肩ごしの恋人

どんな女性の中にも　萌とるり子が潜んでいる・・・

等身大の女性を描く恋愛小説・・・
『肩ごしの恋人』 （直木賞受賞作）　著者 ： 唯川 恵

萌 と るり子（２７歳）。５歳の時からの親友同士（腐れ縁？）。
女であることを最大の武器に、結婚、離婚を繰り返す るり子・・・と、
恋愛にも仕事にも のめりこめないクールな？萌・・・。

性格も、考え方も、恋愛観も、まったく対照的な二人が、それぞれに模索する
“幸せ” のかたち、新しい家族のかたちとは・・・。（ついでに、女っぷりとは？）

一見、反感を持たれそうなタイプのるり子だが、嫌いじゃないな～、真っ正直だし。
萌は、“女が惚れる女”！って感じ。（唯川さんが描くからか？）
相容れない二人のようで、実は 信頼し合い 認め合ってる。（まさに親友だね）

唯川さんの小説を読むと いつもそうなのだが、女の “ホンネ” の描写にハマる。
まったくもって “その通り～！” って、どんだけ共感し 頷き頷き読んだか。。
リアルで露骨な表現もバンバン出てくるんだけど ('〇';)ゲッ！とか思わないし～。

久しぶり？に、読後 “爽快感” を味わった～。
ＴＢＳ系で 連続ＴＶ ドラマ化 ～。ん？小説では登場しないキャストも登場～。