goo blog サービス終了のお知らせ 

ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】ノルト・シンフォニカー アンサンブルコンサート

2007年10月30日 22時04分39秒 | 演奏記録
ノルト・シンフォニカー アンサンブルコンサート
2007.10.28(日)14:00開演, 井関楽器 3F スタインウェイ・スタジオ(札幌), 入場無料
演奏 ノルト・シンフォニカー団員, パート Viola(*)

♪グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」op.40より I.前奏曲(弦楽合奏)(*)
♪グリーグ:2つの悲しい旋律 op.34 I.傷ついた心 II.最後の春(弦楽合奏)(*)
♪ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」op.8より 第4番 ヘ短調「冬」 第1楽章(弦楽四重奏)(*)
♪メンデルスゾーン:ピアノ三重奏 第1番 ニ短調 op.49より 第1・2楽章
♪バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より プレリュード(マリンバ独奏)
♪フォーレ:組曲「ドリー」op.56より(ピアノ連弾)
 I.子守歌 II.ドリーの庭 VI.スペイン風の踊り
♪マウラー:金管五重奏のための12の小品より(金管五重奏)
 I.Maestoso alla Marcia II.Andante con moto III.Allegro grazioso, un poco agitato
 ― 休 憩 ―
♪ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 op.96「アメリカ」より 第1楽章
♪ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115より 第1楽章
♪サン=サーンス:デンマークとロシアの歌によるカプリス op.79(フルート,オーボエ,クラリネット,ピアノ)
♪パッヘルベル:カノン(弦楽合奏)(*)

・札幌のオーケストラ、『ノルト・シンフォニカー』の団員による発表会にお呼ばれして、弾きに行ってきました。……と言っても、そんな団体名を耳にした事が無い人がほとんどでしょう。以下プログラムより抜粋「私たちノルト・シンフォニカーは、2007年8月に発足したばかりの、札幌を拠点として活動するアマチュア・オーケストラです。管弦楽曲のほか、オペラや演劇との共演など、さまざまな音楽を幅広く楽しんでいこう!という団体です。」 その実態は、オーケストラ・アンサンブル・ブリランテの看板が掛け替わった団体です。以前は "ブリオケ" だったのにちなみ "ハマチオケ" なんて別称も(?)。そして今回は、新体制になってから初めてのイベントです(たぶん)。
・会場は札幌の井関楽器。この楽器店、あちこち移転してましたが今の場所になってから行くのは二度目。かなりひさしぶり。相変わらずビミョーに不便な場所でうっかりすると見過ごす建物です。駐車場がないので、近くの有料駐車場へ。すすきのロビンソンの隣の隣くらいにある大きな駐車場の屋上に停めました。観覧車(ノルベサ)が見えたので愛車を記念撮影[写真]。洗車しないと。。。9階建てなので、ビルの縁の手すり越しに下を眺めると結構すごい眺め。
・会場のホール…と呼ぶには少々厳しい "部屋" には初めて入りました。このような発表会の場合、リハの時間は足りずに押してしまうことが多いのですが、今回は早く進みすぎて時間が余るほどでした。リハを済ませて昼食。コンマス君に案内され、そばにあった「有名店」だという『三角山五右衛門ラーメン』へ。しばし並んだ後、チャーシューメン(800円)をいただく。ホッとするあっさり味。会場へ戻り、時間つぶしに店内をウロウロしていると、バイオリン教師のA様とバッタリ遭遇してビックリ。前日もキタラで某楽器店のOさんやら某オケのS&Yさんと鉢合わせ、バッタリが続きます。
・宴会での出し物的、内輪のメンバーのお気楽な発表会を想像していたのですが、実際は、きちんとチラシを作成して宣伝し、一般のお客さんにも来てもらおうという企画でした。プログラムもきちんと作ってる~~ヒエエ~ 緊張感が高まります。
・ホルベルク:ビオラ弾きにとっての鬼門。以前にも一度弾きましたが、当時は全く歯が立ちませんでした。右の写真のフレーズもイヤララシイですが、これだけでなく、単純なギャロップのリズムもテンポが上がると、もう、アップだかダウンだか右手が混乱してしまいます。テンポは2つ(振り)ではなく、4つでとれる程度の遅さで助かりました。問題の写真(中二段)の個所は前のお二人が弾いてくれるし、なんだがゴショゴショ弾いているうちに通過。これをカッチリ弾くにはまだ修行が必要です。
・2つの悲しい旋律:ゆったりした曲のテンポを指揮無しで保つのは、改めて難しく感じました。二曲目の入りは、コンマスの合図を当てにしていたらVn1は休みでした。。。Vn2の合図で入らなければならないところを見逃す。油断しました。練習参加が少ないと、こういうところでミスが出ます。
・「冬」:私にとってのメインディッシュ。メンバー:Vn1 くりりん、Vn2 まーぼん、Va ぴかりん、Vc むろっち。私以外の三名はいずれも強者ぞろいです。ある程度弾ける人達が揃うと、『真剣勝負』を思わせる独特の緊張感がありますね。
オラ、ワクワクするぞ」(by DRAGON BALL)
弾いててこんな感じです。曲は、本来VnSoloが弾くべきパートを、Vn1とV2、そしてVaにも振り分けてくれるという無茶な編曲(by FCM)。演奏の出来については、個人的には平常心が保てず慌ててしまい、細かい音符の部分は指もつれるし音程ワヤだしでメタメタでした。勢いで乗り切りました。オチなかったのがせめてもの救い。全体としては、と~~っても熱い「冬」でした。他三名からの圧力に負けじと私もがんばりました。聴いてて「荒っぽい」という感想を持たれた方もいるかもしれませんが、何事も起こらぬ平穏な演奏よりは、「なんじゃ!?」と思わせる、こちらの方が良かったと思います。なんて自画自賛。リハで三回合わせたうちの一回目はもっと凄かったのですが、アチチ、ヤケドするぜ。どうせなら3楽章まで弾きたかったです。
・メンデルスゾーン・トリオ:大熱演でした。特にピアノは他二名を圧倒する迫力。
・マリンバ:一人ぼっちでの演奏は、聴いているこちらまで緊張してしまいました。マリンバは、運搬のためにかなり細かく分解できることをはじめて知りました。右の写真は終演後の解体の様子。
・ドリー:御夫婦で連弾だなんて、ステキ。去年、これのオケ版を弾きました。ピアノ版は初めて聴きましたが、こちらの方がずっと早くて軽いのですね。
・マウラー:「くだけすぎない黒系の服装で」という衣裳の取り決めは、弦パートのみだったのか。
・アメリカ:改めて聴くと、難しそう~ 堅実な演奏でした。
・ブラームス・クラ5:「メトロノームなしでよく通せるなぁ」 先日遊びで弾き、その難しさを肌で感じた者としての感想。聴いていると、「クラリネットがメインで弦は伴奏」ではなく、五本の楽器がそれぞれ対等に曲が構成されている感じです。本気で交通整理しだすとなると容易なことではなさそうで、恐ろしい。
・サンサーンス:むろっち氏はピアノにチェロにバイオリンに大活躍。他にも複数の楽器をこなす方が何名かいましたが、すごいなぁ。VnとVaだけ、とはわけが違う。
・カノン:出だし、チェロトップの合図が他のメンバーに伝わらなかったらしく、ソロで開始。止めて弾きなおすのかとドキドキしましたが、そのまま続行。ビオラはピッチカートを2小節間ひたすら繰り返し、現在地がどこだか迷子になる無限地獄。最後のarco(弓で弾く)のために、他の奏者が弓を持つのを目印にして、迷子から復帰。
・団員数はそう多くはないにもかかわらず、バラエティに富んだ内容の発表会でした。皆さんかなりマジ☆モード。普段の全体合奏だと、なかなかじっくり聴くことのない個々人の音を聴けるよい機会でした。
・もうひとまわりでよいから、良い会場でやりたかった。お客が増えてしまうのはちょっとプレッシャーですが。
・客数約20名[目測;団員除く]:ほとんどが出演者の知り合いのようでしたが、こんなに来るとは思いませんでした。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】MIT Orchestra Mini Concert

