さらに一週間経ちました。既に何人かキャストが入れ替わっていますね。増本ディミとか守山バブとか、今回微妙だなと思った猫さんのキャストが変更になっていて、今のキャストさんで見たかったなと思ったのは事実。私たち、五所さんとタイミングがよく合います。ワンポイントリリーフ的なキャスティングでも、そのタイミングで見に行ったりします。こればかりは選べないのでどうしようもないですが、それはそれでまた一つの楽しみでもありますね^^
そう言えば四季の浅利さんが会長から退任とのニュースが。けっこう大きく扱われていたところを見ると、何やかんや思うところはあれ、凄い影響を持った人なのだなと感じます。私としては、これからもまたキャッツとかが変わらず見られたらいいなと思っています。
さてさて、せっかく前半まで書いたので今週は後半。さらに記憶が薄れてきました。その時その時をただ楽しむタイプなので、あまり記憶を噛みしめたり反芻したりしない所為もあって強烈な印象を残してくれたことしか覚えてなかったりします。ま、気にせずいきましょう。
■幕間
マンゴが!笹岡マンゴが涼しい顔でJ列前の手摺りに飛び乗って歩いていますよ!もちろん四つ足です。すごいバランス感覚。会場のどよめきはこの時が一番大きかった気がします。あれ、一色さんなんかがやればいいのに。あえてカーバとか言いません、彼はアクロバットが凄いので笹岡マンゴと同等以上のパフォーマンスが可能なはず。一色カーバは舞台にいても大して遊ばないしさ。。。
■幸せの姿
橋元さんのデュトロノミーは大柄でとても優しげ。会場をゆったり見回しながら微笑んでくれるし、猫たちにもとても慕われています。おひげがくるんと巻いている様子がすごく可愛らしいです。ひたすらタンブルブルータスとカッサンドラを見ていました。何て美しいダンスなんだろうかと。松永タンブルが愛おしげにカッサンドラを見ているのが凄く好きなのです。みんなが去っていくとき、タガーは随分長い間オーブン上のボンバルと戯れていたようです。あまり見ていませんでしたが。妹に聞けばわかるかもですが。
■ガス
ここは岡村ジェリーを見ていると飽きない。すごく楽しそうに、誇らしそうにガスを紹介してくれます。歌声すら楽しげ、歌の上手い人は聞いていてすごく気持ちが良いです。正木ガスは特段変わったことをしませんが、前脚で身体を掻く仕草が大抵の人は胸の辺りを掻くけれど彼は太股を掻いていました。この辺は特に決まった振り付けではないのですね。周りの猫たちは大して何かをしてはいませんでした。カーバとランパスは毛繕い、ボンバルは途中で一回身体の向きを変えていました。タンブルとカッサンドラもさほど動かず、ガスの歌になると寝ますね。可愛いのはタイヤにいるランペルとタントでしょうか。長老猫にかまって貰って嬉しそうにしているのが凄く癒されます。
■グロールタイガー
ううむ、正木タイガーはもっと迫力が欲しいところ。岡村グリドルにともすれば負けかねない感じ。ガスとグロールでもっと差があってもいいな、特に不満は無いですけども。クリューは歌がうまかったです。加藤マンカスの脚の引き摺り方が不自然過ぎてどうもこうも他の事象の記憶が薄いです(笑)あれ、明らかに膝も怪我してるか動かないかという状態。でも、普通に力入れて立てます。それから岡村グリドルはすごくコミカルで楽しいです。表情とか演技がはっきり見える位置にいると余計そう思うのですが、とにかく細かいですよね。グロールタイガーの息はめちゃくちゃ臭いようです^^;彼女にふらりと惹かれちゃう永野ミストも可愛いですよ、キス寸前です。そんなミストが捌けてくるのを待っている加藤マンカス、こういう演出に変わったのかな。
