PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

再び!札幌刑務所・・・

2005-05-29 | book
たかが4泊5日、されど4泊5日・・・刑務所体験記 (pia ではありませんよ~!)
『札幌刑務所4泊5日』・・・面白可笑しく読ませてもらった。(一時中断後、読了)

著者(東 直己)が感じたことで、pia も “ほ~ぉ!?”と 思った部分…
ちょっと書いてみようかなぁ~と・・・(また長くなったらm(。・ε・。)mスンマソ-ン)

刑務所に監禁される前、控え室で出された冷た~い麦茶に、札幌地方検察局の
誠意と真心を感じた。(喜んで刑務所に入ろうと思った)

「囚人服考」…では、“人前には出られない” と赤面してしまうような、普通一般の
人間の自尊心をへこませるに充分役立つ服装だ。(なるほどねぇ。懲罰、というか
罪の償い、ということは、単に監禁されるとか労働させられるとかいうことを越えて、
色んな要素を駆使して執行されるわけなのね)と感心した。

唯一受刑者が個人で所有することのできる(呼称番号の書かれた) “私物袋”…
その中には、家族からの手紙とか、写真とか、子供が描いてくれた絵、なんてもの
もある。(『ボクのおとうさん』 なんてタイトルでさ)。この〈私物〉という言葉が、刑務
所の中でなんだかとても大切な言葉に思えてしかたがなかった。

一日の始まりに流れてくる曲が、「マイ・フェア・レディ」 の 『 踊り明かそう』 ん?
“なぜこれが、刑務所の起床の音楽なんだ?” (「大脱走」のテーマ・「ピクニック」
「おもちゃのチャチャチャ」 じゃマズいよな、やっぱ) この曲の背後に、実は熟慮に
熟慮を重ねた、深~い戦略、法務省矯正局の確固たる意志があるんじゃないか?

〈臭いメシ〉は臭くないし、粗食だが細かな気配りがあって、やはり人間の仕事だと
感じた。量もたっぷりあって、不満を感じることはない食生活だった。

技量の成果を心の支えにして、仕事ということの大切さを心に刻み込もうと、一心
不乱に、仕事(メガネ屋の紙袋折り)に専念。手仕事の喜びを味わうことができた。

一番心配だった禁酒・禁煙問題 は 、“俺だけではない!刑務所に入ってる人は
みんな何とかなってるから大丈夫だ!” という考え方でクリア!できた。

これは・・・刑務所経験のメリット!?
罰金七千円を節約し、食事をタダで食べさせてもらい、健康診断もタダで、レントゲ
ン写真まで撮ってもらって、その上タダでこの本の取材ができた上に、給料まで貰
ってしまった。そして・・・少しだけ健康な体になって戻ってきた・・・。

刑務所生活を、一緒に実体験したような気分ッス!楽しかったぁ~!ん?