2007年10月23日 22時08分36秒 | 演奏記録
MIT Orchestra Mini Concert
2007.10.21(日)14:00開演, 室蘭工業大学 大学会館多目的ホール, 入場無料
演奏 室蘭工業大学管弦楽団 団員, パート 1st Violin(*)

1.Led Zeppelin Bonzo'z Montreux
2.L.Boccherini メヌエット
3.E.Elgar 愛の挨拶
4.Mondo Grosso MG4BB
5.高橋伸哉 K点を越えて
6.F.Mendelssohn バイオリン協奏曲 第一楽章(*)

・本番の日が10/20(土)だとばかり思い込んでいました。間違いに気づいたのは前の日の金曜日。<本番の日にちを間違える> ついにやってしまった。終わった後ではなかったのがまだマシとはいえ、おかげでこちらの当日リハには出られず、室蘭オケの特別練習にも穴をあける羽目に。あちこち迷惑かけっぱなしです。
・室蘭工業大学の大学祭のイベントの一環として開かれた演奏会。当日は雨もパラつき風の吹き荒れる肌寒い日で、外でフリーマーケットなんかやっている人たちは辛そうな天気でした。大学構内を歩くと、あちこちの出店のテントからおいしそうな匂いが漂います。会場につくと団員たちは演奏会前の腹ごしらえ中。出店で売っているらしいラーメン(のようなもの)をすすっていたりと、おいしそう。昼飯たべてきてしまってちょっと後悔。
・本番の2週間ほど前の時点では、楽器庫の黒板に貼られたエントリーシートは上の一チームのみでまっさらだったので、演奏会自体開催できるのかどうか心配でしたが、なんとか人は集まったようです。参加した団員は全体の3分の2ほど
・今回、弾くのは一曲だけだったので、ほとんど聴き役でした。ステージを見ると一体何のサークルなんだか[写真]。オケとはとても思えません。これから何が始まるのやら。開演前にくま(P)とイサヲ(E.G.)でなにやら渋く弾いています。。曲ごとに演奏の代表者による曲解説を挟みながら進行。
・Bonzo'z Montreux:打楽器3名によるアンサンブル。ドラムセット、ティンパニ、スネア他を3名でボコボコ叩きまくる。まずは迫力で聴衆を圧倒。つかみはオッケー。バチのっける台欲しかった。床はちょっと。。。
・ボッケーリーニのメヌエット:管楽五重奏。Fl,Ob,Cl,Hrn,Trb。
・愛の挨拶:2年生中心の弦楽器初心者チーム。Vn1-2,Vn2-2,Va-2,Vc-2,CB-2[人]。この編成を見てお分かりのように、充実した低音のアンサンブル。高音もっとがんばりましょう。フェルマータもっとのばしたかった~~
・MG4BB:Fl(マイク付),E.Guitar,E.Bass,Piano,Drmの五重奏でJazz(?)。普段はClを吹いてるFl君。こんなにFl吹けたとは! びっくり。なかなかカッコイイ。
・K点:管打全員で合奏。
・メンコン1楽章:(ほぼ)全員合奏。VnSolo:ケミー。この団体で、団員からソリストたてて(大きな)バイオリン協奏曲を弾く日がくるとは夢にも思いませんでした。古いOBなんかが聞いたら腰抜かしそう。ソロもなかなかがんばっています。本番では、Tuttiが入る危険個所も無事クリア。最後はソロにオケが置いてかれた。まだまだあちこち改善の余地はありますが、曲としてちゃんと成立しているレベルです。先日美唄で弾いたときよりも、人数的にはあまり変わらないのにオケらしい音の厚みを感じたので、何故かと思ったら、美唄のときには無かったティンパニがかなり効いているようです。練習の様子を見ていると指揮者・ソリスト・オケがお互いを『見て・聴いて・感じる』(by AED講習)とてもよい教材だと思います。来たる12/1(土)の定期演奏会では全楽章を演奏。
・時間は50分程度と短めでしたが、いろいろ聴けて楽しめました。フツーにおもしろかった。もっと積極的に人を呼び込んでもいいと思います。開演前に楽器鳴らしながら外を練り歩くとか? 一日ニ公演やってもいいし。
・演奏の全体的な印象は、まだまだ『おとなしい』。控え目で、常に伏目がちの演奏、とでもいいますか。よく言えば『初々しい』とも言えますが、もっと各人自己主張があってよいと思います。どうやったら『ふてぶてしさ』が出るのか。そこが問題。
・各チーム演奏前にチューニングをしていたのが、進歩を感じました。「演奏前には楽器の音を合わせる」のは超常識ですが、チューニング無しでも誰も気にしないような時期も過去ありました。しかし、いきなりObから "B♭――" と音が出たときはズッこけた。
・私もソロなんかで何かやってみればよかったかなぁ、と。準備の時間を確保するのが難しい。
・客数約30名[目測;団員除く]:積極的に宣伝していないわりには、よくこれだけの人が来たなという感じ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】美唄弦楽アンサンブル 10周年コンサート