そして玉井ギルは、静岡で見た時より随分堂に入った隊長ぶりでした。台詞も棒読みじゃなくなっていたように思いますし、やはり「あちょー」の声の出し方は申し分ないです。あとは、動揺する部下たちを落ち着かせる時の動作がもっとどっしりしてくれたら好みかも。グロールタイガーがグリドルボーンにキスしようとするところは、いつもながらマキャが一番興味津々のように見えます。殺陣のシーンは、蹴りを入れる時の横井コリコが格好いいです。全体的にスピード感は物足りないのですが、これが振り付けの問題なのか人の問題なのかは判然としません。あと、最後はギル隊長は歌わないんでしたっけね。一人だけ黙ったまま剣を構えて立っている、というのもまた威厳があっていいのかもしれません。
■スキンブルシャンクス
塚田スキンブルは爽やかなお目覚め。タントミールに身だしなみをちょこちょこと直して貰って、いざ出発。笑顔がキラキラしていますよ。車掌の帽子は赤いラインが素敵。見た目はスラリとして爽やかですが、声はややバリトン気味で低めの落ち着く響きですね。女の子たちときゃっきゃしている部分でも、アイドルオーラ全開なので特に違和感も無く普通に可愛いと思いました。列車が崩れた時に帽子を放る動作はさりげなく、やっぱり劉さんほどブーメランよろしく力一杯投げる人は他にいないようです。で、崩れた列車を見て嘆きつつも、最後は笑顔で締め。笠松ランパスはスキンブルから敬礼貰う前に敬礼していました。
ヤクザなマンカストラップに立ち向かうのは珍しくタガー。芝タガーは面白がっていそうです。玉井ギルは完全にびびっていて、笠松ランパスは悪のりしている感じかな。ここは、ぱっと飛び出していくお姉さん猫たちの方が俄然勇敢です。ちなみに、マキャヴィティから女の子たちを庇う塚田スキンブルもなかなか凛々しいです。
■マキャヴィティ
長老を連れ去るマキャヴィティが横を通っていくのですが、やはりあの仮面は微妙です。旧キャッツの仮面にやや近くなっているのではないかと。耳だか角だかよくわからないものが生えていますしね(笑)
マキャヴィティナンバーは、荒木ディミと高倉ボンバルの両名の歌唱力があまり高くないので聞き応えという点では物足りないところです。シャウトしてもそこまで声が抜けない。ですが、両名ともダンスがお上手なので見ている分にはとても良いかと思います。高倉さんのボンバルリーナはとにかくきれい。本来、ディミータの方がシャープな剃刀猫なので細身のイメージで、ボンバルリーナは妖艶な色気がありそこそこ女性らしい体つきというイメージですが、今回は見事に逆ですね。ただ、気性が荒そうな荒木ディミと冷静な高倉ボンバルという雰囲気のイメージにはばっちり合いますね。
■マキャヴィティファイト
高倉ボンバルは優しい雰囲気ですし、荒木ディミも増本ディミや坂田ディミに比べれば棘がないので顔を見合わせてにっこりなんて場面はいくつかありました。で、その後ディミが長老に飛びかかり、ファイトが始まるのですが。どんでん返しでマキャヴィティが登場し消えるのが滑稽で面白いのですが、さらにその後マンカスが怒って壁をキック。どうも松島マンカスもやっていたようなのですが、あらゆるところに先輩マンカストラップの影が見えるようです。私らは松島マンカスを知らないのですが、先輩の影響はすごいです。そしてマキャヴィティVSマンカストラップは咆哮合戦。二橋マキャ、身体はさほどごつくないのに叫び声がすごくて迫力あります。全然やられてくれないあたりすごく強そう。マンカストラップを普通に持ち上げて振り回し、身軽に去ってゆきます。なかなかの犯罪王の闘いっぷりにそっちばかり見ていて他の猫たちがどうだったかはよく覚えていません。
■ミストフェリーズ
永野ミストが大奮闘。ダンスが絶好調でした。回転すると客席も大盛り上がり。ばしっと回転を止めた瞬間、わっと巻き起こる拍手に思わず零れる満足げな笑顔。こんだけ反応あるとやっぱり俳優さんも嬉しいんだろうなと思ってしまいました(笑)それはさておき、永野ミストは本当に優雅なダンスです。松島ミストほどエンターテイナーでもなければ、岩崎ミストほど歌が上手いのでもないのですが、踊ることがとても好きなのだなと思わせてくれます。
