噌ラーメンを思いつき、七年の開発期間をおいて、とうとう完成させたのである。」p.43
・「ラーメンの麺に欠かせない素材がカンスイである。カンスイの効果は、黄色の発色と独特のアルカリ風味、そしてラーメン特有の食感を出すことである。ただし、使わなくても麺はできる。」p.52
・「麺を作る際に小麦粉100に対する水の比率を加水率という。一般的に、加水率が低いほど麺がスープを吸収するために延びやすく、加水率が高いほどもっちりとして柔かい。」p.55
・「自家製麺が製麺所の麺より優れているかというと、そういうことはないと思う。最初に述べたように「どのようなラーメンを作りたいのか」によって、自家製麺がいい場合もあるし、製麺所に特注する場合もあるだろう。」p.67
・「一説によると、第二次大戦中に陸軍が『軍隊調理法』のなかで煮豚のレシピを載せており、戦地で食べた兵隊たちが終戦後に日本でラーメンの具に加えたという。カレーライスが家庭に広まるのと、同じプロセスなのである。」p.79
・「しかもこのナルトは東京のそれと色が逆になっている。外側が赤なのだ。これは、北海道と和歌山にしか見られない特徴である。」p.98
・「ラーメン店は数多かれど、これほど熱狂的に愛される店、いやブランドはないのではなかろうか。それが「ラーメン二郎」である。普通にラーメンが好きな人なら「今日はラーメンが食べたいな。どこのラーメン食べに行こうか」と考える。しかし、「二郎」好きは「今日は二郎が食いたいな。どこの二郎を食いに行こうかな」と考えるのである。この場合に「二郎」以外の他のラーメン店では代替できないのだ。そういう人たちは "ジロリアン" と呼ばれている。  また、「二郎はラーメンにあらず、二郎という食べ物なり」という格言すらある。」p.116
・「札幌といえば味噌ラーメン。ラードをたっぷり使った濃厚な味噌が特徴といえる。注文のたびにフライパンで野菜を炒め(挽き肉・タマネギ・太モヤシなどが多い)、そこにベースのスープとタレを入れて、熱々のラーメンができ上がる。豚骨ベースのコクのあるスープ、カンスイの効いた黄色くてコシのある太い縮れ麺、強いニンニク風味。これぞ札幌、である。」p.152
・「おそらく今、日本でいちばん人気のある味噌ラーメンは「純連」の味噌ラーメンであろう。」p.153
・「函館はなぜか「塩」なのである。「旭川の醤油」「札幌の味噌」に合わせて、マスコミが作ったかのような話であるが、実際に行ってみると紛れもなく「塩」なのだ。(中略)透明感のある優しいスープが主流。旭川や札幌が男を感じさせるのに対して、函館は気品のある女性を感じさせる。私だけかもしれないが。」p.158
・「ラーメンを通じて、多くの人と出会うことができました。そのことにより、ラーメン・ライフに幅ができ、楽しいラーメン・ライフを過ごすことができています。「いやぁ、ラーメンって本当にいいもんですねえ」と声を大にして言いたいです。」p.226
・「私はいろんなラーメンとの巡りあいを楽しんでいます。楽しくて楽しくてしようがない。だから「美味しいラーメン」というより私にとっては「楽しいラーメン」なんですね。味覚は十人十色。私が美味しいと言ったラーメンを十人とも美味しいと思うとは限らない。むしろ、そうじゃないからこそラーメンは楽しい、そういうものじゃないでしょうか。」p.227
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