2007年10月16日 22時06分56秒 | 演奏記録
美唄弦楽アンサンブル 10周年コンサート
2007.10.13(土)14:00開演, アルテピアッツァ美唄 アート・スペース, 入場無料
指揮 中西禮治, パート Viola

第1部
●津田元 upas poro...paykar...mosir tok-tok-se......弦楽のための
(ウパシ ポロ...パイカラ...モシリ トクトクセ......弦楽のための)
●メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64 より 第1楽章
 ヴァイオリン・ソロ 西端ゆりあ
第2部
●チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 作品8
第3部
●モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 KV467 ハ長調 より 第2楽章
 ピアノ・ソロ 小堀泉
●ヘンデル
・歌劇「クセルクセス」より アリア 樹木の蔭で(オンブラ・マイ・フ)
・歌劇「リナルド」より アリア 泣かせたまえ
 メゾソプラノ 山内朝子
アンコール ヨハン・シュトラウスI世 ラデツキー行進曲

・美唄弦楽アンサンブルの創立10周年コンサート。記憶が定かではありませんが、私がY師匠と知り合ったのと同時くらいに、手伝いに誘われたような記憶があるので、初めてお邪魔したのはまだ創立2~3年のころではないかと思います。以来ちょくちょくとお手伝いに。というか既に "お手伝い" ではなく "遠隔地団員" という扱いですが。
・当日は冬の到来を感じさせる肌寒い天気。会場内のストーブには火が入りました。
・10周年を祝うにふさわしく、多彩な内容のプログラムです。また、編成も通常よりも大きく、6-8-4-5-2人の弦楽器に、市内の吹奏楽団奏者や道内のオケ奏者からなる約10名の管楽器が加わりました。
・新作:題名が覚えずらいので、もう(新作)で。団員のツテがあった作曲家により、この日のために書き下ろされた曲で、当然世界初演です。プログラムより、作曲者自身の曲解説を以下に引用。「タイトルはアイヌ語の単語を組み合わせたもので、おおよそ「雪深い大地にもやがて春がやってくる・・・大地の(春の)鼓動が聞こえてくる」というような意味合いを託したつもりです。作品は大きく4つの部分から成り、"雪に覆われた大地に訪れる春の兆し" を感じさせる前奏部、"大地の鼓動" を模した跳躍進行主体のメインテーマ(このテーマは前奏とコーダのモティーフにも使用されます)と "雪解けの湧き水" を思わせる順次進行主体の流れるようなサブテーマが織りなして展開する主部のほぼ中間に、ソロにピツィカートの伴奏が絡むやや趣の異なる間奏部を配しています。」 基本は4分の6拍子で、2でも3でも割れる6の特性を生かした曲作り。テーマとなるワンフレーズ[写真中段]が、伸びたり縮んだり形を変えて所々に顔を出す。極端に不安定な和音だったり、リズムだったり、変拍子だったりすることもなく耳に馴染みやすい曲調で、技術的にはアマチュアでも充分演奏可能なほどほどのレベル。演奏時間は10分強。個人的には中間部のVn Solo部分がお気に入りです。一度落ちてしまうとしばらく復帰不能なので恐ろしくはありましたが、本番は事故無く、スッキリとした演奏でした。それまでで一番の出来だったのでは? 遠方からわざわざ聴きに来ていた作曲者も喜んでいたのではないかと思います。誰にとっても初めて耳にする曲でしたが、聴いてる側からは概ね好評だったようです。
・メンコン:Y師匠ソロのメンコン。テンポゆったり。管楽器も揃っての全員での合わせ練習の機会があまりとれなかったので、ソロは伴奏を気にせず自分のことだけ考えて弾けばいい、という状態ではなかったのが惜しいです。Tuttiの入る危険地点も無事通過。
・弦セレ:メインディッシュ。曲開始直後の改めてメロディーが始まる個所にて、「やばい! 指揮わからーん!!」 その場の全員が同じことを思ったようです。瞬間的に皆の意識がコンミスに集中し、コンミスの動きに合わせて弾きだすことで難を逃れました。指揮者苦笑い。この物の見事なチームワークは、普段の練習の賜物だと思います。3楽章開始時、「ちょっとまって」と、演奏途中にもかかわらず突然コンミスがどこかへ行ってしまいました。何かと思ったら「ミュート忘れた」 ……ミュートを忘れて演奏を止めるなどという場面に初めて遭遇しました。まさに前代未聞。その後も幾多の急所、難所を乗り越え無事完奏。弾き終わるとドッと疲れが。
・モツPコン:弦セレが終わってホッと一息。お気楽に三連譜を刻む。折角の機会なのでピアニストの出番がもう少しあってもよかった。
・歌:プログラムの最後は弦楽アンサンブル代表のしっとりした歌でシメ。
・ラデツキー:最後は管も含めた奏者全員で演奏。
・客数約100名[目測]:交通の便の悪い会場なので果たしてどれだけ客が入るかちょっと心配でしたが、会場内の座席がほどよく埋まるほどの聴衆が集まりました。苫オケ関係者も5名ほど。他に通りすがりに聴いていかれた方もちらほらいたようです。
・終演後の帰り際、会場を出たところで、ある女性から「先日、オペラで弾かれていましたよね?」と声をかけられました。聞くと、先日のトゥーランドットを観にいらしてたとのこと。あちこちで弾いていると意外な所で声をかけられるものです。「僕も弾いてたんですけどね……」一緒に歩いていたブリランテのコンマス君は気づかれず、少々残念顔。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】第38回 新日鐵病院コンサート

