イッツ・オンリー・トーク

“それとな～く幸せ” ひと夏の出会いと別れを描く・・・

『イッツ・オンリー・トーク』 著者 ： 絲山 秋子

橘 優子 ３５歳、独身。蒲田で一人暮らし。
親友の突然の死をきっかけに躁鬱病へと落ち込んでしまう。両親とは疎遠になり、
生き甲斐だった仕事からも干された女性。

都議を目指すＥＤの同級生、ネットで知り合った鬱病のヤクザ、痴漢、居候のイトコ
そんな奇妙な男たちとの 風変わりな関係によって、優子の心が 少しずつほぐれて
いくという・・・新しい？リアルな？女性像が描かれている。のだが・・・

タイトルから、装丁から、“ひと夏の出会いと別れ・・・” から イメージしてたものとは
かなりギャップがあった。
主人公 優子のクールさに圧倒されたというか、不思議な感覚だったというか・・・。
“痴漢” が、人としては魅力的なのだ。でも痴漢だよぉ。痴漢に安らぎを覚える？
“イッツ・オンリー・トーク” 全てはムダ話だ！という〆・・・`s(・'・;) ？

この本が原作の映画 「やわらかい生活」 もうすぐ公開されるようです。