あと、横井コリコと岡村ジェリーが固まるところはいつ見ても可愛いですよね。ジェリーとコリコが仲良しだと和みます。固まっているのがわかるようにと、大きく動いてくれる横井コリコが健気。周りの猫たちはもっと反応してくれていいのに。高城ランパスや松永カーバは絶対絡みにいってたのに、和製猫は全体的にシャイなのでしょうか。。。缶を吹き飛ばすマジックは、五所バブの反応も勿論可愛いのですが、缶を回収する加藤マンカスが・・・えっと、缶を握りつぶしていませんか?あと、盛り上がったのは長老救出マジック。赤い布を取って長老猫が現れた瞬間「おーっ」という驚きの声が起こりました。こういう反応の中にいるというのが嬉しいです、何だか気分が盛り上がります。御三家のダンスは、個々のダンス力に差がありすぎてバラバラ(笑)それもまた良しと思わせるのはそれぞれの個性の力ですね。このナンバーが終わり、ミストが光を吹き消すまでの会場の熱気が凄かったです。
■メモリー
この場面は敢えて何か言う必要も無いのですが。河村グリザベラの慟哭が、歌よりもその演技から読み取れた気がします。声の深みは圧倒的に早水さんが勝っていると思いますし、佐渡さんや阪本さんなんかも歌はお上手ですからこれは好みの問題ですね。一生懸命強がっているグリザベラではなく、寂しく生きている孤独の哀しみが漂うと言いますか、それ故最後の「お願い~」からの絶唱が真に迫って説得力があるように思えるのです。
■天上への旅
メモリーそのものより、最近はこの場面でじんわり来るものがあります。何でなのかよくわかりません。メモリーの直後の張り詰めた空気が変化していく、その雰囲気に呑まれているような気もしなくはないです。。。
■猫の挨拶
何でだか橋元長老を凝視していました。橋元さんは身体が大きいけれどテノールの歌声でビブラートがすごいイメージです。歌ならガスやグロールを演じられている時の方がキャラクターにもあっていて好きなのですが、客席に語りかける彼の表情もやっぱり好きです。猫たちが誇りを持って歌い上げるこのナンバーは、歌詞の内容の解釈なんかは置いておいて、とにかく圧巻です。自分はこのナンバーがすごく好きなのです。
■カーテンコール
個別のポーズでは、笹岡マンゴがハンドスプリング、笠松ランパスはI字バランス、一色カーバがバク転+宙返りだったかな?とにかく、見事なアクロバットを見せてくれる一色カーバですが、会場のお客さんたちには誰だか認知されてなさそうでした。もっと目立てばいいのに、紳士は控えめなんですね。
二人ずつセンターでポーズを取りながら左右に分かれていく部分は、一度目と二度目でタガーとスキンブルのやっていることが違いました。一回目は投げキッスとかやってたかな。ここは完全にタガーに主導権があると思われます。
握手は加藤マンカスと岡村ジェリー、河村グリザベラ。会場がさほど大きくないのでちゃんと猫さんたちがきてくれました。マンカストラップとミストフェリーズが会場前方のJ列まできてくれるのは驚きです。二階に行ったのはマキャヴィティ、ギルバート、ランパスキャットと女の子はジェミマだけ。
呼び戻しもけっこうありました。取りあえずグリザベラが挨拶するまではみんな帰らない(笑)芝タガーは恒例の尻尾で缶叩きやってましたね。最後まで楽しませてくれる、それがタガーの魅力だと思っています。タガー締めだともっといいのになあ、なんて^^
というわけで強引に最後までいきました。カーバが印象に残らないとか言いつつ案外見ていたようです、というか下手よりだとわりと彼が見えます。上手にいるとまるで目に入ってこないのですが。。。面白かった部分についてはまたイラストレポで。
楽しかった。また行きたい。会場の大きさもちょうど良い感じで、何より客席の盛り上がりが良いです。俳優さんたちも楽しそう。この夏の盛り上がりを祈っています!