2007年10月12日 22時06分27秒 | 演奏記録
第38回 新日鐵病院コンサート
室蘭音楽協会 室蘭ジュニアオーケストラ演奏会
2007.10.10(水)19:00開演, 新日鐵室蘭総合病院 1階ラウンジ, 入場無料
指揮 中山耕一, パート Viola

1.チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より マーチ、あし笛の踊り
2.モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジークより 第1楽章
3.シベリウス 悲しきワルツ
4.日本のうた(会場の皆さんとご一緒に) 七つの子、たき火、ふるさと
5.シューベルト 交響曲第7番「未完成」より第1楽章
アンコール ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス ピチカート・ポルカ

・平日開催のため、いつもながらバタバタする演奏会。特に社会人が5時半リハ開始に間に合わせるのはまず無理。そんな訳でリハには遅れて参加。練習参加の回数が少なかったので、出来るだけ出ようと急いだおかげで何とか2曲目には間に合いました。息もあがっている上に、指をバイオリンからビオラモードに切り替えるだけの暇もなく、弾いているとすかさず、「Aの音(4の指)低い!」と後ろからの指摘。
・リハ後に慌しく病院内のトイレで着替え。衣裳は上着無しの白シャツなのに中に黒いシャツ着てきてしまった。で、鏡を見てみるとヒゲそるの忘れてた。油断しっぱなし。そして、皆おそろいでつける赤いネクタイは、子供用の簡単版[写真]しか残ってない。今回は大人の手伝いが多かったせいでしょう。つけてしまえば見た目に分りませんが……やはりフツウの棒タイの方が。。。いっそのこと、"赤いマイネクタイ" 買おうかという考えが頭を一瞬よぎる。
・そんなこんなで演奏会場の席につくと、やはり狭い。両隣の子供たちにぶつからないよう気をつけないと。特に私の場合。
・クルミ割:F先生による司会と簡単な曲解説により演奏会は進行。「手短に」と言いつつ、結局『くるみ割り人形』の荒筋を全部しゃべってしまい、演奏が始まるまでに結構な時間がかかってしまいました。行進曲、冒頭の金管イイ感じ。葦笛の地味なシンバルも絶妙。いないイングリッシュホルンのソロはKさんの(フレンチ)ホルンで代用。
・アイネク:今年弾くのは一体何度(略  四分音譜の扱いがまちまちなのが気になる。今後の課題。今回は1stVnが3名と少なく、がんばって弾くも音量はさすがにキビシイ。
・悲しきワルツ:演奏前のF先生による曲目解説にて。「この曲の由来について、詳しい解説は時間の都合により割愛します。"ぴかりんの頭の中味" にでも書いておいてください
お客さん → ( ゜д゜)ポカーン
団員たち → ( ゜д゜)ポカーン
ぴかりん → (゜Д゜)ハァァ!?
えええ!? 先生ココ見てたの!? というより、当ブログはそんなに認知度が高くなく、その場で話が通じているのは数名のみだったと思われます。平然と、知らんフリしておけばいいものを、不意をつかれ思わず微妙にリアクションをとってしまいました。曲目解説については、それを書く気力まではありませんのでこのあたりをご参照ください。演奏の方は、そもそも音程の難しい曲を小編成で弾かなければならないので、冷や汗物でした。終わりのシンコペーションは、皆弓の動きがバラバラで、信じられるものは自分のみという状態。一体誰が正解だったのかは永遠の謎。
・歌:会場からの歌声はあまり出ず。いまいち盛り上がりに欠ける。
・ミカン星:直前のリハではちょっと心配だった冒頭のチェロ・バス、本番では人が揃ったせいもありバッチリでした。長いのでリピート無しでしたが、それでもやっぱり長い。休符の合間合間に、後ろで弾くカゼをひいて辛そうなA君の鼻をすする音がはいる。先ほどの予期せぬフリによる動揺やら演奏会後の打楽器運搬のことやら次の演奏会のことなどあれこれ雑念満載のうち、曲が終盤にさしかかったところで痛恨のミス。Vnにつられて2小節早く入ってしまいました。『災害レベル:A(聴衆の半分が気づく・録音に残る)』  日頃の疲れがこの一音に出た格好です。
・ピチカート:何故だか、妙に生き生きとして、スムーズに曲が流れる良い演奏でした。
・客数約100名[目測]:ちょっと少なめ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】千歳フィルハーモニーオーケストラ 第18回公演

2007年10月10日 22時02分16秒 | 演奏記録
千歳フィルハーモニーオーケストラ 第18回公演
2007.10.8(祝月)14:30開演, 千歳市民文化センター大ホール, 入場料 一般前売り1000円
指揮 中村隆夫, パート 2nd Violn

♪ウィンナワルツの代表曲を。
ヨハン・シュトラウス2世 美しく青きドナウ
♪大ぼら吹きの手柄話、ハンガリー民謡から。
コダーイ・ゾルターン ハーリ・ヤーノシュ組曲
♪穏やかな自然の音と幸福感に満ちて。
ヨハネス・ブラームス 交響曲第2番ニ長調 op.73
アンコール ブラームス ハンガリー舞曲第4番

