歌う のこぎり♪

これ、ノコギリ！・・・確かにノコギリ！だけど、楽器なのだ。

歌い、笑わせ、そして泣かせる。そんな不思議な楽器と、その奏者・・・
サキタハヂメ の物語～。

１９歳の頃・・・日本ならではの、オリジナリティーのある笑いと哀愁が好きで、
大学に通いながら、チンドン屋で修行をしていた。
そんな時、熱海で 都家歌六氏 の弾く “のこぎり” の演奏に出会い、あまりにも
感動的で涙が出た。早速、金物屋で色んなのこぎりを買って練習を開始する。

のこぎり奏法にメソッドはない。教材も先生も、音大のこぎり科も存在しない。
楽器（のこぎり）選びから奏法、選曲まで、試行錯誤して自力で技術を磨き、
１９９７年と２００４年、アメリカのミュージカルソウ・フェステバルで優勝。

「見た目は笑えるのこぎり。ビブラートのかけ方なんて貧乏揺すりやし。
　これほど姿と音にギャップのある楽器も珍しいでしょ。そのユルさがいい。
　笑って音でグッときて、ひと言でいえば “泣き笑いなヤツ”・・・」

“お～ま～え～は～、ア～ホ～か～”・・・
関西で、お笑いの道具として使われていたのは知ってたけど・・・(・Θ・;)

口笛のような、声のような美しい音色♪・・・是非一度聴いてみて下さい。
『ＭＵＳＩＣＡＬ ＳＡＷ ＳＯＮＧＳ “Ｓ”』～♪
「光のさす方へ」、「Ｆｌｏｗｅｒ Ｗｉｎｄ」 など 涙出そうになった。(ノ_・、)