私の頭の中の消しゴム

昨日買った本・・・ちょっと読み出したら、止まらなくなって、
そのまま一気に読み切ってしまった。ボロボロ泣きながら・・・

『私の頭の中の消しゴム』　著者 ： 木村　元子

２８歳ＯＬの薫・・・建築家を目指す浩介と恋に落ち、結ばれ、幸せの絶頂にいた。
しかし、そんな時間は長くは続かなかった。
医師から告げられた病名は “家族性アルツハイマー” 精神的余命は５年・・・

明日の記憶 を読んでから、“アルツハイマー” のことは、ある程度理解してる。
かけがえのない、すべての記憶がなくなっていく。大切な想い出も、大好きなあな
たの名前も、その顔も、すべて失ってしまう。そして・・・

愛する人は目の前にいるのに、手を伸ばせばそこにいるのに、まるで見知らぬ人の
ように、自分が忘れ去られていく絶望。
愛を忘れたくないと願いながらも、自分の中の記憶が真っ白に消されていく恐怖。
別れでもなく、死でもなく、忘却によって愛が終わっていく・・・。

浩介を愛していることを忘れ去ってしまう前に、浩介と過ごした日々を全て忘れ去る
前に、薫は自分の意志で姿を消した。浩介と知り合った日からの日記を残して・・・
一ヶ月後・・・
僕の目の前に君はいる。僕のことを知らない君が。こんなに近くに。
“いつまでも、僕は君を愛し続ける。そう、薫。君が僕を忘れても・・・。”

また観なくちゃだよ～！映画 も～！【主演 】 チョン・ウソン　ソン・イェジン