・当日、札幌実家から千歳の会場へ向かう際、支笏湖へ向かう道路から恵庭へ抜けるルートを初めて通ってみました。山道で車も少なく湖もあったり景色の良い道です。いつもの36号線を使うより10分くらい早く着きました。
・青ドナ:「どうして青ドナなのか」 今回の演奏会はウィーンにゆかりのある曲を選んだということですが、青ドナと言えばアンコールとかファミリーコンサート向けというイメージがあって、いまいちその選曲の意図がつかめませんでした。あとから思うと、単に「ハープが入って、なおかつ有名な曲」というのが主な理由でしょうか。それはさておき、今回は2ndVnでの参加のはずが、この曲だけ1stVnを弾きました。伴奏よりもメロディーを厚くすることと、私が2ndの最後尾だったためです。正直言って、延々と続く刻みの伴奏を弾くよりは、メロディーを弾く方が好きなので、これはかなり助かりました。特にウィンナワルツのリズムにこだわるでもなく、独特な歌い方をさせるでもなく、音程と音量バランスを整えた楽譜どおりの曲作り。
・ハーリヤノシュ:「中村先生といえばハーリヤノシュ」、というほどの先生の十八番。しかし、私にとっては聴くことすら初めてで、その舞台はもちろん見たことが無く、どんな場面の音楽かを知るために頼りにできたのは演奏会プログラム中の曲目解説のテキスト情報のみでした。注目は、写真の楽器。本来、西アジアの民族楽器「ツィンバロン」を使うそうですが、日本に数台しかない珍しいものらしく、その代用に使った「楊琴」です。本番では指揮者のド真ん前においての演奏でした。その音は、言葉でいうのは難しいですが、たいていの人は「ああ、この音か」と耳にしたことがあるであろう、いかにも中華風の音が出ます。専門の奏者を呼んだわけではなく、打楽器パートの一人が、一から練習したようです。この他にも打楽器がふんだんに入り、大活躍していました。珍しく、6曲のうち2曲も弦楽器は休みで、管打の演奏をゆっくり鑑賞。
・ブラ2:もう弾くのは何回目か。少なくとも5回は超えていて、自身が弾いた交響曲の中では最頻出の部類に属します。1stVnとVaは弾いた記憶があるけれど、果たして2ndは…… しかし、弾いてみると勝手に左指が動くところをみると弾いた事があるようです。頭では忘れてしまっているけれど、体は覚えているという不思議な感覚。ブラームスが何を意図したのか分かりませんが、どういうわけか1、2、3楽章とも冒頭はしばらく2ndVnは休みです。特に1楽章は50小節ほど休みで、他のパートが美しい旋律を奏でるのを黙って聴いているだけ。その替わりチェロはオイシそう。本番では、そんな冒頭のチェロ・バスからホルンへと続く、ひとくさりのメロディーは、まさに「芸術品」とでも呼びたくなるような素晴らしい出来だったと思います。3楽章のテンポ変化の部分は、どのように棒を振るのか注目していたのですが、実にあっさりと難なく振っているにもかかわらず、それでいて演奏が崩れない。過去、何度も恐い思いをしていたのは何だったのでしょうか。また、中間部(練習記号D-E間)の、CDを聴いていてもおそらくわかりづらい、弦楽器の難所も全く危なげありませんでした。わりと無造作に振り出す指揮なので、ちょっとでも譜めくりにもたつくと命取り。4楽章の入りで犠牲者がちらほら。4楽章練習記号K付近の3連譜メロディーのかけあいに強い思い入れがあるらしく、かなり念入りに練習しました。それにしても、ブラ2、いい曲です。
・ハンガリー4番:弾くのはおろか聴くのも初めて。端正でエレガントな交響曲とはうって変わって、コッテコテの民族調。
・過去、どこで弾いていても、曲のテンポについて「遅い」とか「速い」とか、程度の差はありますが、自分の持っているテンポ感とのズレを感じることが多いです。しかし、今回はそれがほとんど無く、どの曲も「遅くも速くもなくフツウ」、でストレスを感じませんでした。中村先生はさかんに、「自主的な音楽を」ということを強調されていましたが、『指揮者のテンポ』ではなく『オケのテンポ』で曲を作っているということなのでしょうか。いつになくコンマスのアクションも大きかったのも、それに関係あるのかもしれません。
・客数485名[公式発表]:座席数1000名ほどの会場にしては少し寂しい客の入りでした。もっと入ってもおかしくないと思うのですが。なぜ??
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】弦楽オーケストラ:クラシック・ポピュラーの調べ

2007年10月01日 22時05分39秒 | 演奏記録
平成19年度厚別区民センター特別事業 厚別区民センターファミリーコンサート
弦楽オーケストラ:クラシック・ポピュラーの調べ
2007.9.30(日)14:00開演, 札幌厚別区民センター2階 区民ホール, 入場無料(整理券)
演奏 北広島弦楽合奏団, 指揮 島崎洋, パート 1st Violin

第一部 クラシック
・モーツァルト アイネクライネナハトムジーク K525(全4楽章)
・ヤナーチェク 弦楽の為の組曲(全6楽章)
第二部 ポピュラー 編曲:島崎洋
・新井満 千の風になって
・G.ホルスト ジュピター(平原綾香バージョン)
・BEGIN 涙そうそう
・A.ピアソラ リベルタンゴ
・パク・ヨン・ウォン 『冬のソナタ』より マイメモリー
・ビートルズ ビートルズメドレー(ハードデイズナイト~抱きしめたい~イエスタデイ~ガール~ノルウェーの森~オブラディオブラダ~……)
アンコール1 J.S.バッハ G線上のアリア
アンコール2 新井満 千の風になって