そう言えば四季の浅利さんが会長から退任とのニュースが。けっこう大きく扱われていたところを見ると、何やかんや思うところはあれ、凄い影響を持った人なのだなと感じます。私としては、これからもまたキャッツとかが変わらず見られたらいいなと思っています。
さてさて、せっかく前半まで書いたので今週は後半。さらに記憶が薄れてきました。その時その時をただ楽しむタイプなので、あまり記憶を噛みしめたり反芻したりしない所為もあって強烈な印象を残してくれたことしか覚えてなかったりします。ま、気にせずいきましょう。
■幕間
マンゴが!笹岡マンゴが涼しい顔でJ列前の手摺りに飛び乗って歩いていますよ!もちろん四つ足です。すごいバランス感覚。会場のどよめきはこの時が一番大きかった気がします。あれ、一色さんなんかがやればいいのに。あえてカーバとか言いません、彼はアクロバットが凄いので笹岡マンゴと同等以上のパフォーマンスが可能なはず。一色カーバは舞台にいても大して遊ばないしさ。。。
■幸せの姿
橋元さんのデュトロノミーは大柄でとても優しげ。会場をゆったり見回しながら微笑んでくれるし、猫たちにもとても慕われています。おひげがくるんと巻いている様子がすごく可愛らしいです。ひたすらタンブルブルータスとカッサンドラを見ていました。何て美しいダンスなんだろうかと。松永タンブルが愛おしげにカッサンドラを見ているのが凄く好きなのです。みんなが去っていくとき、タガーは随分長い間オーブン上のボンバルと戯れていたようです。あまり見ていませんでしたが。妹に聞けばわかるかもですが。
■ガス
ここは岡村ジェリーを見ていると飽きない。すごく楽しそうに、誇らしそうにガスを紹介してくれます。歌声すら楽しげ、歌の上手い人は聞いていてすごく気持ちが良いです。正木ガスは特段変わったことをしませんが、前脚で身体を掻く仕草が大抵の人は胸の辺りを掻くけれど彼は太股を掻いていました。この辺は特に決まった振り付けではないのですね。周りの猫たちは大して何かをしてはいませんでした。カーバとランパスは毛繕い、ボンバルは途中で一回身体の向きを変えていました。タンブルとカッサンドラもさほど動かず、ガスの歌になると寝ますね。可愛いのはタイヤにいるランペルとタントでしょうか。長老猫にかまって貰って嬉しそうにしているのが凄く癒されます。
■グロールタイガー
ううむ、正木タイガーはもっと迫力が欲しいところ。岡村グリドルにともすれば負けかねない感じ。ガスとグロールでもっと差があってもいいな、特に不満は無いですけども。クリューは歌がうまかったです。加藤マンカスの脚の引き摺り方が不自然過ぎてどうもこうも他の事象の記憶が薄いです(笑)あれ、明らかに膝も怪我してるか動かないかという状態。でも、普通に力入れて立てます。それから岡村グリドルはすごくコミカルで楽しいです。表情とか演技がはっきり見える位置にいると余計そう思うのですが、とにかく細かいですよね。グロールタイガーの息はめちゃくちゃ臭いようです^^;彼女にふらりと惹かれちゃう永野ミストも可愛いですよ、キス寸前です。そんなミストが捌けてくるのを待っている加藤マンカス、こういう演出に変わったのかな。
そして玉井ギルは、静岡で見た時より随分堂に入った隊長ぶりでした。台詞も棒読みじゃなくなっていたように思いますし、やはり「あちょー」の声の出し方は申し分ないです。あとは、動揺する部下たちを落ち着かせる時の動作がもっとどっしりしてくれたら好みかも。グロールタイガーがグリドルボーンにキスしようとするところは、いつもながらマキャが一番興味津々のように見えます。殺陣のシーンは、蹴りを入れる時の横井コリコが格好いいです。全体的にスピード感は物足りないのですが、これが振り付けの問題なのか人の問題なのかは判然としません。あと、最後はギル隊長は歌わないんでしたっけね。一人だけ黙ったまま剣を構えて立っている、というのもまた威厳があっていいのかもしれません。
