日記

日々の雑記にございます。

大井町キャッツに行ってきた。

2018-09-11 15:04:10 | Weblog
 大井町キャッツ行って来ましたー。色々とあってキャパオーバーです。見終わって「旧CATSを見てた人が、リニューアル後を見たときってこういう気持ちやったんやろうか」と思った次第。思い返せば楽しかったんですよ、ただ、見終わった後は驚きとか疑問とか違和感とかで一杯だったというか(笑)これに慣れれば楽しいに違いないし、別に変わったことで嫌いになることなんて無いし。

 創作元の意向でのリニューアル、泥棒猫ナンバーの変更や喧嘩猫ナンバーの復活、タップの変更、などの情報から、薄々ロンドンで見た感じに近づくんじゃないかと思っていましたが、その通りでしたね。タガーのキャラクターやグロールタイガーナンバーが変更にならなくて一安心。
 喧嘩猫ナンバーの復活は嬉しいし、とても楽しかったです。おばさん猫ナンバーのタップだって、バラバラでしたけども揃ってくれば見ごたえあるだろうし。色々追加になったところがあったわりに、カットされたところは少なく、上演時間は10分ほどしか延びていないわけですね。で、随所に巻きが入って、今まであった間がほぼカットされていました。テンポが速くなったナンバーもあるし。カーテンコールはばっさり切られてましたね。個人的には、上演時間延びてもいいから間は大切にしてほしかったなあと。そのうち慣れるんでしょうけど。あと、カーバとジェミマの扱いが酷いのはなんとかしてあげてほしい。。。

 俳優さんの話をすると、初見さんが何人かいました。良かったのは真瀬ジェリー。ものすごく綺麗な歌声、一人だけ発声の次元が違うものだから全員で歌うと際立って聞こえました。でも、スリーガールズで歌う時はバランスよく聞こえたし、本当にお上手なんだなと。背も高いほうだし、美人なお姉さまという感じ。それから藤田ガス。よれよれで掠れた声の老いたガスと、朗々と歌い上げたバストファさんと、同じ人だなんて信じられないくらいです。他には田極タンブルはデビューして数日でしたがとても馴染んでいました。バレエの人らしく見事な太もも。すっきりと締まっていて、かつ男らしい体つきというのがいいなと思います。片岡カッサと似たような感じだったのも良かったです。田邊スキンブルは爽やかさんでした、特段印象深いというわけでもないですが、軽やかに動き回る姿が可愛らしいですね。
 既に見たことはありましたが、江畑グリザベラはやっぱりすばらしい歌声ですね。黒柳バブは可愛いし、山中ランペルはいるだけで安心すら感じる。

 ナンバーごとの感想はまた次にするとして、ちょっと思ったことを。
 今回、リニューアルにあたって、本家ロンドン猫の演出などを取り入れたわけですよね。それはそれでいいと思いますし、変わることができるのもキャッツの面白さだと思います。ただ、演出を取り入れるなら、ロンドン猫の良いところも一緒に持ってきてほしかったわけです。
 日本のキャッツは、キャストごとにその猫への解釈にある程度幅があって、それはそれで面白いのでいいところだと思っています。でも、その猫の個性としてぶれてはいけない部分というのがほしいです。この猫ってこういうキャラクターなんだというのがまるで伝わってこなくて、何で彼女がこういうことするの?何で彼がここにいるの?という疑問が次々にわいてきます。誰が仔猫で誰が年上なのか、誰が力を持っているのか、その辺がまるでわかりません。みんな仲良しじゃなくて、仲良しもいれば苦手な猫もいて、強かったり護られたり、幼かったり青臭かったり、恋したり嫉妬したり、そういうのが普通なのではないかなと。
 関係性を分からずに見たロンドン猫では、舞台を見ているうちに猫たちの関係性とかキャラクターがある程度はつかめたのですが。ジェリクルの名にふさわしい輝く個性が欲しいです。。。めっちゃセクシーとか、どうしようもないプレイボーイとか、日本人では表現しにくいとか理解しにくい部分まで無理しろとは言わないから!
 
 猫の個性や関係については、リニューアルして更に混迷を深めた感じがありました。が、想像の斜め上くらいの衣装で登場してくれたグレートランパスキャットとか(マント!)、思ったよりも素敵だった泥棒猫ナンバーとか、楽しかったです。ランパスキャットナンバーの歌詞は昔と変わってなさそう。最後に長老が歌う、ジェリクルキャッツも犬たちも、命あるものはやがて土に還るというところ、ナンバー通して見たら意味がわかるかと思っていたのですが、総括にしたって話が壮大すぎるんじゃないかと。アメコミ映画いっぱい見たせいか、グレートさんの衣装はあっさりと受け入れられたなと(笑)あとは、泥棒猫ナンバーでダブルウィンドミルが見られれば嬉しすぎるかな。日本はアクロバット路線捨ててるから無理かな。

 なんだかんだ言いつつ、次に見るのが楽しみです。どう変わったってCATSが好き^^

大井町キャッツに行く。

2018-09-08 23:44:03 | Weblog
 開幕から一ヶ月近く経ち、ようやく大井町に行けます。まあ、台風とか地震とか、あと例の報道の件もあって、テンション高くというわけにもいきませんけども。でも、楽しみは楽しみなので。
 台風も地震も、被災された地域の皆さまが一番大変なのは重々承知の上で、回り回って離れた地域にいる自分たちにもじわじわと影響が出てくるんだろうなと思う日々です。
 ちなみに、台風は私の実家でも窓ガラスが割れたりする被害があったようです。母は、家を建ててから二十数年間、窓ガラスは強化ガラスと信じていたそうですが普通のガラスだったみたいです。信じていられるって素晴らしい。

 しかし、大森さんがタガーだなんて。初めてタンブルを見た時からもう一回観たいと思っていて、それはS&Dや新作ミュージカルとかでなら叶うわけですが、キャッツでは難しいかなと最近は諦めも少し感じていたのです。そこにこのキャスティング。まあ、明日はいないのですけどね。
 ミストフェリーズで桒原さんがデビューしてて、カーバではなかなか張り切って踊っていたなあと儚い記憶を思い起こしていたりしたわけですが、まさか一色さんが外れていたなんて思いもしませんでしたし。主張の薄い大人しいミストフェリーズではありましたが、素晴らしい身体能力で時折見せてくれるアクロバットも好きだったんですが。。。

 夏休みは大阪でS&Dに行ってきまして、そこでは岩崎さんが安定のミストナンバーを披露してくれました。岩崎さんは歌も安定してるから、顔が怖いことを除けば割と理想のミストフェリーズかも。マキャヴィティナンバーは相原萌ディミ&金リーナでやってくれたのがちょっと嬉しかったですね。
 S&Dで一番惚れたのはフラメンコ。多田さんの綺麗な背中とか、他のダンスナンバーと違う凛々しい表情とか、衣装捌きにカスタネットも、全部が素敵でした。河津さんのバトンも、全然危なげなく凄いことやってますよね。プロフィール見て、世界レベルで凄いんだと知りました。あとは、パーカスやってたときにマリンバが好きだったのでマリンバの演奏も、そんなに簡単じゃないことを笑顔で、しかも門外漢の皆さんがやっていることにただ驚きでした。
 個人なら、二橋さんがわりと印象に残りました。髪型もそうですが、良い声で歌いますよね。ダンサーさん枠だと思うのですけども。

 とりあえず行って楽しんできます。リニューアルナンバーが楽しみだ!実は何の情報も拾ってないので、良いも悪いも評判は聞いていませんし、新鮮な気分で見られたらいいな。