・開演前に食事を買ってこようと、会場そばの新札幌駅周辺へ。「たしかロッテリアがあったはず」と行ってみるとない。「あそこにコンビニがあったはず」…やっぱりない。以前このあたりに住んでいたことがあったのですが、何せ昭和の時代の話なのでその頃とはすっかり勝手が違っていました。そもそもこの区民センター自体無かったし。
・事前の話では、入場整理券は早々と配りきってしまったとのことで、出演者ですら手に入らないような状態でした。聴衆の期待の高さが窺えます。そのため開場30分前にはすでにホールの前に行列ができはじめました。このような光景を見ると緊張感が増します。
・開演時には立ち見が出るほどの人のいりでした。まずは厚別区長の挨拶から。厚別区と北広島市は隣接していることと、合奏団の団員には厚別区民が多くいること、そして演奏が上手い(←プレッシャー)とのことで今回のイベント開催に至ったそうです。また、合奏団にとっては初めての札幌での演奏会で、これが札幌デビューだとか。
・アイネク:今年弾くのは何度目でしょうか。。。緊張の第一音。集中しているせいか、他のパートの音も明確に聴こえてきました。そして2楽章。問題の、短調になる中間部で事故発生。我が1stVn、2拍先に出てしまいました。出てしまったものはしょうがないので音譜を少々増量サービス。ど、ど、ど、どうするんだろう!? と足が震えそうになるぐらい動揺してしまいました。あの瞬間は客席から見ていると、どうだったのでしょうか。案外、「なんか変だな…」くらいで済んでいるかも。楽観的すぎる? 残る3,4楽章は、緊張感と前日の演奏会の疲れがゴッチャになった、ある種の恍惚感に浸って弾くうちに終了。
・ヤナーチェク:アイネク全楽章の次に続けてこれは。。。お、重い。独特の響きで美しく、渋くてよい曲だとは思いますが、高音の音程をとるのが大変です。ただでさえ1stVnは7名の少人数で、div.(パート内分割演奏)になるとさらにごまかしがききません。「オレの音程おかしい?」なんて弱気な考えが少しでも浮かんでしまうと、もうお終いです。大事故はありませんでしたが、細かい部分でチラホラと危ない個所が。前半の神経戦から解放されたときには心からホッとしました。拍手と同時に、深い息をついて座席の背もたれに身を投げ出すような状態です。客席からは楽章ごとに拍手がありましたが、6楽章もあるとちょっと大変そう。
・前半のクラシック曲のプログラムとは一転し、後半はポピュラー曲を演奏。前半に比べると気持は全然楽です。指揮の島崎さんの司会により進行。弾いたのはいずれも島崎さんが編曲した楽譜。弦楽合奏の場合は特に、このような編曲者がいてくれると大助かりですね。
・千の風:この曲だけちょっと拍手が大きめで、お客さんの反応がよい感じ。流行っているということですが、まだオリジナルを(きちんと)見聴きしたことがありません。
・ジュピター:いやらしいリズム。どうにか完奏。
・リベルタンゴ:後半の中では一番心拍数の上がった曲。飛び出し注意。いやらしいリズムの合いの手に苦しむ。
・冬ソナ:曲紹介によると『カスケード奏法』という手法をとりいれた編曲だそうです。"カスケード"ときくと直列(⇔パラレル(並列))という意味しか知りませんでしたが、"滝" とか "滝のように落ちる" などという意味もあったのですね。演奏前に各パートを抜き出してデモを行なう。
・ビートルズ:目まぐるしく曲調・調性が変わるうえに、この曲数、さらには前日はビオラをずっと弾いていたのでハ音記号の楽譜がダブり、頭の中はてんやわんや。
・少人数の弦楽合奏のみで、休憩をのぞくと正味1時間半の演奏会、これはしんどい。終わってみると、普段使わない筋肉が鍛えられたような感じです。
・客数約300名[目測]:座席はびっちりで立ち見が出る状態。もし整理券による入場制限が無ければまだまだ人が集まるような雰囲気で、集客に勢いがあります。特に必死に客をかき集めたふうでもなく、他の区民センターでの無料演奏会ではここまでの勢いではないのに、どうしてこんなに集まるのか不思議です。曲の開始時、指揮者が棒を振り下ろし、さあ弾くぞ、というタイミングで、毎回、客席から「ピロピロリ~ン♪」というようなカメラのシャッター音(?)が聴こえて気になりました。これはカンベン。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】札幌市民オーケストラ 第33回定期演奏会

2007年09月30日 22時04分51秒 | 演奏記録
札幌市民オーケストラ 第33回定期演奏会
2007.9.29(土)18:30開演, 札幌コンサートホールKitara大ホール, 入場料一般1000円
指揮 中山耕一, パート Viola

ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」op.9
ワグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死
フランク 交響曲 ニ短調
アンコール フォーレ パヴァーヌ

・リハーサル開始前、少し時間があるのでコーヒーでも飲もうと自販機に硬貨を投入。これがカップ式の自販機で、ボタンを押してから「そういえばブラックにしなければ」と気づきあれこれボタン操作をしてみるが努力もむなしく、砂糖とクリーム入りのコーヒーが出来上がり。
・リハーサルも終盤に差し掛かるころ、「室蘭○○××の車の方、ランプ付いてま~す」とアナウンスが。オレじゃん! あわてて消しに走る。そういえば会場に着いて探し物するときに暗かったので室内ランプつけたんだっけ。ヘッドライトではなかったので大事には至らず。写真は、その暗かったキタラ地下駐車場。一般客は利用できず、入場できる人間はかなり限られる場所です。ホールに戻り、席に戻るための間が開くまで少し客席から演奏を聴きました(ベルリオーズ終結部)。自分が混じっているオケの音を客席から聴くことは滅多に無いのでとても新鮮です。やはり、弾いている場所から聴くのとは違って、イメージよりも全体的に音がモヤモヤしている印象でした。この分だとスタッカート部分なんかは相当、鋭く・短く・揃えて弾かないと楽譜どおりの音を出すのは難しそうです。
・その後、今度は聴きに来ると言っていた母からメールが。
SOS 財布忘れた 金貸して
なにやっとんじゃ。ていうか、財布もないのにどうやって来たの??(→バスカードだけ持っていた) おっちょこちょいなのはさすが親子?
・当日のスケジュール表では『板つき』になっていたので、本番前にまたさらおうと楽譜をステージに残していたら、時間になっても誰もステージに出ず、楽譜は取り残されてしまいました。失敗。
・ベルリオーズ:無難に終了。
・ワグナー:冒頭、ミスると個人特定できてしまうような最弱音でのチェロのフレーズ、怖かったです。弾いている側からすると、前奏曲は、その響きにジーンときてしまいました。しかし聴いている側からすると眠かったかもしれませんが。。。しかし#5個でこのリズムはカンベンしていただきたい[写真]。曲間のチェロバスの譜めくり&ミュート装着音はやっぱり気になりました。
・フランク:楽譜はまだ1ページ目のところで、パシッ! という音とともにG線がゆるんでしまいました。どうも今日はついていない。曲が進行する中、目立たぬようにちょこちょこチューニング。結局2楽章開始前の休みで、やっと復帰できました。2楽章中間部のVnの難所は無事通過。それにしてもこの曲は長いです。3楽章までしかないのが救いで、これが4楽章まであったらと思うとそら恐ろしい。終盤は集中が切れてしまったのか、休符が待ちきれずだらりと音が出てしまうような個所もあり。最終音の残響がきれいでした。
・パヴァーヌ:冒頭のフルートがきれいだった。
・通常、メインに難しい曲を演奏する時は前半は負担の軽い曲を選んだりと、曲の難易度のバランスを考えて選曲することが多いのですが、今回は三曲とも重く、大変でした。自分を含め、「他のパートがよく聴こえない」という声をいくつか耳にしましたが、楽譜を追うのに必死だったせいもあるかもしれません。そんな訳で、今回は演奏の感想も言葉少な。代わりに各曲のビオラ難フレーズの楽譜の写真でごまかします。
・客数700名[目測]:正面2階席まで8割の入り、左右パラパラ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】苫小牧市民管弦楽団 第27回定期演奏会