■スキンブルシャンクス
塚田スキンブルは爽やかなお目覚め。タントミールに身だしなみをちょこちょこと直して貰って、いざ出発。笑顔がキラキラしていますよ。車掌の帽子は赤いラインが素敵。見た目はスラリとして爽やかですが、声はややバリトン気味で低めの落ち着く響きですね。女の子たちときゃっきゃしている部分でも、アイドルオーラ全開なので特に違和感も無く普通に可愛いと思いました。列車が崩れた時に帽子を放る動作はさりげなく、やっぱり劉さんほどブーメランよろしく力一杯投げる人は他にいないようです。で、崩れた列車を見て嘆きつつも、最後は笑顔で締め。笠松ランパスはスキンブルから敬礼貰う前に敬礼していました。
ヤクザなマンカストラップに立ち向かうのは珍しくタガー。芝タガーは面白がっていそうです。玉井ギルは完全にびびっていて、笠松ランパスは悪のりしている感じかな。ここは、ぱっと飛び出していくお姉さん猫たちの方が俄然勇敢です。ちなみに、マキャヴィティから女の子たちを庇う塚田スキンブルもなかなか凛々しいです。
■マキャヴィティ
長老を連れ去るマキャヴィティが横を通っていくのですが、やはりあの仮面は微妙です。旧キャッツの仮面にやや近くなっているのではないかと。耳だか角だかよくわからないものが生えていますしね(笑)
マキャヴィティナンバーは、荒木ディミと高倉ボンバルの両名の歌唱力があまり高くないので聞き応えという点では物足りないところです。シャウトしてもそこまで声が抜けない。ですが、両名ともダンスがお上手なので見ている分にはとても良いかと思います。高倉さんのボンバルリーナはとにかくきれい。本来、ディミータの方がシャープな剃刀猫なので細身のイメージで、ボンバルリーナは妖艶な色気がありそこそこ女性らしい体つきというイメージですが、今回は見事に逆ですね。ただ、気性が荒そうな荒木ディミと冷静な高倉ボンバルという雰囲気のイメージにはばっちり合いますね。
■マキャヴィティファイト
高倉ボンバルは優しい雰囲気ですし、荒木ディミも増本ディミや坂田ディミに比べれば棘がないので顔を見合わせてにっこりなんて場面はいくつかありました。で、その後ディミが長老に飛びかかり、ファイトが始まるのですが。どんでん返しでマキャヴィティが登場し消えるのが滑稽で面白いのですが、さらにその後マンカスが怒って壁をキック。どうも松島マンカスもやっていたようなのですが、あらゆるところに先輩マンカストラップの影が見えるようです。私らは松島マンカスを知らないのですが、先輩の影響はすごいです。そしてマキャヴィティVSマンカストラップは咆哮合戦。二橋マキャ、身体はさほどごつくないのに叫び声がすごくて迫力あります。全然やられてくれないあたりすごく強そう。マンカストラップを普通に持ち上げて振り回し、身軽に去ってゆきます。なかなかの犯罪王の闘いっぷりにそっちばかり見ていて他の猫たちがどうだったかはよく覚えていません。
■ミストフェリーズ
永野ミストが大奮闘。ダンスが絶好調でした。回転すると客席も大盛り上がり。ばしっと回転を止めた瞬間、わっと巻き起こる拍手に思わず零れる満足げな笑顔。こんだけ反応あるとやっぱり俳優さんも嬉しいんだろうなと思ってしまいました(笑)それはさておき、永野ミストは本当に優雅なダンスです。松島ミストほどエンターテイナーでもなければ、岩崎ミストほど歌が上手いのでもないのですが、踊ることがとても好きなのだなと思わせてくれます。
