日記

日々の雑記にございます。

感謝、というか

2018-07-22 23:18:48 | Weblog
 浅利慶太さんが亡くなったというニュースを聞いて、長く劇団四季のミュージカルを楽しんできた私としては一番には感謝を述べておきたいところです。母に連れられて10にもならない頃にみたキャッツのインパクトが無ければ、その後いろんなミュージカルを見ることもなく、こうして今も全国でキャッツと旅行を楽しむことも無かったのではないかと思います。イギリスに行くことも無かっただろうし。そういう意味で、キャッツを日本に持ってきてくれた浅利氏は間接的にでも私らの世界を広げてくれたわけですから、やっぱり感謝です。
 こんなに長い間ミュージカルを見てきても、演劇の何たるかなど何一つわかっていないし、特段わかりたいとも思わないので、色んな理想を以て演劇を広めようとした浅利氏の想いとは大いにずれるところもあるわけですが、まあそんなことはかまわないわけです。彼が政界人と関わっていようと、どんな理想を抱いていようと、その辺りは興味の対象外です。ただ、戦争について語っている時や、その想いをミュージカルとして表現した作品や、地方へミュージカルを持って行ったり、四季にしかできない形で被災地への支援をしたり、そんなところには浅利氏の力と信念を感じました。
 直接会ったわけでも何でもないので人となりはわかりません。アルプに載ってるインタビューだけ見て、共感するところも嫌いなところもあったように思います。今はわりとどうでもよくて、エンターテイメントとして楽しめればいいのですけど。浅利氏が四季を離れてから、四季の間口が広くなったように思います。明らかに代表の御贔屓だろうというキャストも無くなって、何をどのキャストで観ても残念だと感じることも無くなりました。宣伝等を含めた興行的な部分は明らかに取っつきやすくなっていると思いますし。まあでも、浅利氏の時代があっての今なわけですし、外から見える部分だけでも彼の存在は色んな意味で大きかったですね。

 何のかんのと書きましたけども、最後に改めて。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

 もうすぐ大井町キャッツですね。今回の大きな変更も、浅利氏がいたらどうなっていたんだろうと思ってみたりしますが。そもそもロンドンのゴミ捨て場の話なんですが、日本のキャッツらしさは捨てないでほしいです。グレートランパスさん復活まであともう少し!
 そんで、けっこう前にあった映画化の話。あれ、始動しそうなんですかね?割と豪華キャストな感じですが。それはそれで楽しみです。