2007年09月16日 22時13分08秒 | 演奏記録
苫小牧市民管弦楽団 第27回定期演奏会
2007.9.15(土)18:30開演, 苫小牧市民会館大ホール, 入場料一般千円
ピアノ 岡本孝慈, 指揮 鈴木知己*、出雲路英淳, パート 1st Violin

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」*
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調作品58
チャイコフスキー 三大バレエ音楽より
♪バレエ音楽「眠りの森の美女」より
1.ワルツ
♪バレエ音楽「くるみ割り人形」より
2.行進曲
3.トレパーク
4.中国の踊り
5.葦笛(あしぶえ)の踊り
6.花のワルツ
♪バレエ音楽「白鳥の湖」より
7.ニ幕の情景
8.四羽の白鳥
9.ハンガリーの踊り
10.スペインの踊り
11.ナポリの踊り
12.四幕の情景(終曲)
アンコール1 ラフマニノフ ヴォーカリーズ
アンコール2 プッチーニ トゥーランドットより 「誰も寝てはならぬ」(編曲版)

・写真:開場前のステージにて自席の譜面台に愛するコモモ人形をすえてにやけながら写真を撮る某氏。
・しばらく晴れが続いていたのに当日は残念ながら雨。久しぶりにカゼをひき体調も雨。湿度の高いせいかペグのすべりも悪く、コンマスはチューニングに苦戦。会場内が暑かったので、ステージにでる直前まで上着は着ずにいました。
・中央アジア:どうということのないメロディーなのに、そしてどうということのないピチカートの刻みなのにズレる。オケの基礎力が問われる曲。静まりかえる会場内、Vn→Fl→Ob→Clメロディ→Hrnメロディの受け渡しがキレイに響き渡りました。ここさえ決まればあとはもう……言う事なし。中間部のHrn+Trb、ハッとするようなアンサンブルでした。長くて静かな休譜中、必死にくしゃみと鼻水をこらえる。
・Pコン:なんて長いのだろう……と練習時に感じた第1楽章が、本番は短かった。また練習時にはゴチャゴチャしていてわかりづらかった箇所も、スッキリ明瞭に聴こえました。すばらしい集中力。伴奏、多少足が出た部分もありましたが、間違いなく過去一番良い出来。打ち上げは欠席したので指揮者さんの講評を聞けませんでしたが、おそらくこの曲のお陰で夜も眠れない日があったのではないでしょうか。具合が悪くところどころ気が遠くなる。3楽章、特殊な弓使いに苦戦。
・チャイコバレエ:たまには交響曲以外の物を、とのことで。当団体では過去二度目の試み。終わって初めて気がついたが12曲もあったのか。結構なボリュームです。楽譜の多さに練習時には苦労しました。四羽、冒頭Fgドソロ、痛恨のミス。眠りワルツ、曲目解説担当。
・ヴォーカリーズ:楽譜には強弱記号がかなり細かくつけらされていましたが、ほとんど無視。個人的にはもっと忠実に弾きたかったが、アンコールだから仕方がない?
・アンコール二曲目の前に団長より挨拶。現在の中央アジアの国々→カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタンの五カ国なのだそうです。原稿も無しでよく覚えたものだと思ったら、頭の文字を取っていくと「カトウタキ(加藤タキ)」となるそうです。今年はほどほどの長さで挨拶終了。
・最近は楽譜に弓を写す習慣がなくなってしまっていたところ(覚えるor前を見る)、事情により今回は自分の楽譜を使わなければならなくなり、まっさらな楽譜で隣の奏者に迷惑かけてしまいました。反省。
・客数約850名[プログラム残部数より推計]:目測600でしたが。当てにならないものですね。咳の音が多かったような気がします。カゼが流行っているのかな。自身も打ち上げ欠席でさっさと帰宅。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】札幌西区オーケストラ ファミリーコンサート

2007年09月11日 22時28分31秒 | 演奏記録
札幌西区オーケストラ ファミリーコンサート
2007.9.8(土)17:00開演, 札幌西区民センター3階 区民ホール, 入場無料
指揮 市ノ瀬弦, パート 1st Violin

1 R.シュトラウス ウィーンフィルのためのファンファーレ
2 ベートーヴェン 劇音楽「エグモント」序曲
◆◆◆イベントコーナー クラリネット楽器紹介◆◆◆
3 モーツァルト クラリネット協奏曲 K622より第2楽章
◆◆◆イベントコーナー 指揮者に挑戦!参加者大募集◆◆◆
4 ブラームス ハンガリー舞曲第5番
5 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」より第1楽章「田舎に到着したときの愉快な感情」
6 ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第一幕への前奏曲
アンコール ヨハン・シュトラウスI世 ラデツキー行進曲