あと、横井コリコと岡村ジェリーが固まるところはいつ見ても可愛いですよね。ジェリーとコリコが仲良しだと和みます。固まっているのがわかるようにと、大きく動いてくれる横井コリコが健気。周りの猫たちはもっと反応してくれていいのに。高城ランパスや松永カーバは絶対絡みにいってたのに、和製猫は全体的にシャイなのでしょうか。。。缶を吹き飛ばすマジックは、五所バブの反応も勿論可愛いのですが、缶を回収する加藤マンカスが・・・えっと、缶を握りつぶしていませんか?あと、盛り上がったのは長老救出マジック。赤い布を取って長老猫が現れた瞬間「おーっ」という驚きの声が起こりました。こういう反応の中にいるというのが嬉しいです、何だか気分が盛り上がります。御三家のダンスは、個々のダンス力に差がありすぎてバラバラ(笑)それもまた良しと思わせるのはそれぞれの個性の力ですね。このナンバーが終わり、ミストが光を吹き消すまでの会場の熱気が凄かったです。
■メモリー
この場面は敢えて何か言う必要も無いのですが。河村グリザベラの慟哭が、歌よりもその演技から読み取れた気がします。声の深みは圧倒的に早水さんが勝っていると思いますし、佐渡さんや阪本さんなんかも歌はお上手ですからこれは好みの問題ですね。一生懸命強がっているグリザベラではなく、寂しく生きている孤独の哀しみが漂うと言いますか、それ故最後の「お願い~」からの絶唱が真に迫って説得力があるように思えるのです。
■天上への旅
メモリーそのものより、最近はこの場面でじんわり来るものがあります。何でなのかよくわかりません。メモリーの直後の張り詰めた空気が変化していく、その雰囲気に呑まれているような気もしなくはないです。。。
■猫の挨拶
何でだか橋元長老を凝視していました。橋元さんは身体が大きいけれどテノールの歌声でビブラートがすごいイメージです。歌ならガスやグロールを演じられている時の方がキャラクターにもあっていて好きなのですが、客席に語りかける彼の表情もやっぱり好きです。猫たちが誇りを持って歌い上げるこのナンバーは、歌詞の内容の解釈なんかは置いておいて、とにかく圧巻です。自分はこのナンバーがすごく好きなのです。
■カーテンコール
個別のポーズでは、笹岡マンゴがハンドスプリング、笠松ランパスはI字バランス、一色カーバがバク転+宙返りだったかな?とにかく、見事なアクロバットを見せてくれる一色カーバですが、会場のお客さんたちには誰だか認知されてなさそうでした。もっと目立てばいいのに、紳士は控えめなんですね。
二人ずつセンターでポーズを取りながら左右に分かれていく部分は、一度目と二度目でタガーとスキンブルのやっていることが違いました。一回目は投げキッスとかやってたかな。ここは完全にタガーに主導権があると思われます。
握手は加藤マンカスと岡村ジェリー、河村グリザベラ。会場がさほど大きくないのでちゃんと猫さんたちがきてくれました。マンカストラップとミストフェリーズが会場前方のJ列まできてくれるのは驚きです。二階に行ったのはマキャヴィティ、ギルバート、ランパスキャットと女の子はジェミマだけ。
呼び戻しもけっこうありました。取りあえずグリザベラが挨拶するまではみんな帰らない(笑)芝タガーは恒例の尻尾で缶叩きやってましたね。最後まで楽しませてくれる、それがタガーの魅力だと思っています。タガー締めだともっといいのになあ、なんて^^
というわけで強引に最後までいきました。カーバが印象に残らないとか言いつつ案外見ていたようです、というか下手よりだとわりと彼が見えます。上手にいるとまるで目に入ってこないのですが。。。面白かった部分についてはまたイラストレポで。
楽しかった。また行きたい。会場の大きさもちょうど良い感じで、何より客席の盛り上がりが良いです。俳優さんたちも楽しそう。この夏の盛り上がりを祈っています!