・舞台設営時、誰か手を貸してくれとのことで会場の係のおじさんに着いて狭い階段と通路を通り、会場を見下ろす調整室に入りました[写真]。この会場は何度も使っていますが、調整室に入ったのは初めてのことです。ふ~~むなるほど、こうなっているのか。興味津々。そして、照明の調整をするため机上の装置の電源を入れてみるが、何故か照明がつかず、しばし悪戦苦闘。会場のおじさんも機材の扱いがよくわかっていない様子。そのうち、これじゃないかと "マスター" の表示がある赤いレバーを動かしてみるとやっと照明がつきました。
・今回の演奏会のテーマは「ドイツ・オーストリアの音楽」。また、これまでは西区民文化祭の一環として開かれていましたが、今回は独立した催しとしての演奏会だそうです。冒頭に区民センター長の挨拶があり、引き続きVaのN氏の司会により演奏会は進行しました。
・ファンファーレ:Hrn+Tp+Trb+Tub+Timによる演奏。人数は10名強でオケのほんの一部ですが、出る音はオケ全員で音を出すのと変わりないんじゃないかという大音量でした。しょっぱなからそんなに吹いて大丈夫なものなのでしょうか。鍛え方が違うのかな。三連譜の動きも大変そう。
・エグモント:当初の練習時には、とにかく一つ振り! の運命3楽章を彷彿とさせる(?)あまりの速さにどうなることかと思いましたが、本番頃には両者歩み寄り、そこそこのテンポに落ち着きました。冒頭指揮者の唸り声と同時の第一音。『一回目は f 一個、二回目は f 二個』などとこざかしい指示はなく、ともかく全力を込めて。終盤の、奏者にもそれと気付かせぬうちにテンポアップさせる指揮の技術はサスガ。弾き終わると、軽いどよめきと共に盛大な拍手。
・クラコン:この曲やるにしては伴奏が大編成(1stVn-7.5pult)だったので、極力小音量で。
・体験指揮者コーナー(ハンガリ5番):司会からの呼びかけと同時にあちこちから勢いよく手が上がり、子供4名が選ばれました。大人の希望者は無し。どの子も指揮がさまになっていてびっくりしました。いつも家で指揮の真似をしているのかな。続いて、指揮者ゲンゲン氏へのインタビュー。「Q.指揮を志したきっかけは?」 「A.どうして指揮者になろうと思ったか……う~~ん……考えたことないですね」 ズコー。子供の頃から気がついたら指揮の真似事をしていたとのことです。他に、その名の由来についてなど。演奏の方は、テンポの緩急のつけ方がかなり独特。
・田園:今回最も難しく、緊張感に満ちた曲。昔、ジュニアオケで腐るほど弾いたのですが。冒頭、その曲からくるプレッシャーに負けショボイ音しか出せませんでした。負けた。全体としては致命的なズレはなく、まずまずだったと思います。
・マイスタージンガ:指揮者に負けじと熱く演奏。端から見るとかなり "危ない人" なんでしょうね。ま、いいさ。中盤の難所、落ちました。リハではうまくいったのに。。。
・ラデツキー:手作りのパート譜で、通常(?)とはちょっと違う初めて弾くバージョンでした。どこで演奏しても強弱がほとんどつかないことが多いのですが、そこを指揮でちゃんと強弱つけてしまうところがまたサスガ。
・今回はゲンゲン氏の西区オケデビューでした。まだお互い様子見の手探り状態。意志の疎通が更に進むであろう次回の演奏会が楽しみです。
・客数約200名[目測]:会場の椅子がほどよく埋まる程度。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【演】函館MB混声合唱団第37回定期演奏会「グローリア・ミサ」

2007年09月04日 22時16分45秒 | 演奏記録
函館MB混声合唱団第37回定期演奏会「グローリア・ミサ」
若き日のプッチーニ 新たなる感動をオーケストラと共に
2007.9.2(日)14:00開演, 函館市民会館 大ホール, 入場料 一般1000円
指揮 半田曉, テノール 大村義美, バリトン 木村映之
共演 函館市民オーケストラ, 函館男声合唱団, Ensemble Morze, パート 2nd Violin

♪6人の作曲家による「アヴェ・マリア」
1.グレゴリオ聖歌
2.ヴィクトリア
3.バッハ=グノー
4.ロッシーニ
5.ヴェルディー
6.ブルックナー
♪プッチーニ「グローリア・ミサ」
1.キリエ 《主よ 憐れみたまえ》
2.グローリア 《栄光の賛歌》
3.クレド 《信仰告白》
4.サンクトゥス 《感謝の賛歌》
5.アニュス・ディ 《神の子羊》
アンコール John RUTTER 『The Lord bless you and keep you』

・合唱団の演奏会の伴奏に函館まで行ってきました。曲はプッチーニのグローリア・ミサとのことで、さっぱり知らない曲です。プッチーニに宗教曲とは似合わないイメージですが、プログラムの曲解説によると音楽院卒業時の若いころに作曲されたそうです。さらに調べてみると『レクイエム』なんてのも作曲していたのですね。初耳。
・当日の集合時間前には(新)五稜郭タワーを見物に行き、出番は半分だけなのでリハ終了後の長い空き時間には、会場の近所のブックオフに出かけたり、車にこもって本を読んだり。緊張感ないなぁ。
・今回もお隣はY師匠。今年に入ってから記憶にある限りでは、函館定演、室蘭ジュニアオケ、札幌西区オケ、夕張に続いて5度目。これだけあちこちの団体で特定個人と隣で弾くことなんて天文学的な確率ではないかと思います。すっかり二人で一セット。チャカチャカ弾いてて二人で同時に♭落としたりなんかして、目を合わせるまでもなく気配でお互いニヤリとしたのが伝わります。演奏中もポジションの取り方やビブラートのつけ方、指や肘の角度なんかを観察しつつお勉強。
・指揮の半田氏による練習は、とにかく奏者に嫌な気持を抱かせないような非常にソフトなものでした。とちったパートを睨むときは、常に笑顔。
・1stVnの高音の音程、Va泣かせのフレーズ、パート間でなかなか合わない6連譜の刻み、思い切りルバートのかかる部分など難所がいくつかありましたが、本番の出来はかなりよかったと思います。個人的には早い部分が一段ほどまるまる抜けてしまった部分がありましたが。合唱の方は、弾きながら聴いていて「人の歌声ってきれいなもんだなぁ~」と思える瞬間が随所にありました。あちこちから寄せ集めた約110名の大人数にもかかわらず、とてもまとまった歌声だったと思います。客席には涙しながら聴き入っていた方もいらしたとのこと。
・客数約1000名(目測):開場前には100メートルほどのかなり長い行列ができていました[写真]。結構たくさん入った。

・プログラムより抜粋 「函館市民オーケストラの団長である村本淳一氏は私の教育大学函館分校時代の同期で一緒に音楽を学んだ仲です。私の結婚式には発起人代表をお願いし、その席には(藝大同期の)半田氏も出席してくれていたのでした。そうそう、バリトンソロの木村映之氏は私と村本氏が入学したときの優しくもとても恐かった3年生でした。まだまだ尽きませんが、このコンサートがいろいろな人達の関係で成り立っているのは明々白々です。いやー、人の繋がりって本当にすごいものですね。 大村 義美」 同感です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする